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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第334号
 2015.11.3.
 発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼ もくじ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】11月3日の乙女高原
   2.【活動案内】草刈りボランティア(11/23)
NEW! 3.【参加募集】乙女高原観察交流会
   4.【活動案内】乙女高原フォーラム(2016/1/31)
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0.【ニュースニュース】

●1.第16回目となる「乙女高原草刈りボランティア」の「下見と下準備の会」は11月15日(日)です。雨天でも決行します。キッズボランティアのためにブナ祖父さんの斜面にロープを張って、子どもたちの安全を確保したり、ロッジ内やトイレの掃除をしたりします。ご都合のつく方はぜひご参加ください。10時にグリーンロッジに集合。午前中の作業となります→2

●2.乙女高原草刈りボランティアのスタッフに続々と立候補者が出てきています。とてもありがたいことです。でも、まだまだ多くの方に立候補していただきたいと思います。それに、このメールマガジンよりSNSのほうが人数が多い気がします。ガンバレ、メールマガジン!!→2

●3.前回のメールマガジンで山本さんからご提案のあった「乙女高原観察交流会」ですが、その記念すべき第1回を12月5日(土)に行うことになりました。皆さん、ぜひご都合をつけてご参加くださいね→3

●4.10月23日に案内人・山本さんの案内で、牧丘第二小学校5年生6名が乙女高原で自然体験学習をすることができました。10月29日に山梨市の主催で行われた「焼山峠周辺 秋の観光地美化清掃」には世話人兼案内人の内藤さんが参加してくださいました。このようにいろいろな方が、いろいろな場面で乙女高原を守る活動をしてくださっています。ありがたいことだと思います。

●5.乙女高原ファンクラブでは3種類のフィールドガイドを作りましたが,そのうち「マルハナバチ・ウォッチング」がそろそろ底をつきそうだったので、このたびマイナーチェンジをし、増刷しました。マルハナバチの図鑑ページで使われている写真を一新し、マルハナバチができるだけ大きく写っているものにしました。今回も監修を国武さんにお願いしました。手にとってみたい方は事務局植原までご連絡ください。

●6.草刈りの日は、塩山駅から焼山峠までバスが運行されます。ただし、予約が必要ですし、焼山から乙女高原までは20~30分くらい歩きます。
(往) 塩山7:30→焼山峠8:20 または 塩山8:30→焼山峠9:20
(復) 焼山峠15:20→塩山16:15 または 焼山峠16:35→塩山17:30
くわしくは以下のサイトを
http://eiwa-kotsu.com/timetable/ohdarumi-line.php

●7.今年もまた甲州市塩山出身のミュージシャン沢登秀信さんのコンサートが行われます。11月14日(土)17時開場、17時30分開演です。開場は塩山駅近くの「およっちょいぷらざ七里」。沢登さんの息づかいまで聞こえてくるような、アットホームな感じの会場です。たぶん今年も「草原の乙女」を歌ってくれるんじゃないかと期待しているのですが・・・。今回はヴァイオリンの竹内章人さんがゲスト参加なさるそうです。予約は2,000円、当日は2,500円。電話042-585-6955まで。

●8.次回世話人会は10月21日(水)午後7時半から牧丘総合会館です。ファンクラブの会員であれば,どなたでも参加できます。ぜひどうぞ。
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1.【観察報告】●11月3日の乙女高原●

 まさに小春日和の一日でした。11月の日差しはさすがにかなり斜めから来るのでまぶしいのですが、弱々しいことはなく、ベンチに腰掛けていても寒くならないくらいでした。抜けるような青空で、遠くの山まできれいに見えます。
 今日は、たまたま里帰りしている息子に手伝ってもらい、ロープに付けた植物のカードや看板を全て外しながら歩きました。途中、洋ナシのような匂いのするヤマナシの実を拾ったり、ブナじいさんまで足を延ばして、ブナの実を拾ったり、ぼくらが「タコヤキノコ(たこ焼き+きのこ)」と命名したクチベニタケをそっとつまんで胞子の煙が出るのを楽しんだりしましたが、もう咲いている花はなく、一面、枯れ野原でした。枯れ野原は枯れ野原できれいなんですけどね。

 いよいよ乙女高原全体を囲うシカ柵設置の工事が始まっていました。草原を囲むようにずらりとポールが並んでいました。ポールの色は焦げ茶。あまり目立たず、景色に溶け込んでいるのがいいと思いました。これを見ると、ロッジの屋根が真っ赤になってしまったのが悔やまれます。遊歩道をぐるりと歩きましたが、ポールは全部打ち込まれているようでした。ポールを打ち込んだら、次に網を張っていくのでしょう。
 ポール(杭)というと,大きな社会問題になっていますが、乙女高原のポールは大丈夫です。今日も休日だというのに業者の方が3人いらして、作業を行っていましたが,1本1本のポールが垂直かどうかを水準器を使ってちゃんと確かめていましたし、ポール周辺の草刈りをしていても、近くの歩道を歩く人がいれば、ちゃんと作業を中断していました。これだったら信頼できると思いました。
 当初、「森の広場(ロッジ前から遊歩道に入り,森のコースを少し登ったところ)」はシカ柵の向こう側になってしまう予定でしたが,世話人会でシカ柵のこちら側(遊歩道側)にしてもらいたいという希望を出したところ、ちゃんと希望を聞き入れてくれたコースになっていました。そこだけシカ柵のルートがグニャッと折れ曲がっていますが,そんな経緯があったということです。

