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   乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第209号 2008.12.30.
発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】12月30日の乙女高原
NEW! 2.【活動報告】乙女高原案内人反省会と救急法研修会12月6日
NEW! 3.【イベント案内】第8回乙女高原フォーラム2009年1月25日
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    【スクープ!!】
 今年1月の乙女高原フォ−ラムにお招きした近藤さんより「高知で捕獲されたアサギマダラに『乙女』というマークがあったそうだけど・・・」というメールをいただきました。
ホームページでも確認したところ,8月6日に乙女高原で「乙女,UA4,8/6」とマークしたアサギマダラが10月18日に高知県室戸市の室戸スカイラインで再捕獲されたということです。地図で調べると,乙女高原から南西に約500キロメートル飛んでいったことになります。すごいですね。

  0.【ニュースニュース】
●0.3ヶ月ぶりのメールマガジンです。私的な理由で,メールマガジンを編集するどころか乙女高原に行く余裕すらありませんでした。先日,ようやく一段落つきました。今後は,以前のペースで,できるだけ頻繁にメールマガジンを発行していこうと思います。

●1.乙女高原に向こう林道はすべて冬季の通行止めとなりました。杣(そま)口から柳平(琴川ダム=乙女湖)までは通年通行できますが,そこから先は車両通行止めです。ただ,歩いていくことは可能です。

●2.本日,乙女高原に出かけてきました。1週間以上も前に降った雪がたくさん残っていました。いよいよ冬の自然観察が楽しいシーズンになりました。(→1)

●3.乙女高原最大のイベント「草刈りボランティア」は3連休の中日という悪条件にもかかわらず,今年も200人を超える「乙女高原ファン」が大集合。晴天の元,みんなでいい汗をかき,作業のあとはお楽しみの豚汁。皆さんの努力で「中学生の丸坊主頭」みたいにきれいな刈り跡となりました。
 じつは,この乙女高原最大のイベントにも,ぼくは参加できませんでした。どなたかレポートを書いて,投稿してくださいませんか? そうでないと,メールマガジンで活動報告ができません。

●4.12月6日(土),午前中は案内人の反省会。山梨市民会館の会議室をお借りし
て,今年1年間の案内人活動を振り返り,来年の活動方針について話し合いました。
昼食をはさんで,午後は,救急法の講習会。心肺蘇生法を中心に体験的に学びまし
た。乙女高原から一番近い医療機関まで車で30分も掛かります。応急処置がとても大
切です(→2)

●5.今度の乙女高原フォ−ラムのテーマは「シカ」。シカが増えたことにより,シカが植物を爆発的に食べ,生態系が変化したり,生物多様性に悪影響があったり・・・という報告がいろいろなところから届いています。乙女高原はどうなのか? もし,この状況が続いたら,どうなるのか? では,どうしたらいいのか? 皆さんと一緒に考えて行きたいと思います(→3)

●6.新しいホームページが2周年を迎えました。見てやってください。
   http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/

●7.次回世話人会は2009年1月15日(木)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。世話人でなくても参加できます。おいでください。
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 1.【観察報告】
●12月30日の乙女高原●


 柳平に向かう道の途中から,日陰の道ばたに雪が見え始めました。琴川ダム(乙女湖)は一部結氷していました。柳平をすぎると,ほとんどが雪道となりました。そして,乙女の草原は半分ほどが雪原でした。このところ,ずっと晴天でしたから,22日に降った雪が残っているのだと思いました。
 こうなると,オモシロイです。普段は気づきませんが,動物たちの立ち振る舞いが,その足跡から想像できます。動物たちの姿を見ることはめったにありません。でも,乙女にはたくさんの動物たちが暮らしています。言ってみれば,それら「普段は透明人間の」動物たちの姿が,「雪の魔法の」おかげで見えるようになったようなものです。
 小さなひづめの足跡を見れば「おっ,今年生まれの子鹿かな? 元気に冬が越せるといいけど」と思ったり,ウサギたちの足跡が集まっている箇所があったので,近づいてよーく観察したら,そこにはきっと青い草が雪の上に多数出ていたんだろうなーと想像できたり。人が歩くための遊歩道は動物たちにとっても利用しやすいようです。こんなにたくさん,動物が歩いているんだなーと感心してしまいました。
 「寒いのに,よく行くねー」「枯れ草と枯れ木ばっかりでしょ?」「花なんて咲いているわけないし」と,物好き扱いされますが,この時期の乙女高原で自然観察するのも,とても楽しいんです。

