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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第301号 2014.2.3.

  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】第13回乙女高原フォーラム その1
NEW! 2.【活動案内】モニタリング1000ヤマアカガエル産卵調査
NEW! 3.【活動案内】3月16日(日)2013年度総会・座談会
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0.【ニュースニュース】
●1.第13回乙女高原フォーラムが,楽しく,盛況のうちに終了しました→1。ぼくは,「もっともっと続けたいなー」と思いながら会の進行をしていました。今回は前半+加古さんのお話の報告ですが,次号で足立さんのお話+後半の報告をします。
 スタッフとして参加してくださった皆さん,ありがとうございました。画像については『乙女高原ファンクラブ活動ブログ』をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20140126

●2.『乙女高原大百科』,好評発売中です。1冊2,000円(実費)。手渡しできない場合は送料が必要で,1冊なら350円。ですから,1冊なら送料込みで2,350円ということになります。郵便振込でご送金ください(別途手数料がかかります)。複数冊欲しい方,送料については要相談です(先日,2冊でも送料350円で送れることがわかりました)
http://fruits.jp/~otomefc/daihyakka.html
 郵便振替口座等は以下の通りです。
・口座番号 00220-8-71093
・加入者名 乙女高原ファンクラブ

●3.乙女高原ファンクラブが,環境省・日本自然保護協会協働のモニタリング1000に立候補し,登録されたことはすでに報告しました(286号)。乙女高原での調査項目は(ヤマ)アカガエル類の産卵です。すでに低標高地でのヤマアカガエルの産卵は始まっているようですが,乙女高原での産卵は例年4月上旬です。いよいよ乙女高原での調査を始めます→2
 乙女高原でのヤマアカガガルの画像が見たい方は以下を。
http://blog.goo.ne.jp/otomefc/e/373378878f464f8f50539320718aa132

●4.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は2月26日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。ぜひ,おいでください。

●5.3月16日(日)午後2時からはファンクラブの総会を行います。会場は同じく牧丘総合会館です。総会後の座談会では,話題提供者を内藤邦雄さんにお願いすることにしました。内藤さんはファンクラブはもちろん,ほかにも様々な環境活動をされています。ヴァンフォーレの試合会場での環境活動もです。ご期待ください。

●6.「南アルプス講座」の一環として,『甘利山の自然と保護活動を知ろう』という講座が3月8日(土)に行われます。13:30〜15:30。場所は韮崎市民交流センター「ニコリ」。参加費無料です。主催・申し込み先は南アルプス市みどり自然課ユネスコエコパーク推進担当(055−282−7259)まで
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1.【活動報告】●第13回乙女高原フォーラム● 1月26日()

 その1 麻布大学の加古さんによる『乙女高原の花と虫のリンク』

 天気予報では雨でしたが,降っていたのは未明まで。ほっとしました。
 会場の市民会館に着いてびっくり。お向かいで市長選挙の出陣式が行われている関係で,車があふれ,駐車スペースがなかなか見つかりませんでした。市民会館の事務室で聞いたところ,「午前中で終わりますから」とのことだったので,一安心。
 いつものように11時から準備をスタート。今年も市・県・ファンクラブのたくさんのスタッフが集まってくださいました。本当にありがたいと思います。

 13時,フォーラム開始。共催の活動をするたびに思うのですが,市の飯島課長さんの司会ぶりはとてもダンディーでジェントル。聞いていて,とても心地いいです。
 宮原代表世話人のあいさつ後,三枝代表世話人による乙女高原ファンクラブの活動報告。とてもていねいで,しかも,マジメさがにじみ出るような発表でした。

 そして,いよいよ麻布大学の学生,加古さんが乙女高原での調査・研究の成果を発表してくれました。題して『乙女高原の花と虫のリンク』。お話の中身を箇条書きにまとめてみました(文責 植原)

・わたしは乙女高原に2年間通って,卒業論文を書かせてもらいました。
・わたしが乙女高原に興味を持ったのは,ここが人の手が加わって成り立つ環境だいうところです。・日では放っておけば森になることも,最初は知りませんでした。また,人間は自然を壊したり汚したりす るから,自然にとって迷惑な存在だと思っていました。
・でも,乙女高原のような草原を知ったり,里山や雑木林を歩いたりするうちに,人の手が加わることは必ずしも悪いことではないと思うようになりました。人,動物,植物などみんな関わっているからその環境ができるんだとわかって、少しうれしくなったし、どんなふうにつながっているんだろうと考え始めました。

・そこで,乙女高原での生き物と生き物のつながりを調べることにしました。つながりの中でも虫が来る花(虫媒花=花)と花に来る虫(訪花昆虫=虫)のつながりを調べることにし,そのつながりを「リンク」と呼ぶことにしました。花は虫が来ないと花粉を運んでもらえないし,虫にとっても花粉や蜜は重要な食料です。

