乙女高原ファンクラブトップ > メールマガジン > 第224号(2009.12.23.)
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン 第224号 2009.12.23.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】12月20日の乙女高原
NEW! 2.【イベント案内】乙女高原フォーラム2010年1月31日
「ようこそ乙女高原へ展」1月5日〜31日
NEW! 3.【募集案内】恩賜林御下賜100周年記念事業 開催テーマ
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
0.【ニュースニュース】
●1.乙女高原の魅力はいろいろありますが,その中の一つが満天の星空です。今,乙女高原ファンクラブホームページの最初のページに,杉田さんの星空写真を載せました。ぜひご覧ください。たーくさんの星がにぎやかです。
http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/
●2.12月20日に乙女高原に行ったところ,林道はアイスバーン,草原は雪原になっていました。深いところで15センチの積雪です。いよいよ冬の自然観察の楽しい季節になりました。→1
http://blog.goo.ne.jp/otomefc/d/20091220
●3.来年1月31日に行われる「第9回乙女高原フォーラム」のちらし(PDFファイル)をホームページに載せました。ダウンロードしてお使いください。→2
http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/2010forum.pdf
●4.乙女高原フォーラム開催に合わせて行っている「ようこそ乙女高原へ展」ですが,今回は2010年1月5日(火)からフォーラムが行われる31日まで行うことになりました。会場は山梨市民会館ロビーです。ぜひ,おいでください。
なお,1月5日(火)の午後3時から現地で展示作業を行います。ご協力いただける方はいらっしゃいませんか? ご協力いただける方は事務局までご連絡ください→2
●5.乙女高原案内人の原さんが「自動温度記録計を乙女高原に設置する」プロジェクトを立ち上げ,11月23日に設置してくださいました。「自動温度記録計」と聞いて,どれくらいの大きさのものを想像しますか? なんと,一個がボタン電池ほどの小ささなんですよ! どんな気温を記録していてくれるか楽しみです。
●6.シカの食害について,青木さんからご意見をいただきました。以下に紹介します。青木さん,ありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京近辺のハイキングコースはどこへ行ってもシカ害が目立ちます。特に、丹沢・箱根周辺はひどいもの。看板にアザミ平とあるが地肌が剥き出し。詳しい方に聞くと、シカが食べたとのこと。
狩猟解禁シーズンとなり、猟友会のお年寄りは張り切っております。歩いている時に、獲物を見ることもあります。多すぎれば適正な数にしなくてはいけない。いたしかたないことでしょう。
●7.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は2010年1月20日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。
--------------------------------------------------------------
1.【観察報告】 12月20日の乙女高原
まだ雪ということはないだろうと,油断して行ったのが間違いでした。
林道はところどころアイスバーン。草原は雪原になっていました。深いところで15センチもあります。
スパイク付きの長靴を持って行かなかったことを後悔しましたが,結果的には普通の登山靴で十分でした。というのも,気温が低く,雪が固く締まっているため,雪の中に足がズボッと入ってしまうことはなく,雪の表面をうまく歩くことができました。おもしろかったですよ。林道を歩いている時なんて,キュッキュッと,まるで鉄腕アトムが歩く時のような音がしました。
今日の目的は,テンの糞拾いです。今回は大窪山コース。生態系のモニタリングを目指したこの調査も,4コース×31巡=124回目となります。雪に埋もれてそんなに見つからないだろうと思いましたが,雪の上に糞をしているところがいくつもあり,20個近くの糞を拾うことができました。
