白芯



芯の色と外形は関連があるようだが、白い芯は
このような先細りで、しかも長細い外形を持つ石が多い。
透明度の良い外層の中に、内包物はしっかりとまとまって入り、爽やかで清潔な印象がある。
色が無いので、あまり貴重な感じがしないし、色付きの石よりも多い印象だが、
このような美しい物は少ないし、やっぱり珍しいと思う。

美しいものは、どうして珍しいものなのだろう。
いや、多くあると、その美しさに気が付かないだけなのかも知れない。
晴れた日に山を歩いていて目にする、普通の景色。
ただ木が生えていたり、石は苔むしていたり、枯れ葉が落ちていたりするだけだが、
その美しさは、知らぬうちに心の中にまとまって、しっかりとした形を成している。

★★★★山梨県水晶峠 産