春、秋のお彼岸について
お彼岸は涅槃の境地にむかい仏道修行を行う期間です。具体的な実践として次の6つの事を心に持ち、すごします。
布施(ふせ)
-財や心を人に施す-
持戒(じかい)
-心戒め、してはならないと思うことはしない-
忍辱(にんにく)
-苦難に耐え恨みを抱かない-
精進(しょうじん)
-何事にも努力をおしまず全力であたる-
禅定(ぜんじょう)
-心を静かに保ち、穏やかにすごす-
智慧(ちえ)
-物事を正しく見る-
いま自分が生かされていることに感謝し、ご先祖さまの供養をしましょう。
お墓参りは、まず墓地を清掃します。古くなった塔婆は合掌して抜きとり、お寺の指定の場所に収めます。お墓がきれいになったら、清らかな水、線香、お花、故人の好物などを供え、住職に読経をお願いして、まごころをこめ、合掌礼拝します。
食べ物のお供えは、お参りのあとで下げるようにしましょう。お供え物が悪くなり不衛生になることは誰も喜びません。ゴミは持ち帰り、ご先祖様が眠る境内の美化に協力しましょう。県外など遠方の方でお困りの方はお寺まで申し出下さい。
お彼岸期間中、住職はなるべく寺におりますが法要の為、留守の場合もあります。事前にご連絡いただくのが確実ですが、留守中ご依頼いただいた場合には、後日、お墓にて読経させていただきます。
盂蘭盆会(お盆)について
お盆はご先祖様を家にお迎えし供養する行事です。
お盆の準備として、ご本尊様とご先祖様をおまつりする大切な場所である、お仏壇を清掃しましょう。仏壇と別に盆棚(精霊棚)をまつる場合は、お仏壇からお位牌、花瓶、ロウソク、鐘、線香立てを出して、お位牌を1番奥、ついで花とロウソク、その間にお供え物を供え、一番手前に鐘、線香立て置きます。
お供え物は、お膳やソウメン、水、キュウリの馬やナスの牛、季節の野菜や果物、お団子や餅、水の子(生米と茄子、胡瓜などをサイの目に切ったもの)などを供えます。それぞれの地域、家庭によってお供え物も異なりますが、慣習に従って心をこめてご接待しましょう。
お盆いりの日を「迎え盆」といい、ご先祖様をお迎えします。まずお墓にお参りし、清掃を行い、お花やお線香を供え供養します。そこで提灯に明かりを灯し、先祖様と共に家路につきます。(行えない場合には門口で迎え火を焚きます)迎え火を盆棚のお灯明に移します。
お盆の期間中は食事をお供えし、心をこめて接待、供養します。
7月~8月、棚経(家に訪問し、精霊棚や仏壇の前で読経を行う)に伺います。
毎年、8月13日に山梨地区、8月14日に加納岩地区・山梨市外と新盆の家庭に伺っております。棚経の前日を目安に迎え火をおすませください。
また現状、お伺いしていない家庭におきましても、ご希望あればお申し出下さい。7月盆や県外でも可能です。ご都合で自宅での供養が難しい場合にはお墓にての読経も致します。