銀色の内包物


銀色の内包物の入った石たち。
どちらも、宙を舞う様な感じで水晶の中に閉じ込められているが、
その様子は特に右の石にはっきりと感じられる。

この様子を見ると、水晶はどの様に結晶をするのか、イメージ出来なくなる。
柔らかい寒天状の水晶がある中に、突如として
つむじ風の様に内包物(この場合は輝水鉛鉱か硫砒鉄鉱か)が流れ込んで来て、
それが瞬時に固まったのではないかと思えるからだ。

不思議が広がる石である。

山 梨県乙女幸山産