 さて、じつは10月4日と18日にも、ぼくは乙女高原に来ていました。皆さんにお知らせしたくてしたくてたまらなかったのですが,忙しくてレポートできませんでした。今年はすごいです(今となっては、「すごかったです!」)。何がすごいかというと,木々の実が豊作です。半端なく豊作です。さすがにトチノキはほかの木の実に比べて落ちるのが早いので、豊作がどうかわからなかったですが、ミズナラにしてもブナにしても近年まれに見る「なり年」です。ロッジ庭の「ぼっとんトイレ」の脇に見事なミズナラの木がありますが、その下の地面はどんぐりのじゅうたんでした。ブナじいさんの地面もブナの実のじゅうたんでした。いくつか実を割ってみると、中には「当たり!」もあったので、本当に久しぶりに(10年以上ぶり?)ブナの実を食べることができました。ブナの実って(一つ一つは小さいですが)おいしいんですよ。ヤマナシも豊作でした。ちょっとだけいただいてビニール袋に入れて持ち帰り、家族にも見せたのですが,ビニール袋を開けたとき、甘くていい匂いが部屋じゅうに広がりました。

 乙女高原に行く途中の紅葉がとてもきれいですよ。
 陽が斜めから当たるし、葉もいろいろな色になっているので,まるでステンドグラスになった天窓のトンネルの下を車が走っているみたいです。特にモミジの仲間ですね。ウリハダカエデ、カジカエデ、ハウチワカエデ、アサノハカエデ、イロハモミジ、ヤマモミジ・・・。とってもきれいです。ヒトツバカエデはもう葉を落としてしまいました。そのほかにも、ウルシ、ヌルデ、ダンコウバイ。早く来ないと終わってしまいますよ。
乙女高原の紅葉のクライマックスはカラマツの黄葉と落葉ですが、すでにきょうの帰りは風花のようなカラマツの落葉の中を帰ってきました。
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2.再掲【活動案内】 ●草刈りボランティア● 11月23日(月・祝)

・日 時 11月23日(月・祝) 少雨決行
 ※荒天の場合29日(日)午前9時半から午後2時
・集 合 乙女高原グリーンロッジ
・持ち物 弁当,飲み物,軍手,雨具,おわん・はし(豚汁用),
     お持ちの方はかまなどの道具。
・参加費 無 料(主催者負担で保険に加入)
・内 容 草刈り,草の運び出し,ロープ回収,ゴミ拾い,
     キッズボランティア,豚汁作りなど

■草刈りボランティア 下見と準備の会■
 11月15日(日)雨天決行 10時 ロッジ前集合。午前中で終了。
・内容 キッズのルート作り、草原の区割りのテープはり、ロッジやトイレの清掃等
・午後 せっかくですからお弁当を食べて、午後から乙女高原の自然観察というのはいかが?

■注意事項
・一般参加の皆さんは手刈りのみにしてください。
 (刈り払い機使用は,恩賜林組合の皆さんなど,主催者がお願いした方のみとします)
・林道への路上駐車は厳禁です。できるだけ相乗りで来てください。
 (刈り草をゴミ収集車に入れる作業をしなければならないので,路上駐車が一番困ります)
・「午前中の作業終了→記念写真→昼食」という流れにします。
 (以前は昼食後に記念写真を撮っていましたが,午前の作業終了直後です。
  作業を時間で区切りますので,ご承知おきください)

■今年の草刈りは・・・
 なんといっても、シカ柵設置後初の草刈りというのが、大きなトピックです。9月20日の段階で、すでにシカ柵設置ルートの草刈りが行われていました。市から設置を委託された企業からも「10月には作業を開始します」という連絡をいただきました。乙女高原を大きく包み込むようなシカ柵を見てみてください。

■乙女高原の草刈りで、スタッフ・デビューを!!
 今回で16回目となる乙女高原の草刈り作業は、乙女高原の女神様に守られているのか、この15年間、一度も雨に降られたことがありません。また、自画自賛・我田引水かもしれませんが、行政(市・県)・市民(ファンクラブなど)・企業(田丸、ジェイチームなど)による理想的なパートナーシップ(協働)が機能しているイベントです。晩秋の高原で一日いい汗をかいてください。
 もちろん、この草刈り、課題がないわけではありません。最大の課題は、御多分に洩れず「高齢化」。かく言うぼくも、この草刈りをスタートした時点では30代でしたが、16年経った今は50代です。いつまでも元気で続けられる保証はありません。できるだけ若い人たちに参加してもらいたい、バトンの受け手になってもらいたいという思いが年々強くなっています。また、この思いは,今、ファンクラブの活動を中心に担ってくださっている方々の共通の思いでもあります。
 高齢化への対策で、まず思い浮かぶのが若い人の「参加」です。10代、20代、30代,40代、もちろん50代以上の若い人の参加も大歓迎です。
 高齢化に伴って必ず生じるのが「スタッフの数の減少」「スタッフの固定化」ですから、高齢化に対する一番即効性のある対策は、もしかしたら「若さ」よりも「(スタッフの)数の多さ」かもしれません。多くの皆さんが「参加者」としてだけでなく、「参加者のお世話をする人(スタッフ)」として参加していただけたら、ありがたいです。

