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 乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第397号   2018.9.2.
 発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼ もくじ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】カヤネズミ・トラップ調査 中間報告
NEW! 2.【活動報告】マルハナバチ調べ隊~盛夏編 08月04日(土)
NEW! 3.【活動案内】マルハナバチ調べ隊~初秋編 09月08日(土)
NEW! 4.【活動案内】草刈りボランティアに
           無料送迎バス運行    11月23日(金・祝)
5.【活動案内】乙女高原自然観察交流会   09月08日(土)
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0.【ニュースニュース】
●1.今年、マルハナバチ調べ隊で、マルハナバチが「順調に」カウントされています。いつもの1時間のラインセンサスで、6月は13頭、8月は53頭でした。9月8日(土)は、今年最後のマルハナバチ調べ隊です。たくさんのお花たちとマルハナバチを見に、ぜひおいでください→3

●2.11月23日(勤労感謝の日・金曜日)は19回目の「乙女高原 草刈りボランティア」です。ちらしができました。会員の皆さんには次号の会報とともにお送りします(普通会員のみです。サポーター会員には送付されません)。ちらし配布にご協力いただける方は、事務局までご連絡ください。
今回も、山梨市~乙女高原の無料送迎バスを運行します。定員は27人。受付開始は9月23日午前10時。先着順です。お一人で4人まで申し込めます。なお、受付はメールのみです。
「ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんを掛けましょう」というキッズボランティアも行います。お子さんの参加もお待ちしていますよ。

●3.今年の草刈りボランティアにも、山梨市駅からの往復送迎バスが運行されます。無料です。申し込みはネットからのみです。詳しくは→4

●4.世話人会は9月20日(木)午後7:30から牧丘総合会館(=山梨市役所牧丘支所)で行います。世話人でなくても会員であれば、どなたでも参加できます。ぜひ、覗いてみてください。
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1.【活動報告】●カヤネズミ・ペットボトルトラップ調査 中間報告●

※これと同じ内容の記事を写真付きでブログにアップしました。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20180902

2016年11月の草刈りボランティアの際、草原で見つかったボール状のナゾの巣は、笛吹川河原で見つかるカヤネズミの巣にそっくりでした。ただ河原のカヤネズミの巣はオギなどの茎に付いていて、「空中に浮いているソフトボールボール」みたいな感じですが、草原の巣はススキの株の真ん中の地表に作られています。ちょうど「ソフトボール」が半分地面に埋まったようで、見方によっては「東京ドーム」みたいに見えます。
高槻さんから「これはカヤネズミに間違いないのではないか? 」というコメントをいただいたこともあり、多いに盛り上がりました。その年の冬には「草原の巣探し」が流行(!?)し、53個もの地表巣が発見されました。
高槻先生が調べたところ、イギリスの文献に「カヤネズミの巣を探すのなら、植生の(高さの)真ん中あたりと、株の中を見なさい」とありました。日本でカヤネズミの巣というと、「植生の真ん中あたり」にある巣ばかりですが、イズリスでは地表巣も見つかっているということです。カヤネズミの分布域を見ると、広く、ヨーロッパ全域からロシアを横断し、ユーラシア東海岸から南下して東アジアまでという範囲です。中にはシベリアの寒い気候の地域も含まれます。ということは、乙女高原のように寒いところで見つかってもおかしくありません。今のところ、標高の一番高いところでカヤネズミが確認されたのは1200mであることもわかりました。もし、乙女高原で見つかれば、この記録を大幅に更新することになります。

高槻さんを中心に、「乙女高原に本当にカヤネズミがいるか?!」を確かめるプロジェクトが始まりました。
2017年5月、巣から糞を採取し、DNA分析してカヤネズミの存在を確かめようとしました。
文字で書くと簡単ですが、巣を探して、使われているかどうかを判断し、大丈夫そうだったら、割り箸で巣を少しずつ崩して糞を見つけるというのは根気のいる作業です。残念ながら乙女の巣から糞は見つかりませんでした(メールマガジン第372号 2017.5.10)。
 その後、ウエハラも同じ調査を続け、見つけた糞を高槻先生に送りました。麻布大学の村上研究室でDNA抽出を試みていただきましたが、残念ながら検出できなかったそうです。巣から採取された糞は小さく、そのなかに食物はあったが、腸壁からの組織はあまりに微量だったということだそうです。

