以心伝心(補完版)


※加賀くんには以下のように聞こえています※

「あーれぇー? なんでこんなトコいんの、今日子さん?」
「大声出さないでよ、頭痛いんだから」
「知ってるって、風邪なんだよな? 声出ねぇんだろ? だーかーらー、なんでウチで大人しく寝てねぇんだよってば」
「だって、テスト初日なんだもの」
「はぁ……ソコまでして見たいもんかねぇ」
「カタロニアサーキットは大好きだし、」
「まー確かにいいサーキットだよな、ここは。だからって、たかが合同テストだろ?」
「たかが、ってなによ」
「大体、開幕もーすぐなのに、周りにうつしたらどーすんだよ」
「ちゃんとマスクしてるでしょ」
「いや、そーだけどマスクって予防のために使うもんだろ、本来」
「これでも気を遣ってるのよ」
「気を遣ってるって言わねっつの、ソレは! 部屋に戻って寝とけって!」
「嫌よ! 心配だもの!」
「だから、心配いらねぇってば。俺がトップで新条が3番手、十分だろこの段階としちゃ」
「なら尚更見たいじゃない!」
「どっちにしろ見に来たいんじゃねーか……」
「あー、怒鳴ったら熱上がったみたい」
「だからさっさと帰って寝とけって」
「そんなに言うなら送って行ってよ」
「げっ、なんでそーなるんだよ! 人遣い荒すぎんぞアンタ!」
「貴方が帰れってうるさいんでしょ」
「つーか俺にうつったらどーすんだ?」
「大丈夫、馬鹿は風邪引かないから」
「迷信だ迷信! バカだからって風邪引かねーわきゃねーだろ、」
「そう?」
「っておい、誰がバカだ誰が」
「あら、自覚してない」
「へいへい、悪かったですねー。どーせ俺ぁバカですよ」
「拗ねてないで、送ってくれるの、くれないの?」
「あーもう、わかったわかった、送ってきゃいーんだろ! ったく、しょーがねぇなぁ!」

問:この会話が交わされているとき、加賀から今日子に向かって働いているものとして、最も適切なのはどれか。記号で答えよ。
@ゼロの領域
A愛の力
B野生の勘
CESP

[2011年3月/11月再録]