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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第468号 2021.12.26.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】氷華の観察 11月14日
NEW! 2.【活動案内】乙女高原自然観察交流会 2022年1月 8日
3.【活動案内】第20回乙女高原フォーラム 2022年1月30日
■乙女高原観察交流会
■「街の駅やまなし」乙女高原展
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0.【ニュースニュース】
●1.来年1月30日に「夢わーく やまなし」で開催予定の乙女高原フォーラム。ゲストは鷲谷いづみさんです。フォーラムのちらしができています。ちらしが欲しい方、また、ちらし配布にご協力いただける方はご連絡ください。お送りします→3
●2.会員の杉田さんが「乙女高原のスミレ・カレンダー2022」を作成し、寄贈してくださいました。ポストカード大です。乙女高原で見られる32種類のスミレのうち、「20+1種類」を紹介しています。ほしい方はこのメールマガジンに返信してください。カレンダーの写真は、今、ホームページに載せています。
http://fruits.jp/~otomefc/
●3.乙女高原フォーラムのスタッフにぜひ立候補してください。フォーラムは1月30日の13:00から始まりますが、スタッフ集合は午前11:30集合です。お弁当を用意しますので、早めにご連絡ください。会場の準備をしたり、受け付け係をお願いしたりします。よろしくお願いします→3
●4.山梨市駅近くの「街の駅やまなし」での乙女高原展シリーズ28として「乙女高原の氷華」を始めました。氷華については、井上さんのレポートをお読みください→1
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20211226
●5.次回の自然観察交流会は来年の1月8日(土)です。参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任です。それをご承知の上でご参加ください→2
●6.次回世話人会は乙女高原連絡会議と兼ねて、2022年1月13日午後7時から山梨市役所牧丘支所で行います。なお、前回・12月の世話人会議事録は以下から。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20211216
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1.【観察報告】●氷華の観察● 11月14日
井上さんが自然観察レポートを寄稿してくださいました。
11月14日、乙女高原に行きました。草原の植物は枯れ草色、木々の紅葉もほぼ終了。晩秋です。草原は6日のファンクラブの作業と県・市の作業で半分くらいは草刈りがされていました。
この日の目的は氷華の確認でした。植物は枯れても、まだ根は生きていて、水分を吸い上げています。気温が氷点下になると、この水分が凍って、茎の根元に噴き出し、いろいろな形になったものが氷華です。氷華といえば、シモバシラという植物が有名ですが、シモバシラ以外にも氷華ができることを知り、昨年もいくつか確認しました。他にも氷華ができるものがないか見たい。でも、草原を草刈りしてしまうと何の植物なのかわからなくなってしまうので、草刈り前しかチャンスはなし。本当はもっと冷え込む12月などがいいのでしょうが仕方ありません。
氷華を見るのには冷え込んだ早朝がいいのですが、だいぶ太陽が昇ってからの到着となってしまいました。日が当たっている所は氷が融けてしまうので、ツツジのコースの日陰になっているところを観察。わずかですが、霜が白く残っていました。まだ氷華が発達して大きくなるには時期が早かったと思いますが、いろいろな植物の茎が裂けて、氷が出ていました。シモバシラのように豪華なものはありませんが、同じ仕組みです。
ハンゴンソウ、ゴマナ、キオン、ヨツバヒヨドリ、ウスユキソウ、ヤマハハコ、タムラソウ、ノハラアザミ、シラヤマギク、ノコンギク、ヒメトラノオ、クガイソウ、シオガマギク、セイタカトウヒレン、ハバヤマボクチ、アキノキリンソウ、キンバイソウ、リンドウ、ワレモコウにできているのを確認しました。またオカトラノオにもできた痕跡がありました。
しゃがみこんで、植物の根元をのぞいていたら、誰か来ました。植原さんです。23日の草刈り作業のために、草刈りされてない所や遊歩道に草の敷き入れがしてない所の確認に来たとのこと、23日にはこれらをまとめた地図が配布されました。知らない所で働いてくださっていることに頭が下がります。
マツムシソウの根元も氷はついていませんが、茎の表面が裂けていて、これも氷華の痕跡だろうか?トリカブトの根元にも霜がついていてこれは…?とまたわからないことが出てしまい、もっと早い時間に確認しようと21日にも行ってみました。
しかし21日は冷え込みがあまりなくて、氷華は発達していませんでした。トリカブトは茎が裂けてはいないので、違うようです。マツムシソウは不明。が、氷華のできた新たな植物も見つけました。モリアザミ、ヨモギ、シモツケソウ、アカバナ、キンミズヒキです。
そして何と、この日も植原さんに会いました。乙女高原の主ですね。
