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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン 第354号 2016.8.15.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼ もくじ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】夏の案内活動その2 8月 6日(土)
NEW! 2.【活動報告】夏の案内活動その3 8月13日(土)
3.【活動案内】マルハナバチ調べ隊 9月 3日(土)
4.【活動案内】草の刈り取り実験 9月18日(日)
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【注意】乙女高原においでになる際は、ぜひ薄手の長袖をご準備ください。
(理由)
・標高が高く、空気が澄んでいて、紫外線が強いです。
・草丈が大きくなり、遊歩道へはみ出している箇所もあります。
・訪れた方から「虫に刺された」という声を聞きました(アブ?)。
・標高が高いので、長袖でも暑くありません。
0.【ニュースニュース】
●1.乙女高原案内人によるボランティア・インタープリターが乙女高原に駐在するのは8月20日(土)のみとなってしまいました(7月30日、8月6日、13日は終了)。午前10時から午後3時まで。この日に乙女高原に行かれるようでしたら、案内人にぜひ声を掛けてくださいね。ロッジのベンチにいることが多いと思います(いなかったら、きっと草原の中をガイド中)。以下のちらしをご覧ください。→1、2
●2.(再掲)山梨市駅前の「街の駅やまなし」のロビーをお借りしての「乙女高原展」。第1弾「古屋光雄さん写真展」に続いて、第2弾「鈴木としえ写真展」を好評開催中です。根っからの乙女高原ファン・としえちゃんの写真展ぜひご覧ください。8月末日までです。
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20160709
●3.(再掲)次回世話人会は9月8日(木)です。ファンクラブ会員なら、どなたでも参加できます。ぜひおいでください。午後7時半から山梨市牧丘総合会館です。ナビを使う方は電話番号を入力してください0553-35-3612
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1.【活動報告】夏の案内活動その2 8月6日(土)
乙女高原案内人による自主活動「夏の案内活動」の第2日目は8月6日でした。参画された依田さん夫妻からレポートをいただきました。
8月の交流会を兼ねた夏の2回目観察会を行いましたが、この日はマルハナバチ調べ隊盛夏編の活動と重なり、集合時間の10時の時点ではここ何年か継続的に行われているマルハナバチに総ての参加者が集まり、観察会には参加者が集まりませんでした。案内人の私たち夫婦と山本さんの3人で留守番とこれから来られる参加者を待つ事にして、植原さん、井上さん、芳賀さんがマルハナバチに付き添いました。その後何人かに声をおかけしましたが、富士山だけを見に来た人、何回も来ているので自分達だけで観察したい人等、何組かありましたが同行希望者はありませんでした。先週も高原に来ていた山本さんに後を頼み、夫婦で高原に出かけました。
7月10日に下見に来た時、キンバイソウの多さと花の美しさにびっくりしました。シカ柵が出来てこんなにうれしい変化が現れたのか、咲いている花は前回の山本さんの報告書の通りです。ヒメトラノオ、タチフウロ、ツリガネニンジン、ワレモコウ等は特に華々しく感じられました。乙女高原ファンクラブの皆さん、この報告書を目にする皆さん、今年の乙女高原の変化を見に来てください。
昼近く、雲が濃くなり遠雷が聞こえた為マルハナバチ調べ隊の活動を少し早めて報告、集計を行い、全員で昼食を摂りマルハナバチ調べ隊は解散となりました。
午後、山井さん夫婦が先週に続き見えました。マルハナバチ調べ隊に同行していた岡崎さんも見えました(この皆さんは植物学者のように山野草の事を良く知っています)。案内人の井上さんと私たち夫婦、総勢6人で水ヶ森林道を高原には無い花を求めブナ爺の真下まで歩くことにしました。ヒナノウスツボ、色彩の素晴らしいフシグロセンノウ、ソバナ、ミツモトソウ、ヤマホロシ、ミヤマタニタデ、オオヤマサギソウを見て、そこからヨモギ頭に移動ここでトンボソウを見る。
ロッジ玄関前の草むらで、皆で大激論「屈毛」「線毛」「イワアカバナ」「ケゴンアカバナ」。結論は、山本さんの「茎の稜上に2列の屈毛がある」の見解によりケゴンアカバナに落ち着きました。
残りの観察会を楽しみに、今日の観察会を終了しました。
帰りに山梨駅前の「街の駅やまなし」で鈴木としえさん「ネイチャーフォトグラファーおとめちゃん」の写真展を見て来ました。小さいスペースですが、なつかしい楽しい写真が見られます。
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2.【活動報告】夏の案内活動その3 8月13日(土)
乙女高原案内人による自主活動「夏の案内活動」の第3日目は8月13日でした。参画された山本さんからレポートをいただきました。
天気は曇り、時々晴れ。気温は午前10時22度(百葉箱17度)、午後2時25.5度(百葉箱19.5度)。ハンゴンソウやタムラソウも咲き始めています。ススキが目立ち初秋の様相です。今日は芳賀さんと私の2人でした。
10時前から来られていて10時頃には帰られたご夫婦が1組ありました。
10時30頃草原横の駐車場に車をとめ草原内を散策しているご夫婦1組が見えました。
