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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン 第308号 2014.5.21.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】第15回遊歩道づくり 5月11日
NEW! 2.【活動報告】第1回スミレ観察会 5月11日
3.【活動案内】第2回スミレ観察会 5月25日
4.【活動案内】マルハナバチ調べ隊
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0.【ニュースニュース】
●1.遅くなりましたが,5月11日の遊歩道づくりとスミレ観察会,いずれもこれ以上ないといういい天気のもと,大盛況のうちに終わりました。参加してくださった方々,ありがとうございました。レポート・感想等をぜひお寄せください。また,反省点等がありましたら,これも教えていただきたいと思います。お待ちしてします。
●2.今度の日曜日25日は,今年2回目・最後のスミレ観察会です。10時ロッジ前集合。2時半解散予定です。すでに乙女高原では春の乙女高原の代表選手ともいえるサクラスミレが咲き始めています。また,マメザクラやヤマナシも18日に咲いているのを確認しています。ぜひおいで下さい。そうそう,大窪山ではアズマシャクナゲも咲き始めていましたよ。
●3.以前から乙女高原案内人の間で「塩平から歩いて乙女高原まで登ってみたいよね」「下から歩いて登る観察会をやってみたいね」という話が出ていました。18日にそれが実現。スミレ観察会講師の依田昇さんを中心に奥様の三枝子さん,井上さん,代表世話人の宮原さんらで歩いて乙女高原を目指しました。そして,依田さんからは「来年は、少し早い時期に歩いてみませんか、最高の山道です、斜度、山行時間、誰でも歩けます」とのお墨付きをいただきました。なんと新しいスミレも発見されたようですよ。ぼくのパソコンが先週,入院さえしなければ,みなさんにもこの山行をお知らせできたのですが・・・
●4.今年も遊歩道づくりの際に「田丸グリーン基金」さんより協力金(寄付金)をいただきました。毎年,高額のご寄付を下さったり,遊歩道づくりや草刈りなど主要な行事には大勢の社員の方々がご家族連れで参加して下さったり,最近はずーずーしくも仕事で使われているパッカー車(ごみ収集車)まで草刈りボランティアでお借りしている始末。本当に全面的なご協力をいただいています。ありがとうございます。
●5.乙女高原に行きましたら,ぜひ看板に取り付けられた「掲示板」をご覧ください。フィールドガイド「乙女高原のお花たち」と「乙女高原のスミレ」を見ることができます。屋根付きのステキな展示を作ってくださったのは,(百葉箱やベンチ等も作ってくださった)大工の雨宮さんです。ご自分の技術を活用して,乙女高原にステキなプレゼントをくださいました。ありがとうございました。
●6.5月の世話人会は5月29日(木)午後7時半から牧丘総合会館です。ファンクラブの会員であれば,どなたでも参加できます。ぜひどうぞ。なお,今回はいつもの水曜日ではなく木曜日です。ご注意ください。
●7.(再掲)乙女高原(の近くの焼山峠)まで乗合バスが運行されます。予約が必要で,6月1日から11月23日までの土・日・祝日(振替休日を含む)です。
行きは,塩山駅北口→柳平→焼山峠 塩山駅北口発 08:25, 9:15 の2本
帰りは,焼山峠→柳平→塩山駅北口 焼山峠発 15:25,16:40 の2本
運賃は,塩山駅北口→柳平は大人1,000円・小人 500円,塩山駅北口→焼山峠は大人1,100円・小人 550円。事前に運行会社である英和交通に電話をかけて,申し込んでください。
(金峰山・夢の庭園など)大弛峠へ行くには柳平で下車し,そこで乗合タクシーに乗り換えるそうです(これも要予約)。
焼山峠から乙女高原までは2q弱。歩いて30分弱です。
英和交通の電話は0120-26-2344。時刻表等は,こちら
http://eiwa-kotsu.com/img/timetable/odarumi-line.pdf
●8.(再掲)『乙女高原大百科』(A5判600ページ)好評発売中です。1冊2,000円。送料は360円。ですから,送料込みで,1冊なら2,360円,2冊なら4,360円となります。3冊以上については要相談。郵便振込でご送金ください(別途,送金手数料がかかります)。
http://fruits.jp/~otomefc/daihyakka.html
郵便振替口座等は以下の通りです。
・口座番号 00220-8-71093
・加入者名 乙女高原ファンクラブ
●9.(再掲)日本自然保護協会による自然観察指導員講習会が今年,山梨で開催されます。1978年から36年も続いていて,山梨の回で第487回という,歴史と伝統のある『自然保護からはじまる自然保護』人材養成研修会です。なにをかくそう乙女高原案内人養成講座は,この講習会のマネっこといっても過言ではありません。自然保護の考え方や自然観察の手法を学ぶ1泊2日の充実したプログラムです。
