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   乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第205号 2008.6.12.
発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】遊歩道づくり 5月18日
NEW! 2.【活動報告】乙女高原案内人養成講座2008 1日目
   3.【イベント案内】シダ類分類生態研修会 6月22日
   4.【イベント案内】マルハナバチ調べ隊2008
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  0.【ニュースニュース】
●1. 一ヶ月ぶりのメルマです。乙女高原は,いよいよレンゲツツジのシーズン。今週末には美しい真っ赤な草原の姿が見られると思います。草原ではキンポウゲが,森の中ではマイヅルソウやギンリョウソウが咲き始めました。

●2.遊歩道づくりが18日に行われました。乙女高原のボランティア保全活動で延期となるのは初めてです。それでも,61名もの方が参加してくださり,無事終了しました→「1」

●3.3年ぶり4回目となる「乙女高原版のインタープリター=乙女高原案内人」の養成講座。受講者はやる気満々の20名。そして,スタッフの数がほとんど受講者と同じ19名。とてもいい雰囲気の中,いよいよ1日目が始まりました→「2」

●4.乙女高原の草原の中に毎年,「ミステリーサークル」が出現します。ヤマドリゼンマイというシダの群落なんですが,ほかにも,近くのうっそうとした森の中を歩くと,巨体なシダの集団に出会うことがあります。これらシダの分類や生態を学ぶ研修会が開催されます。無料です。ぜひ,ご参加ください→「3」

●5.北海道・帯広ににお住まいのHさんからおもしろい話をお聞きしました。
 アイヌ語ではマルハナバチを「モユク(小さいク)ソヤ」というそうです。モユクはタヌキ,ソヤはハチという意味なので,直訳すると「タヌキバチ」!!
 北海道ではマルハナバチのことを「クマンバチ」という人がいますが,あのおっとりとした感じは「熊」というより,まさに「狸」。今度,マルハナバチを見かけたら,小さな声で「タヌキバチ」と呼んでみてください。乙女高原のマルハナバチ調べも,いよいよスタートです→「5」

●6.乙女高原に通じる林道は冬季通行規制が解除されましたが,塩平→焼山峠を通って乙女高原に行こうとすると,途中が工事中で,ほとんどの時間帯が通行止めです。柳平塩山線を通って乙女高原に行くことをお勧めします。

●7.次回世話人会は6月18日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。世話人でなくても参加できます。おいでください。

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 1.【活動報告】
●遊歩道づくり● 5月18日

 5月中旬だというのに,雨ではなく雪。たまらず延期しましたが,延期したにもかかわらず,なんと61名もの方々が参加してくださいました。参加者もですが,県や市の職員の皆さんのやりくりもたいへんだったと思います。本当にありがとうございました。
 延期した18日は天気の心配をしないでもよい天気予報でした。行く途中,ラショウモンカズラの花盛りを発見。思わず車を止めて写真を撮っていたら,マルハナバチがやってきました。
 開会1時間半前に草原に着き,さっそくロッジの鍵を開けてストーブに点火したり,品々を並べたりと準備をしました。一段落ついたところで,コーヒーを飲みながら草原を眺めて「!」と思いました。冬になると全部枯れ木,夏になると全部緑の木々になってしまうまわりの森ですが,今は,シラカバはみずみずしい若葉をつけているのに,隣のダケカンバはまだ枯れ木のまま。芽吹きのタイムラグにちょうど居合わせているのです。ダケカンバの方が芽吹きが遅いのは,より高地仕様だからでしょうか。

 いつものようにスタッフの打ち合わせをしている間に,参加者の皆さんが続々と到着。1週間の延期で参加者がほとんどいないんじゃないかと心配しましたが,大丈夫。今日も賑やかな作業になりそうです。去年も大勢で参加してくださった(株)田丸グリーン基金や山梨ロータリークラブの皆さんが,今年もたくさん参加してくださいました。
 受付けの時点で班分けをし,参加者の皆さん一人一人に班のカードを持っていただきました。受付けを済ませた方からロープ張りの練習です。1年ぶりで忘れていても,一度,やると思い出すもんですね。

 はじめの会終了後,スタッフの班長さんが参加者をいくつかのグループにさらに分け,分担して仕事を開始しました。大勢だったので,多くの方にゴミ拾いをしていただけました。ロープを張ってしまうと,おいそれとは中に入れなくなってしまうので,今日,ゴミ拾いをしておくことはとても大切なのです。

