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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン 第180号 2007.1.11.
発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察記録】1月9日の乙女高原
2.【スタッフ募集】乙女高原フォーラム 2007年1月28日(日)
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0.【ニュースニュース】
●1.乙女高原ファンクラブの新しいホームページ,ご覧いただけたでしょうか?
http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/
マルハナバチの見分け方のページも新たに追加しました。
http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/miwakekata.html
ぜひご覧ください。
●2.1月11日(木),午後3時から「ようこそ乙女高原へ」展Uの展示作業を行いました。山梨市民会館のホールの一角は乙女高原づくしです。特に今回の展示会では,鈴木さんの新作写真の数々,依田さん手作りの木製看板(なんと字が立体的になっている!)が目玉です。後日,これに高橋さんの昆虫写真も加わる予定。見に来てくださいね。
●3.大ニュース! ようやく案内人養成講座の報告書が完成しました。タイトルは「乙女高原案内人 誕生と成長の記録」。A4判で180ページという超大作。厚さが1センチくらいあります。案内人養成講座の様子をそのままパックしました。講義は録音テープを活字に直すボランティア作業をしてくださった方がいて,実習は受講者の有志がレポーターになって書いてくださいました。そのほか,案内人の活動の様子や,乙女高原フォーラムで草原を保全するお話をしてくださった高橋さんの講義録など,盛りだくさんです。欲しい方には印刷・製本実費でお分けする予定(1000円程度)ですが,世話人会で正式に決定するまでお待ちください。
●4.次回世話人会は年1月18日(木)午後7時半から牧丘町総合会館です。フォーラムの最終打ち合わせや総会・座談会についての話し合いをします。
●5.平日ですが,1月16日(火)午後1時半から,南アルプス市櫛形生涯学習センターで,「富士の国やまなしエコツーリズムシンポジウム2007」が開催され,乙女高原ファンクラブを代表して植原がパネリストの一人として出演してきます。
●6.いよいよフォーラムまであとわずかです。皆さん,ぜひスタッフに立候補をお願いします。→2
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1.【観察記録】
●1月9日の乙女高原●
山梨では1月6日に雪が降り,その後,かなり寒くなりました。当然,乙女高原は雪だろうと,スノーシューを持って向かいました。途中から,道に白いところが多くなってきました。不透明な白だったら圧雪された雪なので,車で走ってもあまり滑りません。怖いのは,透明っぽいところです。きっと昼間の暖かさでいったん解けた雪がふたたび凍ったのでしょう。氷が主体なので,結構すべります。
柳平に着くと,一面銀世界。ここまでは雪かきがしてありましたが,ここから先の道は雪かきされていません。わだちはありますが,溝が深くて,普通車に毛の生えたような4WDのぼくの車では,ハマッてしまうでしょうし,第一,冬季は通行止めです。ここから歩いて乙女に向かうことにしました。
測ってみると積雪26センチでした。
たぶん日常的に動物たちは林道を利用しているでしょうが,雪のない季節に,その気配を感じるのは難しいです。ところが,雪が降ると一転します。動物たちの軌跡が雪の上に残ります。車のわだちから足跡が離れていって,石垣に近づき,ユーターンしてまた戻ってくる・・・という足跡が何カ所かで見つかりました。きっと林道から森の中に入りたかったのに,石垣を登ることができずにあきらめて,またトボトボと林道を歩いていったのでしょう。軌跡からいろんな想像が生まれてきて,楽しいですよ。
40分かけて焼山峠に着きました。まだスノーシューははいていません。暑くなってきたので,ジャンバーの下に着ていたフリースを脱ぎました。積雪は31センチに増えました。
木道のある湿地のところまできて,スノーシューをはき,いよいよ新雪の遊歩道を歩いていきました。雪がフカフカなので,スノーシューでもかなり雪の中にもぐってしまって,歩くのが難儀です。休み休み進んで,ようやく乙女のロッジに着いたのは,柳平を出発してから2時間後の正午でした。気温は0度。積雪はなんと40センチです。
とにかく林道の雪解け水がまた凍らないうちに帰りたかったので,全速力でお昼を食べて,いよいよ草原の中を歩き回りました。
まず気がついたのはウサギの足跡がほとんど見つからないこと。キツネやテンの足跡はよく見るのですが,ノウサギのある特徴のある足跡が見えません。いったいどういうことでしょうか?
木々には,まるでどんど焼きの繭玉のように,雪がひっついています。きっと湿っていて,ひっつきやすい雪なんでしょうね。「ツツジのコース」なんて,すごく面白い景観でしたよ。だって,ツツジの株にいくつも繭玉が付いていて,そんなツツジの木で斜面が埋めつくされているのですからね。
また,雪によって,強制的にお辞儀をさせられている木にもたくさんあい会いました。特に,ウラジロモミやコメツガといった冬でも葉を落とさない木がひどかったです。
「てっぺん」では富士山がドーンと見えました。雪がテカテカ光っていました。
帰りはちょっと遠回りして、森の広場のほうから帰りました。
こんな雪の森からカラスの鳴き声が聞こえてきました。ハシブトガラスです。都会で悪名高き,あのハシブトガラスですが,乙女高原のような厳しい冬の中でもどっこい生きているんですね。
家に帰ってから,なんだかほっぺたがヒリヒリして,仕方ありません。だいぶ日焼けしたようです。
なお,この様子を写真で見たい方は,こちらに
http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/070109.html
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2.【スタッフ募集】
●第6回乙女高原フォーラム●(再掲)
毎回,多くの方がボランティア・スタッフとして働いてくださるので,乙女高原ファンクラブの活動が成立しています。反対に,スタッフとして関わってくださった方には,いろいろな意味で「学びの場」「経験の場」が提供されているとも言えます。
今度のフォーラムにぜひスタッフとしてご参画ください。
1.受 付
名簿に記帳していただき,資料をお渡しします。また,入会案内,寄付受付,アンケート回収等の事務も行います。
2.湯 茶
お客さんにお茶を出したり,演台に水やおしぼりを用意したり,終了後の茶話会の準備をします。
3.ステージ
ステージ上の準備をしたり,プログラムに応じて机やいすの配置換えを行います。
4.プロジェクター
パソコン,プロジェクターの操作。
5.会 場
客席の準備(昨年は,まわりにビニールテープを張りました)。会場から意見を聞く際にワイヤレスマイクを持って走り回っていただいたり,アンケートの回収をしたり。
その他,仕事はいっぱいあります。
【フォーラムの概要】
■月 日 2007年1月28日(日)
■時 間 午後1時から3時30分
■集 合 山梨市民会館大ホール
■参加費無料,申し込み不要
■ゲスト 南 正人さん(株式会社ピッキオ代表取締役社長)
■テーマ
調べることで,見えてくる。調べることが「守る」につながる
■プログラム
※午後1時開始→開会行事
1.三森彩乃さん(塩山中3年)の作文『乙女高原から学んだこと』
2.南 正人さんのお話『調べてワクワク生き物の世界』
3.パネルディスカッション『乙女高原で調べています』
※閉会行事→午後3時30分終了予定
■問い合わせ 乙女高原ファンクラブ事務局(一番下↓)
※「ようこそ乙女高原へ」展Uは,1月11日から28日まで。
山梨市民会館ロビー
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