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 乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第487号  2022.9.12.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】植生調査          9月10日(土)
NEW! 2.【活動報告】花と昆虫のリンク調査   9月11日(日)
    3.【活動案内】10月の観察交流会    10月01日(土)
    ■観察交流会年間計画
    ■「街の駅やまなし」乙女高原展
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0.【ニュースニュース】

●1. (再掲) 9月15日(木)19:00から、2022年度第3回の乙女高原連絡会議兼乙女高原ファンクラブ世話人会を行います。場所は山梨市役所牧丘支所の1階相談室です。今回は今年の草刈りボランティアの方向性を決める大事な会です。ご都合の付く方は覗いてみてください→3

●2.9月10日(土)、高槻先生の指導の下、8回(年)目乙女高原の植生調査を行いました。週間天気予報では「雨」、前日の天気予報は「晴」。当日は「曇」で、午後から一時、ザーッと雨が降り、1時間ほど雨宿りをするという天気でしたが、無事、終了することができました→1

●3.翌9月11日(日)、これも高槻先生の指導の下、今年5回目の「花と昆虫のリンク調査」を行いました。本当に久しぶりの「文句なしの晴天」の元、涼しい風に吹かれながらの調査で、快適でした。ですが、花を訪れる虫が多すぎて、脳内が疲労困ぱいでした→2

●4. 9月2日(金)、笛川小学校5年生が総合学習の一環として乙女高原で自然観察学習を行い、乙女高原案内人の三枝さん、芳賀さん、植原が対応した様子がケーブル・テレビで見られます。山梨CATV。9/23~25。放映時間は7:00、13:00、19:00の1日3回。10chの「ほっと山梨」という番組です。山梨市内のテーブルテレビ局番組です。

●5.9月3日(土) に行われた今年度最後のマルハナバチ調べ隊の様子を、角田さんがユーチューブに動画投稿してくださいました。以下のアドレスです。ぜひご覧ください。
 https://youtu.be/zGocFXFZtHc

●6.(再掲) 街の駅やまなしでの乙女高原展ですが、8月26日(金)に展示替えをしました。今度はシーズン32「乙女高原の秋の花」です。山梨市駅近くにおいでの際は、覗いてみてください。
 https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20220826



●7.(再掲) 「乙女高原の写真屋さん」古屋光雄さんの写真展「イメージのかけら」が開催されています。場所は写真工房「hikari」。山梨市牧丘町窪平の若月歯医者さんの向かいの狭い道を少し入ったところです。駐車場もあります。入場無料。月・火・水は定休日。10:00-18:00。写真とは景色をこんなふうに切り取ることができるのか・・・と思う写真ばかりが並んでいます。ぜひ、お寄りください。

●8.環境省・(公財)日本自然保護協会では里山の自然を調べる全国調査「モニタリングサイト1000里地調査」の新しい調査地を募集しています。調査項目は哺乳類、植物など9項目あり、そのうち1項目以上の調査をすることになります。メールマガジンでもたびたび報告していますが、乙女高原ではヤマアカガエルの産卵調査をしています。この調査によって「全国的な」「経年的な」日本の里山環境の変容が明らかになります。また、多くの市民の参加によって、多くの人に日本と身近な自然に関心をもってもらえるという「副作用」もあります。このメールマガジンを読んでいる方は全国に500人ほどいらっしゃいますが、ご自分の身近な自然の調査をしてみませんか? 募集期間は9月30日までです。詳しくは以下のサイトをご覧ください。
https://www.nacsj.or.jp/moni/2022/05/30255/

●9.「山梨CATV」とコラボして「自然観察入門」とも言える動画を作っています(現在進行形です)。ケーブルテレビの番組として放映されたものを放映後、ユーチューブに投稿してくれています。最新の2nd season第5話がユーチューブで配信開始されました。
 なお、ただ今、第6話が山梨CATVで放映中です。第7話は9/23から放映予定です。

※2nd season 通算第6話  木々の蒸散作用、つる草の観察
 9/9-15、7:30-13:30-19:30、山梨CATV-10ch「まるごと山梨市」

  〈new〉
◆2nd season 通算第5話 オオスズメバチ、スーパー昆虫カナブン
 https://youtu.be/p9pMHZ_wXO4

◆1st season 第1話 プロローグ~万力代表アカマツ
 https://youtu.be/HVMMHTg6Sxw
◆1st season第2話 アカマツに赤い実!?~マツグミ
 https://youtu.be/m_o1j1kxQU8
◆1st season第3話 葉っぱ一枚をじっくりスケッチ~ユリノキ・エノキ
 https://youtu.be/k3-kDrFC9Ic
◆1st season第4話 オニグルミ~頼りになる樹名板~まとめの話
 https://youtu.be/8ua4r62y8zg


※乙女高原ファンクラブ2022年度活動計画
 http://fruits.jp/~otomefc/2007schedule.html

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1. 【活動報告】●植生調査●     9月10日(土)

