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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第251号 2011.5.22.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】スミレ観察会 5月21日
NEW! 2.【見学報告】山梨県立博物館「恩賜林」展
    3.【活動案内】スミレ観察会 6月5日
    4.【活動案内】マルハナバチ調べ隊 6月26日
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0.【ニュースニュース】
●1.第2回目のスミレ観察会が楽しく行われました。また新しいスミレが発見されましたよ。この機会を逃してしまった方,ぜひ第3回目にご参加ください。講師の依田さん,ありがとうございました(→1)
  乙女高原スミレ観察会(3回目)6月5日(日) 午前10時から

●2.乙女高原は県有林の一部です。今年は県有林=恩賜林の100周年にあたる年で,それを記念して県立博物館(笛吹市)で企画展が行われています。一見の価値がありますよ。乙女高原エリアの資料も多数展示されていました。
 恩賜林御下賜100周年記念事業 協賛 やまなしの森と人 ―百年のあゆみ―
6月27日(月)まで。常設展の観覧料だけで見ることができます。詳しくは,以下の県立博物館ホームページまで。
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/5th_tenjiannai_symbol_021.htm

●3.(再掲)次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は5月25日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。

●4.(再掲)メールマガジンを執筆編集している植原は笛吹市春日居町の山梨岡神社で「絵本の読み聞かせと自然観察」をコラボさせた「おおぞらの下のおはなし会」という活動に参画しています。次回は5月29日(日)午前9時半からです。よろしかったらおいでください。

●5.南アルプス市と櫛形山ネットワークでは,6月11日(土)午後1時半より櫛形生涯学習センター(南アルプス市小笠原1060-1 電話(055-282-7286)にて「櫛形山シンポジウム」を行うそうです。
 基調講演は静岡大学理学部特任教授の増沢武弘氏さん。テーマは「ふるさとの山を守るために」。増沢さんは,南アルプス世界自然遺産登録推進協議会総合学術検討委員の一人で,海外および全国の高山植物の調査研究では第一人者。アポイ岳再生委員会副会長など全国の山々で高山植物の調査と保護活動を展開しておられます。「山と渓谷」2011年6月号でも「ヒダカソウを絶滅から救え」という特集の中で1ページに渡ってインタビューされていました。
 第2部は「これからの櫛形山を考える」をテーマとしたパネルディスカッションで     南アルプス市櫛形山アヤメ保全対策調査検討委員や櫛形山ネットワークメンバーほかがパネラーを務めるそうです。 
 問合せ先は以下。
南アルプス市 みどり自然課 自然保護推進担当 055−282−7259
櫛形山県民の森森林科学館(月曜日休館)055−283−5718(担当:石原)
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1.【活動報告】  ●第2回 スミレ観察会● 5月21日

 2回目となる乙女高原のスミレ観察会には7名の参加者がありました。講師の依田さんご夫妻,北杜市の生山さん,大月市の井上さん,三ツ峠ネットワークの山本さんと渡辺さん,そして植原。山本さんは乙女高原案内人でもあります。
 ロッジ前で打ち合わせをしている際,朝ぼくが焼山峠付近で撮った写真を見ていただきました。というのも,今まで見たことのないスミレを見つけたからです。見ていただいたところ,シコクスミレとのこと。やりました,乙女高原で18番目のスミレです。じつは,高槻先生からは「乙女高原にシコクスミレはありませんか?」と,今日のことを予見するようなメールをいただいていたんですよ。
画像は→ http://blog.goo.ne.jp/otomefc/e/b97418d8e695ff2eba4ffcccd5dcbc47

 さて,今日も依田さんの簡単なレクチャーの後,ヨモギ頭に向かって出発しました。さっそくタチツボスミレとサクラスミレの花が見つかりました。エイザンスミレは葉ばかりが見つかって,なかなか花が見つかりませんでしたが,それでも3つだけ花を見つけました。もう咲き終わりのころでしょうか。

 ヨモギ頭でじっくりスミレウォッチングです。ヒナスミレはもう咲き終わりです。「ヒナのうち葉があまりとがらず卵型のものをミドリフジスミレと言うんですよ」と渡辺さんに教えていただきました。渡辺さんは三ツ峠でスミレの観察会を開催しているそうです。立派な資料も見せていただきました。
 アカネスミレやアケボノスミレがいっぱいです。アケボノの中にはほとんど色が真っ白というのもありました。シロバナアケボノスミレと言っていいものかどうか。

 たくさんのスミレが見つかるのももちろんうれしいですが,ぼくが大きな関心を寄せているのは「生き物たちがどのようにつながりあいながら生きているか」という点です。
 今日はアカネスミレの花を食べていたいもむしを見つけました。家に帰って調べてみると,どうもウラギンヒョウモンという,夏の乙女高原でたくさん見ることのできる豹柄のチョウの幼虫らしいです。ヒョウモンチョウの仲間には,幼虫がスミレ類を食べるものがたくさんいます。
 乙女高原がスミレの宝庫であることから,乙女高原のスミレたちがヒョウモンチョウを養い,そのヒョウモンチョウたちが夏のたくさんのお花たちの花粉を運ぶお手伝いをしている・・・という「つながり方」をしているかもしれません。
画像は→ http://blog.goo.ne.jp/otomefc/e/92cb2eb4cbb857adad31bfd06380acfb

 ロッジに戻ってお昼を食べました。今日は標高1700メートルの乙女高原でもTシャツでちょうどいいくらい。日なたのベンチでは暑すぎるので,日陰で食べました。
 午後からは,車で少しずつ下りながらポイントポイントで降りて観察。咲き始めたクリンソウや咲き終わりのヒカゲツツジ,湿地ではサンリンソウ,ウラジロモミの薄暗い林の中ではコミヤマカタバミやミヤマスミレなどを見ました。

