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 乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第469号  2022.1.10.
 発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】自然観察交流会 2021年12月4日
NEW! 2.【活動報告】自然観察交流会 1月8日
NEW! 3.【活動案内】自然観察交流会 2月5日
    4.【活動案内】第20回乙女高原フォーラム 1月30日
    ■乙女高原観察交流会
    ■「街の駅やまなし」乙女高原展
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0.【ニュースニュース】

●1.2022年を迎え、今年こそはコロナウイルスに邪魔されることなく乙女高原の保全活動ができる、1年越しの乙女高原フォーラムも1/30に開催できると思っていたのですが…。ここにきて、あれよあれよという間に感染が拡大しています。1/13には乙女高原連絡会議がありますので、共催団体である市や県の職員の皆さんとともに今後の活動について話し合います。会議終了後、話し合いの結果について、メールマガジンで皆さんと情報共有したいと思います。お待ちください。
 いずれにせよ、今年も乙女高原と乙女高原ファンクラブをよろしくお願いします。

●2.少人数ですし、基本的に野外での活動ですので、自然観察交流会は継続する予定です。昨年12月と今回1月のレポートを掲載しました。1月のレポーターは井上さんです。井上さん、ありがとうございました→1,2

●3.ここまでコロナウイルスが感染拡大してしまったとなると、「ぜひに」とは言いにくいのですが、いまのところ、乙女高原フォーラム(1/30)スタッフ募集は続いています。フォーラムは1月30日の13:00から始まりますが、スタッフ集合は午前11:30集合です。お弁当を用意しますので、今週中早めにご連絡ください。会場の準備をしたり、受け付け係をお願いしたりします。よろしくお願いします→4

●4.山梨市駅近くの「街の駅やまなし」での乙女高原展シリーズ28として「乙女高原の氷華」を開催中です。新作です。お近くに来た折にはぜひご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20211226

●5.次回の自然観察交流会は2月5日(土)です。参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、事故やケガなどすべて自己責任です。それをご承知の上でご参加ください→3

●6.次回世話人会は乙女高原連絡会議と兼ねて、1月13日午後7時から山梨市役所牧丘支所で行います。なお、前回・12月の世話人会議事録は以下から。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20211216
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1.【観察報告】●自然観察交流会● 2021年12月4日

 参加者は5人。2台に分乗して乙女高原を目指しました。いい天気でした。
 旧杣口林道の途中で、県道路課の作業予定地を確認しました。2021年度中に工事予定の「カエル池の北」は、工事車両が止まっていて、2人で打ち合わせをしていました。道は狭いし、駐車スペースもないので、スルーしました。
 サワラ林で車を降り、氷華を探しました。カメバヒキオコシの氷華はもうシーズンを終えたようで、あまりきれいではありませんでした。道端にはマルバスミレ、タチツボスミレ、エイザンスミレの夏葉があり、閉鎖花の実の痕も見ることができました。
 2022年度に工事予定のところでも車を降りました。大烏山登山道入り口の近くです。ここで割れた茶碗、湯飲み、急須、トタン波板など、生活の匂いがプンプンするゴミをたくさん見つけました。どうも小屋があったようです。何のための小屋だったのでしょう。どなたかご存じの方はいませんか?  大きなトチノキやカツラもある、とても気持ちのいい雑木林です。落ち葉がいっぱいでした。トチノキやカツラがあるということは、水に恵まれているということでしょう。冬越しをしているフデリンドウの株がたくさんありました。次の春から定期的に歩いて、観察しようということになりました。

 さて、草原です。いい天気。雪はまだありません。ここでも枯草の中に、小さな小さなフデリンドウの株を発見。
 地上巣も見つかりました。いまだに、どんな「ネズミ」がこの巣を作っているかは不明です。それにしても、よくできています。
 湿地に谷地坊主を見に行きました。「髪の毛の量が多く、ボサボサ頭」状態です。これが雪でも降ると、上から撫でられた感じで落ち着くのですが…。
 ツツジのコースは日当たりがよくないので、たくさんの霜が残っていました。そして、ウスユキソウの根本にはたくさんの氷華。それはそれは美しかったです。
 いくつか実も見つかりました。ツルウメモドキの実は真っ赤でした。ツノハシバミの実がまだ枝についていました。ネズミに見放されたなあと思って、かじってみたら、やっぱり中身がありませんでした。おもしろかったのは、クモキリソウという小さな野生ランの実。指ではじいてみたら、中からほこりがポッと出てきました。これがランのたねです。ランのたねは「けしつぶ」どころじゃない小ささです。おもしろいので、何度も試してしまいました。
 そして、あったのです。ウサギの糞。ウサギは全国的に減っている傾向があり、乙女高原も例外ではありませんでした。乙女の草原でウサギの糞を見つけるなんて、何年ぶりでしょうか。

