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   乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第189号 2007.6.19.
発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】乙女高原案内人勉強会 6月16日
NEW! 2.【活動報告】イタドリ刈り 6月16日
   3.【イベント案内】2007年度(第5期)マルハナバチ調べ隊
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  0.【ニュースニュース】
●1.乙女高原ファンクラブのホームページ(トップページ)で,レンゲツツジの開花情報を載せたところ,事務局宅に何人もから照会の電話がありました。「ツツジが満開になるのはいつでしょうね?」と。 焼山峠はすでに17日に満開です。乙女の草原も今週末には満開になるのではないかと思われます。
http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/

●2.マルハナバチのパンフレットですが,なんと5回も校正し,監修をお願いした国武さんにも見ていただき,いよいよ今度の日曜日(6月24日)のマルハナバチ調べ隊でデビューします。欲しい方,ぜひご参加ください。山梨県内の小学校5年生なら,国語で必ず『サクラソウとトラマルハナバチ』というお話を勉強しているはずですよ。親子連れで,ぜひどうぞ。 →3
http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/maru.html

●3.乙女高原の順応的生態系管理作業として2002年から行っているイタドリ刈りですが,今年も6月19日に快晴のもと無事行われました。32名の参加者がありました。 →2
http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/junouteki.html

●4.イタドリ刈りの日は,乙女高原案内人勉強会の日でもありました。参加者は12人あったのですが,なななんと,長野から今井さん夫妻が飛び入り参加してくださいました。今井さんには,毎回,案内人養成講座の第1講という一番大切な講義をお願いしてきました。 →1

●5.牧丘第一小学校の5年生が乙女高原グリーンロッジに泊まる自然教室に参加しますが,その事前学習会の講師を乙女高原案内人の5人が引き受けて下さいました。坂田さん,由井さん、小笠原さん、竹居さん,原さんの5人で,乙女高原の自然のスライドショーやマルハナバチのDVDを見せたり,質疑応答したりしたそうです。皆さん,ご苦労さまでした。皆さんのお話はもちろん,「ボランティアで自然を守ろうとしている」皆さんの後ろ姿こそ,子どもたちを教育してくれるのだと思いますよ。

●6.今年はどうもマルハナバチの様子が変です。5月の連休すぎ,バッコヤナギやフジザクラに群らがっているマルハナバチの姿はついに見ることができませんでした。その一方,4月中旬にはロッジの庭で,どう見てもオオマルハナバチの働き蜂にしか見えないハチ(おーちゃんにしては,やけに小さかったですが・・・)を見ました。「4月中旬に(おーちゃんの)働き蜂!!!???」と,それこそ目が点になってしまいました。
 マルハナバチパンフの校正をする際に,国武さんとお話をしたのですが,全国的にもやはりマルハナバチの様子がおかしくて,コマルハナバチなんか例年の1/8程度しか見つかっていないそうです。
 今年は2月ころがやたら暖かくて,4月に雪が降るほど寒い日がありましたよね。そんなことから,まだ冬のうちに女王が冬眠からさめてしまい,かといって十分な食べ物(花の蜜)はなく,おまけに4月の寒波で相当数のマルハナバチが死んでしまったのではないか?と推測しておられました。 「こんな年だからこそ,マルハナバチのデータをきちんと取っておく必要がありますよね」国武さんの最後の一言が心に響きました。 →3

●7.6月17日の日曜日,家族サービスで乙女高原を訪れたら,由井さんがお一人で,なにやら一生懸命に草原内で記録を取っておられます。近づいて聞いてみたら,2メートル間隔に印を付けたビニールテープを使って,2メートル四方の正方形を遊歩道沿いに設定し,それぞれの正方形の中にヤナギランが何株あるかを数えているそうです。乙女高原のヤナギランが減っているという話題があるのですが,本当に減っているのかどうか,科学的に立証したいのだそうです。 その姿勢に心うたれました。

●8.次回世話人会は7月4日(水)午後7時半から9時までの予定で,牧丘町総合会館で行います。世話人でなくても参加自由です。ぜひ,おいでください。
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  1.【活動報告】
●乙女高原案内人勉強会●  6月16日

 びっくりしました。だって,草原に着いたら,サングラスをかけた夫婦がニコニコしながら手を振ってくるのです。「あれー,まさか・・・。あれって今井さん?!」
 そうです。3年間の案内人養成講座のしょっぱなの講義の講師,そして,案内人養成講座を仕組んだ年のフォーラムのゲスト・・・と,4回も乙女高原のために牧丘においでていただいた長野の今井さんです。乙女高原の大恩人とも言える今井さんに乙女高原の案内ができるなんて,本当にうれしい勉強会となりました。