 仕事はどんどん進み,お昼前には完璧に終わってしまいました。
 全員で記念写真を撮り,終わりの会をしました。

 その後,(株)田丸グリーン基金からの活動協力費の贈呈式を行わせていただきました。(株)田丸グリーン基金からは毎年,多額の活動協力費をいただいているのですが,それを会員の皆さんに披露する機会がなかなかなかったので,今回は遊歩道作りの後にセレモニーをやらせていただいたというわけです。(株)田丸グリーン基金の皆さん,毎年,ありがとうございます。
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 2.【活動報告】
●乙女高原案内人養成講座2008 1日目● 5月25日

 いよいよ3年ぶり4回目となる案内人養成講座。しかも,案内人活動が軌道に乗ってからの開催ですから,今までの講座とはひと味違う,レベルアップした講座にできるはず・・・と考えて考えた末のプログラムです。「うまくいくかな,うまくいくはず」とやたらと気分が高揚しました。
 ところが(?!)朝早くは雨。「雨も天気のうち」というのはその通りなんですが,最初のプログラムとして風景のスケッチを考えていたので,「正直やりにくいなー。傘さしながらのスケッチ?!」どころか「霧で景色が見えなかったら,どうしよう?!」とちょっとだけ心配しました。ところが,「霧の景色のスケッチというのも,なかなかいいかも」と,すぐに素直に開き直ってしまうのは,いいのか悪いのか・・・。

 受講予定の20人が無事集合。ロッジの中で開講式を始めました。そのころには雨も上がり,どうにか予定通りにできそうです。
 受講者の皆さんに外に出ていただき,スケッチ・ウォッチングのプログラムを始めました。

 「皆さんに質問です。ロッジの中には冷蔵庫があったでしょうか? それは,何色をしていましたか? ぼくがしゃべっているすぐ隣にあったんですが・・・。皆さん,観察力は大丈夫ですか?・・・というイジワルではなく,人間,「よく観察しましょう」と言っても,よく観察できるものではないんです。よく観察するための手だてが必要です。その一つが,これからやるスケッチです」
 「スケッチするものは,この風景です。自然観察というと,すぐに細かいところをミクロに見てしまう傾向がありますが,そうではなく,大きな視点,マクロな視点で自然を捉えていただきたいのです」
 「スケッチのコツは2つあります。一つめに,スイスの風景画家は風景を遠景・中景・近景の3つに描き分けているのだそうです。皆さんもその3つに分けて考えると描きやすいですよ。もう一つは,スケッチは絵だけでなく,字でもできるということです。というか,字でないと表現できないものもあるんですよね。例えば,鳥の声,風の様子などです。スケッチは絵と字の2つでやるものです」

 そんな説明をした後,お一人お一人にスケッチをしてもらいました。ある程度書けたところで集まっていただき,
 「おでこの前に書いたスケッチをかかげてください。そのままゆっくりグルッとまわり,自分の絵を見せながら,他人の絵を見てみましょう」
 「どうですか? 他人の絵が気になりませんか?」
 「そしたら,4〜5人くらいでグループを作って,スケッチについて話し合ってみましょう」

 「どうですか? お一人一人でスケッチした場面は『自然観察』です。でも,皆さんで話し合った場面は『自然観察会』です。話し合うと,自分では気づいてなかったことに他の人が気づいていたってこともあったでしょう? そうです。お金は分けると減りますが,自然観察は,分けると増えるんです。ほかの人の気づきまでいただけます。こんな楽しい機会はないですよ。こういうことを乙女高原でやっていただきたいわけです」

 スケッチ・ウォッチング終了後,3の班に分かれて,それぞれに先輩案内人が付いて,草原内をゆったり歩き回りました。先輩たちのインタープリテーションを体験してもらおうという趣向です。じつは前回までの講座は1日の組み立てが「講義→野外実習」という順番でした。でも,今回はすべて,野外実習が先で講義は後・・・と逆転させました。まずは体験してもらう,それから理論付けしていく・・・というぼくらの活動そのままの順序にしたかったのです。