 2017年9月には高槻さんと、その門下生・奥津さん(高校の理科の先生)を中心にトラップ調査が行われました。「シャーマントラップ」というアルミ製の箱型のわなに誘因物(要するにエサ。具体的にはとんがりコーン)を草原内40個設置し、ネズミがかかるのを待ちました。合計ではヒメネズミ1頭とハタネズミ5頭が確認できましたが、カヤネズミは確認できませんでした(メールマガジン第378号 2017.9.16、第379号 2017.10.2)。

2018年夏には、奥津さんの提案で、ペットボトルを利用したトラップを仕掛けることになりました。ペットボトル工作でトラップを作ります。トラップには園芸用の緑色支柱を付け、支柱を地面に刺して、「宙に浮く」ようにします。「カヤネズミが支柱を登ってペットボトルの中に入り、中のえさ(ヒマワリの種) を食べて糞をする。カヤネズミ以外のネズミはペットボトルの小さな口から中に入れない。ヒマワリの種の食痕と残された糞からカヤネズミの存在を確かめる」という作戦です。
高槻さん・奥津さんがトラップを仕掛けてくださったのは7月2日ですが、その前から話を聞いており、「これなら自分たちにもはできそうだ」と、見よう見まねというより暗中模索でトラップ調査にチャレンジしてみました。トラップだけでなく、生のネズミも姿もぜひ見たい!と思ったので、センサーカメラを購入し、これも暗中模索で仕掛けてみることにしました。

(0).トラップを設置したのは6月10日です。まだまだ周囲の草丈は低く、設置した3つのトラップが丸見え状態になってしまいました。地表からの高さは32~40㎝、トラップ間の距離は1m程度とし、雨漏りを防ぐため、ビニール袋をかぶせました。と同時に、杭を打って、それに2基のセンサーカメラを設置しました。カメラからもっとも近いトラップまでは約2mと1.5mです。雨が直接あたらないように、タッパウェアで作った雨覆いを付けました。動画モードではなく写真モードにセットしました。

(1).6月17日、わくわくしながらトラップとカメラの中身を確認しました。センサーカメラにはそれぞれ359枚・137枚の画像がありましたが、カヤネズミどころか動物が写っている写真は1枚もありませんでした。残念。風で揺らぐ葉などに反応したのでしょうか。トラップからトレイにヒマワリのたねをあけ、中に糞がないか確かめました。どのトラップも糞はなく、再度、たねを入れ、同じ場所にセットしました。残念。
新たに5つトラップを設置し、計8つとしました。

(2).6月24日、マルハナバチ調べ隊終了後、参加されていた芳賀さん、井上らん、岡村さんに協力していただきながら、前回と同様な調査をしました。糞らしきものが確認されましたが、バッタの糞であると思われたので、近くにいたバッタを採取し、ビニール袋の中に入れ、1時間後にバッタを逃がし、中に残った糞を見てみましたが、やはりトラップの中に入っていたのはバッタの糞であると思われました。とはいえ、確実ではないので、一応、採取しました。カラメには2台とも300枚以上の画像が残されていましたが、ネズミの姿が写っているものはありませんでした。

(3).7月1日、一人で調査しました。損傷のあるバッタの死体が入っていました。カヤネズミは昆虫も食べることが知られています。カヤネズミの死体? ヒマワリの種の食痕も見つかりました。期待が高まります(後に、高津さんに見ていただいたところ、「バッタが食べた痕ではないか? 」とのこと)。カメラの画像はそれぞれ300枚以上ありましたが、写っているものはありませんでした。
さらにトラップを4個追加し、合計12個としました。

(4).7月7日、谷地坊主観察会後、渡辺夫妻、井上さん、岡崎さん、鈴木さんに協力していただきながら調査しました。食痕や糞がすべてのトラップから見つかりました。また、カメラの画像を見てみると、ネズミらしきものが支柱を登っている様子が見られました。ただ、画像はどれも露出オーバーで白っぽくなってしまいましたが。
 なお、この日には高槻さんと奥津さんが7月2日にセットしたトラップ30個の位置を確認しました。これで乙女高原には合計42個のトラップが設置されたことになります。

