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   乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第190号 2007.7.13.
発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】マルハナバチ調べ隊 6月24日
NEW! 2.【観察報告】7月9日の乙女高原
   3.【イベント案内】2007年度(第5期)マルハナバチ調べ隊
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  0.【ニュースニュース】
●1.マルハナバチのパンフレットができました。カラーのステキなやつです。発行を記念して,先着順で30名にこのパンフレットをプレゼントします。欲しいかたはメールをください。

●2.ファンクラブの会報0702号を作りました。今号はサポーター会員の皆さんには送られません。普通会員の皆さんだけです(だから,できるだけ普通会員としてご登録ください)。マルハナのパンフのこと,ホームページのこと,活動報告,今年の季節のおかしいことなどを記事にしました。なお,今回の発送作業は鳴沢村の加藤さんにお願いしました。

●3.乙女に向かう林道のうち,塩平〜焼山峠間が通行止めとなりました。通行止めの内容が日によって少しずつ違うので,情報を確かめてからおいでください。そま口林道なら大丈夫です。 → http://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/

●4.7月から8月にかけて,乙女高原グリーンロッジに管理人さんが常駐します。毎年,常駐する期間が少なくなっています(去年は9月まで常駐していました)。泊まるお客さんが少なかったとしても,夏に乙女を訪れる人にとってロッジの管理人さんはとてもありがたい存在ですし,第一,事故や急病等があった場合に,管理人さんがいるのといないのとでは大違いです。そんなことから,できるだけ管理人さんのいる期間を長くしてもらいたいのですが,市の財政がキビシイ折りでもあり難しいようです。だからこそ,グリーンロッジ活用の実績を作りたいと思います。皆さん,グリーンロッジに泊まってくださいね
→ http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/kanko/relaxing/17.html  (申込み:山梨市教育委員会0553-22-9611)。
 なお,管理人は,昨年と同じく,乙女周辺の自然を知り尽くした宮原さんです。

●5.乙女高原案内人の皆さんが,牧丘第一小学校と第二小学校の自然教室のお手伝いをしてくださいました。子どもたちに乙女高原の自然の案内をしたわけですが,その「なごり」が乙女の草原の中に残っています。それをぜひ見に来てくださいね。

●6.いよいよ今年も乙女高原案内人の皆さんの自主活動が始まります。今年は7月21日の土曜日から8月26日の日曜日までです。この期間の毎土日,皆さんが交代で乙女高原に「勤務」します。「勤務」といっても,交通費も出ない無償ボランティアです。夏,涼しい乙女高原で,優しい案内人といっしょに美しい高原を歩きましょう。

●7.次回世話人会は8月29日(水)午後7時半から9時までの予定で,牧丘町総合会館で行います。世話人でなくても参加自由です。ぜひ,おいでください。
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  1.【活動報告】
●マルハナバチ調べ隊 その1●  6月24日

 梅雨の前半はまったく雨の降らない日が続きましたが,この日に限って天気が悪く,それでも下見や準備をしていた時にはまだ降っていなかったのですが,参加者が集まり始めたら雨。仕方がないので,東屋で雨宿りしながらはじめの会を行い,いつもより簡単にマルハナバチの紹介を紙芝居で行いました。参加者は20名ほどでした。

 雨は降っていましたが,せっかくだから・・・とマルハナバチのラインセンサス調査をすることにしました。この時期,マルハナバチが来るとすると,アヤメです。そこで,アヤメの花の複雑なつくりをみんなで観察しました。マルハナバチがもぐりこむ天井部分の花びらをひっくり返すと,見事におしべが出てきました。 「雨の中でも出てきてくれるかなあ」と心配でしたが,レンゲツツジを訪れるコマルハナバチの姿を確認できて,ほっとしました。次に,さっき観察したばかりのアヤメを訪れるトラマルハナバチの姿をバッチリ見ることができました。花にもぐり込みました。さっき説明した通りのハチの行動に,みんなびっくりしていました。
 次はレンゲツツジを訪れるコマルハナバチなのですが,今度のハチは花粉を専門に集めているようで,すらりとしたレンゲツツジのおしべの先にちょこんと止まって,盛んに花粉を集めていました。

 結局,10頭のマルハナバチに出会うことができました。雨脚も強くなったので,感想を書いていただき,新作のマルハナバチ・カードを参加記念としてお持ち帰りいただきました。今回はせっかくマルハナバチ・パンフレットのお披露目だったのに,天候のせいで十分活用できず,残念でした。

  ※調べ隊ラインセンサス調査 データ
 2004年・・・6月18頭, 8月 47頭, 9月 20頭
 2005年・・・6月14頭, 8月 64頭, 9月134頭
 2006年・・・6月31頭, 8月295頭, 9月  9頭
 2007年・・・6月10頭

データを見ると,6月のデータとしては過去最低です。今後,数字がどのように推移していくか調べてみたいと思います。
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 2.【観察報告】
●7月9日の乙女高原●

 月曜日だけど仕事が休みだったので,乙女高原に行くことにしました。林道は霧が出ていました。先月,蕾を見つけて咲くのを楽しみにしていたマタタビのところで車を止めて見てみると,思った通り,マタタビが下向きのきれいな花を咲かせていました。ヤマアジサイも咲き始めていました。乙女高原に向かう林道沿いでは,オオカメノキ,コアジサイ,ヤマアジサイ,タマアジサイ,ノリウツギ,ツルアジサイ,イワガラミと,たくさんのアジサイの親族が見られます。もちろん,開花時期が違いますから,いっぺんに全部を見ることができるわけではありませんが。

