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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第235号  2010.9.4.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】乙女高原を歩こう第2回 8月22日
NEW! 2.【活動報告】遊歩道の杭を作ろう   8月22日
NEW! 3.【イベント案内】9月12日 マルハナバチ調べ隊(第3回)
NEW! 4.【番外編】沙漠へ行って,木を植えてきました
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  0.【ニュースニュース】
●1.乙女高原に秋の風が吹き始めています。先日,乙女高原に行ったら,甲府盆地は猛暑日なのに,午後2時半・一番暑い時間帯でも23.9度でした。涼しくて,もう家に帰りたくない気分でした。

●2.ウメバチソウ,アキノキリンソウ,アケボノソウが咲き始めています。タムラソウ,マツムシソウも咲いています。ヤマラッキョウはもう少しで咲きます。湿地に咲く大柄なサラシナショウマは見ることができません。これもシカのしわざなのでしょうか。

●3.今年の夏休み,ロッジが休みだったので自主活動ができず,残念でしたが,たくさんの方が乙女高原を訪れ,多くの案内人が乙女高原の魅力を伝えてくれました。22日には20人を越える「乙女高原ファン」が大集合。乙女高原がにぎやかになりました(→1,2)

●4.今年最後のマルハナバチ調べ隊は1週間後。12日(日)の10時からです。6月のラインセンサスは雨のため0頭,8月は計47頭のマルハナバチに出会えましたが,今回はどうでしょうか(→3)。

●5.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は9月8日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できま
す。おいでください。

●6.このメールマガジンを書いている植原は,8月14日から18日まで,中華人民共和国・内モンゴル自治区・恩格貝(オンカクバイ)のクブチ沙漠に植林ボランティアに行ってきました。乙女高原には直接関係ありませんが,よろしかったら,お読みください(→4)
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1.【活動報告】●乙女高原を歩こう(乙女高原自然観察会)第2回● 8月22日
2.【活動報告】●遊歩道作りで使う杭を作ろう回●         8月22日

 今日もいい天気でした。まったくもって暑い夏ですね,今年は。
 そして,今年,ロッジは閉館。雨戸は閉まっているし,まわりは草ぼうぼう。なんだか乙女高原全体がゴーストタウンになったみたいで寂しいです。
 でも,今日は20名を越える顔見知りの「乙女高原ファン」が乙女高原に集結しました。久しぶりに乙女高原ににぎやかさが戻ってきました。とてもうれしくなりました。

 武井さんはさっそく軽トラの荷台から草刈り機を降ろして,ロッジのまわりの草刈りを自主的に始めてくださいました。
 雨宮さんは,温度測定のデータロガーを入れておく百葉箱を,これも自主的に作ってきてくださいました。小さいけれど本格的で,とてもかっこいいです。さすがは大工さんの仕事です。
 ますますうれしくなりました。

 大人数で打ち合わせをしました。こんな大勢で打ち合わせをするのも久しぶりです。
・午前中の観察会は2グループに分かれて,右回りと左回りでそれぞれ草原から
 森の遊歩道を一周すること。
・途中,6人が抜けて,早昼飯を食べ,杭の材料を持ちにいくこと。
・杭の上部に穴は開けないこと。
・杭作りと同時進行で,遊歩道の草花の看板付けをすること。
などが決まりました。

 受付を済ませ,さっそく自然観察会の始まりです。
 はじめのあいさつ,全体のスケジュール等の説明をした後,まずはロッジの前から草原の景観を見ながら,スキー場が開設されたこと,草刈りが続いていることなどを説明しました。そして,2グループに分かれて,それぞれ右回り・左回りで乙女高原を1周しながら,見られる植物を説明したり,草原のてっぺんから草刈りしないとどうなるかを観てもらったり,ブナのじいさんまで行ったり,御料局三角点が無くなったことを説明したりしました。

 ロッジに戻ってきて,お弁当を食べました。ところが,いくら待っても「杭の材料調達」班が戻ってこないので,「植物の看板設置」班は出発しました。
 ぼくは「植物の看板設置」班の皆さんと一緒に,午前の観察会に引き続いてもう一度,草原内の遊歩道を歩きながら,見られる草花の看板を付けたり,もう花が終わってしまった看板を外したりしました。

