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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第231号  2010.6.12.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】6月12日の乙女高原
再掲 2.【イベント案内】 マルハナバチ調べ隊 6月27日
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  0.【ニュースニュース】
●1.いよいよ乙女高原でレンゲツツジが咲き始めました。ズミは5分咲きくらいで,木全体が白い雲みたい。すごくきれいです。林道途中で見られるトチノキもいいですね(→1)
 乙女高原(周辺)で見られる草や木の花暦(いつごろ咲くかの情報)については,以下のアドレスをご覧ください。
 草の花暦→ http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/kusabana.html
 木の花暦→ http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/jumoku.html

●2.乙女高原に向かう林道のうち,水が森林道(甲府市と山梨市の市境・太良峠と乙女高原を結ぶ)の乙女高原側(一ツ木水ヶ森線分岐点〜乙女高原ゲート)が通行止めです。また,通称焼山林道(林道川上牧丘線の塩平ゲート〜焼山峠ゲート間)が11月15日まで通行止めです。さらにクリスタルラインを通って甲府市の金桜神社方面には行けますが,増富温泉方面は通行止めです。特に,焼山林道が通行止めであることを知らずに車を走らせてしまうと,塩平でユーターンし,だいぶ逆戻りしなければならないので,ご注意ください。県内の林道通行規制情報は以下で確認してください。
http://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/

●3.山梨放送で乙女高原のツツジを取材し,放映するのだそうです。6月18日(金)のYBSワイドニュースです。午後6時16分からです。

●4.「乙女高原グリーンロッジが休館」の続報です。所管の山梨市教育委員会生涯学習課長さん,観光課長さん,牧丘支所長さん,牧丘教育事務所リーダーさんと,ファンクラブ代表世話人3人で話し合いの場を持ちました。話を聞くと「休館もやむを得なかったんだなあ」ということが分かりましたが,かといって,やっぱり休館にはしてもらいたくはありません。どうしたらいいか,今後も解決策をさぐっていきたいと思います。皆さん,お知恵をお貸し下さい。よろしくお願いします。

●5.6月27日に行うマルハナバチ調べ隊のスタッフ(企画・運営者)に立候補してくださいませんか? マルハナバチ(の調査)を通して乙女高原の健康診断をしようという企画で,今年で8年目となります。
詳しくは,以下をご覧ください。
 http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/maru.html
スタッフに立候補してくださる方,返信ください(→2)

●6.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は6月16日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。
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1.【観察報告】●6月12日の乙女高原●

 今日は梅雨前の(もしかすると)最後の晴れ間だとういので,あわてて掃除・洗濯・布団干しを済ませ,乙女高原へ向かいました。
 林道を走っていると,1週間前にはまだ木々の緑が弱々しい感じだったのに,緑がしっかり濃くなっており,緑のステンドグラスの下を走っている気になります。花が紅白2色のニシキウツギと,小さな花がたくさん付いているコゴメウツギが目にとまりました。ヤマボウシや外来種であるニセアカシアも咲いています。
 それから,なんといってもトチノキ。毎年,同じことを書いていますが,何度見ても「もののけ姫」の「こだま(木魂)」です。もっこりした木からトウモロコシがツンツンと上に飛び出ているようにも見えますが,この「トウモロコシ」一つ一つも,じつは小さな花の集合体です。特に姥栃のあたりはトチノキが大集合していて,壮観ですよ。暑くなってくると,姥栃の冷たい清水をペットボトルに入れて持って行くのが定番になります。

 焼山峠のあたりでは,ミヤマザクラが咲き終わり。ウワミズザクラは満開です。レンゲツツジは4分咲き程度。ズミがほぼ満開で,木全体がまっ白い雲みたいに見えて,それはそれはきれいです。車がたくさん止まっていました。カメラを持った人がレンゲツツジの前を行ったり来たりしていました。

 乙女高原の緑も濃くなっていました。レンゲツツジは咲き始め。ミツバツチグリ,キンポウゲ,サクラスミレがたくさん咲き,「夏の主役」となるお花たちがどんどん育っていました。スミレ類では一番遅く花を付けるエゾノタチツボスミレが咲いていました。小さな虫たちが忙しそうに動き回っている姿がたくさん見られました。

 森の中を歩いていると,懐かしい羽音。オオマルハナバチの女王が空中を漂っているバッコヤナギの綿毛を吹き飛ばしながら超低空飛行。時々,地面に降りては,穴の中を物色しています。マイホームにする物件を探しているんでしょうね。そんなオーちゃんクイーンを3頭見ました。
 ダケカンバの下には,オトシブミが葉を丸めた「揺籃」が落ちていました。
 気になったのは,笹(アズマネザサ)が広い範囲で枯れていること。笹の花も咲いていました。笹の新芽が出てきているところもあるのですが,今後の展開が心配です。

 たくさんの「音」も聞こえてきます。なんといっても,エゾハルゼミのニニニ・・・という大合唱。途中「ミョーケン」というサビを入れてます。乙女高原にいる間じゅうBGMのように途切れなく聞こえてきます。帰ってきて,くつろいでいると,頭の中でまだ鳴いているような気がします。
 鳥の声もたくさん聞こえました。ウグイス,キビタキ,ビンズイ,コルリ,ホトトギス,ツツドリ,ホオジロ。この時期になると,木々の葉が茂ってしまうので,姿を見つけるのはたいへんです。先週は焼山峠のあたりをテンの糞調査で歩いていたのですが,ラッキーなことにコルリを至近距離で見ることが出来ました。背中が瑠璃色なんですが,それよりおなかのまっ白が印象的でした。「ヒッヒッヒッ・・・」と何回かの前奏の後,とても複雑な節回しで歌い(複雑すぎて,カタカナ表記できない!),最後に「DJDJ」で締めます。

 5月9日に設置したシカ柵の中と外も見てみました。あまり差はないように見えますが,よーく見ると,柵外ではタムラソウとシシウドの一部が食われていました。シカの仕業に間違いないと思います。

 ロッジ前のベンチでゆっくりお昼を食べ,途中,気になるところに寄り,家に帰りました。乙女高原は清々しかったのに,予想通り,家は蒸し暑かったです。甲府は31度まであがったようです。
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2.【イベント案内】
 ●マルハナバチ調べ● 6月27日(日)

 今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。

■日 時 6月27日(日) 午前10時半から午後2時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。--------------------------------------------------------------


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