 帰りがけに、木道のある湿地で途中下車しました。湿地の中を歩き回ると、あることに気づきました。小鳥がついばむのにちょうどいい大きさの黒い実があちこちの木になっているのです。全部同じ種類です。イボタノキ。冬になって葉が落ちて、黒い実が目立つようになって、初めて気づきました。こんなにたくさんイボタノキがあったんだ。たねを広めたのは、きっと小鳥たちでしょうね。ついばんでいる姿を見てみたいものです。
 また、古楢山林道にも寄りました。カメバヒキオコシに氷華が残っていました。大きな胞子葉が残っているのはイヌガンソクというシダでしょうか。ここでの大ヒットは名も知らぬキノコ。冬にしてはちゃんとした形でキノコがあるなあと思って、触ってみると・・・コチコチ。そう、凍っていたのです。これには笑ってしまいました。道端の林の中に多数あったノリウツギのドライフラワーもなかなかきれいでした。
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2.【観察報告】●自然観察交流会● 1月8日

 参加された井上さんがレポートを書いてくださいました。

 1月8日は観察交流会。このところ毎日冷え込んで寒さが厳しいので、防寒対策をしっかりして牧丘道の駅に行きました。集まったのは3名。こじんまりした観察交流会となりました。前々日に都心で10cmくらいの雪が降ったので、乙女高原も雪が積もっているだろうと、長靴に履き替えて出発しました。

 いつもはあちこち寄り道をしながら行くのですが、この日はまっすぐ乙女高原まで行きました。柳平までの林道には雪はほとんどありません。雪はあまり降らなかったようです。柳平からの道は雪で白くなっていました。動物の足跡も見られました。
 10時前に乙女高原に到着。快晴で気温はマイナス3℃。日陰は雪で白くなっていましたが、雪のないところもありました。草原に入って、雪の上を歩いていきました。積雪は10cmくらい。暮れに降った雪の上に、一昨日の雪が積もってサラサラです。雪の降ったあとの楽しみは動物たちのフィールドサインです。キツネやテンの足跡がありました。斜面を登っていくもの、林の中から出てきて、草原を横切っているもの、どちらに向かって行ったのか、ふだんはわからない動物たちの行動が見えます。立ち止まって糞や尿をした跡。草原のコースの頂上では、圧雪されてその上には爪痕も。ここでじゃれあったのか、喧嘩したのか、想像するのも楽しいです。
 雪面には植物の枯れたものも顔をのぞかせています。キリンソウ、リンドウ、オケラ、シモツケなど。キリンソウやシモツケのドライフラワーは小さな星の集まりのようでかわいいです。冬芽の観察もできました。レンゲツツジは赤い芽、ツノハシバミにはもう雄花の準備ができています。青空にはシラカバやダケカンバの幹の白さが映えます。

 展望台では、白く輝く富士山がよく見えました。盆地の上と下に空気の層ができたようで、富士の中腹に雲が横にたなびいています。反対側のカラマツの樹間には八ヶ岳が白くくっきりと見えます。ヨモギ頭に登ると、ダケカンバの間に南アルプスの山々もはっきりと見えました。八ヶ岳と南アルプスの間に真っ白な山が見えます。乗鞍岳だろうか、木曽駒ケ岳かと盛り上がりました。
 ブナ爺さんに下っていく遊歩道上にもテンの足跡があります。動物も遊歩道の方が歩きやすいのでしょう。肉球や爪痕もくっきり見えました。ブナ爺さんも冬見ると枝ぶりが良く見えます。くねくね曲がった枝があり、幹も根元から枝分かれしていて、普通のブナと樹形が違います。ブナ爺さん、どんな人生ならぬ樹生を歩んできたのでしょうか。近くにあるブナの幹に割れ目が2か所あって、寒さで割れたとのこと、木々も厳しい環境下で生きているのですね。
 ここで枝先にねじのような形のものが付いている枝を発見。種が落ちてしまった跡のようです。近くの木から落ちたのでしょうが、どの木かわかりません。何でしょうか。(ロッジ前にもどって見た冬芽図鑑で、シラカバの実の形状が似ているかも、拾ってきたダケカンバの枝にも似たものが付いているということで、ダケカンバの実が落ちてしまった跡ではないかということになりましたが真相は?)
 水が森林道を歩いてロッジに向かいました。林道は車が通って圧雪されていて、歩くとキュッキュッといい音がします。そして林道にも動物の足跡がいっぱい。テン、キツネ、シカなど。シカの爪跡は2つなのですが、ところどころに3つのものがあり、植原さんはもののけ姫のシシ神様だと言っていました。足跡が重なって3つに見えていたのですが。テンの足跡は途中でSの字のようになっているところがあって、ここで何をしたのだろうと盛り上がりました。ネズミの足跡は真ん中にしっぽを引っ張った跡がありました。朝からとても静かで鳥の声もしませんでしたが、ここで、コガラ、ゴジュウカラを見かけました。