 もう一つ,楽しみだったのが,先日見つけたアサギマダラの幼虫。アサギマダラは渡りをすることで有名なチョウで,夏の乙女でもその優雅な姿を見ることができますが,まだその幼虫を確認していなかったので,ぜひ確認しようと,食草である(可能性が高い)イケマを片っ端から調べたら,見つけたのです,幼虫を。 先日見つけたその幼虫は2.5センチの大きさに育っていました。長い角を持つ,結構ビビッドなヤツです。さらに大きくなり,蛹になるといいなあと思っています。

 今日の一番の目的は大窪山コースを歩いてテンの糞を拾うことです。大窪山コース,湿地コース,草原コース,焼山コースを4つのコースで糞拾いをしていますが,今回で10巡目となります。
 少し霧がかかっている中を歩いていると,目立つのはクモの巣。世の中にこんなにたくさんクモの巣があったのかと驚くほどたくさんのクモの巣を目にします。円形のものばかりでなく,クモの糸のかたまりといった感じのものもありました。
 びっくりは3つ。
 第一に,歩いていたら急にバタバタッというすごい音がして,足元からヤマドリのオスが飛び立ったこと。きっと息を潜めて隠れていたんでしょうが,ぼくが近づくにつれて怖くていたたまれなくなったのでしょう。
 第2に,これも歩いていたら,足元からピョンコピョンコとノウサギの子どもが飛び出したこと。状況はヤマドリと同じですが,こっちは軽やかでした。毛並みは茶色というよりグレーに見えました。
 第3に,木イチゴ類の花にコマルハナバチのオスが来ているのを目撃したことです。今年はコマルハナバチの働き蜂を十分見る前に,もうオスバチが出てきてしまった感じです。このオスバチ,以前はコマルハナバチとは別種だと考えられていたといいます。それくらい,メスと違った姿をしています。メス(女王と働き蜂)は全身真っ黒でおしりだけオレンジですが,オスは全身鮮やかなクリーム色です。でも,今回,マジマジと観察し,おしりの先がオレンジなのは似ているなあと思いました。

 さて,草原に戻ってきて,宮原さんといっしょに昼食を取り,午後からは草原内を歩きました。ノアザミ,ノハラアザミ,ヤマオダマキなど夏の花々が咲き始めていました。
 草原内で一番目だったのがオトシブミ類の動きです。たとえば,ヒゲナガオトシブミがイタドリの葉をまさに巻いているところに遭遇したので,小一時間,巻く様子を観察しました。葉を巻いては,先の部分を固く足で握りしめ,巻き戻らないようにしている姿が印象的でした。
 ケシ粒ほどの小さなオトシブミ(ルリオトシブミの仲間)がイタドリの葉のほんの一部分(1センチ×3センチほど)を切り取って,葉を巻いているところにも出くわしました。しかも,何カ所も。森を歩いていると,カンバやミズナラの巻いたヤツも落ちてるし,乙女高原でオトシブミを観察するには,今が一番の旬かもしれません。

 アヤメの花にシリアゲムシという昆虫がいました。馬づらをした虫で,オスは名前の通りお尻がサソリのように持ち上がってクルッとカールしています。メスは普通のお尻です。オスメスが揃っていたのですが,なんか緊張感があります。
 オスは走っては止まり,走っては止まりしながら,羽根をラジオ体操第一の最後の深呼吸の時の手のように動かしています。途中で微妙に止まるんですよね。メスを追いかけているようにも見えるし,そうでないようにも見えます。 メスはというと,オスが追いかけると逃げてしまい,オスが止まると止まります。そんなことを繰り返しているうちに,オスが果敢にメスにアタック。でも,メスは逃げて,少し離れてしまいました。
 それでもオスは諦めずにラジオ体操をしています。
 そのうち,なんと,メスがオスのラジオ体操をまねし始めました。と,オスが再度アタック。今度はメスが受け入れてくれました。交尾成立です。そうか,オスのクルっとカールしたお尻は交尾するときに便利なんだ・・・と妙に納得できる体位でした。
 きっとラジオ体操は,求愛行動だったんでしょうね。

 オトシブミにしても,シリアゲムシにしても,時間がたっぷりあって,じっくり観察しないと「見えてこない」行動です。今回は結構時間があったからよかったのですが,サラリーマンである自分は,精一杯乙女高原にいる時間を取っても,とても十分な時間とはいえません。ああ,乙女高原で,たとえば1週間とかじっくりゆっくり観察したい!!! 飽きるほど観察したい!!!!
 なお,この日の観察画像をホームページにアップしていますので,ご覧ください。
http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/070709.html
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 3.【イベント案内】
●2007年度(第5期)マルハナバチ調べ隊●

 ずんぐりむっくりしていて毛むくじゃら。働き者で,いつもちょこまかと働いているマルハナバチ。いくら見ていてもあきません。しかも,めったなことで人を刺しません。マルハナバチをじっと観ていたら,彼女たちが乙女高原の自然にとってなくてはならない存在であることが見えてきました。

 第1回 6月24日(日)・・・終了
 第2回 8月 5日(日) 働き蜂がいっぱい見られる!
 第3回 9月 9日(日) 超レアなオス蜂に会えるかも??
         ※もちろん,どれか1回だけの参加も可。

■時 間 午前10時から午後2時30分まで。雨天中止。
■集 合 乙女高原グリーンロッジ前集合
■対 象 小学校4年生以上ですが,それより小さい子も保護者と一緒の参加なら可。
■定 員 20名。参加費無料(行事保険にはファンクラブの予算で加入します)。
■持ち物 筆記用具,弁当,飲物,雨具,帽子。  ルーペ,双眼鏡など観察用具があると便利です。
■申込み 乙女高原ファンクラブ事務局まで
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