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   乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第193号 2007.9.24.
発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【オピニオン】ゴミを捨てる人は乙女高原に来ないで!
NEW! 2.【観察報告】9月23日の乙女高原
     3.【イベント案内】案内人勉強会(霧ヶ峰) 10月21日
NEW! 4.【イベント案内】草刈りボランティア 11月23日
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  0.【ニュースニュース】
●1.今年も11月23日(金・勤労感謝の日)に乙女高原の草刈りボランティアを行います。再三このメールマガジンでも取り上げてきたとおり,草刈りは乙女高原の保全に欠かせない活動です。その案内ちらしができました。欲しい方,また,配布にご協力いただける方はご連絡ください。すぐに必要部数を発送します。
・乙女高原における草刈りの意義については・・・
  http://www.otomekougen.npo-jp.net/profile/
・草刈りイベントのちらしはホームページでも見られます
  http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/2007kusakari.html

●2.夏ほどではありませんが,秋に咲き出す花も結構ありますし,夏に咲いた花にどんな実がなっているかを見る楽しみもあります(タチフウロの実なんて,おもしろいですよ)。秋風の吹く乙女高原にもぜひおいでください。サイトのトップページに打ち上げ花火のようなヤマラッキョウの花を載せておきました。
  http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/index.htm

●3.メルマ本号で9月23日の乙女高原の様子をレポートしましたが,ウェブではその際の写真を掲載しています。合わせてご覧ください→1・2
  http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/070923.html

●4.乙女高原案内人勉強会の一環として10月21日(日)に,長野県の霧ヶ峰で活動しているNPO法人霧ヶ峰基金のエコツアーに参加させていただきます。興味のある方,ご一緒しませんか? 霧ヶ峰といえば,乙女高原と同じく標高の高い草原だし,乙女よりずっと老舗のスキー場です。その保全活動や案内(インタープリテーション)活動を学ぼうという趣旨です→3

●5.写真絵本の紹介です。森の中の一軒家の宿。夜,その窓から漏れる明かりに集まる虫たちの様子を写真で表した絵本です(写真だけど,あえて絵本といいます)。ただそれだけの本ですが,背中がゾクゾクっとくる表現がいっぱい。たとえば,「(ガが)足を縮めて,触角もたたんだぞ。なるほど,これなら背中がわから見ると,きみが虫だとわからないだろう。でもね,ガラスごしに裏側から見ているぼくには,何もかも丸見えなのですよ」。この窓にはセミやトンボもくるのですが,その扱いがなんかそっけないなーと感じていたら,最後の最後に種明かしがあったり・・・。
 これは乙女高原グリーンロッジに泊った時に応用できるなあと思いました。
・森上信夫『虫のくる宿』アリス館 1500円+税

●6.次回世話人会は10月24日(水)午後7時半から9時までの予定で,牧丘町総合会館で行います。世話人でなくても参加自由です。ぜひ,おいでください。世話人会は「原則」毎月第3または第4水曜日です。

●7.メルマ読者の本多さんからの情報です。
10/6福岡県北九州市でIPNET-Jインタープリテーション全国研究交流大会が開催されます。 地元共催者の北九州インタープリテーション研究会の皆さんが「布絵シアター」と言う手作りの布絵で伝える手法で地域の自然や環境について子ども達との取り組みを発表くださいます。記念講演は阿部和樹(あべ かずき)さん、九州自然学園 ひらおだい四季の丘小学校教諭です。学校そのものがユニークな存在で、阿部さん自身もアメリカの大学院で環境教育を研究しながら、ニュージャージー州立自然保護学校にてインストラクターを務められた方です。・・・等々。詳しい内容は
  http://www.geocities.jp/ipnetj/taikai3.html
 大会2日目は、スクールインタープリター養成講座が開催されます。
  http://www.geocities.jp/ipnetj/sip.html
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 1.【オピニオン】
●ゴミを捨てる人は乙女高原に来ないで!●

 9月23日,いくら残暑が酷暑でも,乙女高原の秋はいよいよ深まっていました。ダケカンバなんて,もうハラハラと葉を落とし始めています。先週末をカゼのため布団の中で過ごしてしまったので,半月ぶりの乙女高原です。湿地コースを歩きました。

 歩き始めてすぐ,歩道にゴミが散乱しているのに遭遇しました。「誰だ!?」と頭に来ましたが,気を取り直してゴミの観察を始めました。 ぼくらにとっては,ゴミも自然観察の対象。個人的にゴミの観察にとってもハマッた時期もあり,ゴミ観察を勝手に「ゴミコップ」と呼んでいます。だって,捨ててあるゴミの中身や捨て方,中身のレシートでの代金の払い方等々から,男か女か,個人か家族連れか仲間連れか,若者かお年寄りか・・・といった犯人像や捨てた状況が浮き上がってくるんですよ。