 それに,自然の調査は冬だからといって中断するわけにはいきません。今回は大窪山や湿地の遊歩道を歩き回って,テンの糞を探しました。彼らの食生活を年間通して調べているからです。今回は,冬だというのに,果物のたねがけっこう入っている糞を複数観察しました。果実はおそらく一つはサルナシ,もう一つはブドウ類です。いったい彼らはどこから調達してくるのでしょうか?
 しゃがんで糞の観察をしていたら,なにやらハーブの匂いがしてきました。すぐ近くにナギナタコウジュの枯れ草があり,納得。ナギナタコウジュはシソ科の植物で秋遅くまで花が咲いています(そこにマルハナバチが来ます)。花の匂いも強いのですが,枯れ草もこんなに匂うとは。

 歩き始めたころはパウダースノーでした。雪の中を歩いても,雪がフワフワしているので,足は自然に雪の中に入ってしまい,音がしません。でも,お昼近くになって,雪の表面が溶け始めたのか,歩くと,キュッキュッと音がするようになりました。温度の変化が音に現れるなんて,おもしろいなと思いました。

 雪は深いところで13センチでした。まだスノーシューやクロスカントリスキーは必要ありませんが,スパイク付きの長靴とサングラスは必需品ですね。じつは,何年か使っていたスパイク付きの長靴が途中で割れてしまいました。幸い,中にウェットスーツ地のオーバー靴下をはいていたため,難を免れました。帰ってきて,すぐに新しい長靴を買いに出かけましたが,ウチの近くのホームセンターでは,ケーヨーD2だけが(長い丈の)スパイク付き長靴を扱っていました。

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 2.【活動報告】
●乙女高原案内人反省会と救急法研修会● 12月6日


 午前中,案内人の会幹事長の坂田さんの司会で,今年1年間の活動を振り返りました。参加した案内人は12人。「もっと多くの案内人に参加してもらいたかったね」というのは,この会に参加された案内人の皆さん共通の感想。考えてみると,乙女高原の活動でお会いするときは,活動が忙しくて,なかなかじっくり話をする時間がありません。また,案内人の活動全体について意見を交換する機会は,実質的には1年にこの日だけです。そんな大切な機会なので,それをもっとアピールしようという反省が出されました。

 来年の活動については・・・
●学校の自然教室や授業の支援は積極的に行う。
●夏休みのインタープリテーション活動は例年通り行う。
●今年はなかったけれど,案内人の親睦を深めるためにも,夏のキャンプを計画した。楽しいですよ,乙女の夏。空一面の星空だし。ナイト・ハイキングもまた格別です。
●案内人反省会では,1年間の活動を振り返り,次年度の活動方針や内容を決める。
・・・ということになりました。

