2013読書記録
いずれきっちりかっちり本棚みたいなとこ作って五十音順検索出来るようにしたいな!っていう野望を果たす為の第一歩としてです。
今は一言感想ですが完全版を作る際には(好きな作品は)これでもかってくらい萌え語りしていると思う。メイビー。

※漫画を除く
※読んだ時系列順です
※「☆」は再読もしくは再々読もしくは再々々読……まあつまり非初読の印です



1 有栖川有栖『双頭の悪魔』
 古本屋。学生アリス。結構、いや、かなりよかった。アリスとマリアの微妙な関係性が好きだ。


2 有栖川有栖『乱鴉の島』
 古本屋。作家アリス。半端っちゃ半端か。衒学的雰囲気は○。


3 司馬遼太郎『梟の城』
 図書室。まだ司馬史観がごりごり出てなくて読みやすい。女の子たちがそれぞれ魅力的。


4 中山七里『さよならドビュッシー』
 コンビニ購入。変わった設定に見えて中身は捻りの効いた王道。「スポ根音楽ミステリ」ってなんだそりゃだけど確かにそうだ(しかも新本格)


5 アーシュラ・K・ル=グウィン『闇の左手』☆
 何回読んでも新しい発見が尽きない。そらネビュラ賞もヒューゴー賞も獲るわ。ル=グウィンは魔女だよ実際。


6 森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』
 図書室。新しいモリミワールドだけど自分的にはイマイチ。ファンタジー感の強い彼の、SFマインドに触れられたのは新鮮でよかった。


7 有栖川有栖『マレー鉄道の謎』
 古本屋。作家アリス。国名シリーズ初の長編だったか? 核心じゃないけど、土地と言語とが効果的に使われていて印象的だった。


8 はやみねかおる『乱!RUN!ラン!』(都会のトム&ソーヤ2)
 図書室。創也が次第に内人に依存(?)していくというか丸投げというか……。という感慨。


9 伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』
 友人からの借り物。めっちゃくちゃ面白い。伊藤計劃の発想力と、円城塔の一筋縄じゃ行かない文章力が堪らなかった。もっと売れるべき。


10 カズオ・イシグロ『わたしをはなさないで』
 友人からの借り物。えぐい……。個人的には断然、『日の名残り』だなぁ。


11 角田光代『ひそやかな花園』
 友人からの借り物。相変わらず素晴らしい観察眼と描写力。読んでてとても辛いけど、最後にほんのり希望の薄明かりが射すからまた読むんだよね。


12 井沢元彦『義経はここにいる』☆
 歴史モノが読みたい気分での再読でしたが、思った以上に新本格ミステリだった。「南条圭」という名前に今更吃驚。


13 フレドリック・ブラウン『真っ白な嘘』
 図書室。素晴らしく気の利いた、しかもものすごく怖い短編集。手触りはユーモラスなのにさ。『天の光はすべて星』の人だと後で気付いた。


14 C・S・ルイス『The Lion, the Witch and the Wardrobe』(ナルニア国ものがたり2・原書)
 古本屋。UK版かな、カナダ版かな、装丁がとても好きなので。このレベルなら読める。子どもらの性格を書き分けるのがうまくて好きです。


15 C・S・ルイス『ライオンと魔女』(ナルニア国ものがたり2・邦訳)
 古本屋。上記の補完として。やっぱプロはプロだわ、翻訳と直訳って違うんだわー、としみじみ。


16 はやみねかおる『いつになったら作戦終了?』(都会のトム&ソーヤ3)
 図書室。卓也さんが目立ち始めたのはこの辺からだっけ?


17 はやみねかおる『四重奏』(都会のトム&ソーヤ4)
 図書室。栗井栄太登場。


18 島田荘司『眩暈』
 古本屋。えぐい、というか、きもちわるくなった。読後感も微妙かなぁ、個人的にはあまり好きではありません。


19 ルース・スタイルス・ガネット『エルマーのぼうけん』
 古本屋。体調不良で寝込んでいるときにさらりと読みたくて。好きだ。(もしかしたら子供の頃読んでるかもだけど内容覚えてなかったので再読マークなし)


20 ルース・スタイルス・ガネット『エルマーとりゅう』
 古本屋。上記続き。


21 ルース・スタイルス・ガネット『エルマーと16ぴきのりゅう』
 古本屋。更に上記続き。


22 ロバート・A・ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』
 古本屋。重い! 長い! しんどい! アメリカという文化に愛される話だろうなぁという感慨。


23 有栖川有栖『女王国の城(上)』
 古本屋。学生アリス。部長の過去が遂に……?っていう。くどいようだがアリスとマリアの微妙な関係性が好きです。


24 伊藤計劃『虐殺器官』
 古本屋。この人天才だと思った。極めて硬質で精緻な癖に、やたら繊細で現代的な匂いのする文章力に脱帽。世代の所為か、究極レベルまで発展したラノベ、って匂いも?