 ロッジ前にもどって昼食。冷たい空気ながら、お日様のぬくもりがありがたい。昼食後、植原さんが見つけた鳥の巣らしきものを見に行きました。ハンノキの上の高い所にコケで作ったボール状のものがあります。誰が作ったのでしょう。
 その後、湿地の所へ行きました。谷地坊主が雪の中につかっているよう。広がっていた葉がまとまってきて形のよいものもありました。湿地から、草原に入ろうと鹿柵の東側入口の所に行ったのですが、扉が開きません。扉が差し込んである部分が5cmくらい持ち上げられていました。霜の力はすごいです。草原には入らず、駐車場にもどりました。
 帰りの林道で、ウサギの足跡を観察しました。ところどころに立ち止まった跡があり、そこで細い木の枝などを食べていたようです。ウサギの食痕はナイフでするどく斜めに切ったようになっていました。ここでこの日の観察は終了。道の駅に戻って解散となりました。寒いけれど、冬ならではの楽しい観察ができました。
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3.【活動案内】 ●乙女高原自然観察交流会● 2月5日(土)

・日  時 2月5日(土)午前9時~午後3時ころ (小雨決行)
・集  合 道の駅 花かげの郷まきおか 9時
・持 ち 物 弁当・飲み物・雨具 その他、あれば観察用具

※2021年2月の交流会の様子はこちらから・・・
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/e/ed2c642a0a16a8b3647cec5a3f4af87d
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4.【活動案内】●乙女高原フォーラム● 1月30日(日)

日 時 1月30日(日) 午後1時~3時

※スタッフ集合は11時半です。
スタッフにはお弁当を用意しますので,立候補される方は事前にご連絡ください。

場 所 夢わーく山梨(予定) ※駐車場は市役所跡地
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
定 員 未定(コロナ感染状況による) 要事前申込み。
参加費 無 料

■フォーラムのテーマ・・・「生態系パートナーシップで草原を守る!」

 気候危機に加えて生物多様性危機ともいうべき環境危機が進行する現代、日本ではまだあまり聞き慣れない「生態系パートナーシップ」という言葉が欧米ではよく使われるようになり、地域規模から広域、地球規模までの自然環境の保全・再生の活動を支えている。地域ではそれらの取組は、SDG'sに掲げられている人類が現在抱えているさまざまな問題と関連させながら取り組むことが重視される。講演では、1930年代の生態学から生まれ、その後、自然、社会、科学の変化に応じて発展してきた「生態系パートナーシップ」にもとづく草原・湿原再生を取り上げ、それを支える科学と倫理について紹介する。また、炭素貯留、災害防止、生物多様性の保全など「自然にもとづく解決法」の統合的実践に寄与する「自然再生推進法」を活用した自然再生の可能性にも言及する。


■ゲスト・・・鷲谷いづみさん

わしたに いづみさん。東京大学名誉教授。東京大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。専門は生態学。東京大学大学院教授、中央大学理工学部教授などを歴任。主な著書として、『さとやま―生物多様性と生態系模様―』、『生物多様性入門』、『実践で学ぶ生物多様性』(以上岩波書店)、『生態学-基礎から保全へ』培風館、『なっとく大学一年生の生態学』、『絵でわかる生物多様性』、『新版 絵でわかる生態系』(以上講談社)、『たねはどこからきたか』(山と渓谷社)など、最新の翻訳書として『生態学大図鑑』(三省堂)がある。


■新型コロナ感染対策のお願い
・事前の申し込みをよろしくお願いします。
・感染状況によっては、中止や規模縮小をするかもしれません。ホームページ等でご確認ください。
・発熱等かぜ症状のある方はご遠慮ください。
・マスクを着けてご参加ください。
・会場内は換気のため、窓を開けます。暖かい服装でご参加ください。
・入口で検温・アルコール手指消毒をさせていただきます。アレルギー等のある方はお伝えください。
・受付でお名前・連絡先等をご記入いただきます。万が一の場合、お知らせするためです。
・会場内では大声での会話はお控えください。
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  ■乙女高原観察交流会■

●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。

  ※今年度の予定
済①04月03日(土)集合:09:00・道の駅  兼:ヤマアカガエル産卵調査
済②05月16日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:スミレ観察会(中止)
済③06月05日(土)集合:08:30・道の駅  兼:黄色いスミレ観察会
済④07月03日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会※大雨のため中止
済⑤08月07日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑥09月04日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑦10月02日(土)集合:09:00・道の駅
済⑧11月06日(土)集合:09:00・道の駅  兼:草刈り
済⑨12月04日(土)集合:09:00・道の駅
【2022年】
済⑩01月08日(土)集合:09:00・道の駅
次⑪02月05日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑫03月05日(土)集合:09:00・道の駅
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  ■「街の駅やまなし」乙女高原展■

●中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html

●現在、シーズン28「乙女高原の氷華」の展示をしています。乙女高原で初冬の一時期のみ見られる「氷の芸術」です。
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