※写真付きの報告はこちら(活動ブログ)
 https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20220910

 2015年11月に乙女高原の巨大シカ柵が設置されたのですが、シカ柵設置が乙女高原の植生にどんな変化をもたらすかをモニタリングするために、設置直前の2015年9月からこの植生調査が始まりました。元麻布大学野生動物学研究室の高槻先生のご指導です。
 2015年9月、草原内に10本のポールを立てました(ピンクのテープがなびいていますから、よく目立ちます)。ここが調査ポイントです。毎年1回、9月に、これら調査ポイントで調査を行っています。

 朝、塩山駅で高槻先生をピックアップし、乙女高原に到着すると、すでに調査に参加する皆さんが集まっていました。集まったのは8人。高槻先生はじめ、芳賀さん、井上さん、篠原さん夫妻、奥平さん母子、そして植原です。高槻先生から調査の概要を説明していただき、さっそく調査に入りました。この調査は翌日のリンク調査と違い、「分担して行う」ことはないので、「調査に参加」といっても半分以上は「見学」です。とはいえ、いつもは入れない草原の中に入れる又とない機会ですし、見学がほとんどだからこそ、参加しやすいという面もあります。また、後述しますが、ちっちゃな草まで分類するという調査シーンは、ある意味衝撃的です。

 まずは草原の中で地図を頼りに目印のポールを探します。ポールを左下隅とし、斜面上方向に1m四方の方形枠を作ります。これには2m折り尺がとても便利です。折り尺のめもりを頼りに、10cm×10cmの範囲内に出てくる植物を全て記録します。全てということは、小さな草も含めて全部ということです。当然、その多くは花も付けていません。高槻先生が中心に植物を同定し、井上さんや植原も協力しました。記録は井上さんが担当してくださいました。

 初めて参加された篠原さんが「花もないのに、しかも、こんなに小さな草なのに、よくわかりますね」と感心されていました。そういえば、自分も初めて植生調査を体験したときに、同じ感想を持ったことを思い出しました。タネあかしをすると、一つは、乙女高原に生えている植物リストが頭に入っていて、そのリストの中からだけ選べばいいこと。もう一つは、花が咲いていなくても植物を見る習慣がつき、経験を重ねたことです。
 特に二つ目については、まだまだ勉強中です。今回も、見慣れない根生葉(タンポポみたいにロゼット状に出てくる葉)がありました。葉の柄が長くて、柄の先に卵型の、ちょっとギザギサのある葉が付いています。柄が少し広くなっていて、ちょうどカレースプーンのようです。種から芽生えて、はじめのころはこの根生葉で栄養を貯め、しかる後に茎を伸ばして花を咲かせるのでしょうが、根生葉を見ただけでは、頭の中の「乙女高原植物リスト」の何にもヒットしません。
 高槻先生が「ヒメジョオンじゃない!?」とおっしゃいました。えっ、ピンときません。でも、お昼に車から『植物検索ハンドブック』(NPO法人埼玉県絶滅危惧植物種調査団、さきたま出版会)を出して、ヒメジョオンの項を見てみたら、この根生葉が載っているじゃありませんか。びっくりしました。「へぇ、ヒメジョオンの小さい頃ってこんななんだ!」
 帰ってから『雑草の芽生えハンドブック』(浅井元朗、文一総合出版)で確かめたら、確かにヒメジョオンでした。隣にハルジョオンが載っていました。この二つはよく似ていて、間違われることが多いのですが、根生葉の形は全然違っていました。ヒメジョオンなんて、ありかふれた雑草です。でも、その根生葉が分からなかったのですから、灯台下暗し、まだまだ修行が足りません。
 そうそう。ホタルサイコの小さいのも、なかなか分からなかったです。イネ科の小さいのなんて、いまだにまったく分かりません。反対に「あ、この小さいのはハナイカリに違いない。こっちはリンドウ!!」と分かる・・・というよりピンとくると、すごく嬉しくなりますよ。

 おっと、かなり脱線しました。10cm×10cmを調べたら、10cm×25cm、25cm×25cm、25cm×50cm・・・と範囲を広げて、出てくる植物を記録します。1m×1mまで調べたら、出てきた植物の高さと被度(1㎡の中で、どれくらいの広さを占めているか)を記録します。そしたら、1m×2m、2m×2mまで探索範囲を広げて、終了です。次のポイントに向かいます。

 午前中、4ポイントを調査し、お昼にしました。午後からの調査を始めたら7ポイント目で雨に降られてしまい、一時中断。でも1時間もしないで雨は上がったので、残りのポイントも無事、調査することができました。調査結果の整理・考察は高槻先生が一手に引き受けてくださっています。記録をパソコンのエクセルに入力するだけでも大変なのに、本当にありがたいです。

