採集紀行・青空の下で 




日陰にはまだ雪の残る山に入る。
森では、野鳥が鳴き始めたばかりといった感じで、ミソサザイやカラ類がちょっとだけさえずるだけだが、
それでも、このさえずりを耳にする事で、季節が巡ったのだと強く実感する。
晴れてはいても時折強い風が吹いて、どことなく不安を覚えるのは、森が寒々しい景色だからであろう。

山を歩いていた時に、面白い模様が目に入る。
獣道だ。
動物が歩くと下草や灌木が倒されて遮るものが無い為に、雪が積もり易くなるから、
周りに比べて、雪が最後まで残るようだ。
こうやって視覚化されると面白い。
雪が消える寸前の時期ならではの風景だろう。


ホームに戻る