・では,林を切って草原にすると,花の咲き方やリンクはどう変わるのでしょう。林と草原でリンクを比べてみることにしました。まず,一定の面積の中に花がいくつ咲いているかを調べました(2×5メートルの区画を林と草原で10個ずつ)。花の数は株ではなく,咲いている花の数を数えました。次に,草原500m,林600mのルートを歩きながら,花に虫が来ていたら,その名前を記録しました。

・花の種類数を比べると,どの季節も林より草原のほうがずっと多いことがわかりました。花の数も春だけは林の方が多いけれど,あとは草原のほうが圧倒的に多かったです。
・虫については,有為な差が観られたのは初夏から秋で,特に秋は100mあたり林で3匹,草原は11匹と4倍の差がありました。

・リンクも草原のほうが多く,林より草原でより多様なつながりがあることがわかりました。
・リンクの中でも草原でしか・林でしか観られなかったものを『固有リンク』と呼び,全リンクの中で固有リンクが占める割合を調べてみると,林で58%,草原で78%と,やはり草原のほうが大きかったです。なぜ,草原のほうが固有リンク率が高かったかというと,林と比べ,草原のほうが花の種類が多かったことに加え,チョウが多かったからです。

・このように草原の優位性がよくわかりましたが,かといって,林には林に特徴的なリンクが存在しています。林では春から初夏にかけて木の花が短期間に咲きますが,たとえばムシカリの花は1本の木に3万個もの花が咲いているなど,虫たちにとって期間限定の人気スポットになっています。また,サンリンソウは「林の中」に加えて「小川のまわり」という環境も必要で,とても局所的でした。

・シカの影響も調べてみました。シカ柵の中と外で花の数を数えてみたら,100倍もの開きがありました。シカは植物の成長を妨げる(昨年の橋さんの研究から)だけでなく,花の数も減らしていることがわかりました。

・2年間,調査だけでなく,自然観察会や刈り取り実験など,貴重な経験をたくさんさせていただきました。本当にありがとうございました。
    (つづく・・・次回はフォーラム後半の報告です)
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2.【活動案内】●モニタリング1000●ヤマアカガエル産卵調査●

月日 3月21日(金祝) 4月5日() 19日() (26日())
集合 道の駅まきおか駐車場9:30集合
内容 乙女高原の湿地でヤマアカガエルの産卵状況を調査します。

※会員限定です。参加希望者は返信をください。

■モニタリングサイト1000とは・・・
里地里やまの自然の変化を,市民による調査によって全国規模で調べていこうという環境省/(公財)日本自然保護協会によるプロジェクトです。調査項目は9つありますが,乙女高原では、このうち『カエル調査』に取り組みます。乙女高原は2013年にサイト登録したので,今回が初めての調査になります。

■乙女高原でのヤマアカガエルの産卵
乙女高原では3月下旬〜4月上旬、まだ雪が残っている時期にいったん冬眠から覚め,湿地に雄雌が多数集まって産卵し(かえる合戦)、産卵が済むとまた冬眠を続けるという、珍しい生態を持つカエルです。

※乙女高原での産卵確認日
  3月20日(2010)4月10日(2011),4月8日(2012),4月7日(2013)

【服 装】
・天気がいいと暑く、悪いと寒いので、重ね着し、着たり脱いだりして体温調節してください。汗をかくと後から冷えて大変です。ぼくはヒートテック等のあったか下着+シャツ+フリース+シェルパーカ(ジャンバー)。1月でも天気が良く風がないと【下着+シャツ+フリース】の3枚でちょうどいいです。
・耳が冷たいので毛糸の帽子等。手袋。
・雪でまぶしいからサングラス(またはスキー用のゴーグル)とリップクリームはあると便利。
・靴底がすべるので、スパイク付き長靴が安全です。スノーシューなら万全。
・滑りやすいのでストック(スキー用で十分)があると安全です。

【持ち物】
・弁当・飲み物(温かいものがいいかな)。手袋(靴下)の予備。

※雪の状態によってどうなるか分かりませんが、往復4キロ(焼山峠〜乙女高原)雪の中(といっても道路のわだちです)を歩くつもりでいてください。

※天候等によって急きょ中止したり延期したりすることがあります。電話等でご確認ください。
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3.【活動案内】 ●2013年度総会ならびに座談会●

日 時 2014年3月16日(日)午後2時〜
場 所 山梨市牧丘総合会館 3階 大ホール

※総会終了後,座談会を行います※
座談会の話題提供者 内藤邦雄さん (乙女高原ファンクラブ世話人/乙女高原案内人)
テーマ 未定
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