男の子はやっぱり男の子。(Boys will be boys.)【の、コメント】
英会話辞典の「ことわざ・慣用句」というコーナーが好きで、Boys will be boys.という日本ではあまり言わない言い回しを、どこかで使ってみたいなと思っていました。
あと、これを書いた時期は寒さの厳しくなってくる頃で、
炬燵に潜り込んでは「新条くんにはちゃんちゃんこが似合う…半纏も炬燵も、火鉢なんかもきっと似合う…」などと考えており(病気だ!)、
取り敢えず新条を炬燵に座らせる、というところから始まったのがコレです。
>やっぱり、日本人なら炬燵だよな。
魂からの叫び!(笑)
>不機嫌を隠さないまま扉を開け、新条は目を瞬いた。見慣れた顔が見慣れない様子で立っている。
>「……加賀?」
>金色に光る缶ビールの詰まった袋を掲げながら、猫のような目をした同僚は、よっ、とおどけた挨拶をした。
SAGAの、新条が加賀宅を訪ねるところ、好きです。なんだかんだあった(※主に新条が、一方的に)人たちだけど、いつの間にかしっかり“友人”になってたんだなァ、と感慨深く。
で、加賀が持ってきてるのは勿論、映画『第三の男』のテーマソングが印象的なCMの、あの福々しいブランド。珍しく奮発しましたね加賀くん…!(笑)
>「お前、今日、暇なんだよな?」
>「いや、……今は暇だけど。夜は、ちょっと」
暇か?じゃなくて、暇だよな?っていう。そういうことが出来るヤツですよ、加賀は。新条には出来ないと思う。
>「……これは……」
>薄い四角いパッケージに、これでもかというほど肌色の写真がべったべた。
>どうみてもAVです。ありがとうございました。
2015年以降にもまだこういう媒体あんのかなー、配信される違法動画だけで充分だってんで、AVのレンタルなんか無くなってるんじゃないかなぁ…って、
書いた当時は思っていたのですが、取り敢えずまだ世間には存在しているようですね。だから多分2018年辺りにも存在はしているのでしょう。たぶん。
>ジャケットの写真は主演女優の、上目づかいの顔のアップ。
>ほんの一瞬そこから受ける印象は、彼らにとって最も近しい、尚且つなかなか畏れ多い、それでいて確かに憧れる、どこかの女性上司にとてもよく似ていて。
>「…………」
>「似てる、と、思わねーか?」
>「……思う」
>「で、これが、どうかしたのか」
>「ちょっとキョーミねぇ?」
>「興味って……」
>「中身も、見てみてぇと思うだろ? な?」
>……何となく、予想がついてきた。それでも根が律儀だから、一応口に出して確認する。
>「……あったら、どうだって言うんだ?」
>「見てみようぜ! なっ!」
実際の男の子たちがどんな会話をするのかはよく判りませんが、クリスマスに女子だけの鑑賞会をしたことはあります。笑。
ツッコミどころだらけで面白かった。interesting且つexreamly funnyだった。懐かしい。
>「途中でやっぱやめようなんて中途半端なこと言い出したら、おれは全力で告げ口するぞ」
>分かり切っているから、敢えて誰にとも言わないが。げ、とわざとらしく顔を顰めて加賀が仰け反る。
>「ずっりーの新条! お前、自分がそーゆー面での信用が厚いって自覚してやがんな?」
>「日頃の行いが違うからな」
>「そのへん、どーも俺に対して激しい誤解と偏見がある気がすんだよなー……」
今日子さんは新条に甘い。(確信)
>ぼやきながら加賀もビールを手に取った。缶を掴む指に妙に力が入っているのは、平静を装い切れていない証拠なのだろうか。
>いささか意地悪い目で加賀を見ながら、強気になった新条は、画面に向かって再生ボタンを押した。
>「けっこー有名なメーカーだよなコレ」
>「……そうなのか?」
>「あんまり単体モノは出さねートコなんだけどなー」
>「詳しいな加賀……」
>「あ、ヤダわ新条クンたら純情ぶっちゃって」
>「……その喋り方やめろ」
>「いやぁんひどいわ冷たぁいッ!」
>「怒るぞ」
>「ままま、いーから取りあえず見ろって」
>「…………」
>「……おい」
>「え?」
>「ソコで黙んなって。生々しいから」
>「……お前こそ、いきなり無口になるなよ」
>「なってねーよ」
>「なってるだろ」
>「……ねーってば」
>「…………嘘付け」
>「…………」
>「……おい」
>「何だよ」
>「だからソコで黙んなって! 気まずいだろ!」
>「そう思うなら余計なこと言うなよ、」
>「……いや、そりゃそーだけど」
>「…………」
>「………………」
段々間が持たなくなってくる、という。笑。
>「ごっめん新条、8時終了だと思ってたら18時終了だった! ちょっと早いかと思ったんだけどさ、大丈夫ならもう出……て……」
16時だと思ってたら6時だった、とか、よくある話ですよネ!
尚、渡米前なのでナオキじゃなくって新条呼び。
>「だからその、誤解で……っておい、加賀!?」
>気付いて呼び止めたときには既に遅く、加賀はそれこそ猫のような素早さで上着を引っ掴んで飛び出していた。
>「あははははははっ、悪ぃな新条、途中になっちまったけど不可抗力だよなー!」
>「馬鹿、ちょっと待てお前……!」
>最早視界に加賀の姿はなく、半開きの扉の向こうから、残った声が冷気と共に流れてくるのみ。流石だ、こんなところまで素晴らしく速い。
>尚、おしおきの済んだ新条が、加賀がソフトの中身だけはちゃっかり持って帰っていることに気付いたのは、これから半時間ほど後のことである――。
こういう点で妙に信頼感がある気がするのです。加賀には。(まさに偏見)
まあ結局、女社長モノっていいですよね!という結論なのは本当。観たことないけど。
[2015年4月]