■スタッフの例(詳しくは事務局にお問い合わせください)■
 1駐車場係   →朝、車の誘導など(林道は緊急車両とゴミ収集車以外は駐車禁止)
 2受 付    →朝、受付と班分け、資料と飲み物の配布など
 3班の世話役  →各班の段取り。草刈り場所の提示。作業の進み具合を本部に連絡など
 4キッズ班世話役→子どもたちをブナじいさんに誘導。作業の支援など
 5豚汁係    →豚汁の調理。炊事用ゴム手袋等は支給します。

 なお、当日朝来て、すぐにスタッフができるよう、マニュアルを準備し、各係にそれぞれ市・県・ファンクラブ世話人の誰かが配属されていて、その方から仕事内容が教われるようになっていますが、1週間前に「草刈りボランティアの下見と準備の会」を行いますので,その場でスタッフ仕事の確認ができます。

■ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんをかけましょう
 今年も子ども向けのプログラム,やりますよ! ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんをかけます。毎年,保育園くらいの小さい子から小学校高学年くらいまでが参加しています。今回初めてキッズボランティアのちらしも作ってみました。印刷をお願いした山梨市牧丘町窪平の昭和堂さんのサービスで表面だけでなく裏面もカラーです。ぜひご家族でご参加ください。
 もちろん,竹居さんと藤巻さんご自慢の豚汁もあります。お楽しみに!

■(株)田丸のゴミ収集車をお借りして藁撒き工法
シカ柵設置によって、草原の草花たちは回復していくでしょうが、かといって、いいえ、だからこそ、草原の草刈りと草の運び出しはますます重要になります。刈った草を持ち出さないと草原の「富栄養化」が進み,そんな条件をうまく使ってしまうススキの一人勝ちになってしまいます。また,草原の中に生えてきた木の赤ちゃんを一緒に刈ってしまわないと遷移が進み,草原が森林になってしまいます。
 今年も刈った草は(株)田丸のゴミ収集車をお借りして,琴川ダム残土処分場に運びます。ここは琴川ダムを造るときに山を削った土で谷を埋め立てた場所です。土に栄養がないので,木を植えてもなかなか育ちませんでした。刈った草を運び込めば,それに付いている草の種が供給され,自然再生が促進されると考えられ、東京農工大・星野先生のご指導のもと、2011年の草刈りから、この「藁撒き工法」が始められ、今年で5回目となります。星野先生らの調査により、乙女高原からの種子供給によると考えられる草花が残土処分場に育っていることが確認されました。また、大量の枯れ草が栄養となったのか、木々も大きく育ちました。そろそろ「刈り草の次の運び先」を考えなければなりません。

※2012年の草刈りの様子を見ることができます(TBSテレビ『風の言葉』ユーチューブ2分の動画)
http://www.youtube.com/watch?v=uJ2YOJSOMbI または「風の言葉 乙女高原」で検索
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3.【参加募集】●第1回 乙女高原観察交流会●

12月5日(土)
・ 9時 道の駅「花かげの郷 まきおか」に集合→相乗りで乙女高原へ
・10時 乙女高原(現地集合)
・電車で来られる方は、車で来られる方に、山梨市駅でピックアップしてもらえるようにしたいと思いますが、参加者どうしの話し合い事項となります。

●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
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4.再掲【活動紹介】 ●乙女高原フォーラム● 2016年1月31日(日)

・日 時 2016年1月31日(日) 午後1時~3時30分
場 所 夢わーく山梨 3階 大集会室
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
定 員 ありません。どなたでも参加できます。事前申込み不要。
参加費 無 料

■フォーラムのテーマ
「生物多様性の妖精・スミレのふか~くてひろ~い話」

世界に400種とも600種ともいわれるスミレ属の植物。南極以外のすべての大陸に分布し、日本には60種を数えます。世界における日本の面積はわずか0.25%。その日本列島に世界の10%のスミレが分布しているというのは驚異的な数字です。それは日本列島の生物多様性の象徴といってもいいでしょう。日本列島にスミレが多いわけを紐解きながら、身近なスミレに自然史の奥深さを学びましょう。

■ゲスト いがり まさしさん

いがりさんのプロフィール
 1960年愛知県豊橋市生まれ。関西学院大学文学部美学科中退。自転車で、ストリートミュージシャンをしながら、全国を放浪。その後、冨成忠夫氏の植物写真に出会い、植物写真を志す。印刷会社のカメラマンを経て、1991年独立。植物の生命としての美しさを映像で表現する一方、超アップを駆使したわかりやすい図鑑写真にも積極的に取り組んで現在に至る。2009年よりミュージシャンとしても、ライブ活動やマルチメディア作品として音楽作品を発表している。豊橋市在住
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