25 法月綸太郎『密閉教室』
 古本屋。青臭い! けど、嫌いじゃないですこの雰囲気。オチがすっきりと理解できなかったのが無念。


26 はやみねかおる『IN塀戸(上)』(都会のトム&ソーヤ5)
 図書室。いよいよRRPGが存在感を増してきた。


27 はやみねかおる『IN塀戸(下)』(都会のトム&ソーヤ5)
 図書室。上記補完。


28 万城目学『鴨川ホルモー』
 図書室。あ、この人も天才だ。鬼をめぐる発想力には舌を巻くしかない。あと、秘儀んとこの淡々と熱い描写には声出して笑いました。


29 万城目学『鹿男あをによし』
 図書室。自分としては『鴨川ホルモー』の方が好き。主人公が(臨時)教員だからかも知れませんが。


30 網野善彦『日本の歴史を読みなおす』
 図書室。故郷の偉人なので。すっごく読みやすくてしかも新鮮だったので、今まで読まなかったことを後悔。他も読みたいし再読もしたいです。


31 中島敦『中島敦全集』
 図書室。漸くパラオ時代の文章に触れました。卑屈で後ろ向きなとこのある人なんでしょうが、それが透徹しているとこんなにも美しいのかと、毎回驚きます。


32 森見登美彦『恋文の技術』
 図書室。これは笑うわー、「おっぱい万歳」もだけど、個人的には終盤の、本気モード恋文の失敗作連鎖が堪らなかった。


33 J・D・カー『連続殺人事件』
 古本市。タイトルで損をしている気がする。トリックも自分は嫌いじゃないけど、メインはラブコメだよね?(何故かHM卿ではなくてフェル博士モノだけどさ!)


34 柳田國男『柳田國男全集』
 図書室。ちくま文庫版。『遠野物語』だけじゃない、この人の目線の深さと優しさを色んな角度から見られて嬉しくなる。草の名前の話が好きです。


35 誉田哲也『武士道シックスティーン』
 図書室。一気読みしたい感じの面白さだった。持って歩いてると剣道部の子たちによく声かけられたのが印象的。笑。


36 高木彬光『人形はなぜ殺される』☆
 フーダニット・ホワイダニット・ハウダニットすべてが緊密に絡まり合ってる絶妙さが堪らない。タイトルの秀逸さと来たら!


37 綾辻行人『十角館の殺人』☆
 クローズドサークルものだと思って読むから最後に釈然としないんだよな……って今回、思いました。そこを除けば確かにすごく面白い。


38 三浦しをん『舟を編む』
 図書室。評判がいいのと、装丁に惹かれて。コトバを愛する姿勢に嬉しくなる。もっと重たく分厚く書いてくれてもよかったのになー、とは思うけれど。


39 村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』
 図書室。世界がハルキムラカミを高く評価するので。読んでいて疲れました。読み終わっても疲れました。タイトルはものすごく好き。


40 ドロシー・L・セイヤーズ『ナイン・テイラーズ』☆
 古本屋。衒学趣味×英国的ユーモア、の本領発揮。やっぱアナタはハリエット無しの方が生き生きしてると思うのですよ、ピーター卿?


41〜45 マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ(1)〜(5)』
 図書室。夏休みの宿題(自主課題)として読みました。疲れた……! 「南部」側からの生活や思想を垣間見られる点での価値は理解。


46 五緒川津平太『キャン・ユー・スピーク・甲州弁?2』
 新刊購入。著者の心意気と甲州弁への深い愛情に金を払いたいと思っちゃうのですこのシリーズ。


47〜50 滝沢馬琴×浜たかと『南総里見八犬伝(1)〜(4)』
 図書室。ダイジェスト版な上に色々改編もあるそうですが読みやすかったし抜群に面白かったです流石だよ馬琴先生! 挿絵も独特の色気があって素敵。


51 はやみねかおる『ぼくの家へおいで』(都会のトム&ソーヤ6)
 図書室。創也えげつなー! ちょっとここらからご家族キャラが鼻につく感じを覚え始めました、自分は。


52 井上靖『天平の甍』
 図書室。まさかの書庫だった……。大袈裟ではないのにそれぞれの登場人物の個性や魅力が瑞々しくて、じんわりしながら読めちゃうところが井上靖の実力すげー。


53 森見登美彦『きつねのはなし』
 図書室。毛色の違うモリミー。腐れ大学生ではないモリミー。美しくて、怖い。とても好きな短編集になりました。


54 ジュール・ヴェルヌ『十五少年漂流記』☆
 図書室。たぶん小学校のとき以来かと。やっぱりヴェルヌ、単純に面白いです。個人的にどうしてもドノヴァンを嫌いになれない。


55 山本周五郎『赤ひげ診療譚』
 図書室。良質。清々しかったです。


56 ジェームズ・ティプトリーJr『たったひとつの冴えたやりかた』☆
 SF界には魔女ばかりいる……! ものすごいの一言。異文化理解、というか、外交、という面でも最後の1話はもっと読まれるべき。


