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   乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第191号 2007.8.9.
発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】マルハナバチ調べ隊 8月5日
NEW! 2.【観察報告】8月6日の乙女高原
   3.【イベント案内】2007年度(第5期)マルハナバチ調べ隊
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  0.【ニュースニュース】
●1.残暑お見舞い申し上げます。今年度からホームページで草と木の花暦を始めましたが,夏になり,花暦の更新が忙しくなり,ついついメールマガジン発行がおろそかになってしまいました。また,マルハナバチ・パンフレットのページも作りました。ぜひ一度ご覧ください。
・草花の花暦(8月)
 http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/kusabana8.html
・樹木の花暦(8月)
 http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/jumoku8.html
・マルハナバチのパンフレット
 http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/marupanf.html

●2.乙女高原はまさに夏真っ盛り。7月最終週はキンバイソウがものすごくきれいでした。今はヒヨドリバナ,オミナエシ,シモツケソウ,カワラナデシコ,ホタルサイコなどたくさんの花が咲いています。それにしても暑いですね。甲府盆地は連日35℃の猛暑が続いていますが,標高1700メートルはさすがに涼しく,日陰にいると寒いくらいです。避暑にぜひおいでください。

●3.夏休みの土日を中心に,乙女高原案内人が交代で乙女高原に駐在し,希望者には無料でガイドをするという自主活動,今年も盛会です。7月21日(土)の案内人5人,22日(日)8人,28日(土)6人,29日(日)9人,1日(水)2人,4日(土)4人,5日(日)10人,6日(月)3人,7日(火)2人といった具合です。乙女高原で「レンゲツツジとマルハナバチ」ワッペンの乙女高原案内人に出会ったら,お気軽に声をかけてください。

●4.山梨市社会福祉協議会は毎年,夏休みの期間中に子どもたちに様々なボランティア体験を提供していますが,今年は「環境ボランティア体験」として「乙女高原でのマルハナバチ調査」を企画し,乙女高原ファンクラブで全面的に協力しました。8月1日の当日には定員の1.5倍の30人もの希望者があり,特に中学3年生の参加者が多く,とても嬉しく思いました(マルハナバチ調べ隊なんて,中学生が参加したことありませんものね)。ですが,参加者が多く指導者が少なかったので,子どもたちが十分にマルハナバチ観察や調査ができたかは疑問です。来年はもう少し指導者を増やそうというのが反省点でした。
 このように,各種団体とコラボレーションで催し物をすることも可能です。興味のある方は,ご連絡ください。

●5.今回のマルハナバチ調べ隊ではコマルハナバチのオスを見かけました。あまりにも働き蜂や女王蜂とデザインが違うので別種だと考えられていたこともあるそうです。次回の調べ隊は9月9日(日)です →1

●6.次回世話人会は8月29日(水)午後7時半から9時までの予定で,牧丘町総合会館で行います。世話人でなくても参加自由です。ぜひ,おいでください。
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  1.【活動報告】
●マルハナバチ調べ隊 その2●  8月5日

 林道途中でおいしそうな木イチゴを見つけたので,さっそく味見。エビガライチゴの実でしたが,ちょっと苦くて酸っぱくて。とてもモミジイチゴには及びませんが,中には甘みの強いものもあって,楽しめました。

 参加者11名。特に東京からおばあちゃんと一緒に参加した小学校1年生まりちゃんが大活躍でした。いつものように紙芝居でマルハナバチの紹介をしたのですが,去年までと違ってマルハナバチのパンフレットがあるので,それも使いながら説明することができました。

 そして,いよいよラインセンサス調査。再三お話ししていますが,今年はどうもマルハナバチの(出現の)様子がおかしく,今日見られるか心配していましたが,結果的に,合計50頭ものマルハナバチに出会うことができました。
 今回,どういうわけか,クガイソウにあまりマルハナバチが来ていませんでした。その代わり(?)たくさんのニホンミツバチがクガイソウの花でせっせと働いていました。草原内の木の根元にニホンミツバチが住み着いてしまい,そこからたくさんの働き蜂を送り出しています。その影響でしょうか。
 キンバイソウは上向きの花を付け,あまり蜜がたくさん出ているとは思えないのですが,マルハナバチ,特にオオマルハナバチに人気でした。ノアザミなどを訪れた時とは明かに違う行動を見せてくれます。花の上をそれこそ忙しく,くまなく,動き回るのです。ハイ・テンポのタップダンスを見ているようです。これは花粉集め特有の動きなんだそうです。シモツケの花の上でも見られました。なお,翌6日のマルハナバチ調査では初めてヨツバヒヨドリの上でのタップダンスが確認されました。
 そして,午後からは待ち伏せ調査を行いました。

●ラインセンサス調査結果
・トラマルハナバチ32頭(ノハラアザミ蜜17,ノアザミ蜜6,クガイソウ蜜4花粉1,シモツケ花粉3,シモツケソウ花粉1)
・オオマルハナバチ11頭(クガイソウ蜜4,キンバイソウ花粉5,シモツケ花粉2)
・ミヤママルハナバチ3頭(クガイソウ蜜2,シモツケ花粉1)
・コマルハナバチ3頭(クガイソウにオス3)