氷華以外にもいろいろな実や種の観察も楽しかったです。綿毛になっている植物がたくさんありますが、よく見ると大きさや色、形もちがいます。オケラの種は毛むくじゃらで綿毛も枝分かれしています。ヤナギタンポポの実は褐色。ヨツバヒヨドリは黒。花が違うように、当然ですが実も違っていておもしろい。花がなくてもいろいろと楽しみました。
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2.【活動案内】 ●乙女高原自然観察交流会● 2022年1月8日(土)
・日 時 1月8日(土)午前9時~午後3時ころ (小雨決行)
・集 合 道の駅 花かげの郷まきおか 9時
・持 ち 物 弁当・飲み物・雨具 その他、あれば観察用具
※2021年1月の交流会の様子はこちらから・・・
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20210108
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3.【活動案内】●乙女高原フォーラム● 2022年 1月30日(日)
日 時 1月30日(日) 午後1時~3時
※スタッフ集合は11時半です。
スタッフにはお弁当を用意しますので,立候補される方は事前にご連絡ください。
場 所 夢わーく山梨(予定) ※駐車場は市役所跡地
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
定 員 未定(コロナ感染状況による) 要事前申込み。
参加費 無 料
■フォーラムのテーマ・・・「生態系パートナーシップで草原を守る!」
気候危機に加えて生物多様性危機ともいうべき環境危機が進行する現代、日本ではまだあまり聞き慣れない「生態系パートナーシップ」という言葉が欧米ではよく使われるようになり、地域規模から広域、地球規模までの自然環境の保全・再生の活動を支えている。地域ではそれらの取組は、SDG'sに掲げられている人類が現在抱えているさまざまな問題と関連させながら取り組むことが重視される。講演では、1930年代の生態学から生まれ、その後、自然、社会、科学の変化に応じて発展してきた「生態系パートナーシップ」にもとづく草原・湿原再生を取り上げ、それを支える科学と倫理について紹介する。また、炭素貯留、災害防止、生物多様性の保全など「自然にもとづく解決法」の統合的実践に寄与する「自然再生推進法」を活用した自然再生の可能性にも言及する。
■ゲスト・・・鷲谷いづみさん
わしたに いづみさん。東京大学名誉教授。東京大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。専門は生態学。東京大学大学院教授、中央大学理工学部教授などを歴任。主な著書として、『さとやま―生物多様性と生態系模様―』、『生物多様性入門』、『実践で学ぶ生物多様性』(以上岩波書店)、『生態学-基礎から保全へ』培風館、『なっとく大学一年生の生態学』、『絵でわかる生物多様性』、『新版 絵でわかる生態系』(以上講談社)、『たねはどこからきたか』(山と渓谷社)など、最新の翻訳書として『生態学大図鑑』(三省堂)がある。
■新型コロナ感染対策のお願い
・事前の申し込みをよろしくお願いします。
・感染状況によっては、中止や規模縮小をするかもしれません。ホームページ等でご確認ください。
・発熱等かぜ症状のある方はご遠慮ください。
・マスクを着けてご参加ください。
・会場内は換気のため、窓を開けます。暖かい服装でご参加ください。
・入口で検温・アルコール手指消毒をさせていただきます。アレルギー等のある方はお伝えください。
・受付でお名前・連絡先等をご記入いただきます。万が一の場合、お知らせするためです。
・会場内では大声での会話はお控えください。
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■乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※今年度の予定
済①04月03日(土)集合:09:00・道の駅 兼:ヤマアカガエル産卵調査
済②05月16日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:スミレ観察会(中止)
済③06月05日(土)集合:08:30・道の駅 兼:黄色いスミレ観察会
済④07月03日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会 ※大雨のため中止
済⑤08月07日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑥09月04日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑦10月02日(土)集合:09:00・道の駅
済⑧11月06日(土)集合:09:00・道の駅 兼:草刈り
済⑨12月04日(土)集合:09:00・道の駅
【2022年】
次⑩01月08日(土)集合:09:00・道の駅
⑪02月05日(土)集合:09:00・道の駅
⑫03月05日(土)集合:09:00・道の駅
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■「街の駅やまなし」乙女高原展■
●中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
●今日からシーズン28「乙女高原の氷華」の展示をしています。乙女高原で初冬の一時期のみ見られる「氷の芸術」です。
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