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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第229号  2010.5.2.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】4月4日の乙女高原
NEW! 2.【観察報告】5月2日の乙女高原
(再掲)3.【イベント案内】遊歩道づくり・シカ柵設置 5月9日
NEW! 4.【イベント案内】
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  0.【ニュースニュース】
●1.4月27日(火),甲府盆地は冷たい雨でした。翌日の遊歩道作り下見の準備で乙女高原に登っていた市職員の藤原さんから「乙女高原は10センチの積雪。まだ降り積もっている」との連絡を受け,びっくり。翌日の下見は中止となりました。29日に乙女高原に行きましたが,草原が枯れ葉色と白のまだら模様になっていました。今年の春はなかなか暖かくなりません。でも,そのかわり(?),この時期に咲くキブシの花は長い期間楽しめています。(→1,2)

●2.前回,原さんに書いていただいた乙女高原の気温の自動温度記録の続報です。3月14日から4月25日までのデータで,最低気温はマイナス13度でした。やっぱり寒いんですよね。で,最高気温はというと23度。「あれ? 高すぎない?」と疑問に思い,グラフをよく見ると,所々,グラフの線が針の先みたいに「ツン」と飛び出ています。詳細データを見ると,それは決まって朝の8時でした。日の当たらない場所を選んで設置したつもりですが,お日様の通り道が冬から春にかけてどんどん変わってくるので,朝の8時ころだけ,日が当たるようになったのではないかと考えました。そこで,牛乳パックの底をカッターナイフで取ってしまい,パックの側面に切り口を入れて「鎧戸」のようにし(いずれも風通しをよくするため),データロガーをその中に入れることにしました。即席のミニミニ百葉箱です。29日に,風雨とも強い中,牛乳パック百葉箱を取り付けました。
 原さんとは「(ほんとの)百葉箱がほしいね」という話をしています。どなたか百葉箱の情報をお持ちの方,または百葉箱を設置した経験のある方はいらっしゃいませんか?

●3.29日の早朝は晴れていたんですよ。行く途中の道ばたで,5分咲きのフジザクラにコマルハナバチの女王が来ている姿が見られました。また,満開のキブシの花にも,同じくコマルの女王が来ていました。今年のマルハナバチ調べ隊は6月27日と8月8日と9月12日の3回です(いずれも日曜)。ぜひ,かわいいマルハナバチに会いに来てください。参加費は無料。参加者にはファンクラブのオリジナル「乙女高原フィールドガイド マルハナバチ・ウォッチング」をもれなく差し上げます(→4)

●4.いよいよ来週の日曜日(9日)は,乙女高原の遊歩道づくりです。ぜひ,多くの方の参加をお願いします。今年は同時進行でシカ柵の設置も行います。多くのスタッフが必要になります。できればスタッフ参加をお願いします。よろしくお願いします。(→3)

●5.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は5月19日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。

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 1.【観察報告】●4月4日の乙女高原●

 4月4日の林道は,まだまだキブシがつぼみでした。「姥栃(うばのとち)」の湧水は落ち葉で埋ってしまっています。雪がすべり落ちてくるときに落ち葉も一緒に運んできたのでしょう。林道の脇にシカの死体もあって,びっくり。でも・・・足の構造などをじっくり見るいいチャンスでした。気温が低いせいか,臭いはほとんどしませんし。
 車を焼山峠に置き,歩いて乙女に向かいました。テンの糞のサンプリングです。途中,沢の下に15頭ほどのシカの群が走るのを見ました。白いお尻がくっきり見えました。岩がごつごつあるところでは,岩のくぼみに雪が残っているのが見えました。
 ロッジに着いてびっくりしたのは,ロッジ前の林道の両脇にウラジロモミの木が植えてあり,さしずめ「モミの木通り」といった感じなのですが,それらのモミの木の樹皮がことごとくシカに剥がされていたことです。こんなところにもシカの影響が現れはじめたんですね。
 遊歩道を歩き始めました。コガラ,シジュウカラなど小鳥たちの姿をよく見ました。ニーニーと鼻に掛かったような声で鳴いているのはヤマガラです。ルリビタキのメスもすぐ近くで見ることができました。それにしても,まん丸おめめです。これ以上まんまるのおめめを,ぼくは見たことがありません。ゴジュウカラのフィーッフィーッという春を告げる声も聞こえてきました。