 焼山峠でまとめの話をしていただき解散しましたが,近くで自然観察している方々がいたので声をかけてみたら,「山梨スミレの会」の皆さんで,今日は乙女高原のスミレを見にいらしたそうです。世の中,予想以上にスミレ・ファンはたくさんいそうです。
 次回は6月5日(日)。今日現在まだ乙女高原で咲き出していないスミレもあります。次回はそんなスミレたちが見られるかな。乞ご期待。

【5月21日に見られたスミレ】(開花していたのは10種類)
・草原→サクラスミレ咲き始め。
・遊歩道森のコース→エイザンスミレ咲き終わり。
・ヨモギ頭→アカネスミレ,アケボノスミレ,シロバナアケボノスミレ,タチツボスミレは満開。ヒナスミレ,シロバナヒナスミレ,ヒゴスミレ咲き終わり。(ミドリフジスミレ?咲き終わり)
・湿地→ツボスミレ
・焼山→ミヤマスミレ,タチツボスミレ満開。シコクスミレ満開。
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2.【見学報告】 ●山梨県立博物館「恩賜林」展● 5月22日

 乙女高原は県有林内にあります。県が持っている林という意味ですが,別名「恩賜県有財産」とか「恩賜林」とも呼ばれています。明治時代になって,それまでふもと集落の入会地だった森林が天皇の土地に組み入れられてしまい(御料林),土地の人が自由に使えなくなってしまいました。ところが,明治40年・43年の大水害をきっかけに,「県民が森林をきちんと管理するように」と天皇から県に森林が「御下賜された」(プレゼントされた)わけです。この県有林,山梨県の面積の約35パーセント,森林面積だけをみると,なんと45パーセントを占める広大なものです。こんなにたくさんの県有林を持っている県はほかにはありません。今年は恩賜林が下賜されてちょうど100年。記念行事がいくつかあるのですが,それとリンクした企画展です。

 乙女高原の歴史の中でも大きなウエイトを占める恩賜林がどうだったのかを知りたくて,展示二日目にもう見に行ってきました。一見の価値はありますよ。乙女高原に関する第一級の資料もありました。

 一つは明治40(1907)年,水害の直前に作られた「東山梨郡(笛吹川以西)西山梨郡一円 入会御料地図」という4万分の1の地図です。
 御料地に色が付けられている地図なのですが,「樹林地」は緑,「肥料採牧地」は黄色に色分けされています。見ると,「塩平」「棚沢」「地獄沢」「焼山」「塩水」「北奥千丈外五入会」といった字(地名)も読み取れます。
 これで見ると,乙女高原のあたりは黄色。採草地であったに違いありません。ただ,乙女高原よりもずっと広く黄色になっていて,ぼくの印象では黄色の部分がやたらと広くて,森林面積が小さく感じました。

 余談になりますが,地図に書かれている字は小さいし,展示ケースの中に入っているので,顔を地図に近づけることはできません。よって,肉眼ではほとんど見ることができません(特に,近眼+最近老眼も入ってきたぼくには)。こんなときに威力を発揮するのが,マルハナバチ調べ隊で使っている,50センチまでピントがあう不思議な双眼鏡「パピリオ」です。お持ちの方は,博物館に持参されることをお勧めします。

 もう一つは展示室の出口付近で上映しているビデオ。これは恩賜林50周年の記念植樹の様子を写したもので,撮られたのは昭和36年10月17日です。キャプションには「山梨市内」とありますが,映っているのは,どう見ても焼山峠です。乙女高原のテリトリーです。
 たくさんの方が背広ネクタイで集まっています。ご婦人方は着物を着ていました。写されている範囲はすべて裸山でした。焼山峠は50年前は裸山だったんですね。植えていたのはカラマツでした。途中,「牧丘第2中学校」と書かれた運動会テントが出てきたり,リンドウの花が写されていたり(この8ミリを撮った人は花が好きだったんでしょうね),ご婦人方が輪になって踊っていたり(たぶん○○音頭だと思います),ゴザを敷いて,昼食になったり(堂々と一升瓶が出てきました)。牧丘の方が見れば「あ,ウチのおじいちゃんが映ってる」なんてこともあるんじゃないかと思います。

 さて,県立博物館で企画展が開かれるときには資料閲覧室(図書室のような部屋)では,それに関連した書物が展示されます。ここもじっくり見てきました。『山梨県恩賜県有財産御下賜50周年記念誌』の中に,このような記述がありました。
 「松本大林区署は,本県吏員ならびに土地所有者の立会を求めて,官有地の境界調査を行い,主要境界点に標識を設置し・・・」(59ページ)
 これは明治22年のことだそうです。この標識って,もしかしたら,例の御料局三角点のことかなーと,ちらっと思ったのですが,本当はどうなのでしょう。
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3.【活動案内】(再掲)
●スミレ観察会● 6月5日
 
 乙女高原に咲くかわいいスミレたちを観察しましょう。乙女高原では,時期や場所をずらして,品種も含めると17種類ものスミレが咲くそうです。

■日 時(第3回) 6月 5日(日)  午前10時から
     (少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします)
■集 合 乙女高原グリーンロッジ前
■持ち物 べんとう,水筒,雨具,筆記用具,
     観察用具(ルーペがあると便利です),図鑑など。
■参加費 無料。
■講 師 依田 昇さん(乙女高原案内人)
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
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4.【活動案内】(再掲)
 ●マルハナバチ調べ● 6月26日(日)

 今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。

■日 時 6月26日(日) 雨天中止 午前10時半から午後2時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
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