 今回は,犯人像より散乱の仕方が気になりました。だって,犯人はわざわざ「燃えるゴミ」と「空き缶」を別のレジ袋に入れて捨てていました。空き缶の袋はていねいにきちんと口が縛ってありました。「ちゃんと持ち帰るつもりだったのに,何らかの理由で(アルコールを飲んで,判断力が低下したというわけではない。アルコールの痕跡はありませんでした),置いていってしまった」という感じです。
 大きなゴミ袋を見ると,やはり口はしっかり結んであるのに,たくさんの不規則な穴が空いています。そして,まわりに,コンビニ弁当についていただろうおろしショウガの小袋,もみじおろしの小袋,おにぎりのラップなどが散乱しています。
 これらから推理できるのは・・そうです,ゴミ袋をここに置いたのは犯人に違いありませんが,ゴミを散乱させたのは,また犯人とは別。散乱させたのは野生動物です。

 乙女高原にこのゴミを置いていった方(複数です。大人2人か,大人2人と子ども1人)!! せっかくゴミ袋の口までちゃんと縛って持ち帰るつもりだったのですから,きちんと持ち帰りましょう。
 持ち帰るつもりだったのに,意外と重くなってしまったし(事実,そのゴミをぼくが全部拾って持ち帰りましたが,結構重かったです),ゴミ袋の内側に調味料が付いていて,ちょっとでもゴミ袋に穴があけば,服が汚れてしまうことを恐れて,そのまま放置したのではありませんか?(その調味料の臭いに誘われて,野性動物が噛みちぎって,穴を開けたのだと思います)。
 きちんと口をしばっておけばよかろうというあなた方の考えは独りよがりすぎます。他の誰かがごみを片付けない限り,あなた方のゴミは永久に存在し続けるし,野生動物たちの生活に少なからぬ影響を与えてしまいました(ぼくは,ビニール袋入りのキツネのうんちを見つけたこともあります)。

 ゴミを捨てていかれるような方には,乙女高原を訪れる資格や権利はないと思います。自然の中に「入れさせていただいて」「楽しませていただいている」という気持ちを忘れないでいただきたいと思います。
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 2.【観察報告】
●9月23日の乙女高原●

 気を取り直して・・・ゴミを見つけた後の観察記です。
 谷を渡る木道の上にペパーミントグリーンのジャムペーストのようなものがありました。これ,サルナシというキウイそっくりの木の実を食べたテンのうんちです。本当にきれいな緑色をしているんですよ。
 実の皮が混じっていたり,ゴマ粒そっくりの種がたくさん入っていたり。植物にとっても,こうして肥料付きで種をばらまいてくれるテンたちは,ありがたい存在なんでしょうね。

 少し歩いて,また「あっ」と思うものに出会いました。2階建ての屋根に届きそうなマユミの木の幹がはぎ取られ,白い中身が見えていたのです。乙女高原でこんなことをするのはシカしか考えられません。
 近寄ってよく見ました。春先,シカがかじったウラジロモミに見られるような歯形が付いていません。皮の一部をかじりとり,足がかり(歯がかり?)ができたところで,それを強引に引っぱがしたという感じです。下に幹の皮がたくさん落ちています。中身だけ食べているのでしょうか? 試しに木の白い部分を口に含み,じっくり噛んでみましたが,割り箸の味しかしませんでした。
 それにしても,乙女高原で春先見つかるシカの囓り跡の多くはウラジロモミで,秋に多いのがマユミです。なぜ?

 先日の台風の影響でしょうか,倒れている木が何本かありました。

 さて,遊歩道から帰ってきて,今度は草原の中を歩きました。いたるところでヤマラッキョウの「打ち上げ花火」が目だっています。数は少ないですが,トリカブトやセイタカトウヒレンの花も見られます。ノハラアザミはまだまだ元気。ハンゴンソウやタムラソウもたくさん咲き残っています。ロッジの気温は22℃。曇っていて,時々、霧が出る天気です。長袖でも寒いくらいです。

