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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第250号 2011.5.15.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】遊歩道づくり 5月8日
NEW! 2.【活動報告】スミレ観察会 5月8日
NEW! 3.【活動報告】高槻先生の調査に同行 5月14日
NEW! 4.【活動案内】スミレ観察会 5月21日,6月5日
5.【活動案内】マルハナバチ調べ隊 6月26日
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0.【ニュースニュース】
●1.ボランティアを募っての12回目の遊歩道づくりが5月8日に無事終了しました。参加者は70名。汗ばむほどのいい天気の中,楽しく体を動かしました。作業は午前中で終わってしまい,午後からはスミレ観察会を楽しみました(→1,2)

●2.来春,乙女高原フィールドガイドの第3弾として「乙女高原のスミレ」を出版するべく準備を進めています。せっかくだから,みんなでスミレを観察し,スミレと仲良くなりましょう…とスミレ観察会を企画しています。第1回は遊歩道の日で,すでに終了。2回目,3回目は以下の予定で,いずれも乙女高原グリーンロッジ前集合で,講師は乙女高原案内人の依田さんです(→2)
  (2回目)5月21日(土)  午前11時から
  (3回目)6月 5日(日)  午前10時から

●3.遊歩道づくりの様子が(山梨市限定ですが)テレビ放映されます。山梨CATVで5月20〜22日。午前7時・午後1時・午後7時の1日3回です。

●4.今年も(株)田丸グリーン基金より活動協力費をいただきました。今年で8年目になります。ありがとうございました。

●5.あいおいニッセイ同和損保からWEB約款寄付活動における寄付金がいただけることになりました。ありがとうございました。

●6.乙女高原は県有林の一部です。今年は県有林=恩賜林の百周年にあたる年で,それを記念して県立博物館(笛吹市)で企画展が行われます。
 恩賜林御下賜100周年記念事業 協賛 やまなしの森と人 ―百年のあゆみ―
5月21日(土)から6月27日(月)まで。常設展の観覧料だけで見ることができるそうです。詳しくは,以下の県立博物館ホームページまで。
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/5th_tenjiannai_symbol_021.htm

●7.(再掲)次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は5月25日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。

●8.メールマガジンを執筆編集している植原は笛吹市春日居町の山梨岡神社で「絵本の読み聞かせと自然観察」をコラボさせた「おおぞらの下のおはなし会」という活動に参画しています。次回は5月29日(日)午前9時半からです。よろしかったらおいでください。
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1.【活動報告】 ●第12回 遊歩道づくり● 5月8日

 すがすがしい空気,青空のもとで遊歩道づくりが行われました。林道を登ってくると,里はもう新緑なのに乙女はまだまだ芽吹きが始まっていません。なんか春が来るのを追い越してしまった感じがしました。

 いつものように,スタッフの打ち合わせ後,芳賀さんを中心に受付開始。そして,受付の終わった方からロッジの庭に仮設した杭を使って実戦的にロープの結び方を練習していただきました。70名の参加者がありました。山梨(市)ロータリークラブさんや(株)田丸グリーン基金さんからは毎年たくさんの方が参加してくださいます。とても助かります。
 はじめの会終了後,班ごとの打ち合わせをし,班ごとに坂田さん,内藤さん,松林さんをはじめスタッフの指示にしたがって出発しました。さすがに12回目ともなると慣れた方が多くて,早いですよ,11時には終わってしまいました。参加記念のポストカードをお配りし,おわりの会をして終了しました。天気がよかったせいか,けがもなくできました。救護係の三枝さんの出番がないのが一番です。

 去年はシカ柵設置という大きなトピックがありましたが,今年のトピックと言えば,一つはヨモギ頭(富士山がよく見えるところ)からゲレンデてっぺんに向かう途中にあるウラジロモミの大きな枯れ木を倒したこと。かなり古くて,いつ倒れてもおかしくない状態で,危険でもありました。新しく乙女高原ファンクラブ代表世話人に就任してくださった宮原さんが安全に伐ってくださいました。伐った幹の一部を輪切りにしてヨモギ頭にベンチとテーブルとして置いてあります。行く機会がありましたら,ご活用ください。