以下,概略
・主催:(公財)日本自然保護協会、山梨県立愛宕山少年自然の家
・会場:山梨県立愛宕山青少年自然の家(甲府市愛宕町358−1)
・開催日:6月21日(土)〜22日(日)1泊2日 雨天実施
・費用:25,000円(NACS-J会員は5,000円減額)
・定員:60名(申込み多数の場合抽選)
・対象:満18才以上で、1泊2日のすべてのプログラムを受講できる方・自然保護教育の必要性を認識し、自然観察活動の推進に意欲があり、できるところから実践の第1歩を踏み出す意欲のある方、また現在活動されている方
・申込み期間:5月2日(金) 〜5月26日(月)
・申込方法:@WEBの専用フォームで申し込むA必要事項を記入しメール・FAX・郵送で申し込む
詳しくは,以下のちらしをご覧ください。
http://www.nacsj.or.jp/katsudo/shidoin_schedule/pdf/487yamanashi.pdf
●10.6月1日午前10時〜12時半までの予定で,笛吹市春日居町の山梨岡神社境内にて「おおぞらの下のおはなし会」という自然観察と絵本の読み聞かせのコラボ企画が行われます。神社境内の自然の案内はウエハラが担当します。興味がある方はご参加ください。主催は「おはなしのへや もも」です。
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1.【活動報告】 ●第15回遊歩道づくり● 5月11日
週間天気予報ではアブなかったのですが,ふたを開けてみると,朝からスカッとした青空。雨の心配はまったくしなくて済みました。
秋の草刈りにしても,この遊歩道づくりにしても,だんだん参加者が少なくなってきていてとても心配していました。他団体の行事とダブってしまうのが原因という声もありますが(遊歩道づくりの日は毎年,旧山梨市エリアの河川清掃日に当たっています),かといって,遊歩道づくりの日程を動かしたら,今度は他の行事とダブってしまうでしょう。日程変更しにくいのが現状です。
だけど,今年は昨年より14人も参加者増でした。多くの方が参加してくださり,ほんとうにうれしかったです。飛び入りのスタッフになってくださった方も大勢いらっしゃいました。また,山梨日々新聞,毎日新聞,山梨放送(テレビ)が取材してくださいました。マスコミ取材によって,さらに多くのみなさんに乙女高原の取り組みを知っていただけるので,メディアのみなさんは乙女高原の自然を守っていく仲間だと思っています。
それにしても,もう15年も「県」と「市」とファンクラブがタッグを組んで,乙女高原の自然を守るための活動をしているんですね。両者とも本当に真摯に取り組んでくださっていて,頭が下がる思いです。夜(つまり勤務時間後)打ち合わせの会を行い,それぞれの役割分担を決め,その後,それぞれで準備を行い,当日もそれぞれの仕事を責任持って十分というより十二分に行ってくださいます。自画自賛に聞こえるかもしれませんが,こんなにうまくいっている「行政と市民団体のパートナーシップ」を他に知りません。
さて,当日の流れは例年の通りでした。スタッフの打ち合わせ後,係ごとに準備をし,参加者の受け付けを開始しました。今年から遊歩道づくりでもペットボトルのお茶を配布することにしました。熱中症対策です。ちょうどこの日は,その対策が必要なほどのいい天気でした。必要な方にはペットボトルのホルダーをお貸ししました。
受け付けが済んだら,ロープの縛り方の練習です。ロープを杭に開けた穴に通すのでなく,単純に杭に「縛りつける」のが乙女流です。ロープ縛りの師匠・武井さんの指導で,みなさん1年前の勘を取り戻しておられました。ちなみに,一般的には「とっくり結び」と呼ばれている縛り方です。
はじめの会は市観光課・網野課長さんの司会で始まりました。ご挨拶は山梨市長の望月さんです。終了後,田丸さんからの協力金の贈呈式を行わさせていただき,班ごとに班長さんを中心に打ち合わせをしたり,細かい説明を聞いてから,草原へと繰り出しました。
トランシーバーで「杭が足りないから持ってきて」「ロープが余ってるよ。必要な班はない?」「終わってしまったけど,手助けが必要な班は?」など情報をやりとりしながら進めました。これには市観光課の藤原さんが大活躍。各班からの情報をてきぱきとさばいてくださいました。
天気がよく,参加者も多かったことから,1時間も早く作業が終わってしまいました。おわりの会を行い,宮原代表世話人のあいさつ,三枝代表世話人の諸連絡を聞いた後,解散しました。
みなさん,本当にご苦労さまでした。
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2.【活動報告】●第1回スミレ観察会● 5月11日