 翌11日は「花と昆虫のリンク調査」なので、高槻先生には乙女高原近くの宿に泊まっていただくことにしました。せっかくですから、宿にチェックインし、鼓川温泉に二人で行きました。温泉で温まった体は、林道の涼しい風に当たっても全然湯冷めしませんでした。

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2.【活動報告】●花と昆虫のリンク調査● 9月11日(日)

※写真付きの報告はこちら(活動ブログ)
 https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20220911

 植生調査の翌11日は花と昆虫のリンク調査、すなわち訪花昆虫調査でした。宿に高槻先生をお迎えに行き、宿ご主人のご厚意でコーヒーをいただき(ありがとうございました)、乙女高原へ。すでに4人が調査の準備を始めてくださっていました。今日の参加者は高槻先生、井上さん、芳賀さん、篠原さん夫妻、植原の6人でした。いずれも昨日から連日参加です。

 100m巻き尺、2m折り尺、ペグなど必要機材をトートバックに入れ、4セット作りました。高槻先生から調査の概要をご説明いただき、4チームに別れて、「遊歩道を歩きながら花に来ていた昆虫を全部記録する」調査を行いました。昨日、花に来ている昆虫の様子を見ていたので、「今日の調査はすごいことになる」という予感はビンビンにしていました。ゴマナにしろアキノキリンソウにしろノダケにしろ、とにかく訪れている昆虫の数がハンパないのです。巻き尺を伸ばして、植物名と訪花昆虫名を距離と時刻とともに記録していくのですが、調査用紙があれよあれよという間に埋まっていきます。花も多く、それを訪れる虫たちせはもっと多いので、脳みそがくたくたになりました。
 高槻先生からは「花を訪れている虫がいたら、写真を撮っておいて」と言われていたのですが、とてもその余裕はありませんでした。
 行きは巻き尺の右側2mを、帰りは左側を見たので、計100m×4mの面積の「花を訪れた昆虫」を記録したことになります。そしたら、10mごとに左右2つの1m×1m方形枠を設置し、その写真を撮りました。この時期の開花の様子をざっくり記録しておくためです。これで1単位の調査がようやく終了です。

 午前中は1単位の調査で精いっぱい。ロッジのベンチに戻って、記録用紙をチェックし、書き忘れた項目を書き足したりしました。高槻先生-篠原厚さんチーム、芳賀さん、植原は12時前には調査を終えたのですが、井上さん-篠原ふさんチームは熱心で、待っていてもなかなか来ません。仕方がないので、お昼を先に食べ始め、時間差で午後の調査を始めることにしました。

 井上さん-篠原ふさんチームの奮闘で、だいぶ調査がはかどったので、午後からは4でなく3チームで調査することにしました。午後3時前には、「ツツジコースの森の中」を除く全ての遊歩道で調査を行うことができました。調査に参加された皆様、ご苦労様でした。ありがとうございました。
 調査用紙は全部で42枚にもなりました。これをパソコンに入力し、結果をまとめるのですから、高槻先生はこれからがたいへんです。いつもいつもありがとうございます。

※第1回調査の様子…高槻さんのブログ
 https://blog.goo.ne.jp/naturetaka1212/e/65450c953a4c075dbd740c9b3e290426
※第2回調査の様子…高槻さんのブログ
 https://blog.goo.ne.jp/naturetaka1212/e/c64fd68fdefbbdfb931cd083c67e7de9
※第3回調査の様子…高槻さんのブログ
 https://blog.goo.ne.jp/takahome12/e/8c621f0d3a9ab38aefccc37f7d66150b
※第4回調査の様子…高槻さんのブログ
 https://blog.goo.ne.jp/takahome12/e/a62a6cd1e838ab190d59f962613f82b2

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3.【活動案内】 ●乙女高原自然観察交流会● 10月1日(土)

・日  時 10月1日(土)午前9時~午後3時ころ (小雨決行)
・集  合 道の駅 花かげの郷まきおか 9時
・持 ち 物 弁当・飲み物・雨具 その他、あれば観察用具

※2021年10月の交流会の様子はこちらから・・・
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20211002

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 ■乙女高原観察交流会■

●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。


※今年度の予定

済①04月02日(土)集合:09:00・道の駅  兼:ヤマアカガエル産卵調査
済②05月15日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:スミレ観察会
済③06月04日(土)集合:08:30・道の駅  兼:黄色いスミレ観察会
済④07月02日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会
済⑤08月06日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑥09月03日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
次⑦10月01日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑧11月12日(土)集合:09:00・道の駅  兼:草刈り準備
 ⑨12月03日(土)集合:09:00・道の駅
   【2023年】
 ⑩01月07日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑪02月04日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑫03月04日(土)集合:09:00・道の駅

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  ■「街の駅やまなし」乙女高原展■

中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
 https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html

現在、シーズン32「乙女高原の秋の花」の展示をしています。
 https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20220826

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