●待ち伏せ調査
・クガイソウ合計60分 トラ2,オオ2
・ノハラアザミ合計45分 トラ1,オオ2
・キバイソウ合計60分 トラ3,オオ18,ミヤマ1

  ※調べ隊ラインセンサス調査 データ
2004年・・・6月 18頭, 8月 47頭, 9月 20頭
2005年・・・6月 14頭, 8月 64頭, 9月134頭
2006年・・・6月 31頭, 8月295頭, 9月  9頭
2007年・・・6月 10頭, 8月 49頭,
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 2.【観察報告】
●8月6日の乙女高原●

 林道に入りかけたところできれいなクズの花を見かけ,車を降りて写真に撮っていたら,コムラサキが何頭か元気に飛び回っていました。
 少し走ったところで,今度はあわててガケをよじ登るリスの姿を目にすることができました。
 またまた車を止めて写真を撮っていたら,道にたくさん赤い実が落ちています。コウゾの実でした。クワの仲間で,甘く,食べられます。クワよりもぬめりがあって,まったりとした食感です。さっそく試食。
 こんなことばかりしているので,なかなか乙女にたどり着きません。でも,本人としては,車でさえ,こんなにいろいろな発見があるのだから,歩いて行かなければもったいないと思っています。1日かけて歩いていって,2〜3日乙女高原に滞在し,また1日かけて下るくらいのペースがいいなあ。

 さて,今日は山梨市と甲州市の小学校の理科の先生を対象とした研修会です。小学校5年生の国語の教科書にも載っているマルハナバチを題材にしてラインセンサス調査を実際に体験していただきました。それからブナの森まで,途中いくつかのアクティビティをはさみながら歩いていきました。

 午後からは,草原内の遊歩道をくまなく歩いてお花の写真を撮ったり,開花状況を記録したり,「旗」調査の旗に書き込みをしたり,お花の看板を遊歩道のロープに取り付ける作業を行ったりしました。

 とまあ,懸案事項が終わったので,久しぶりにナーちゃん(ナガマルハナバチ)に会おうと,クリスタルラインを甲府方面にしばらく走って,ツリフネソウ群落を探しました。ナガマルハナバチは乙女高原一長い舌を持つマルハナバチなので,細長い筒状の花が大の得意。3年前の調査では,ツリフネソウとキツリフネはナーちゃんが独占していました。
 林道わきに大きなツリフネソウ群落が見つかったので,車を止めて,そこに陣取り,ナーちゃんが来るのを待ちました。
 初めに見たのはナーちゃんではなく,トラちゃんでした。乙女高原ではツリフネソウはナーちゃんの専売特許だと思っていたのに・・・。でも,軽井沢・ピッキオの観察会では,ツリフネソウにトラちゃんばかりが来ていたので,さもありなんとも思いました。
 次と3番目に来たのは,まぎれもなくナーちゃんでした。

 さて、次に来たマルハナバチは・・・ツリフネソウの花も調べたけど,入らなくて,クガイソウの花に行きました。「蜜を吸うかな?」と見ていたら,どうもタップダンスのように見えます。「え? クガイソウで花粉集め? 珍しいなあ」と思いながら,マジマジと見てみると,マルハナバチではありません。それどころか,ハチでもありません。なんとアブです。
 でも,毛むくじゃらなところといい,花の上での行動といい,マルハナバチにそっくりです。いいえ,一般的なマルハナバチではなく,毛並みの色やサイズからしてミヤママルハナバチ・ミーちゃんにそっくりなのです。
 びっくりしました。前から見ると,確かに目の付き方がアブですが,後ろからみたら,きっとマルハナバチと間違えてしまいます。

 そっくりなのは,姿だけではありませんでした。
 近くで写真を撮ろうと近づいたら,飛び立ってしまったのですが,飛ぶ軌跡がゆるやかな弧を描いています。これもマルハナバチにそっくりです。羽音もマルハナバチにそっくりです。花に近づいては調べるような仕草をするのですが,これもマルハナバチにそっくりです。
 もうびっくりの連続でした。

 閑話休題。コエゾゼミを私たちはマックゼミというあだ名で呼んでいますが,前々から,マクドナルドのマークとコエゾゼミが一緒に写った記念写真を撮りたいと思っていたのですが,今回,それがかないました。
 この日の観察について,ホームページに写真をアップしておきました。マックゼミの記念写真といい,マルハナバチそっくりのアブといい,ぜひ,画像でご確認ください。
 http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/070806.html
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 3.【イベント案内】
●2007年度(第5期)マルハナバチ調べ隊●

 ずんぐりむっくりしていて毛むくじゃら。働き者で,いつもちょこまかと働いているマルハナバチ。いくら見ていてもあきません。しかも,めったなことで人を刺しません。マルハナバチをじっと観ていたら,彼女たちが乙女高原の自然にとってなくてはならない存在であることが見えてきました。

 第1回 6月24日(日)・・・終了
 第2回 8月 5日(日)・・・終了
 第3回 9月 9日(日) 超レアなオス蜂に会えるかも??
         ※もちろん,どれか1回だけの参加も可。

■時 間 午前10時から午後2時30分まで。雨天中止。
■集 合 乙女高原グリーンロッジ前集合
■対 象 小学校4年生以上ですが,それより小さい子も保護者と一緒の参加なら可。
■定 員 20名。参加費無料(行事保険にはファンクラブの予算で加入します)。
■持ち物 筆記用具,弁当,飲物,雨具,帽子。
     ルーペ,双眼鏡など観察用具があると便利です。
■申込み 乙女高原ファンクラブ事務局まで
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