鳶目兎耳(えんもくとじ)
鳶のように目ざとく、兎のように耳がよいこと。また、そのような能力を持つ人(新聞記者など)。
彩・スタンフォード[Aya Stanford](cv:久川綾)
1998年9月26日生。O型。
写真記者。米国のスポーツ誌『MOVE』所属。2020年よりCFの撮影に携わる。
なんていうか、……がんばれ。
ある意味、ものすごい貧乏くじを引かされたキャラクターだと思います。
取り敢えず、久川綾さんは悪くない!w 悪いのは寧ろ制作者側です!(制作者の皆さん、すいません)
CFというジャンル自体が最盛期ではないからなのかも知れませんが、彩さんのファンサイトって見たことありませんね。
加賀×彩というCPの創作も全くお目にかかりませんし……加賀←彩ならあるんですが(つーか、公式)。
まあ自分も、上記のようなジャンルでの創作熱に取り憑かれたことは、未だかつてございません。
「見た目が好みだから」とか「おっぱいおっきーから」とかいう理由以外で(笑)彩チャン大好きだよ!という方とお知り合いになって、
彼女の魅力を一から教えてもらいたい!と思うこともしばしば。
好きになっておいた方が絶対、SAGA以降のドラマCDを楽しく(胸ときめかせて?)聴けると思うんですよねー。
正直言って自分も、彼女が好きかと言われると……うーん。
いや、見た目はすっごく好みなんですが。(ってお前もか!)
今回に限っては「フォーリンラブ」の、というのには抵抗がありますが、一応軌跡を辿っておきます。
◆SAGA期
自分の認識としては初登場はここ。セリフなし。
時々意味ありげに画面に映ってる、加賀くんの付き人みたいな金髪のおねーちゃんは誰じゃいな?という程度です。
実際には彩さんとは全く関係ないのですが、ちょうどSAGAを視聴している頃、「SINを見つけて観てみたら、
再登場した加賀くんが金髪碧眼ふわゆるウェーブの超ロングヘアしかも真っ白なワンピースなんか着ちゃってる儚げな美人をつれてきて、
しかもそれが『婚約者♪』だとか言いやがってえええええええええどーゆーこと!?
加賀ァてめぇ今日子さんはどうしたんだ今日子さんはぁぁぁぁァァァァァ!」
という夢を見てしまったため(夢かよ)、加賀くんの婚約者かと思って一瞬ビビりました(笑)。
まぁ、ある意味……ね……(遠い目)
◆ドラマCDその1
こっちが正しい初登場ですよね、『明日へのフォーカス』。
残念ながら視聴時は既にすっかり頭の中が加賀×今日子モードになってしまっていたため、彩さんの存在感の薄いこと薄いこと。
ま、典型的な・定番の・トラウマ設定と乗り越え方だわねー、って程度で、正直あまり印象には残っていません。
しかし真面目にF1を観るようになった今にして思うと、レースというレースが厭で嫌で徹底的に避けて来ていた筈の彩さんが、
この時点で既に600km/h超の戦いを繰り広げているCFの写真なんて撮れる訳ねーだろ!と思います。
現実世界でさえ、「F1が撮れれば他の全てのスポーツが撮れる」なんて言われているらしいですよ?
いくら彼女の腕とセンスがよくったって、……ねぇ。とか思っちゃったりなんだり。
(いや、彼女も「ゼロの領域」持ちだったらイケるかもね!)
◆SIN期
セリフつき登場おめでとう!(拍手) OPでもすごくヒロイン的立ち位置だったしよかったネ☆
……と呑気には言っていられないくらい、観ていてとても、辛かったです。
なんていうか、当て馬っぷりが……。と言って悪ければ、空回りっぷりが。
必要なキャラクターだったのだとは、思います。
「レース」という舞台の外から、つまりは第三者として、苦悩する加賀くんと関わってくれる人は居てくれないといけませんよね。
しかしその関わり方が、子どもじみた恋愛感情「だけ」に基づいたものに見えてしまったところが、
強烈な「当て馬感」と「がっかり感」の原因なのかも知れません。
自分は今日子さんファンですが、それでも理解出来る(ような気がする)んですよ。彩さんの痛みとか、苛立ちとかは。
身を投げ出してでも救ってあげたい(……というほどホンモノの愛情なのかは判然としませんが)相手がそこにいて、
けれど自分は力になれない。
だって彼が望んでいるのは、彼が求めているのは本当は、
彼女ではない「誰か」――彼女の「恋敵」に他ならない女性――の手であり、声であり、
存在であり、励ましであり、そして愛情なのですから。
なのに肝心要の「誰か」は彼と向き合うことから逃げていて、うじうじと悩んでは顔を背けてしまったりして、
挙げ句の果てに自暴自棄だの八つ当たりだの……。
そりゃ悔しいでしょう。そりゃもどかしいでしょう。憎らしいし、腹立たしいし、代われるもんなら代わりたいでしょう。
これは、辛かったと思いますよ。とても。
しかしここまでの彩さんの印象があまり芳しくない(ってか薄い)ので、単なる色恋沙汰の上での当て馬にしか見えなかったんですよねー。
その事実がどうにも残念。
数あるSINでの出演場面中、今日子さんとの対決→平手打ち(される)ってのがいちばん派手で印象的なシーンかと思うのですが、
自分の中ではそれ以上にしんどかった場面がありました。
4話の冒頭辺りだったでしょうか、サーキットでたそがれている(笑)加賀くんに、
「アオイの……、いえ、……今日子さんの、ため?」って訊く、あの場面です。
だって加賀くんの答えが「オフィシャルなインタビューかよ、そりゃ」なんですよ?
これ、はぐらかそうとしてはぐらかせてない、寧ろ絶対的肯定を露呈しちゃってる返答じゃねのーかオイ!