それにしても,寒いです。立ち止まって観察したり,記録を取ったりしていると,(キタナい話で申し訳ありませんが)鼻水がタラーッと垂れてきます。それが鼻の下の肌に触ると,冷たくて,反射的にビクッとくるほどです。ボールペンも寒さのためか,インクの出がとても悪く,字がかすれてしまいました。長靴は忘れてしまいましたが,虫が知らせてくれたのか,出発間際に真冬用のシェルパーカーを車に放り込んできたので,極端に寒い思いをせずに済みました。
大窪山の山頂付近には大きなシャクナゲの木があります。いつもはやぶのような感じなのに,今日はスケスケ。やぶの向こう側がよく見えます。というのも,シャクナゲの葉がダラリと下がり,しかも,葉巻のような感じに丸まっていて,一つ一つの葉が極端に細長く見えていたからです。これは,寒さに耐えるためのシャクナゲの対策なのでしょうか。
大窪山から焼山に下る道で,猛禽の食事跡を発見しました。地面から20センチほどの切り株の上とその周辺に,小鳥の羽根が散乱していたのです。猛禽(オオタカ?)が切り株の上に獲物を持って降り立ち,獲物の羽根や羽毛を「ちぎっては投げ,ちぎっては投げ」をやった情景が,ぼくの脳裏に浮かびました。
比較的大きな羽根を拾い集めました。色とその配色といい,大きさといい,ツグミの羽根に間違いないでしょう。初列風切羽根,次列風切羽根,尾羽が拾えました。持ち帰った羽根をぼくのオリジナル羽根図鑑の羽根たちと比べてみましたが,ツグミに間違いありませんでした。やられたのはツグミです。
一方,やったのは猛禽です。ぼくが見てもいないのに「猛禽のしわざ」と断定しているのには理由があります。鳥のくちばしはまるでピンセットのようです。これで羽根をむしっても,羽根の軸はほとんど傷つけないまま,きれいに取ることができます。一方,動物(獣)が羽根をむしろうとすると,歯で噛んでむしらなければならないので,どうしても,羽根の一部が折れたり,へこんだりして,きたなくなってしまいます。羽根を1枚1枚見てみると,ほとんど根傷。きれいにむしり取られていたので,猛禽と断定したのです。切り株の上の食事跡というのも,状況証拠的に,猛禽類であることを示しています。
大窪山から草原に戻り,ロッジ前のベンチで昼食。カップうどんの温かさが腹にしみます。じっとしていると寒くなってくるので,お昼もそこそこに,草原の遊歩道を歩き始めました。
雲が低く,しかも,風が強いので,雲の動きがとても速かったです。で,時々,雲の一部または全体が赤くなったり緑色に光ったりしていました。これは彩雲(さいうん)と呼ばれる現象です。見ていると,光っている部位や色がどんどん変わっていくのです。それはそれは不思議な光景で,しばし,見とれてしまいました。
ぜひ皆さんにもお店したいと,カメラのシャッターを何回も切りました。絶好のシャッターチャンス!と自信があったのですが,帰宅後,パソコンで確認しましたが,うまく写っていませんでした。つくづく人間の目ってすごいと思います。草原と非常に明るい彩雲とを同時に見ることができるんですものね。カメラだったら,彩雲に絞りを合わせると草原は真っ暗に写ってしまいますし,草原の明るさに合わせたら,彩雲はただ光っている雲にしか写りません。明るさの違う,そのう両方がいっぺんに見えてしまうのですから,目はすごいです。
マルバダケブキの株が斜めになっていて,たくさんのたねがこぼれているのが目に付きました。よく見ると,たねの中身を食べている形跡があります。かといって,まわりに足跡は認められません。きっと小鳥たちが空からやってきて(だから,足跡はつかない),食べていったのだと推測しました。そういえば,さっき,アトリの群を見ました。
雪原を歩いていると,様々な足跡が見られ,楽しくなっちゃいます。「これはウサギ」「これはキツネ? テン?」・・・多くの足跡が雪の表面に薄く付いています。65sの体重があるぼくの足跡さえ,表面に付くだけです。
ところが,シカの足跡は,雪の奥まで入っている深いものでした。ほとんどが雪を通り越して地面に届いているほどです。シカは細い足と蹄を持った動物です。地面への接地面積が小さいですから,蹄には相当な圧力が掛かってしまい,一歩一歩雪の中にズボッ,ズボッともぐってしまうのでしょう。つくづく雪国仕様の動物ではないんだろうなと感じます。
そんなシカが乙女高原で増えているとしたら・・・それは大問題なのだと思います。
午前中の3時間,午後からの1時間ほどの自然観察を満喫し,帰宅しました。
--------------------------------------------------------------
2.【イベント案内】
