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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン 第175号 2006.10.22.
発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】10 月21日の乙女高原
NEW! 2.【スタッフ募集】草刈りボランティア 11月23日(木・祝)
3.【イベント案内】草刈りボランティア
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0.【ニュースニュース】
●1.【重要1】塩平から焼山峠を結ぶ焼山林道の道路工事。見るたびに工事期間が延長されています。「10月6日まで」が「13日」になったと思ったら,今度は「12月9日まで」になっていました。「午前9時から12時。午後1時から4時。日曜・休日除く」と書いてありましたから,草刈りの日は大丈夫だと思いますが・・・。乙女高原に行く場合は,そま口→柳平→焼山峠経由で行ったほうが無難なようです。
●2.【重要2】次回世話人会は当初,11月15日(水)を予定しましたが,予約に行ったところ,文化祭で部屋に展示物を置いてしまう関係で,ちょうどこの日から使えなくなるそうです。で,急遽,前日の14日(火)を予約しました。お間違いのないようお願いします。時間は同じで午後7時半から。牧丘町総合会館2階(いつものBではなくA会議室)。草刈りについての最後の話し合いとなります。
●3.草刈りなどのイベントは,じつは乙女高原におけるファンクラブの取り組みをいろいろな方に知っていただく絶好のチャンスでもあります。来ていただけるかどうかは別として,配ったちらしによって,乙女高原やファンクラブの活動が分かっていただけるように,ちらしを作っています。より多くの方にちらしを配ったり,なじみの店や公共施設にちらしを置かせてもらってください。事務局に「○○部ほしい」とメールして下されば,すぐにお届けします。まだまだありますので,ご遠慮なく。
●4.秋の乙女高原で自然観察してきました。なんと10月下旬にトラちゃんに出会うことができました。その様子は→1。
●5.10月18日(水)の草刈り実行委員会兼世話人会で,市・県・ファンクラブのスタッフの役割分担や1日のスケジュールが決まりました。ぜひ,多くの方にスタッフに立候補していただきたいなあと思います→2
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1.【観察報告】
●マルハナバチに会えた!! 10
月21日の乙女高原●
そま口林道を上っていくと,山がいろいろな色に染まっていて,とってもきれいでした。山は静かなんだけど,にぎやか。矛盾しているような表現ですが,なんか日本の美しさってそんなもんだろうなあと思います。特に日の光が透過してくるヤマブドウの真っ赤な葉や,黄色とも赤とも言えない色合いがくっきりしているウリハダカエデの葉が見事です。カラマツは植えられている面積が広いので,一斉に黄色くなると迫力があります。
琴川ダムに水がたまり始めていました。水をいっぱいに入れてみて,ダムがちゃんと機能するかどうかをテストする試験湛水というのだそうです。
今日は5巡目の糞調査。駐車場に車を止めると,大窪山コースを歩きました。
ちょっとでも風が吹くと,木の葉がはらはらはら・・・と落ちます。本当に次から次へと落ちていきます。それが地面にたまるので,糞があっても見つかりにくいのではないかと思い,いつもよりゆっくりしたペースで歩いていきました。
遠くからシカの声が聞こえてきます。リョウブの幹がところどころ剥がされています。きっとシカのしわざでしょう。
それでも,1つめの糞はすぐに見つかりました。なんと枯れ葉色の糞です。まさに保護色。糞の中にはちょうどゴマ粒みたいな形のたねがたくさん入っています。これはサルナシという「野生のキウイフルーツ」のたね。そういえば,さっき見つけたキツネの糞の中にもサルナシのたねが入っていました。人が食べても,もちろんおいしい木の実です。ぼくは,木の実の中でサルナシが一番好きです。
遊歩道が終わり,焼山峠近くの林道に出ました。ここからは林道を歩いて乙女まで帰ります。いつもだと車でビューンと通ってしまう所ですが,今日は歩いたがために,思わぬ発見をすることが出来ました。
道路の脇に点々とナギナタコウジュというシソ科の草が咲いていました。この時期,道路脇に咲いている花といえば,ゲンノショウコとヤクシソウ,それに帰化植物のヒメジオンくらいしかなかったので,座り込んで写真を撮っていたら,どこからともなく「ブーン」という懐かしい音!! 音のする方を探してみると,トラちゃん。盛んに蜜を吸っていました。「おー,こんな時期に,まだトラちゃんがいた!」とうれしくなって,カメラを構えました。ぼくのデジカメは古いやつで,スイッチを入れてからシャッターが切れるまでとても時間がかかります(おまけに1回シャッターを切ってから次のシャッターが切れるまでも時間がかかる・・・)。おかげさまで(?!),じっくりトラちゃんの様子を観察することができました。
しかも,やっとシャッターが押せると思ったら,飛んでいってしまいました。「あー,トラちゃん」と追いかけると,なんと彼女は枯れ草に止まって,休み始めました。超働き者のマルハナバチのこんな姿というのは見たことがありません。休んでいるというより,きっとひなたぼっこをして,働くために体を暖めていたんだと思います。