(5).7月15日の調査でも食痕と糞が見つかりましたが、なんかカヤネズミではなさそうな気がしました。

(6).7月24日は、調査前に都留文科大学の北垣さんから、トラップについてさまざまなアドバイスをいただきました。大粒ヒマワリではカヤネズミは割れないので、事前に割っておくとよいとのこと。「麻やエゴマの実もよく食べる」とのこと。お昼にヒマワリの種を割って、午後の調査時に全部のトラップで入れ替えをしました。調査では食痕と糞が見つかりました。センサーカメラには昼も夜もテンの姿がよく写っていました。タヌキが写っている写真もありました。
 7月26日には北垣さんのアドバイスでセンサーカメラを静止画モードから動画モードに変えました。動くものに反応すると、10秒間自動的に録画されます。

(7).7月28日、台風通過により高槻さんが調査に来られなかったので、8月1日に高槻・奥津トラップ30個の調査を一人でしました。食痕も糞もあり、得られたサンプルは奥津さんに郵送しました。
 トラップの中に水が入り、ヒマワリの種にカビが生えていたり、芽が出ているものもありました。このままヒマワリの芽が大きくなったら大変です。保全している人間が外来種を導入してしまったんではシャレにもなりません。このような心配が起きないよう、餌として使うヒマワリや麻の種をレンジでチンして、発芽できないようにすることにしました。また、とんがりコーンなどの加工食品を使う方法もあると思います。

(8).8月3日、ウエハラトラップの調査をしました。前回、つぶしたヒマワリのたねを入れておいたので、糞のあるなしを中心にチェックしました。糞が見つかりました。トラップのうちナンバー1と3(センサーカメラの対象)にはヒマワリにプラスしてトンガリコーンを入れておきました。
 それぞれのカメラで24、450の動画が録画されていました。そのうち、ネズミが写っていたのは1ファイルのみでした。

(9).8月12日、ウエハラトラップの調査をしました。糞が見つかりました。12個全部のトラップについて、前日、電子レンジでチンした麻のたねに交換しました。ヒマワリのたねは注意深く回収しました。
 ○カメラにそれぞれ55、925の動画が録画されていました。そのうち、ネズミが写っていたものは20ファイルありました。8月14日にはカメラのデータ回収のみ行いました。それぞれ14、384の動画が録画されていて、うち46ファイルにネズミが写っていました。

(10).8月26日、ウエハラトラップ、高槻・奥津トラップの全部、合計42個のトラップを調査しました。前回、麻の実を入れたウエハラ・トラップ12個については、麻の実はとてもよく食べられていました。麻の実を割った・・・というより、穴を開けて食べているように見える食痕がありました。井上さんに協力してもらい、高槻・奥津トラップも調査しました。ヒマワリの種はよく食べられていました。縦に裂いて食べたような痕もありました。糞も回収できました。得られたサンプルは奥津さんに郵送しました。齧られたような穴が開いているペットボトルがありました。全部のトラップで、レンジでチンしたヒマワリの種に交換しました。
カメラのデータ数は119、642。そのうち、ネズミが写っていたのは計10でした。
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2.【活動報告】●マルハナバチ調べ隊~盛夏編● 08月04日(土)