 もう一つは,前回のメールマガジンでも報告しましたが,御料局の三角点が無事見つかったので,その設置作業をしたこと。これは市の藤原さんと佐野さんがセメントや水などを担ぎ上げてやってくださいました。地面を掘って,セメントで固めました。もういたずらされるようなことはないと思いますが,念のため,マスコミの皆さんにはオフレコにするようお願いしました。

 片づけ終了後,早お昼を食べて,午後からは依田さんを講師にスミレ観察を堪能しました。18人の参加がありました。

 遊歩道づくりに参加された皆さん,ご苦労さまでした。ありがとうございました。遊歩道づくりに参加しての感想,よかった点,改善したほうがいいと思われる点等,ぜひお寄せください。世話人会の資料にしたいと思います。
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2.【活動報告】 ●第1回 スミレ観察会● 5月8日

 5月8日・遊歩道づくりの午前,ぼくはというと三角点グループに同行して石柱設置のお手伝いをしたのですが,その帰り,ヨモギ頭周辺でスミレを探しました。ほとんど見つからなかったので,ここでは午後のスミレ観察会をしないほうがいいだろうと思って,その旨,依田さんに伝えると「いいや,いっぱい咲いているよ」とのこと。

 昼食後,いよいよ第1回目のスミレ観察会のはじまりです。講師は乙女高原案内人の依田さん。参加者は18人でした。依田さんはプリントを配布してくださり,簡単にスミレについてレクチャー。そして出発しました。
 ヨモギ頭で「ほら,ここにヒナスミレ,こっちにはアカネスミレ,ここにタチツボスミレ,・・・」と依田さん。次から次にスミレが見つかりました。やっぱり見る人が見ると見つかるもんだなあと,あらためて感心しました。
 ここでの大発見はシロバナヒナスミレ。ヒナスミレは花びらの色が透明感のある白からピンクにグラデーションしていてとてもきれいなのですが,花全体がほとんど真っ白というヒナスミレがいくつか見つかりました。ヒナスミレの品種の一つだそうです。「乙女高原にはスミレは16種類と言っていたのに,もう今日,新しいのが見つかっちゃって,どうしましょう」と依田さん。うれしそうに困っていました。

 ここで観察会をいったん中断し,ロッジでお茶会をした後,車に分乗して焼山峠へ。ここでミヤマスミレとヒメイチゲの群落を観察し,そこで解散としました。ミヤマスミレもヒメイチゲもいっぱい咲いていて感激でした。ヒメイチゲなんて5センチにも満たない草丈なのに,精一杯花を咲かせている感じがとてもけなげで,しかも真っ白い清楚な花なんです。もうファンになりました。

【5月8日に見られたスミレ】(開花していたのは6種類)
・ヨモギ頭→ヒナスミレ,シロバナヒナスミレ,アカネスミレは満開。アケボノスミレ,タチツボスミレ咲き始め。ヒゴスミレは葉のみ。
・遊歩道森のコース→エイザンスミレ葉のみ。
・焼山→ミヤマスミレ咲き始め。
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3.【活動報告】 ●高槻先生の調査に同行● 5月14日

 今年2月の乙女高原フォーラムにゲストとしてお招きした麻布大学の高槻先生が「乙女高原を調査フィールドにしたい」と申し出てくださりました。具体的に言うと,乙女高原のシカ柵内外の植生調査やシカの糞分析によって乙女高原のシカの生態を探り,乙女高原の保全に役立てよういうもので,研究室の学生さんの一人が卒業研究として取り組む計画です。

 5月14日にその予備調査をすることになり,高槻先生が研究室の学生さん4人を連れて電車で塩山駅に到着しました。お出迎えをしたのが乙女高原ファンクラブの芳賀さん,鈴木さん,植原の3人。さっそく2台の車に分乗して乙女を目指しました。
 「ここで水を調達しましょう」と,姥栃で休憩しました。空のペットボトルを用意し,学生さんたちにくんでいってもらえば,学生さんたち喜ぶんじゃないかと思ったのですが・・・高槻先生たち,すぐに近辺をうろうろし始めてしまい,「お,このカエデは・・・。ここにチドリノキがあるよ。ヤマエンゴサクが咲いているよ」と,もう完全に自然観察モード。自然を観察するのが楽しくて仕方ない,休憩なんてしている時間がもったいない,水なんでどうでもいい・・・と,ほんとに生き生きしてました。