 昼食後は屋内でのプログラムが2つ続きました。
 一つは講義・インタープリテーション。前回までは長野の今井さんにお願いしていた部分ですが,今回から「自立」しようと,植原が四苦八苦して講義内容を考えました。インタープリターとしての心得,自然観察の仕方,伝え方の工夫という3つの柱での話でした。

 次に,先輩案内人のお3人にパネラーになってもらい,パネルディスカッションを行いました。案内人の養成講座ですから,案内人の生の声を聞いてもらうのが一番と考えたからです。
 1期,2期,3期の案内人からそれぞれお一人ずつお願いしたパネラーに,どうして受講しようと思ったのか,養成講座はどうだったか? 案内人活動はどうだったか? 受講生に一言・・・という順番でお話を伺いました。途中,ほかの案内人にもマイクを振ったりして,楽しい展開になりました。

 最後に,スタッフも含めて全員自己紹介をし,次回の予告等をし,1日目が終了しました。受講者の方から感想をいただいているので,一部,紹介しますね。


■自然が先生なんですね
 先日の講座はとても楽しく充実していたと思います。自然が先生で、インタープリターはお客さんにその自然のすばらしさを感じとってもらう手助けをするということが目からうろこが落ちる思いでした。自然のことを教えてもらうつもりで、観察会などに参加していたのですが、自分が感じとることが大切だと思いました。また、自分がインタープリターになったときはそんなふうにできたらいいと思います。難しいとは思いますが・・・。
 帰りにシャクナゲを見に行ったり、林道のクリンソウも見たり、ミヤマザクラを見たりと充実していました。また次回の講座を楽しみにしています。

■乙女高原の魅力は,案内人の魅力でもあるんですね
 乙女高原の魅力がこの「案内人」の気心、質、個性、などなどによって成り立っている事を実感できました。
 このような活動参加が“ヒマになったら、余裕だできたら”ではなく、《思い立ったら始めてみる》の重要さ、これも教えていただきました。これは若い年齢層(土橋さん)を通して特に実感。
 案内人として良質で均質なものと、それぞれの案内人の個性をこの講座に積極的に参加する事で得られました。ので、今後案内人の方々の得意分野がよりファン倶楽部に生かされるように望みます。(これは知識だけでなくその人から醸し出される人柄というものに、より感じた事です)
 これは疑問ですが、高原の行事は日曜日が多いですが、土曜日を利用することは、どうお考えなのですか? 土曜と日曜のどちらかというば、やはり日曜のほうがより案内しやすいとは思うのですが。(私個人的には日曜より圧倒的に土曜がベター)
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 3.【イベント案内】
●シダ類分類・生態 研修会●

 森林文化の森「乙女高原の森」の仕掛け人・岡部恒彦さんを講師に迎え,乙女高原のシダ類に注目した研修会を開催します。花の咲かないシダ類は,今まであまり注目されてきませんでしたが,乙女高原の自然の大事なメンバーの一員です。

■日時 6月22日(日) (雨天決行) 10時から12時
■集合 乙女高原グリーンロッジ前
■持ち物 (べんとう),雨具,筆記用具。
   ルーペ,図鑑など観察用具がある方はご持参ください。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局
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 4.【イベント案内】
 ●2008年度(第6期)マルハナバチ調べ隊●

 ずんぐりむっくりしていて毛むくじゃら。働き者で,いつもちょこまかと働いているマルハナバチ。いくら見ていてもあきません。しかも,めったなことで人を刺しません。マルハナバチをじっと観ていたら,彼女たちが乙女高原の自然にとってなくてはならない存在であることが見えてきました。

 第1回 6月29日(日) 冬眠からさめた女王に会えるかな?
 第2回 8月10日(日) 働き蜂がいっぱい見られる!
 第3回 9月14日(日) 超レアなオス蜂に会えるかも??
         ※もちろん,どれか1回だけの参加も可。

■時 間 いずれも午前10時から午後2時30分まで。雨天中止。
■集 合 乙女高原グリーンロッジ前集合
■対 象 小学校4年生以上ですが,それより小さい子も保護者と一緒の参加なら可。
■定 員 20名。参加費無料(行事保険にはファンクラブの予算で加入します)。
■持ち物 筆記用具,弁当,飲物,雨具,帽子。
     ルーペ,双眼鏡など観察用具があると便利です。
■申込み 乙女高原ファンクラブ事務局まで
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