天使の卵  村山由佳



そのひとの横顔は余りにも清冽で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の僕は8歳年上の精神科医に一目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫にうしろめたい気持はあったが、僕の心は止められない。


村山由佳のデビュー作。ひきあいに出しては悪いんだけど、せかちゅーよりも深い感じがします。ふたりの関係にとても感情移入しやすいです。村山由佳の本はかなり読みやすいので、本をあまり読まない人にもオススメです!



きみのためにできること  村山由佳



新米の音声技師、高瀬俊太郎には、夢がある。憧れの人、木島隆文の音を越える凄い音を創りたいという強い思いだ。そんな彼を支えてくれるのは幼なじみのピノコ。仕事が忙しく逢瀬はままならないが、メイルがふたりを結んでいる。そんな折、テレビの仕事で遭遇した女優・鏡耀子の妖しい輝きに俊太郎は引かれていく。だが、耀子は不倫の恋に傷つき、心を失いかけていたのだ。二人の間で揺れながら、彼は少しだけ大人になっていく…。


主人公の幼馴染のピノコは、最初メールでしか姿を現さない。遠距離恋愛でなかなか会えないときに、そのメールだけがふたりをつないでいる。ふたりの女性が主人公は気になり出して、ちょっとドロドロに・・。やっぱ男ってこうなのか・・と思いながらも、純粋な主人公に心ひかれるかも。でももっとさわやかーな感じの方がすきだなー。



野生の風  村山由佳



色に魅せられた染織家・多岐川飛鳥、野生動物のいのちを撮るカメラマン・藤代一馬。ふたりが出会ったのは、ベルリンの壁崩壊の夜。運命的な恋の予感はそのまま、アフリカでの再会へと結びつく。サバンナの大地で燃え上がる愛、官能の炎。しかし、思いがけない事実が発覚して―。運命の出会いから慟哭のラストまで胸を揺さぶる恋愛小説。


この本はかなりお気に入り。最初からドラマティックに展開していくから、どんどん引き込まれます。そして衝撃のラスト。切なさと理不尽さでいっぱいになって、どうしようもなく悔しい〜!読んでみてっ。



もう一度デジャ・ヴ  村山由佳



テレビに映し出された風景に僕は覚えがある。行ったことはないのに、確かにこの情景を僕は知っている―。高校2年生の矢崎武志に起こったのは既視体験デジャ・ヴ。彼は意識を失う度に、はるか昔、生まれる前の世界を体験する。その世界で彼は戦国の忍びの一族だった。前世で何があったのか、なぜ過去を追体験するのか。運命の人に再び出会うため、時空を超えて駆ける永遠の恋のリフレイン。


この本は村山由佳の中でも異色の作品。時代もの!ちょっと鈴木光司の「楽園」とかぶるんだけど、やっぱりこっちはろまんてぃっくにおさまってます♪読んだあともしばらくは、世界に入り込んでる感じがして、後味は悪くないです!こういう前世とか運命とか、嫌いじゃない人は気軽に読めそう*



翼  村山由佳



オマエハヒトヲフコウニスル。その呪われた言葉から逃れられない…。身近な人々が次々と不幸に遭ってしまう真冬。NYと広大なアリゾナを舞台に繰り広げられる、自由と哀しみの物語。


長編作。最初は色々な不幸なことが起こりすぎて、あらすじを知らなかったからビックリした。外国の物語だけど、主人公が日本人だからそんなに気にならないし、やっぱり読みやすい。村山由佳の文ってすっと頭とかこころに入ってくるから感情移入もしやすいし、リアルに感じられる?のかなー。



青のフェルマータ  村山由佳



両親の不和、離婚から言葉を失った里緒は、治療に効果的だというイルカとのふれあいを求めて、オーストラリアの島にやってきた。研究所のイルカの世話を手伝って暮らす彼女に島に住む老チェリストJBが贈る「フェルマータ・イン・ブルー」の曲。美しいその旋律が夜明けの海に響いたとき、海のかなたから野生のイルカが現れて―。心に傷を持つ人々が織りなすイノセントでピュアな愛の物語。


人は誰でもこころに傷をもって生きていて、人を傷つけるのも人を癒すのも人。そんな教訓が秘められていた気がした!声が出ないりおのそばにいる人々の優しさが伝わってきて、感動したー。





星々の舟  村山由佳



禁断の恋に悩む兄妹、他人の男ばかり好きになる末っ子、居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷跡を抱いて。愛とは、家族とは何か。こころふるえる感動の物語。


↑このデータベース?はいけないと思う。なんか浅はかに感じません?内容を読んでみるともっと深い。恋愛だけじゃなくて歴史も出てきて、村山由佳の力量が発揮されている本です。



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