 草原内の大きなダケカンバの根元のうろにニホンミツバチが巣を作っています。これを観察することが,すっかり,今年の乙女高原の楽しみの一つになりました。先日,巣の近くをキイロスズメバチが飛んでいるのを目撃しているので,ちょっぴり心配でしたが,根元に死体が累々と・・・ということはなくて,ほっとしました。
 涼しい気候ですが,ハチたちは元気に飛び出していったり,帰ってきたりしています。ほとんど木に激突している・・・という乱暴な帰り方をしているハチが結構多いのにびっくりしました。ミツバチって,意外と不器用なのかも。
 パピリオ双眼鏡で見ていると,中には飛び立つわけでもなく,巣の中に入るのでもないハチがいることに気づきます。巣のまわりをウロウロしている感じ。門番でしょうか?
 それから,時々,カリカリというかカサカサというような音が聞こえてきます。最初は巣の中から聞こえてきているのかなと思いましたが,違いました。ダケカンバの幹の皮をかじりとっているハチがいるのです。これをつばと混ぜて,巣を作っているのでしょうか。こんなに気温が低くなっているのに,まだ巣は拡張を続けているのでしょうか。
 ・・・と,ミツバチよりずっと低い羽音がしたかと思うと,キイロスズメバチが巣のまわりをゆっくり飛び始めました。ときどき,巣に近づくと,ミツバチの羽音のトーンが上がります。キイロスズメバチは,どちらかというと,巣の方を見ないで,巣におしりを向けていることが多かったです。帰ってくる働き蜂を見ているのでしょうか? そのうち,飛んでいってしまいました。

 さて,ここで,巣に帰ってくる働き蜂をきっかり100頭数えてみることにしました。というのも,どうも帰ってくるハチの中に、花粉団子を足に付けていないものが多いような気がしたからです。ですから,帰ってくるハチのうち何頭が足に花粉団子を付けてしいるかも数えました。
 結果はどうだったと思います? 100頭数えるのに,時間はどれくらいかかったと思います? 花粉団子を付けていたのは,そのうち何頭だったと思います?
 正解は・・・11時53分からカウントを始め,100頭数えたのは12時02分でした。1分で10頭以上の頻度です。で,花粉団子を付けていたのは,そのうち44頭でした。半分以下です。この数字が多いか少ないかは,他の時期に同じような調査をして比較しないと何とも言えません。
 気づいたことは,花粉団子の色がみんな同じ薄いクリーム色だったこと。この時期,たくさんの花粉が取れる花は限られているのかもしれないなと思いました。

 お昼を食べて,また一歩きしようと思ったら,冷たい雨が降ってきたので,霧にけむる乙女高原を後にしました。
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 3.【イベント案内】
●乙女高原案内人勉強会スペシャル企画●

 霧ヶ峰で活躍しているNPO法人「霧ヶ峰基金」のエコツアーに参加しよう。

・だいたいのスケジール
  7時30分〜8時 山梨出発。自家用車の乗り合わせで行きます。
  10時〜12時 エコツアー体験
  12時〜13時 食事等

・けがと弁当は自分持ちですが,ファンクラブから補助が出ます。
・「霧ヶ峰基金」の三井さんは,乙女の草刈りやフォーラムに何度も出席されている方。山梨出身でもあります。そこで,前日から基金で運営している山小屋に泊って,三井さんとじっくり話してから,当日参加者と合流する・・・という参加方法も検討しています。この際,泊まり込んでじっくり語り合うといのはいかがですか?

■月 日 10月21日(日)
■訪問先 NPO法人「霧ヶ峰基金」
     → http://kirigamine-fund.jp/index.html
■対 象 乙女高原案内人 ならびに この企画に自主的に参加したい方
■仮申込み・問い合わせ
   当日のみ参加希望者も,前日からの参加希望者も乙女高原ファンクラブ事務局まで
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 4.【イベント案内】
●乙女高原の草原を守る! 草刈りボランティア2007●

 乙女高原の草原を守るために欠かせない秋の草刈り作業。今回で8回目です。
 キッズボランティアという子ども向けのプログラムもありますので,ぜひ,ご家族でご参加ください。とうちゃん・かあちゃんがボランティアで汗流す後ろ姿を子どもたちに見せてやってください。

■主 催 山梨市・山梨県・乙女高原ファンクラブ
■日 時 11月23日(金・勤労感謝の日) 少雨決行
        ※雨天中止の場合,25日(日)の午前中だけ
     午前9時30分集合 (午後2時までの予定)
■集 合 乙女高原グリーンロッジ前集合
■対 象 どなたでも。
■定 員 ありません。
■参加費 無料(行事保険には主催者の予算で加入します)。
■持ち物 弁当,飲物,軍手,雨具,おわん・はし(おいしい豚汁を配ります)
     お持ちの方は,鎌,なた,刈り払い機などの道具。
     天気が悪いと寒いです。防寒着もご用意ください。
■申込み 乙女高原ファンクラブ事務局まで

※毎年200人もの乙女高原ファンが集まるこの大イベントを支えるスタッフに立候補していただけませんか? 駐車場,スナップ・デジカメ写真撮影,豚汁作り,ロープ巻きなど,たくさんのスタッフが必要になります。
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