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   乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第195号 2007.11.9.
発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】11月3日の乙女高原
NEW! 2.【活動報告】霧ヶ峰エコツアー体験ツアー
   3.【イベント案内】第8回草刈りボランティア 11月23日
NEW! 4.【イベント案内】第7回乙女高原フォーラム 2008年1月27日
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  0.【ニュースニュース】
●1.いよいよ乙女高原最大の行事「草原を守る!草刈りボランティア」が間近に迫ってきました。11月23日(金・勤労感謝の日)9時半集合です(スタッフは8時半)。できるだけ事前にお申し込みください。申し込んでいただけると豚汁を作る目安が分かりますし,事前に名簿を作っておけると当日の運営がとても楽なのです。
 また,まだまだスタッフを受付けておりますので,立候補をよろしくお願いします。駐車場の整理,アンケート配り,手刈り班の世話役などです。
 なお,当日は,絶対に「杣口林道」経由で来てくださいね。「焼山林道(塩平経由)」は工事のため通行できません。間違えると,30分以上の時間のロスになります。

●2.全国草原再生ネットワーク設立総会
 2004年の乙女高原フォーラムで「草原の再生」のお話をしていただいた島根の高橋さんから「全国で草原再生活動を行っている,あるいは,行おうとしている個人・団体の連携を通じて,草原の持っている価値・意義を再評価し,草原の保全・再生につなげていくことを目的として『全国草原再生ネットワーク』を設立することとしました」というお知らせをいただきました。設立総会は11月16日(金)。場所は東京都港区西新橋1-6-5 TKP霞ヶ関会議室(虎ノ門立川ビル)だそうです。詳しくは設立準備会事務局の小串さんまで。メールは以下です。
greenfront-kogushi@nifty.com

●3.乙女高原で糞を拾いませんか?
 昨年から乙女高原でテンの糞の調査を始めました。調査とはいえ,4つの歩くルートを設定し,そこを歩きながら糞を探し,見つけたら,状況をメモし,チャック付きビニール小袋に採取しているだけです。ある程度まとまったら専門家に送って中身を分析してもらっています。
 今のところ,ウエハラ1人でやっていますが,1人でやっていると,家の都合などで乙女に3週間も行けない時があり,調査が滞ってしまいがちです。
 ぼくが続けていられるくらいですから,そんなに難しい調査ではありません。どなたか調査メンバーになってくださいませんか? 何度か一緒に調査し,調査に慣れたところで,分担して調査しませんか?

●4.ファンクラブの備品を置いておける場所はないでしょうか?
 「3」に続いてお願いです。今のところ,ファンクラブの備品や書類はウエハラの個人宅に保管してありますが,さすがに設立6年ともなると,押入れからはみ出し,部屋の半分を占拠しています。そんなに広い家ではないので,そろそろ限界です。どこかにこれらをしまっておくうまい場所はないでしょうか?

●5.次回世話人会は11月14日(水)午後7時半から9時までの予定で,牧丘町総合会館で行います。世話人でなくても参加自由です。ぜひ,おいでください。世話人会は「原則」毎月第3または第4水曜日です。
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 1.【観察報告】
●11月3日の乙女高原●

 今年4月から10月までの7ヶ月間に37回,乙女高原に行っています。1ヶ月に5回以上のペースです。でも,まだまだ足りません。これでは,まだまだ乙女高原のことがわかりません。

 11月3日,糞拾いコースの一つ「湿地コース」を歩きました。遊歩道を歩いていて,まず目に付いたのが,カラマツの落ち葉。笹原にまるで雪がふったみたいに積もっていました。地面にも一面に積もっています。この時期ならではの風物詩ですが,これでは糞が見つけづらいなあと思いました。

 湿地ではバイケイソウの実を見ることができました。この季節,たくさんのお花に出会うのはかないませんが,でも,たくさんの実や種に出会える貴重な時期です。それに,バイケイソウの花は図鑑に載っているかもしれませんが,実や種となると,なかなか載っていませんよ。膜が付いている種を見たとたん,「あ,ユリの仲間だ」と思いました。

 途中,ミズナラの林を通りました。カラカラな落ち葉がいっぱいです。ミズナラの落ちたばかりのカラカラの葉を踏んで歩くと,ほのかに醤油の臭いがしてくるんですよ。知ってました? 自分では,自分だけが知っているヒミツの知識だと思っているんですが,もしかして,同じように醤油の臭いに気づいている人がいるのか気になったので,あえて書いてみました。
 そういえば,今年はミズナラのどんぐりがちゃんとなっています。大きな実をいくつか拾うことができました。去年はまったく拾えませんでしたが。