 そうこうしているうちに,ロッジの方から機械音が聞こえてきました。木を切るチェーンソーの音に違いありません。看板班の皆さんと「お,ついに始まりましたね」と話をしました。
 草原内の遊歩道を一周し,ロッジに戻って,さあ,杭作りを手伝うぞと思いましたが,杭作りはほとんど終わっていました。全部で74本の杭ができたそうです。太くて立派な杭です。しかも材はヒノキ。これは高級な杭です。

 大勢の皆さんとお会いすることができました。中には本当に久しぶりの方もいらっしゃいました。1日フルタイムの活動だったので疲れましたが,でも,その疲れがふっとぶくらい,うれしい1日でした。

 このイベントに参加してくださった松林さんが一文を寄せてくださいました。以下にご紹介します。これをお読みの皆さんも,乙女高原メールマガジンに,ぜひ,原稿をお寄せください。お待ちしております。

  ●乙女高原自然観察会に寄せて●  松林一彦
 山梨県乙女高原麓、牧丘町西保下に60数年住み慣れた東京より移り住み早一年を迎えようとしています。乙女高原ファンクラブの観察会に参加させて頂き、すぐに入会申込みをし,本日が二回目の参加となりました。
 ワレモコウ、ノアザミ、コウリンカ、ヒメトラノオ等多数の花に接し,また、マルハナバチの子孫の為に花粉を腰に真ん丸に抱え込み蓄える姿に暫し見入りました。あいにく富士山を眺める事は出来ませんでしたが"ブナじいさん"と周辺のブナ林は時の経つのを忘れる所でした。
 午後の杭作りも手際良く終わりましたが、乙女高原グリーンロッジへの市の対応には寂しさを抱かずにはいられません。
 この貴重な自然宝庫を山梨自然遺産として後世の為に守り、他県の人々にも親しまれる様、活動していきたいと思います。

 ※松林さん,原稿ありがとうございました。

 さて,以下に観察会参加者の感想を載せさせていただきます(一部)。

●ブナじいさんにまた会いに来ます。途中から参加させていただきましたが,説明を聞きながらだと,また違った見方ができて,楽しかったです。

●涼しい草原で,たくさんの花に出会えてよかったです。ブナじいさんにも会えてよかったです。でも,マツムシソウ,ヤナギランなどが少なくなっているようで残念です。また,シカが食べた跡もあって,これからが心配になりました。説明がわかりやすくて,よかったです。

●ヤマハハコが小さくて,かわいかったです。ブナじいさんが大きくてびっくりしました。乙女高原っていいところだから,また,参加したいです。(小6女子)

●ブナじいさんがすごく大きくて,びっくりしました。花をいっぱい知ることができてよかったです。また来たいです。(小6女子)
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3.【イベント案内】
 ●マルハナバチ調べ● 9月12日(日)

 今年もいよいよ最後の調べ隊です。レアものである女王やオスバチを見ることはできるでしょうか???

■日 時 9月12日(日) 午前10時から午後2時半
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。--------------------------------------------------------------

4.【番外編】●沙漠へ行って,木を植えてきました●
    (2010.8.14−18)うえはら・あきら

■1日目・・・・・・・・・沙漠の星空は最高だった
 東京国際空港(羽田空港)から飛行機に乗って出発。3時間で中国の首都・北京(日本語ではペキン。でも、中国語や英語ではベイジン)市郊外にある北京首都空港に着きました。ここで、今度は中国の国内線に乗り換えです。北京から北西の方角にある内モンゴル自治区の包頭(日本語でパオトウ。中国語や英語ではバオトウ)まで1時間、飛行機に乗りました。
 飛行機から降りて、今度はバスで2時間走って、ようやく今回の植樹ボランティアを行う恩格貝(オンカクバイ)に着きました。夜の10時すぎでした。「いよいよ沙漠のどまんなかに来たんだなあ。割と、早かったなあ」と思いました。

 夜遅かったですが、一緒に行った人たちとさっそく外に出て、少し散歩しました。「沙漠は、昼は暑いけど、夜は寒いよ」と聞いていましたが、その通りでした。上から長そでのシャツを着て、ちょうどいいくらいでした。
 見上げると・・・感動!! 一面の星空。本当に空全部に星がいっぱい。いっぱいすぎて、星座がわからないくらいです。星のきれいな乙女高原でも、天の川のりんかくがここまでくっきりは見えません。
 流れ星が流れるのですが、すごく大きく見えました。火の玉が少しゆらゆらしながら空を横切り、最後は線香花火のように消えていきます。流れ星が見えるたびに、みんなから「おーっ」「わーっ」という声が出ました。