 運営をお願いした芳賀さんがレポートを書いてくださいました。

 植原先生のいない調査は初めてで、ドキドキしました。13人の参加者でした。
 井上さんがマルハナバチの種類の説明とこれまでの調査結果のレクチャーの後、咲ちゃんが「マルハナバチの一年」の紙芝居、いぶきちゃん・よしのぶくんがマルハナバチはどんな花の訪ね方をするかやってくれました。
 ラインセンサスの結果は53頭。
 決められたコースを1時間かけて廻りました。たくさんの花にマルハナバチがいっぱい見られました。特に、ヤマハギ、ノハラアザミ、クガイソウ、ヒメトラノオ、タチフウロにオーちゃんが多く、トラ・ミヤマ・コマルも少しいました。
 ノハラアザミの葉に黒い大きな女王バチらしきハチがモゾモゾして飛び立たず、ゆっくりみんなで観察できました。
 午後は待ち伏せ調査です。空が少し曇ってきたので、早めに始めました。皆さんそれぞれ花を決めて、調査開始です。15分を2回。子どもたちの声がにぎやかだったので、行ってみました。同じところで調査していました。楽しそうに、同じ花で調査?
 暑い日でしたが、花もいっぱい咲いて、マルハナバチもたくさん見られて、とても楽しい一日でした。
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3.【活動案内】●マルハナバチ調べ隊~初秋編● 09月08日(土)

http://fruits.jp/~otomefc/2018maru.pdf
(ちらしです)

 今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。

■日 時 09月08日(土) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)

※行事災害保険にはファンクラブで加入します。

  【今年のマルハナバチ調べ隊】
初夏編 06月24日(日) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで・・・終了
盛夏編 08月04日(土) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで・・・終了
初秋編 09月08日(土) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで

※乙女高原ファンクラブでは年に3回ずつマルハナバチ調べ隊を行っています。
初夏編 女王バチが見られる…かも・・・終了
 盛夏編 たくさんの働きバチ
 初秋編 超レアなオスバチが見られる…かも
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4.【活動案内】 ●草刈りボランティアに送迎バス運行● 11月23日(祝)

“草刈りボランティア2018” には駅から往復バスで!

一昨年より、草刈りボランティアに山梨市駅からの送迎バスを用意しています。無料でご利用いただけます。

◆乙女高原草刈りボランティア
主 催:乙女高原ファンクラブ・山梨市・山梨県
開催日:11月23日(祝・金)小雨決行
時 間:午前9時30分~午後2時
場 所:乙女高原グリーンロッジ前集合

■運行するバスのダイヤ■
行き 山梨市駅8:00 →乙女高原9:00
帰り 乙女高原14:00→山梨市駅15:00
  ※必ず往復ともご利用ください。

■申し込み条件■
〇お一人で4人分まで申し込めます。
〇メールのみの受付です(電話等不可)。
〇受付開始は9月23日午前10時です。
〇定員27人。先着順です。

■申込み方法■
①「草刈りボランティア無料バス希望」と書いたメールを以下のアドレスにお送りください。
 otomefc@fruits.jp
 乙女高原ファンクラブのサイトからも申込めます(乙女高原←検索)
※ケイタイ・スマホからのお申し込みの場合、フィルタリングにご注意ください。
②折り返し、お名前・緊急連絡先等をお尋ねするメールを送りますので、ご返信ください。
③ご返信いただいたところで申込み完了です
※3日間返信がなければキャンセルとみなしますので、ご注意ください。
④後日、バス乗車場所等をお知らせするメールをお送りします。
⑤当日、バスを利用して草刈りボランティアにご参加ください。
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5.【活動案内】 ●乙女高原自然観察交流会● 09月08日(土)

・日  時 09月08日(土)午前10時~午後2時半ころ (小雨決行)
・集  合 乙女高原グリーンロッジ前
・参 加 費 無 料(保険料はクラブで負担)
・持 ち 物 弁当・飲み物・雨具 その他、あれば観察用具
・内  容 マルハナバチ調べ隊と兼ねて行います。

  ■乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。

※今年度の予定
終了①04月07日(土)集合:09:00・道の駅  兼:ヤマアカガエル産卵調査
終了②05月13日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:スミレ観察会
終了③06月02日(土)集合:08:30・道の駅  兼:黄色いスミレ観察会
終了④07月07日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会
終了⑤08月04日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
  ⑥09月08日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
  ⑦10月06日(土)集合:09:00・道の駅
  ⑧11月03日(土)集合:09:00・道の駅
  ⑨12月01日(土)集合:09:00・道の駅
【2019年】
  ⑩01月05日(土)集合:09:00・道の駅
  ⑪02月02日(土)集合:09:00・道の駅
  ⑫03月02日(土)集合:09:00・道の駅
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