10時50分頃に地元のご夫婦が見えられ、2人とも乙女高原でスキーをしたことがあり、ご主人はスキー大会に出たこともあってスタート地点だった場所まで上って、その先のブナじいさんまで行って来られたと話してくれました。奥さんからは電動のロープにしがみついて上の方まで行くのが大変だったとか、学校で合宿した時にヤナギランが一面に咲いていた思い出などが聞けました。つつじ祭りに小柳ルミ子が来たことがあるといい、毎年つつじ祭りに来ていたようです。アサギマダラも見れて良かったと言って11時35分頃に帰られました。
かつて乙女高原を訪れたことのある方々の思いで話を聞いてあげることも案内人として意義があるのだと実感しました。
11時頃バイクで来た男性はベンチで休憩してそのまま11時20分頃立ち去りました。
11時5分頃母親と小さな娘2人の親子が来られ1時間ほど草原を散策して帰りました。母親は子供のころスキーをしに来たことがあると言ってましたので、お盆で実家に帰省され、ご自分の子供を連れてきたようです。
11時20分頃年取ったご両親とその子供といっても大人たちですが、ご家族5人連れでアサギマダラが見たいと言って、老母の車いすを引いて草原の中に入って行きました。戻ってこられてアサギマダラが見れて良かったとおっしゃってくれたので、その食草や雄雌の区別の仕方や雄がヨツバヒヨドリに来る理由など生態についてお話したら喜んで聞いてくれました。県外の方のようで12時5分頃帰られました。
入口の段差や刈った下草を敷きつめた遊歩道では車いすには不便なので、車いす用の散策コースというのがあったらいいなと思いました。
11時30分頃焼山峠から歩いて来られたという男性がベンチで休んで昼食をとった後に、12時頃から草原を散策されてました。草原から戻った後にお話しされた芳賀さんからお聞きしたところでは、埼玉からの方で、バスで焼山峠まで来てまたバスで帰られるといって13時40分頃戻っていかれました。
11時45分頃茅ヶ崎からミニバイクで来られた男性は休憩だけ
12時10分頃車2台で来られた6人グループも食事だけ
14時15分頃男性1人が車で来られ草原を散策してました。
空模様もあやしくなってきたので15時過ぎた時点で帰りました。訪問客は多くありませんでしたが、この日案内人をしていて有意義だったと思いました。
追伸 先週植原さんから、キンミズヒキにヒメキンミズヒキというのがあると教わっていたので、この日同定するための両者の違いを観察しました。花を並べて写真に撮ってみると一目瞭然でした。花の大きさ、花弁の形状が違うのがよくわかります。また、茎の毛がはっきりと違うことがわかりました。雄しべの数や茎葉の違いも同定ポイントに記載されてますが、難しいように思います。
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3.【活動案内】●マルハナバチ調べ隊● 9月3日(土)
乙女高原でマルハナバチを見つけてチェック・・・マルハナGO 今年も愛くるしく,乙女高原ピカ一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。
■日 時 9月3日(土) 雨天中止 午前10時から午後2時半まで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
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4.【活動案内】 ●草の刈り取り実験● 9月18日(日)
草原内で違う時期に刈り取りをし、その影響をモニタリングし、刈り取りに対する草原植物の反応の違いを明らかにします。刈り取り実験区は,ひとつの処理について10m四方の方形区。今年は実験・調査の4年目で、シカ柵設置後初の実験になりますので、「シカの食害が排除された草原で草刈りをしたらどうなるか?」という新しい実験テーマも加わったことになります。このプロジェクトは元麻布大学野生動物学研究室教授・高槻先生の発案によるものです。
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 ある方は軍手 必要な方は弁当,水筒など
■参加費 無料。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)-
① 6月区:6月に区内の全植物を刈り取って効果をみる。
② 9月区:9月に区内の全植物を刈り取って効果をみる。
③11月区:11月に区内の全植物を刈り取る(現行の刈り取りの効果の確認)。
④2度刈り:6月と9月に区内の全植物を刈り取って,2度刈りの効果をみる。
⑤選択刈り:6月に区内のススキのみを刈り取って効果をみる。→今年はなし
⑥刈り取りなし:全く刈り取りをしない区。
●草の刈り取り実験
その1=6月の刈り取り 6月19日(日)・・・無事,終了
その2=9月の刈り取り 9月18日(日)小雨決行 午前10時から12時30分
●6月の実験結果速報(10m四方の実験区から刈り取った草の重さ)
6月区 約46キロ(2015) →約20キロ(2016)
6/9月区 約 8キロ(2015) →約 4キロ(2016)
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【乙女高原観察交流会の今後の予定】
9月3日(土)10:00~14:30 自然観察交流会⑥ 兼・マルハナ調べ隊(初秋編)集合:乙女高原グリーンロッジ
10月1日(土)9:00~ 自然観察交流会⑦ 集合 牧丘道の駅
11月5 日(土)9:00~ 自然観察交流会⑧ 集合 牧丘道の駅
12月3日(土)9:00~ 自然観察交流会⑨ 集合 牧丘道の駅
1月7日(土)9:00~ 自然観察交流会⑩ 集合 牧丘道の駅
2月4日(土)9:00~ 自然観察交流会⑪ 集合 牧丘道の駅
3月4日(土)9:00~ 自然観察交流会⑫ 集合 牧丘道の駅
【乙女高原観察交流会の注意事項】
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
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