男の子ってヤツは


 [Situation:フリー走行日]
 [Card:風見ハヤト+新条直輝(vs.菅生あすか+城之内みき)]

「……なにもいきなりひっぱたくことないと思うんですよ」
「だな」
「こんな顔で人前に出るのヤダなぁ……」
「引かないな、腫れ」
「痛いです」
「目も虚ろだし」
「そういう新条さんだって」
「……なんだよ」
「暗いですよ。どよーん、って感じです」
「……そりゃあな」
「ま、そうですよね。朝からみきさんが全っ然口利いてくれないんじゃ、そんな風にもなりますよね」
「整備だけはしてくれるんだけどな」
「手が出ないだけマシです」
「いや、色々投げられたぞ。避けたけど」
「え、新条さんでもちゃんとよけられたりするんですね!」
「……おまえな」
「冗談です」
「笑えない」
「こんな気分じゃ無理もありませんけどね」
「だろ」
「……シュトルムツェンダーが悪い」
「というか、グーデリアンが悪い、だな」
「いや、ハイネルさんだってきっと、おっぱいが嫌いなワケじゃないですよ。たぶんホントは大好きなんです」
「……そうかな」
「そうじゃなきゃいくら新型のお披露目だからってあんなキャンギャル雇いませんって」
「Jカップだって言ってたか」
「カメラマンに囲まれてましたね。……注目度は確かに、上がるでしょうね」
「……まあ、目立つよな。間違いなく」
「目が行きますよね。他意がなくても」
「うん。本当に無くても」
「……信じてもらえませんねぇ……」
「なんていうか、信用の無さが堪えるよな……」
「別に見たからって、どうこうするワケじゃないし。あすかと較べてるんでも、ましてやですよ、浮気願望があるワケでもないんだし」
「正直、あそこまで大きいとちょっと気持ち悪い」
「ですよねー。Cカップくらいがちょうどいいですよ。やっぱ巨乳より美乳です」
「びにゅー……」
「美しいの方です」
「あ、そう」
「まあ新条さんは微かの方の微乳派ですよね、わかります」
「…………」
「好き嫌いはともかく、……見ますよね、そこにいたら」
「うん。目立つから」
「それだけなんですけどねー」
「解ってもらえないだろうな」
「ですよね」
「……女って、」
「ほんと、やっかいですよねぇ……」
「はぁぁぁぁ」
「はぁぁぁぁ」

 [Result:男性陣、完敗(信頼回復は極めて困難)]
 [Lesson:瓜田不納履、李下不正冠。]


[2011年4月]