■2日目・・・・・・・・・不思議!! 湖のとなりに沙漠がある
 2日目に、沙漠ウォッチングツアーに出かけました。バスに乗って、砂漠に出かけたのですが、バスを降りたところは湖のほとり。「沙漠に湖があるなんて、どういうこと?」と思いましたが、説明によると、ここクブチ沙漠では確かに雨は少ないのですが、水がまったくないわけではなく、特に地下水は豊富なんだそうです。水があるからこそ、植樹が成功するというわけです。
 ここは恩格貝(オンカクバイ)という地名ですが、オンカクバイとはモンゴル語で「オアシス(沙漠の中の泉)」という意味なのだそうです。「だから、沙漠とはいえ、水があるのか」と納得しました。

 沙漠なのに、たくさんの木があります。遠くには森も見えます。でも、「ここにある木は全部、人が植えたものです。自然に生えてきた木は一本もありません。しかも、ここ20年の間に植えられたものです」という説明を聞いて、びっくりしました。
 さて、沙漠で一番困ることは何だと思いますか? それは、沙漠の砂丘(砂の山)が風によって動いてしまうことだそうです。砂丘が動くと、道が砂で埋まってしまいます。ですから、つい最近まで、定期バスが来れなかったそうです。砂丘が動くと、家や畑が砂で埋まってしまいます。そうなると、いくら地下水があっても、人々はここで暮らすことができません。
 オンカクバイは、20年前は5人しか人が住んでいなかったそうです。ところが、たくさんの木を植えることによって、これらの木々が砂丘が動くのを止めてくるようになりました。そうなると、人々が安心して暮らせるようになり、今、オンカクバイには2,500人もの人が住んでいるそうです。2日目の植樹には地元オンカクバイ生まれの小学生の代表8人も参加してくれました。

■3日目・・・・・・・・・沙漠に深く深く穴を掘って,ポプラの苗木を植えた
 着いて3日目には、本格的な植樹を行いました。春先になると、西から強い風が吹いてきて、それによって砂丘が動いてしまいます(さらに、その風によって、沙漠の細かい砂が日本まで飛ばされて、車のフロントガラスをよごしたり、せんたく物を黄色くしたりするのが黄砂です)。ですから、オンカクバイからバスに乗って西に向かい、「緑(今までに木を植えたところ)」と「沙漠」の分かれ目をめざしました。ここに木を植えるのです。
 バスから景色を見ていると、はじめのうちは大きな木が涼しそうな木陰を作っていましたが、だんだん木が低くなってきました。それらは最近植えられた木です。ついに「つえに、ちょっとだけ葉が付いている」ような木ばかりのところに着きました。これらは昨年植えられたポプラです。今回は、この隣に木を植えます。

 木を植えるためには、まず、穴を掘らなければなりませんが、普通に掘ったのでは、掘った穴に砂がどんどんくずれて、中に落ちてしまいます。まるでアリジゴクです。ですから、まず、つくえの広さくらいの面積を浅く、広く掘ります。10センチほどの深さまで掘ると、しめった砂が出てきます。しめっているので、色が濃いです。しめった砂だとかんたんにはくずれないので、深く掘ることができます。
 ここから本腰を入れて、穴を掘ります。両ひざを地面に着いて、シャベルで一生懸命に掘ります。沙漠の砂が動いて根が出てしまったら、せっかく植えた木が死んでしまいます。ですから、自分が穴に入ったとしたらズボンのベルトが埋まってしまうくらい深く穴を掘らなければなりません。今回のボランティアに参加した40数名は、みんな一生懸命に、植えたポプラが無事に育って沙漠を止めてくれるよう祈りながら、木を植えていきました。

 午前・午後の作業で全部で1000本近いポプラを植えました。何年かたったら、また、この沙漠に来て、自分の植えたポプラと再会したいと思います。そのころ、オンカクバイはどう変わっているのかな。自分はどう変わっているのかな。
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