 午後の救急法講習会については,案内人の米山さんがレポートにまとめてくださいましたので,以下に掲載します。米山さん,ありがとうございました。

●救命講習会(平成20年12月6日)に参加して
 日常生活や乙女高原で諸活動を行う上で必要と思われる救命講習会(普通救命講習Tの過程)を12月6日(土)午後から山梨消防署において、先輩案内人の方々含め8名で受講しました。
 最近、私たち周辺の身近な場所に(図書館・デパート・駅、集会所等)、AED(自動体外式除細動器)なるものが目の高さに設置されているのを見かけます。心肺蘇生での使用時は電源を入れて音声ガイダンスどおり行えば良いとは知っていましたが、万一の場合は自分から進んでことに当たる勇気はありませんでした。今回講習の主要内容は、「突然心臓や呼吸が止まってしまった。この人の命を救う為にそばに居合わせた人が即座に出来る応急手当(救命処置)の方法でした。「心肺蘇生法」や「AEDの使用」について、実務経験豊富な消防署の方々からの講義ならびにマンツーマン繰り返し実技演習で、参加者全員がよく理解することが出来ました。また、複数人での救命の連鎖行動、救命のリレーなど素早い協力行動の必要性も体得出来ました。
 今後は講習で習得した知識や技術の維持をはかり、一朝有事の際は居合わせた人の義務行為として勇気を持って判断し迅速的確な応急手当を実施し、傷病者の救命の手助けに少しでも寄与したいと思っています。さらに、多くの方々が最新の救命講習を受講して事にあたれる態勢の輪が広がると良いですね。以上
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 3.【イベント案内】
 ●第8回乙女高原フォーラム● 2009年1月25日


■概 要
 主催  山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
 後援  山梨市教育委員会 (予定)
 日時  2009年1月25日(日) 午後1:00〜3:30
 場所  山梨市民会館 ちどりの間

 ゲスト 星野義延氏(東京農工大学農学部地域生態システム学科准教授)

 テーマ シカが乙女高原の自然を変える?!

 ニホンジカは日本を代表する大型のけものであり,日本の生態系の大切な一員です。また,昔から和歌に詠まれるなど日本人に親しまれてきた動物でもあります。ところが,最近,シカが急激に増え,そこの自然を変えてしまうほどの影響を与えていることが各地から報告されています。
 乙女高原も例外ではなく,ここ数年,急激に減ってしまっている植物や,反対に増えている植物があり,シカの影響が考えられています。また,周辺の森を歩くと,シカによって皮を剥がされた木も目立ちます。このままシカが増え続けるとどうなるのか,それを防ぐにはどうしたらいいのか,そもそも乙女高原でシカは本当に増えているのか??? 乙女高原の自然の現状を「シカ」という視点で観(み),このままでは将来どうなるかを予測し,今,何ができるのか考えてみたいと思います。

【皆さんへのお願い】
●1)スタッフへの立候補をお願いします
 受付・会場の設定など,多くのボランティア・スタッフの参加があってこそ,このような大きなイベントを行うことができます。スタッフを引き受けてもいいという方は,ぜひ,このメールに返信してください。
 スタッフの集合時刻は午前11時。お昼ご飯は事務局で用意します。フォ−ラム終了後,ゲストを囲んで,簡単な反省会を行います。
 なお,案内人の皆さんは,これらが終了後,簡単な打ち合わせを行うそうです。

●2)フォーラムのPRをお願いします
 今回のフォーラムは,テーマの性格上,乙女高原ファンの皆さんばかりでなく,各地(特に山間部)で自然保護活動に携わっている方々に積極的に参加していただき,自分の地域でのシカ害やそれへの対策について意見交換を行いたいと考えています。 また,「自然保護といいながら,野生動物であるシカの頭数を管理するというのか?」など,様々なご意見を持つ方もいらっしゃると思います。いろいろな立場・いろいろなご意見をお持ちの方にご参加いただきたいと思っています。
 ぜひ,まわりの方々にお声をかけてください。
 なお,フォーラムのお知らせは(財)日本自然保護協会(『自然保護』2009,1/2月号,30ページ)や(社)日本環境教育フォーラム(『地球のこども』2008,12月号,19ページ)の会報にも載せていただきました。

●3)事前にご意見をお寄せください
 2)に似ているのですが,フォーラムの開催前にご意見や情報をいただける方は,ぜひ,ください。このメールマガジン上で意見交換・情報交換をしたいと思います。また,意見交換・情報交換の成果をフォーラムにも生かしたいと思います。 以前,メールマガジン上で「乙女高原の草刈りで刈った草を持ち出すべきか?」「乙女高原で増えているイタドリは刈るべきか?」などをテーマに,皆さんで討論したことがあります。それが乙女高原の保全にとても役立ちました。
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