 いい天気でした。梅雨に入ったなんてウソみたいです。真っ青な青空にくっきり新緑の緑。その中を12人で歩いていきました。
 森のコース遊歩道をゆっくり登りました。ギンリョウソウの真っ白な体が森の落ち葉の中からにゅっと出てきていました。サクラスミレはまだ咲いています。花期の長い花です。アマドコロも咲き始めていました。乙女のアマドコロはだいぶシカに食べられてしまったようですが,大丈夫でしょうか? 小さな小さなマイヅルソウの花も咲いていました。
 てっぺんにはたくさんの人がカメラを構えて富士山の写真を撮っていました。残雪がいろいろな形に見えることを雪形(ユキガタ)と言いますが,富士山の中腹に「農鳥」という雪形が浮かび上がっていました。
 ブナじいに会いに行き,帰りは「全部咲いたらすごいだろうねー」といいながら,ツツジのコースを通ってロッジに帰ってきました。途中,アサギマダラがゆうゆうと飛ぶ姿を見ることができました。今年こそは,アサギマダラの幼虫(か蛹)の姿を乙女高原で見つけたいと思っています。

 お昼を食べて,午後からは湿地の遊歩道を歩きました。
 途中,アカミタンポポを見つけました。外来のタンポポの1種で,より都市化の進んだ地域で見つかるタンポポです。セイヨウタンポポの実(綿毛の下についている)は薄い茶色ですが,「アカミ」はその名の通り赤っぽい茶色なので,すぐに見分けることができます。こんなタンポポが乙女高原で見つかるなんて・・・。
 湿地の中にはクリンソウが咲いていました。「大型のサクラソウ」とも言えるクリンソウが花を付けている姿はなかなか迫力がありました。でも,じっくり観察すると,いつもの年だと花びらに見つかる傷跡がほとんどありません。写真を写すにはきれいでいいのですが,「傷跡がない=花粉を運ぶ昆虫,特にマルハナバチが来ていない」ということなので,とても心配です。
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 2.【活動報告】
●イタドリ刈り● 6月16日

 梅雨入りしたというのに,快晴のもと午前中からずっと草原の中を歩き回っていたので,案内人の皆さんは相当くたびれた状態でイタドリ刈り開始の3時を迎えました。
 イタドリ刈りには32人が参加してくださいました。石和中学校の生徒さんや案内人のお孫さんも参加してくれて,にぎやかなイタドリ刈りになりました。
 昨年まで区画を決めて,そこから持ち出したイタドリの重量を計測して,イタドリ刈りの効果を測っていたのですが,昨年までの実験で十分効果があることが分かりましたので,今年は区画を分けず,重量も計らず,とにかく時間内にできるだけたくさんイタドリを刈り取って運び出すことにしました。
 始めの会終了後,草原内に散らばって,一斉にイタドリ刈りを開始しました。皆さん,一生懸命にイタドリを刈り取ってくれるので,草原からどんどんイタドリの姿が見えなくなりました。結局,軽トラック5台分のイタドリを刈り取ることができました。
 もちろん,1時間の刈り取り時間では草原内すべてで刈り取ることは不可能です。また,イタドリを根絶やしにすることが目的でもありません。とはいえ,イタドリ刈りを行う前に比べ,イタドリの比率が少なくなり,その分,多種多様な草花が見られるようになったと思います。

 もっとも・・・・最近(ここ2〜3年)は,イタドリの繁茂よりも,シカによる食害の影響の方がずっと大きくなったような気がします。シカは自分の好きな草から食べていきますから(当たり前か・・・),シカの好きな草から減少しています。具体的に言うと,乙女高原の場合,オオバギボウシとアマドコロです。数年前は普通に見られたオオバギボウシが,昨年は珍しいほどの植物になってしまいました。
 今後は生態系の順応的管理として,シカの頭数のコントロールを考えなければならないのかもしれません。でも,そのためには,科学的なデータを集めるのが先決です。
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 3.【イベント案内】
●2007年度(第5期)マルハナバチ調べ隊●

 ずんぐりむっくりしていて毛むくじゃら。働き者で,いつもちょこまかと働いているマルハナバチ。いくら見ていてもあきません。しかも,めったなことで人を刺しません。マルハナバチをじっと観ていたら,彼女たちが乙女高原の自然にとってなくてはならない存在であることが見えてきました。

 第1回 6月24日(日) 冬眠からさめた女王に会えるかな?
 第2回 8月 5日(日) 働き蜂がいっぱい見られる!
 第3回 9月 9日(日) 超レアなオス蜂に会えるかも??
         ※もちろん,どれか1回だけの参加も可。

■時 間 いずれも午前10時から午後2時30分まで。雨天中止。
■集 合 乙女高原グリーンロッジ前集合
■対 象 小学校4年生以上ですが,それより小さい子も保護者と一緒の参加なら可。
■定 員 20名。参加費無料(行事保険にはファンクラブの予算で加入します)。
■持ち物 筆記用具,弁当,飲物,雨具,帽子。
     ルーペ,双眼鏡など観察用具があると便利です。
■申込み 乙女高原ファンクラブ事務局まで
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