 糞拾いから戻ってきて,草原の中を歩きました。
 遊歩道がすごいことになっています。敷き詰めた枯れ草がものの見事にひっくり返され,高いところで膝以上まで草がまくり上げられています。まるで,大勢の子どもたちが思いっきり遊んだ修学旅行の部屋って感じです。ひっくり返した張本人はイノシシで間違いないでしょう。それにしてもこれ全部を鼻先だけでやっているのですから,たいした鼻力です。ひっくり返して,中にいた虫でも食べているのでしょうか。

 至る所にイノシシの掘った跡が見られます。森の中もです。ヤナギの根元も掘られていたのですが,そこに真っ白くて,鉛筆のキャップのようなものがありました。「この白,どこかで見たことがあるなあ」と記憶をたぐり寄せてみたら,ピンときました。ギンリョウソウです。「イノシシたちめ,困り者だ」と思っていましたが,イノシシのおかげでギンリョウソウの芽に,お初にお目にかかることができました。

 今日のお目当ての一つはヤマナシの実です。ヤマナシの木の下を探してみると,ほどなく2つの実を見つけることができました。まだ固くて,とても青いです。まだ十分熟していないからこそ,動物たちも見逃したんでしょうね。臭いをかいでみると,ほんのり西洋なしの臭いがしました。

 「頂上」から草原を眺めました。晩秋の午後3時です。太陽が真後ろから照っていて,東向きの斜面を見下ろしているのですが,木々の影がすごく長いです。もう冬なんだなあと思いました。「あれ・・・,これはもしかして・・・」と,試しに日がよく当たる場所で両手を挙げて振ってみました。そしたら,その影が草原のかなり下の方に見えます。「こんなに下に見えるんだ」と感心してしまいました。

 途中のダケカンバの根元近くの細長いうろの奥にニホンミツバチが巣を構えている話は以前しましたが(メルマ193号),さすがにこの時期ともなると,出入りしているミツバチの姿を見ることはできませんでした。
 冬の間,ミツバチはどうやって過ごすのかなあとネットで調べてみたら,さすがに子育てはしませんが,巣の中央付近でかたまって過ごすのだそうです。貯めてある蜜を飲みながら,体を寄せ合って温めるので,かたまりの真ん中はかなり温かく,なんと30度以上にもなるんだそうです。
 出入りしているハチがいなかったので,近づいて幹に耳を押し当ててみました。羽音でも聞こえないかなあと期待したのですが,何も聞こえませんでした。来春,いつごろ,ここから出てくるようになるのか,楽しみです。
 ちなみにクロスズメバチはまだ巣の入り口から出入りしていました。1週間前に来たときは,ぼくの弁当に止まって,カツのソースをなめていました。

 この日の自然の一部はウェブでも紹介しています。
http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/071103.html
 おもしろいのは,たまたま,きっかり4年前(2003年の11月3日)の乙女の様子もウェブに載っていることです。
http://www.otomekougen.npo-jp.net/recent/031103/index.html
比較してみると,4年前にはこの時期にすごく目だったハバヤマボクチやオヤマボクチの大きくて下向きのアザミ型の花のドライフラワー(昔のパーマの機械を思い浮かべるといいと思います)が一つも見つからなかったことです。もしかしたら,シカに食べられているのかもしれません。
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 2.【活動報告】
●霧ヶ峰エコツアー体験ツアー●

先日行われた霧ヶ峰へのエコツアーを体験するツアーのレポートを乙女高原案内人の小林さんとその二人の息子さんが書いてくださいました。ご紹介します。

★小林一都(小学4年生)
 日曜に「きりがみね」という所に行きました。さいしょ、しつげんを一周しました。歩いていたら通路のすきまにおちてしまいました。すわ市ときは通路は1つだったけど、とちゅうからしもすわ町になると、通路が2つになって、まんなかにすきまがあったからです。すきまの間には、トゲがある葉っぱがあって、痛かったです。
 とちゅう、ビジターセンターにいきました。しつげんにいる動物などをみました。しつげんではみられなかったけど、キツネやねずみやウサギのはくせいがありました。でも、しつげんのつうろに、動物のフンがありました。うえはら先生が「これはキツネのふんです」とおしえてくれました。
 おひるにカレーライスをちょっとだけ食べました。ねむくてねてしまい、みんなといっしょにきねん写真をとれませんでした。
 次に、エコツアーにさんかしました。エコツアーでは、「葉っぱジャンケン」などをしました。林のなかには、ギザギザの葉っぱやちっちゃい葉っぱがいっぱいありました。
 かえりに食べたジャガバターがさいこうでした。