57 小野不由美『東亰異聞』☆
 怖いだけじゃなく官能的なのがニクイ。男性陣みんな魅力的なだけに読んでて辛いのも確かなんですが。


58 小泉八雲『怪談』☆
 ヘルン先生! 彼の眼差しの鋭さと見識の深さには脱帽。日本人には見えない「日本」が見える気がする。


59 エラリィ・クイーン『エジプト十字架の謎』☆
 どうして小学生だった自分にこのトリック&犯人が判ってしまったのか今となっては解らない。しかしエラリィっているだけで傍迷惑だよな。


60 穂村弘『短歌ください』
 図書室。才能のある人というのはいるもので。その意味で辛くもあり、けれど刺激的で甘美でもある本でした。ネタもいっぱい拾えた気がする。


61 穂村弘『蚊がいる』
 図書室。装丁がとっても印象的なエッセイ。ほむほむって歌の中ではあんな(意味深)だけど現実世界では不器用で根暗で間が悪い人だなぁ、と思うと愛おしいような。


62 北村薫『覆面作家はふたりいる』
 古本屋。実は初北村薫。日常の謎なのに一応人死にがあるのですね、などとずれたところに感心してしまった。


63 北村薫『覆面作家の愛の歌』
 古本屋。上記補完。ラブコメですか! ラブコメですね! 兄貴にくっつく編集者ちゃんが結構好き。


64 ダレン・シャン『ダレン・シャン外伝』
 生徒が貸してくれたので。初めて読んだダレン・シャン、べたなようでいて洗練されている。黄色いトランクスのエピソードは好きだなー。


65 野村美月『〜花散里〜』(ヒカルが地球にいたころ…8)
 生徒が貸してくれたので。作者さんの造詣の深さと愛の深さがよくわかる。個人的には女性陣があんまり好きになれませんでしたが。


66 椎名軽穂×下川香苗『つないだ手のゆくえ』(君に届け12)
 生徒が貸してくれたので。爽やか且つ甘酸っぱかった……。原作もさぞかし人気があるのだろうなぁと思った。あと、意外と読みやすい良い文章でした。


67〜68 和田竜『のぼうの城(上)(下)』
 家族からの借り物。うん、面白い。独特のキャラクタを上手にさくさく書いている感じ。しかし実際、オノナツメの装画も売り上げに貢献しただろうな。


69 藤原伊織『テロリストのパラソル』☆
 読みやすいし面白い。かっこわるいのにかっこいい。そら直木賞も乱歩賞も獲りますわ。腕のいい監督さんに映画化してもらいたい一作。


70〜71 大沢在昌『天使の牙(上)(下)』☆
 こちらもエンタメとして一流。外連味の強い設定を上手に転がしていく「ひき」の巧さが○。あすかちゃんみたいなタイプ、大好きです。


72 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』
 古本屋。これはすごい。難解だししんどいけど、とにかくすごいってコトだけはよくわかる。ビジュアル化されてるってのが驚きで、ますます漫画が読んでみたい。


73 二階堂黎人『稀覯人の不思議』
 貰いもの。学生サトル。作者のオタクっぷりの本領発揮。ミステリとしてはイマイチかなー。


74 二階堂黎人『智天使の不思議』
 貰いもの。学生サトル。上記よりこっちの方が面白かった。悪女! 悪女!


75 三浦しをん『風が強く吹いている』
 図書室。これは面白い! 最初6ページで引きこまれた、のが、嬉しかったです。箱根駅伝が面白く観られそう。


76 冲方丁『天地明察』
 図書室。装丁が素敵。映画版より原作の方が魅力的だな、春海もえんも。こいつらのやりとりがいちいち面白くて好きだ。


77 はやみねかおる『怪人は夢に舞う<理論編>』(都会のトム&ソーヤ7)
 図書室。わたし、ユラさんはあんまり、好きになれない……


78 はやみねかおる『怪人は夢に舞う<実践編>』(都会のトム&ソーヤ8)
 図書室。上記補完。創也がぺしゃんこになるのは珍しいな、というか、新展開だなって。


79 村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』
 図書室。今まで読んだハルキの中でこれがいちばん好き。相変わらずどこを開いても「セックス」っていう匂いがするのが残念だけど。


80 有栖川有栖『女王国の城(下)』
 古本屋。やっと続きが読めた。部長の過去も、アリスとマリアの関係も、動きがありそうで次が怖くて待ち遠しい。


81 真保裕一『ホワイトアウト』☆
 積雪が予測されている寒い日だったので。いやーやっぱり面白い。富樫があくまで素人だってところが個人的に大好きです。


82 恩田陸『三月は深き紅の淵を』☆
 旅のお供に第2章。第1章が好きなのですが、第3章の「いかにも!」な恩田陸は嫌いじゃないのです。後味の悪ささえなんとかなればなぁ。



 たぶん年末の移動中にもう2、3冊増えると思うのですけど取り敢えずこんなところ。
「そこんとこ詳しく」とか「じゃあこっちも読みなよ」とかあれば是非!


[2013年12月]