 1週間に一度は乙女に行きたいぼくなのですが,仕事が忙しかったのと,体調を崩してしまったのとで,次に乙女に行ったのは4月25日です。まだ体が本調子ではなかったので,リハビリも兼ねて,草原を少し回るだけにしました。
 林道では,モミジイチゴが咲き始め。キブシとハシリドコロは満開です。マメザクラは1分咲きといったところでしょう。アブラチャンとフサザクラの花も咲いていました。
 草原の遊歩道をゆっくり一回りしました。森のコースのオオカメノキのつぼみはまだ固いままです。シカのふんがたくさん落ちています。そして,なんと草原の中にもシカの死体がありました。時間が経っているのか,ほとんど骨と皮ばかりです。もともと足先は言葉通り骨と皮だけなのか,原型がはっきり残っていました。
 ツノハシバミの雄花の穂が垂れて,風に揺れていました。コゲラが木の幹をコンコンとたたくドラミングの音が響いています。バッコヤナギの黄色い花を探しては注意深く観察したのですが,マルハナバチの姿を認めることはできませんでした。
 帰りに,林道のキブシの花にコマルハナバチの女王が来ているのをやっと見つけ,ほっとしました。

 4月29日,気合いを入れて乙女に行きました。行きは良かったのですが,途中から雨が降り出し,草原に着く頃には風雨とも強くなってしまいました。雷も聞こえるし,「こりゃだめだ」と車の中でコーヒーを入れ,ゆっくり飲みました。草原は27日の雪がまだ残り,まだら模様になっていました。深いところでは,10センチの積雪です。
 林道ではモミジイチゴとヤマブキが咲き始めです。
 オオルリやセンダイムシクイの声が聞こえました。

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 2.【観察報告】●5月2日の乙女高原●

 今日は本当に乙女高原三昧の1日でした。いつもだと3日間かけて回っていた調査コースを1日で回りきりました。12キロメートルくらいは歩いたでしょうか。
 朝7時半に家を出るくらいのタイミングだと,どういうわけか小鳥を近くで見るチャンスが多くなります。途中で車を止めて,他のものを観察していたら,オオルリとウグイス,ルリビタキを間近で見ることができました。
 ヤマブキ,モミジイチゴ,マメザクラ,カスミザクラ,ハシリドコロがほぼ満開です。
 シデ類,モミジ類,カツラ,トチノキなどが芽吹いていました。

 朝の草原は寒く,手袋とライトダウンジャケットが必要でした。それもそのはず。地面をよく見ると,霜柱の跡が見られました。何カ所かには雪が残っています。木々の芽もほんの少し膨らんだ程度です。

 木道近くで,おそらく以前見たのと同じエナガ夫妻を見ました。今日もまた鳴いていません。双眼鏡で見てみると,尾の先がボサボサしています。シャンプーのテレビCMでよく見る「ダメージヘアの毛先」にそっくりです。きっと巣で卵を温めはじめているのでしょう。
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 3.【イベント案内】
●乙女高原ボランティア作業 第1弾 遊歩道づくり●


 古くなった杭を交換し,ロープを張り巡らし,遊歩道をはっきりさせます。ご家族で参加できる作業です。春の乙女高原で,いい汗をかきましょう。ただし,天気が悪いと寒いです。防寒具もお忘れなく。
 今回は,シカ柵設置も同じ日にやってしまいます。午前中は遊歩道づくり,午後からシカ柵設置ということになると思います。こちらの作業もよろしくお願いします。

■日時 5月9日(日) 午前9時半から
    (少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします)
    荒天延期の場合は,16日(日)
    
■集合 乙女高原グリーンロッジ前

■持ち物 べんとう,雨具,軍手。
     かけや(大きなトンカチ),なたなど道具がある方はご持参ください。

■服装 作業のできる服装(まだ寒いので,防寒の準備も)

■問い合わせ・申し込み先
  山梨市役所観光課 電話0553-22-1111(代表)
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 4.【イベント案内】
 ●マルハナバチ調べ● 6月27日(日)


 今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターーであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。

■日 時 6月27日(日) 午前10時半から午後2時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。--------------------------------------------------------------



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