★小林令央奈(小学1年生)「あのね日記帳より」
 あのね。にちようびにながのけんのきりがみねこうげんに、やましたさんとうえはらせんせいとおとうさんとおにいちゃんといきました。
 さいしょにビジターセンターにいって、むかしのいしのナイフをみました。それから、やしましつげんを一しゅうしました。そのとちゅうにたくさんシカnおあしあとやきつねのうんちがありました。しつげんはすこしさむかったです。しつげんはあきいろでした。

★小林奈都夫(乙女高原案内人)
 長野県霧ヶ峰高原に数十年ぶりに行ってきました。
 今回は、(名ばかりですが)私が所属する乙女高原案内人の会&乙女高原ファンクラブの事業の一環で、NPO法人霧ヶ峰基金や霧ヶ峰自然保護センターのエコツアーに参加して、湿原や草原の保全についてのお話を聞くという研修でした。
 「霧ヶ峰」というと、小・中学生のころスキーでよく行った「車山高原」の隣のなだらかなつまらないスキー場というイメージしかありませんでした。
 久しぶりといっても、前に行ったのは、もう30年近く前のことだから、初めて行ったようなもので、見るもの、感じるもの、学んだもの…全てが新鮮でした。
 諏訪湖から湿った空気が登ってきて、車山にぶつかる手前で冷やされて霧に包まれるとか、八島ヶ原湿原は、日本の高層湿原の南限で、1万年以上もの月日を経て湿原ができたとか…霧ヶ峰があそこにある意味や価値を十分に理解することができました。
 大人になって、乙女高原のことをちょっと勉強し、自然保護とか環境保全について関心をもつようになり、少し知識を蓄え、今、あちこちの山や川、高原や湿原などを歩くようになりましたが、どこに行っても、「人間の存在は小さい」ことに気がつきます。
 霧ヶ峰も、ただの草原のように見えますが、このなだらかな高原が、麓の諏訪人の暮らしに大きな影響を与えている場所であることも学びました。八島ヶ原湿原から流れる水が、諏訪大明神の御柱になる巨木を育て、実り豊かな大地をつくり、諏訪の海に流れ込む。どんな山や川、高原や湿原にも役割があり、ちっぽけな人間を育て守っています。でもそれを壊すのは人間です。
 新田次郎が、八島ヶ原湿原などを横断しようとした「ビーナスライン(有料道路)計画」に対し、地元の有志が反対運動を起こしてルート変更を訴え実現した経過を記した『霧の子孫たち』という本があります。「霧の子孫」とは、霧ヶ峰の恩恵を受け、麓で豊かに暮らす諏訪人のことで、諏訪出身である新田次郎の「霧ヶ峰」に対するものすごい想い入れを感じることができます。
 ずっと見向きもしなかった「霧ヶ峰」が、すごい近い存在になった1日でした。
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 3.【イベント案内】
●乙女高原の草原を守る! 草刈りボランティア2007●

 乙女高原の草原を守るために欠かせない秋の草刈り作業。今回で8回目です。
 キッズボランティアという子ども向けのプログラムもありますので,ぜひ,ご家族でご参加ください。とうちゃん・かあちゃんがボランティアで汗流す後ろ姿を子どもたちに見せてやってください。
 開催日まで2週間となりました。申込みをぜひお願いします。

■主 催 山梨市・山梨県・乙女高原ファンクラブ
■日 時 11月23日(金・勤労感謝の日) 少雨決行
        ※雨天中止の場合,25日(日)の午前中だけ
     午前9時30分集合 (午後2時までの予定)
■集 合 乙女高原グリーンロッジ前集合
■対 象 どなたでも。
■定 員 ありません。
■参加費 無料(行事保険には主催者の予算で加入します)。
■持ち物 弁当,飲物,軍手,雨具,おわん・はし(おいしい豚汁を配ります)
     お持ちの方は,鎌,なた,刈り払い機などの道具。
     天気が悪いと寒いです。防寒着もご用意ください。
■申込み 乙女高原ファンクラブ事務局まで
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 4.【イベント案内】
●第7回乙女高原フォーラム●

 年に一度,自然とつきあう達人を招いて,お話を聞きながら,乙女高原の自然を守り,育てていくことについてみんなで考えようというインドアの集会です。
 今年は,海を渡る旅をすることで一躍有名になったアサギマダラというちょうちょが主人公です。

■主 催 山梨市・山梨県・乙女高原ファンクラブ
■日 時 2008年1月27日(日)
     午後1時〜3時30分
■会 場 山梨市民会館大ホール
■対 象 どなたでも。
■定 員 ありません。
■参加費 無料
■テーマ 乙女高原にも来るよ,海を渡るちょう・アサギマダラ
■ゲスト 近藤記巳子さん(名古屋在住,アサギマダラプロジェクト)
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