 乙女高原で乙女高原ファンクラブの原さんと合流。まずはシカ柵を見ていただいたのですが,まだ植生調査ができるほど季節が進んでおらず(草が十分に育っておらず・・・というより,まだ芽も出していない草がたくさん),断念。まわりをうろうろして学生さんみんなでシカの糞を探しました。これを持ち帰って2つの方法で分析するのだそうです。
 一つはふるいをかけて細かくし,それを光学顕微鏡で覗いて,糞の中の植物繊維等を観察し,シカがどんなものを食べているのか調べること。それには,できるだけ新しい糞を拾っていました。
 もう一つは,糞を細かくしてプランターにまき,どんな植物が生えてくるかを調べるのだそうです。シカが植物の種まきをしていることが考えられるので,その裏付け実験です。これには秋ごろの糞がいい(たねが多く含まれていると考えられる)そうで,古い糞を拾っていました。

 昼食後,乙女の草原を一周していただきました。ブナじいさんに向かう途中で,数羽のカラスが飛び立つのが見えました。何やらやかましいです。と,高槻先生,カラスが飛び立ったあたりを目指してダッシュ。「いやー,金華山でよくあるんですけどね,カラスが飛び立ったところにシカの死体がよくあるんですよ」
 高槻先生の推測は大当たり。大きなメス鹿の死体が斜面に横たわっていました。高槻先生はすぐにそのあたりの木の棒でシカの口をこじ開けて歯を見,「5歳くらいかな」とおっしゃいました。エサ不足で死んでしまったのではないかとのこと。でも,それにしては,結構毛なみはしっかりしているなあというのがぼくの感想です。先日見た子鹿なんてひどい毛なみでしたから。
※子鹿の写真→
 http://blog.goo.ne.jp/otomefc/e/3bd4aadbd90162e84fce9df21275769d

 その後,焼山峠や杣口林道(本当はもう県道なのですが,こっちの呼び方のほうがしっくりきます)のサワラ林でも車を止めて観察。そのどこでも,皆さん,ほんとうに生き生きと観察していらっしゃいました。最近,乙女高原では若い人が自然観察する姿をあまり(・・・というより,ほとんど)見かけないので,学生さんたちが目を輝かせている様子を見て,なんだかうれしくなりました。けど,なんといっても一番生き生きしていたのは高槻先生です。高槻先生の生き生きさが学生さんたちに伝染しているようにも見えました。

 その高槻先生が「今日はバイオレット・デーだね」とおっしゃるくらい,たくさんのスミレに出会うことができました。

【5月14日に見られたスミレ】(開花していたのは9種類)
・草原→サクラスミレ一つだけ花を見た。
・ヨモギ頭→ヒナスミレ,シロバナヒナスミレ,アカネスミレ,アケボノスミレ,タチツボスミレ満開。ヒゴスミレは今回も葉のみ。
・遊歩道森のコース→エイザンスミレ今回も葉のみ。
・焼山→ミヤマスミレ満開・大群落。タチツボスミレ,エイザンスミレも満開。ヒナスミレ咲き終わり。
・サワラ林→(ケ)マルバスミレ
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4.【活動案内】
●スミレ観察会● 5月21日,6月5日
 
 乙女高原に咲くかわいいスミレたちを観察しましょう。乙女高原では,時期や場所をずらして,品種も含めると17種類ものスミレが咲くそうです。

■日 時(第2回) 5月21日(土)  午前11時から
     (第3回) 6月 5日(日)  午前10時から
     (少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします)
■集 合 乙女高原グリーンロッジ前
■持ち物 べんとう,水筒,雨具,筆記用具,
     観察用具(ルーペがあると便利です),図鑑など。
■参加費 無料。
■講 師 依田 昇さん(乙女高原案内人)
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
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5.【活動案内】(再掲)
 ●マルハナバチ調べ● 6月26日(日)

 今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。

■日 時 6月26日(日) 雨天中止 午前10時半から午後2時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
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