(否定だったらそもそも答えをはぐらかす必要性なんかないはずだから)
や、解ってます、加賀くんという人は至極複雑なお方なので、この期に及んでも頭ん中が今日子さん一色な訳じゃないんですよね。
ハヤトとの勝負、英二の記憶、名雲の存在、アルザードと凰呀、自分の居場所、存在意義、
……色んなことを考えている中の一部分にしか斬り込んでこない質問だから、肯定でも否定でもないんですよね、きっと。
いや、でもここだけ切り取って考えるとやっぱあからさまに肯定だぞ加賀。ちょっと残酷だぞ。
(もう、彩さんを気遣ってあげるだけの余裕も残ってなかったんでしょうかね。可哀想に……)
他、周囲に恋愛感情がバレバレな様子も見ていてしんどかったし、
パーティー会場での「あ、愛って何よ! 私と加賀さんはそんなんじゃ……!」の辺り、
彩さんは真っ赤なのに加賀くんは聞いてもいねぇ(ハヤトしか見てない)ってトコも胸が痛みました。
最終的には何かを掴んで終わったということになっている(らしい)雰囲気でしたが、初見で彩さんの成長に感動出来るほどには、
印象的な演出ではありませんでしたね。
「可も無く不可も無く」というのが、彩・スタンフォードというキャラクターへの、この時点での正直な印象でした。
◆ドラマCDその2
しかしその後、このサイトを立ち上げた関係上、作品を書き進める上で確認しておかなければいけないドラマCDというのが増えてゆき、
うんうん唸りながらいくつか(←未だコンプリート出来ず)聴き進めまして。
残念ながら、聴けば聴くほど彩さんを擁護出来なくなっていきました……。
……加賀くんが絶大な人気を誇るばっかりに、或いは今日子さんが女性ファンの共感を得てしまったばっかりに、
すっかり嫌われものキャラになっちゃって彩さんてば気の毒!と思ってたんです、以前は。
いや、でも、駄目ですわーこりゃ。
まだ出演全作品を押さえた訳ではないのですが、全体的に残った印象は、「あー、加賀くんのことしか考えてないんだわ、この娘」。
これでは、加賀くんファンならずとも確かに、ものすごくがっかりしてしまいますよ。
個人的にいちばんキツかったのが『真実の一瞬』。これはどうにも、酷いです。
いや、何がって、プロカメラマンとしてそれはちょっと……つーか、それ以前に社会人としてどうなのか。
・仕事しに来た場所で堂々と自分の商売道具に関する愚痴を吐く
・職業人としてではなく恋する乙女として同業者に喧嘩を売る
・その結果自分の所属する会社及び「取引先(=AOI-ZIP及び加賀)」に大迷惑を掛ける
・でも後悔するのは「加賀さんに迷惑掛けちゃう」という部分だけ
・上司と同僚にすごく甘やかしてもらうものの加賀さんのことで頭が一杯なので感謝なんかしてる余裕ありません
・折角貰ったチャンスをむざむざ無駄にした上ほとんど躊躇い無く帰国
・加賀さんにもすごく甘やかしてもらうもののやっぱりうじうじしちゃう、だって女の子だもん
・でも愛の力でまた加賀さんのコト撮れるよーになりました!ので大団円☆
……ごめんなさい彩さん。確かにうろ覚え&色眼鏡なんですが(しかも一回しか聴いていないし)、
でも、でもでも、振り返ってみるとこんなんなっちゃうんですよ。
こんな印象しか残らない状態で、どうやって彼女を好きになれと……!?
……いや、久川綾さんは悪くない!(2回目)
冗談はともかく。
心に傷を抱えながらも高いプロ意識を持って、彼ら(=加賀くんたち)と同じ舞台で「戦って」いる、
という設定のキャラクターじゃありませんでしたっけ?
これではとても、そんなキャラクターだとは思えません。
子どもっぽくて甘ったれた、恋愛回路以外は機能停止しちゃってる脳味噌の女の子、としか……。(いや、ホントごめんなさい彩さん)
『SIN』より先に聴いておいた方がよかったのか、いや、寧ろ後回しにしてよかったのか、
どっちにせよ微妙な心持ちになってしまったCDでした。嗚呼。
ところでこれは、アオイが出場停止になってますから、当然『SAKURA』後のお話ですよね。
「引退する」っつった今日子さんに対する加賀くんの態度と、
「もうやめる」っつった彩さんに対する加賀くんの態度とには、
かなり大きな差があるように思えるのですが、この態度の違いは一体何なんでしょうかねー?
や、制作者側はあんまり気にしてないのかも知れませんけれど、自分はすごく引っ掛かりました。
何にせよ、加賀くんは人を動かす術にも素晴らしく長けていますね!
彩さんに揺さぶりをかける際の「俺に会えなくなるけどいいんだな?」的なアプローチの的確さには、もう唸るしかありません。
こーいうとこ見ると、彼はレーサーじゃなくても一流の職業人になれた(いや、今からでもなれる)と思います。いいなー。
などと結局彩さん以外の話題に触れながら(笑)、以上、「フォーリンラブ」……?の軌跡終わり。
どうも散々に書いてしまいましたが、必要なキャラクターだとは思っているんです。今でも。
何より、2010年度の個人的目標、「加賀くんを深く深く愛せるようになろう!」を達成する為には、
彩さん視点で幾つかテキストを仕上げてみる、というのが絶対不可欠だと(直観的に)信じてる!
彼女の出演作はまだまだ未視聴のものがあるので、必要に駆り立てられつつ(笑)少しずつ消化していきたいです。
とはいえ、彩ちゃん大好きー☆という境地に到達出来る日は、遠い……かも知れませんが……。
……がんばります。
[2010年10月]