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ムジナ
市町村名 市町村・読み方 郡・読み方 書名 著者 編者 発行 発行年(西暦) 発行年(和暦) 妖怪名 妖怪別名 タイトル 掲載ページ 備考
勝沼町 かつぬまちょう 東山梨郡 ひがしやまなしぐん 勝沼町誌 勝沼町誌編集委員会 勝沼町役場 1962 昭和37年 ムジナ ムジナが化けて人をだました話 1137-1138 (その1)富士浅間の鳥居近くの大石で煙草をふかしていた老人に火を貸してくれるように言うと、とたんにその姿が消えた。(その2)夜中に出かけると12〜3歳の小僧が泣いて歩いている。近づこうとしても距離が縮まらなく、不思議に思っていると竹薮で消えてしまった。ムジナに馬鹿にされた。(その3)夜中に寺の庭を通ると坊さんが鐘付き堂に立っていた。真っ暗なのに着物の柄がはっきりと判る、声をかけても返答が無いので近づいたが距離が縮まらない。ムジナの仕業と気付き、鐘付き堂を回って追ったが捕まらない、反対側に回るとムジナと出会い、ムジナは逃げた。
上九一色村 かみくいしきむら 西八代郡 にしやつしろぐん 上九一色村誌 山梨日日新聞社 上九一色村誌編纂委員会 1985 昭和60年 貉と和尚 1709-1710 ある寺の檀家総代の寄り合い時に、座敷に敷いてあるネコザの毛をむしると方丈が顔をしかめる。その方丈は四つん這いで食事をしたり、犬嫌いになるなど変わった事が多くなった。あやしんだ人々が強い犬を和尚にけしかけて食い殺させた。3日目の朝、古狢のになった。座敷の床下から先の和尚の骨が出てきた。狢が和尚に化けていた。ネコザは狢が睾丸を広げて伸ばしたものだった。
高根町 たかねちょう 北巨摩郡 きたこまぐん 高根町誌 通史編 下巻 高根町 高根町 1989 平成元年 むじな むじな 924 ・西割にとんべいさんという人がいた。ある秋の夜「とんべいさん、とんべいさん」とムジナが呼んだ。外に出ると誰もいない。それを繰り返す。「誰だ」と言ってもムジナは返事ができないらしい。 ・西之割のいうしの坂にはムジナがいた。夜になると灯をともして坂を往復する。その灯は薄暗い。
高根町 たかねちょう 北巨摩郡 きたこまぐん 高根町誌 通史編 下巻 高根町 高根町 1989 平成元年 むじな むじな 926 昔、五町田のおわかさんはムジナに化かされてミミズを食わされた。
高根町 たかねちょう 北巨摩郡 きたこまぐん 高根町誌 通史編 下巻 高根町 高根町 1989 平成元年 むじな むじな 928 むじなが娘に化けて出た。特に害は無い。
道志村 どうしむら 南都留郡 みなみつるぐん 道志七里 伊藤 堅吉 道志村々史編纂資料蒐集委員会 1953 昭和28年 むじな むじな法師 221-223 久保の大屋に建長寺の住職と称する僧侶がやってきた。そして宿を貸してもらった礼にと両手で百人一首を書いて残したという。この僧は後日、犬に喰い殺されてその後7日後には千年の年を経た古むじなと化したという。
中富町 なかとみちょう 南巨摩郡 みなみこまぐん 中富町誌 中富町誌編纂委員会 中富町誌編纂委員会 1971 昭和46年 むじな むじなと犬 1494-1495 鎌倉の建長寺の住職であった名僧が大塩の法永寺に寄り説法をした。昼食時に村人全員を部屋の外へ出したので不思議に思い覗くと四つんばいになって口先だけで食べていた。その後托鉢先で犬にかみ殺されたので、こもをかけておくと、むじなの死骸に変わっていた。
鳴沢村 なるさわむら 南都留郡 みなみつるぐん 鳴沢村誌 (第二巻) 山梨日日新聞社 鳴沢村誌編纂委員会 1988 昭和63年 菊を呼ぶムジナ 623 お菊さんの家に来て名を呼ぶが、それは人の声ではないので野物(ムジナ)だという。
韮崎市 にらさきし 韮崎市誌 下巻 韮崎市誌編集委員会 韮崎市役所 1978 昭和54年 むじな ズイトン和尚とむじな 565 宝蔵院の和尚にズイトン(瑞頓)という人があった。毎夜和尚を呼ぶものがあるので、正体を見極めようと戸の隙間から覗いた。すると美人に化けた古ムジナが尻尾で戸をズーッと撫でてはトンと叩く。連続しているのでズイトンと聞こえる。和尚が咳払いをするとムジナは逃げ去った。
富士吉田市 ふじよしだし 富士吉田市史 民俗編 第二巻 富士吉田市史編さん委員会 富士吉田市 1996 平成8年 ムジナの化物 758 村はずれのお堂にオバケが出るというので、鉄砲撃の名人が退治する事になった。バケモノは「よく来たね」といって明りの側で笑っている。いくら打っても手ごたえがなく、最後の1つになったので鉄砲撃は考えた。明りがバケモノだという話を思い出して打つと悲鳴があり、明りは消えた。夜が明けて見ると、大きなムジナが死んでいた。
富士吉田市 ふじよしだし 富士吉田市史 民俗編 第二巻 富士吉田市史編さん委員会 富士吉田市 1996 平成8年 ムジナ和尚 759-760 鎌倉の建長寺の和尚が京都から鎌倉に帰る途中、小明見で泊まった。「犬を遠ざけろ」というので犬は繋いでおいた。食事の仕方などが汚かった。色々な家を泊まり、最後に藤沢の宿に行った時に犬に噛殺された。和尚が殺されたのは何か訳があるのだろうと、三日外へ干したら、爪がムジナの爪になった。建長寺の和尚は京都を出るときにムジナに食い殺されたのだろうという話。それから、その足袋がブカブカだったことから、大きい足袋をはくと建長寺さまというようになった。
六郷町 ろうくごうちょう 西八代郡 にしやつしろぐん 六郷町誌 山梨日日新聞社 六郷町誌編纂委員会 1982 昭和57年 むじなが化けた話 1612 鎌倉の建長寺様が来るので犬をつないでおくようにというお触れがあった。やってきた建長寺さんは、給仕はいらないという。そして膳を下げるとき、獣が食べたようにあたりが汚れていた。化け物に違いないと犬を放してみると、建長寺さんは犬にかみ殺されてムジナの正体を現した。