1時間も早く遊歩道づくりが終わってしまったので,1時間早くスミレ観察会をスタートさせることにしました。でも,ちらしには1時半スタートと明記してあるので,ぼくがお留守番をし,時間通りにいらっしゃる参加者があったらご案内することにしました。
ですから,ぼくには観察会の内容がまったくわかりません。参加された方,ぜひ,感想等をお寄せください。
参加者は23人でした。とてもにぎやかな観察会だったと思います。エイザンスミレ,タチツボスミレ,アカネスミレ,ヒナスミレ,アケボノスミレ,ツボスミレ,ミヤマスミレの花が観察できたそうです。
ぼくはというと・・・留守番をしていて,ほんとによかったです。だって,「時間どおり集合参加者」が現実にいらっしゃったのです。それもオーストラリアからの留学生デイビッドさんとそのお友達。・・・ということで,なんと片言の英語でインタープリテーションをしながら,乙女高原の案内をしました。草刈りによって草原が保たれていること,シラカバは太陽の光を十分に浴びないと成長できないので,シラカバが育っているところは,じつは昔は草原だったことなど。湿地も案内しました。まさにここから川が始まっていること,谷地坊主という独特の面白い景観が見られることなどです。デイビットさんは環境行政について研究している大学院生で,乙女高原の取り組みについてとても興味を持たれていました。
デイビットさんとのガイドウォークを済ませ,急いで「ヒメイチゲ」ポイントに車で向かいました。観察会はすでに終了。何人か残られていたので,一緒に観察。ヒメイチゲが小さな体に,それと不釣り合いな大きな白いかわいい花を咲かせていました。ヒガラが一生懸命に素材(?)を集めて,シラカバの木の根元の穴に運び込んでいました。ひながしっかり育つといいな。
みなさん熱心でしたよ。その後も焼山峠付近を歩き回り,またまた新しいスミレを見つけてしまったそうです。見つけたのは井上さん。葉に独特な模様のあるフイリヒナスミレでした。花はほとんど終わった状態でした。来年は花の時期に来てみましょうね。来年の楽しみ(宿題?)が一つできました。
・・・ということで,ぼくはほとんど観察らしい観察ができず,ちょっと欲求不満だったので,次の土曜日(17日)には,本当に1日中,乙女高原を歩き回りました。シコクスミレの開花を確認しました。そして,一番の成果はヒゴスミレのきれいな白い花を見つけちゃったことです!! ヒゴスミレはすでに乙女高原で発見されていましたが,「エイザンスミレの3裂の葉がさらに分かれて5裂っぽく見えるんだよ(注:エイザンスミレもヒゴスミレも葉が細かく枝分かれしているという変わった(?)スミレです。エイザンは葉が大きく3つに分かれ,そこからまた枝分かれしているのに対し,ヒゴはまず5つに分かれています)」といううわさもあって,「花をしっかり確認する」というのが,この3年間の宿題だったのです。ようやくその宿題を済ますことができました。
さらに,サクラスミレの開花も確認できました。
みなさん,次回(今度の日曜日・25日)のスミレ観察会も楽しみですよ。
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3.【活動案内】第2回スミレ観察会
5月25日(日) 午前10時から午後2時半
(少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします)
春,乙女高原には見つかっているだけで22種類のスミレがかわいい花を見せてくれます。といっても,いっぺんに・一ケ所で見られるわけではありません。少しずつ時期をずらし,生息場所をずらしています。そんな乙女高原のスミレを『乙女高原フィールドガイドV 乙女高原のスミレ・ウォッチング』の編集代表・依田昇さんの案内で観察します。
なお,参加者のみなさんには『乙女高原のスミレ・ウォッチング』をもれなくプレゼント!!
■集 合 乙女高原グリーンロッジ前
■持ち物 べんとう,水筒,雨具,筆記用具,観察用具(ルーペがあると便利です),図鑑など。
■参加費 無料。
■講 師 依田 昇さん(乙女高原案内人。スミレ・フィールドガイド編集代表)
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
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4.【活動案内】●マルハナバチ調べ隊● 6月29日(日)
今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。
■日 時 6月29日(日) 雨天中止 午前10時半から午後2時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
※年に3回調査をするマルハナバチ調べ隊は,今年で12年目。
第1回 6月29日(日)
第2回 8月 3日(日)
第3回 9月 7日(日)
時間やプログラムは今回と同じです。
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