東京タワー


なんとも不思議な形をしている。

私は「東京タワー型」と呼んでいるが、展望台に当たる部分は、
結晶形から外れた様な形状をしている。
例えるならば、うまく形のまとまらない水飴を盛った感じ。
しわが寄って曇っているが、本体上部は最高にクリア。
尖った山型のゴーストも、何となく分かる。

この型にはバリエーションがあって、展望台の位置が上にあったり下にあったりする。
楽譜をバックにした「スカート」の石も、同じ脈からの産だが
この石があまりにも美晶だったので、その見た目から東京タワー型と呼ぶ事にした。
この様な石は他でも出るのだろうか? 世界は広いから、どこかには例があるのだろう。


バックの古本は、私のお気に入りの一冊。
イギリスの子供達が、ウィンダミア湖がモデルの湖で、ヨットに乗ったりキャンプをするというお話。
各巻で設定や登場人物に変化があるものの、自然の中で遊ぶ子供達を描いており、
簡素な文章の中にも、自然や子供の何気ない様な描写が素晴らしく、イギリスの上流階級の雰囲気も奥ゆかしい。
しかも第6巻では、山で金を採掘するというストーリー。多分、イギリスでも金の出た所が本当にあったのだろう。
児童文学ではあるが、自然好きな大人にもお勧め。 古い本なので、カバーはかなり擦れている。

★★★★★★山梨県水晶 峠産