一度マルハナバチが見つかると,目が慣れるのか,耳が慣れるのか,次から次へと見つかりました。合計8頭。そのどれもがナギナタコウジュで吸蜜していました。トラちゃんの体の大きさを考えると,ナギナタコウジュの花はちょっと小さすぎる気がします。でも,この時期,ほかに競争相手のマルハナバチはいない(?)し,しかも,マルハナバチの来そうな花としては,これくらいしかないのでしょう。
(画像)http://www.otomefc.net/album/img-box/img20061022162821.jpg
ロッジ前のベンチに座って,昼ご飯を食べました。それにしても,お日様が斜めから照ってきます。秋の深まりを感じます。食べ終わったら,草原内を1周しました。
いろんな綿毛が観察できます。ハンゴンソウ,ゴマナ,アザミ類,マルバダケブキ,・・・。みんなタンポポに似た綿毛を頭のてっぺんにつけています。
マルバダケブキは花も大きいので,綿毛ボールも大きくて迫力があります。化粧で使うパフみたい。
ノアザミの綿毛一つをそっと花から取り出しました。まだめしべの残骸がたねについていたので,それを引っ張ったのです。そしたら,めしべの残骸からたねまでが傘の柄に,綿毛が傘の骨のように見えます。そっくりです。たねが傘のさきっぽの部分というわけです。その造形のおもしろさにしばし,見とれてしまいました。
(画像)http://www.otomefc.net/album/img-box/img20061022165144.jpg
少し歩いたら,メノコツチハンミョウという奇妙な虫に出会いました。じつは14日の案内人勉強会でもこの虫に会っています。鈴木(と)さんは「アリが巨大化した虫だと思っていた」と言います。そういえば,超大型のメタリック・ブルーのアリと見えなくもありません。この虫が出す汁が毒というのは本で読んで知っていました。が,それが実際にどんなものかは知りませんでした。鈴木(勲)さんが,危ないのでピンセットでこの虫をつまむと,びっくり。体の節々から黄色いドロドロした液体を出しました。「これが毒汁か」と納得しました。ところが,後ほど,坂田さんから「本当にそれが毒なの? 誰か試してみたの?」と聞かれ,「そこまで深めてなかったなあ」と思いました。
メノコツチハンミョウのオスがメスの上に乗っかっていました。交尾かな?と思いましたが,尾は交わっていません。オスがメスの後頭部を盛んに軽く噛んでいるように見えますが,そのうちに2頭は離れてしまいました。交尾はすでに済ませた後だったのかな?
(画像)http://www.otomefc.net/album/img-box/img20061022170810.jpg
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2.【スタッフ募集】
●第7回乙女高原の草原を守る 草刈りボランティア● 11月23日(木・祝)
200人もの参加者が集まるイベントです。このイベントを成功させるためには,「集まるボランティアのお世話をするボランティア(ボラボラ)」が多数必要になります。ボラボラ(言ってみれば,イベント・スタッフ)に立候補してくださる方を大募集しています。以下のような仕事があります。ぜひ,積極的にお手伝いください。よろしくお願いします。人数はだいたいのめどです。すでに立候補している人の名前も入れておきました。時間が重ならなければ,一人何役もできます!!
○受付(朝,参加者の受付をします)加藤さん あと1−2人。
○駐車場(朝,駐車場の交通整理)1−2人。
○豚汁(午前中,草刈りしている間に豚汁作り)竹居さん あと5−6人。
○ロープ(回収されたロープをまき直す。古いものは廃棄)2−3人。
○初心者班(今までに鎌を持ったことのない人に,鎌の使い方から教える)2−3人。
○手刈り班スタッフ(手刈り班が一番人数が多いので,スタッフも複数必要)4−6人。
○キッズ(子どもたちの草刈りの面倒を見る。案内人の皆さんに運営はお任せしているが,もちろんスタッフに立候補オッケーです)加藤さん,小林(茂)さん。あと4−6人。
○記録(ご自分のデジカメで写真を撮り,後日,事務局にデータをくださいませんか? 他のスタッフをしながらで十分できます)鈴木(と)さん 3−6人。
○用具貸し出し(鎌等の用具の貸し出しと終了後の回収)3−4人。
○昼食準備(シートをしく,飲み物,予備の碗・箸用意)2−3人。
○PRブース(「自由にお持ちください」のちらし等を机の上に置く)2−3人。
○アンケート(用紙を配布し,回収。アンケートを出してくれた方には記念品のカードを渡す)3−4人。
○お茶会(終了後に簡単なお茶会をしたいので,そのときの飲物・菓子の準備)加藤さん あと3−4人。
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3.【参加者募集】
●第7回乙女高原の草原を守る 草刈りボランティア● 11月23日(木・祝)
■月 日 11月23日(祝)…小雨決行
■時 間 午前9時30分〜午後2時
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,飲物,雨具,軍手,あればカマ,ナタ,刈り払い機などの道具。
お昼にトン汁を用意しますので,おわんとはしも持ってきてください。
■参加費 無料
■おもな作業内容
・草原内の枯れ草の刈り取り
・草原内のごみ拾い
・遊歩道のロープ回収
・子ども向けプログラムを行いますので,お子さん連れでも安心してご参加ください。
■申し込み・問い合わせ
できるだけ11月17日までにお申し込み下さい
山梨市役所観光課「草刈りイベント」係
〒404-0201山梨市三富川浦262
電話0553-39-2121 ファックス0553-20-4050
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