狷介孤高(けんかいここう)
固く自分の意志を守り、人と妥協しないこと。世俗に交わらず、超然とした態度を貫くこと。


 名雲京志郎[なぐも・きょうしろう](cv:池田秀一)
 1994年11月8日生。O型。
 「葵自動車工業(株)」社員からCFチーム「AOI-ZIPフォーミュラ」代表に。アルザード事件に伴い失脚。

 自分で思っているよりもずっと愛されているんだと思うよ、君は。

 と、いう訳で、名雲さん語り。加賀くんより先に名雲さんなのは、ここは加賀×今日子サイトじゃないよーっていう矜持の所為ですw(←くどい!)

 奇妙な人です、名雲さん。思わせぶりでひねくれもので、意地っ張りですごく一途で、賢いようでいてとても不器用な。
 憎たらしいのに憎めない。憎み切れない。もし彼に愛されてしまったりしたら、尚更。
 難しい男ですが、魅力的なのも確かだと思います。

 一応、フォーリンラブ?の軌跡は辿ってみましょう。

◆SAGA期
 OP映像から曰くありげな美形っぷりを見せつけ、思わせぶりな池田ボイスを引っ提げて登場したかと思えば、 今日子さんを社長の地位からひきずりおろすわ、新条くんに非情な最後通告を突きつけるわと、 いきなりのド派手な振舞いでこちらを震え上がらせてくれました。
 前半では、やけに今日子さんに対して馴れ馴れしい――というか、なんか思うところありそうだなぁ、というだけの印象でしたが、 3巻辺りでしたかね、いたいけな青年(※フィル)をたいそう酷く扱うので、 「見た目よりずっと大人げねぇのなこの人!」と思った記憶があります。
 で、6巻でまぁ……女王さまにあんなコトを仕出かすやら、勝てないアルザードに苛々するやら、 うわぁ!な展開を経てずたぼろになっていく訳で。悪役なのに、何故かちょっと見ていてしんどかったです。
 主人公を拉致っちゃうってのもアレですが、そこまでしといて殺す訳でもないっていう半端っぷりもアレだし。
 煙草はまあ結構ですが、吸い殻を下に落として踏みにじったり、公共の場の水面に落としてそれっきりだったりってのもアレだし。(笑)
 最終巻では執念深くみっともない食い下がり方をしてましたが、最後の最後で「流石は、貴女だ」って微笑出来る辺り、 大物っぽくて(……ぽい、だけかも知れませんが)よかったです。
 しかしそれより何よりED映像のいのまた版名雲京志郎が超絶美形で眼福でしたw(←そんなんばっか)

◆ドラマCD
 放っておけばよかったのに、聴いてしまいましたよ『SAKURA』。
「失脚した悪役」に妙に支持者がいるようなのは ――というか、名雲×今日子という視点が世間に(割と)確固と存在しているのは、なんなんだ? と思っていたところに、すとんと答えを投げ込まれたような感覚。
 あー、これは確かに、その二人をくっつけたくもなるわ。
 だってこの人、今日子さんのこと大好きじゃんか。(そうか、SAGAでの奇妙な執着の原点はそんなに昔か)
 だって今日子さん、この人のこと好きになってしまってるじゃんか。(余りにも遅きに失してますけどね)
と、なんだか腑に落ちてしまいました。
 それにしてもこの男と来たら、扱いにくいにも程があります。
 ええぃちくしょう、意地っ張りめ! 
 というより、 寂しすぎる・切なすぎる・哀しすぎる自分に、自分自身気付いていない(或いは気付かないことに決めている)名雲京志郎のおばかさんめ!
 本当は気付いてほしいのに、だから救ってほしいのに、言わずに今日子さんをいじめたり・泣かせたり・傷付けたりしてばっかりで、 SAGAとは別の意味でうわぁ!でした。
「いつまでも、華の中に居て下さい、貴女は」が、彼の愛のスベテなんでしょうね、多分。
 美しくて切なくて、しかも愚かな愛し方だなぁ……と。
 不覚にもちょっと、幸せになってほしいなーこの人、などと思ってしまいました。

◆SIN期
 で、満を持してSIN! またもや思わせぶりなOP映像で、思わずモニタの前で仰け反りましたw
 本編は本編でSAGA同様に、いや、もしくはそれ以上に突っ込みどころ満載で飛ばして下さいまして、なんかもう床に突っ伏してしまいそう。
 ガン○ム並みに名台詞連発だね流石は池田ボイスだ!とか、なんてこまめにレース見に来てんだよそんなに暇なのかアンタ!?とか、 そう、突っ込みたいとこは多々ありますが、 何よりも加賀くんと名雲さんとの間にやけに深ーい理解が成立しあってるのが不可思議。結局、根は似た者同士だよねって解釈でいいんでしょうか。うーん。
 最大の見せ場はやはり、殴り込み(笑)に来た今日子さんとの対決(?)シーンだと思うのですが、 スーツばっか着てた名雲さんがなにやら妙な私服を着ているのを見てちょっと笑えてしまいました……。
『SAKURA』での振舞いなんか忘れてしまったかのようにまた今日子さんをいじめてましたけど、 彼女が玄関を潜るのを拒んだところで一瞬、本気で傷付いたような顔をしてたのが印象的。ああもう意地っ張りなんだからッ!
 そもそも凰呀だって、「兄の正当性を証明するために」ってのが表向きの理由だけど、 私にはどう見ても「愛しい今日子さんの愛する、AOI-ZIPフォーミュラ(と加賀くん)を守るために」の戦力提供にしか見えません。
 ……ってのは考えすぎ、かも知れませんが。
 彼はきっと、彼女にずーっときらきらしていて欲しいんだろうな。そのために傷付けても、彼女に憎まれても。
 あー、相変わらず愚かで、切ないぜ。などと思いつつ。
 そう、いつか幸せになってほしいんですけど、今日子さん以外の相手が全く思いつかないのが辛いとこです(泣)。

 ……ということで、いつか必ず近いうち、彼への愛情も何らかの形にして書き上げてみたいな、と思うのです。
 以上、フォーリンラブ?の軌跡終わり。

 加賀くんと違って今日子さんの近くにいないので、なかなか話が転がらないのが悩ましいところですな。
 うまいこと発酵して、何となくシアワセでいてくれるといいのですが。

[09年8月]