●第9回乙女高原フォーラム● 2010年1月31日
●フォーラムのスタッフ募集
フォ−ラムを開催するためには,大勢のスタッフが必要です。ぜひ多くの方に立候補していただきたいと思います。
基本的に,スタッフには1月31日フォーラム当日の11時に山梨市民会館に集合していただき,打ち合わせ後,準備作業を開始します。フォ−ラムは1時に開会し,3時半に閉会。その後,片付け作業とゲストを囲んでの茶話会があり,全部の終了は4時半ころの予定です。
特典(?)としましては,昼食はファンクラブで用意します。また,茶話会で今回のゲストの方々と直接お話する機会があります。
もちろん,途中からの参加も大歓迎です。ぜひ,間近でフォーラムを経験してください。なお,乙女高原案内人の皆様には,このフォーラムは乙女高原で案内活動を進める上での研修会の意味合いもあります。ご都合をつけて,ぜひご参加をお願いします。
仕事の中身としては,会場の準備と後片付け,湯茶のしたく,受付,写真による記録などです。
●「ようこそ乙女高原へ展」開催決定
今回も,フォ−ラム開催に合わせて,は2010年1月5日(火)からフォーラムが行われる31日まで「ようこそ乙女高原へ展」を,山梨市民会館ロビーで行うことになりました。こちらも,ぜひ,ご覧ください。
展示作業は1月5日(火)午後3時から行います。ご協力いただける方は事務局までご連絡ください。また,乙女高原に関するもので何か展示するものがありましたら,これもぜひ,事務局までお知らせください。「みんなの」展示会にしたいと思います。
(展示の撤収は,フォ−ラムの後片付けと同時進行で行います)
(ここから下は再掲情報)
●第9回乙女高原フォーラム
日 時 2010年 1月31日(日)午後1時〜3時30分
場 所 山梨市民会館 3階「千鳥の間」
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
定 員 ありません。どなたでも参加できます。事前申込み不要。
参加費 無 料
ゲスト 吉田 洋さん(山梨県環境科学研究所研究員。博士(農学)
長池卓男さん(山梨県森林総合研究所研究員。博士(農学)
テーマ シカが乙女高原の自然を変えている?!
ニホンジカはたいへん美しい,日本を代表する大型のけものです。ところが,最近,シカが急激に増え,そこの自然を変えてしまうほどの影響を与えていることが各地から報告されています。乙女高原も例外ではなく,ここ数年,急激に減っている植物があり,シカの影響が考えられています。
前回のフォーラムでは東京農工大学の星野義延さんをゲストに迎え,シカが植生に及ぼしている影響をお話いただきました。乙女高原は他と比べて,まだシカの影響が小さい方だというご指摘をいただきましたが,実際には,シカによる植生への影響は加速度的に大きくなっているようです。
そこで,今年はもう一度,フォーラムのテーマをシカとし,県内の実情や行なわれている対策についてゲストのお二人からお話を聞き,今後の対策について多くの皆さんといっしょに考えていきたいと思います。
--------------------------------------------------------------
3.【募集案内】
●恩賜林御下賜100周年記念事業 開催テーマ(キャッチフレーズ)を募集●
明治末期の大水害からの復興のため、明治44年に山梨県に御下賜された恩賜林は、平成23年3月に御下賜100周年を迎えます。100周年を契機として、恩賜林の歴史を振り返り、次の100年に向けた森づくりを進めるため、「恩賜林御下賜100周年記念事業」を計画しています。
今回、この記念事業の開催テーマ(キャッチフレーズ)を募集します。
■応募資格/県内に在住、通勤、通学している人
■応募方法/開催テーマとその説明、住所、氏名(ふりがな)、年齢、勤務地(又は学校名と学年)、電話番号を記載し、はがき、封書、FAX、電子メールにより応募してください。
■応募期限/平成22年1月22日(金)(必着)
■表彰/最優秀賞1点(賞状と副賞10万円)、優秀賞3点(賞状と副賞3万円)
※詳細はホームページをご覧ください。
http://www.pref.yamanashi.jp/sinkan-som/index.html
※応募先・問い合わせ先
森林環境総務課(企画担当) 直通電話/055-223-1634 内線6075
--------------------------------------------------------------
乙女高原ファンクラブトップ > メールマガジン > 第224号(2009.12.23.) →ページトップ