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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第257号 2011.9.20.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】マルハナバチ調べ隊 9月11日(日)
2.【活動案内】シカの観察会  10月23日(日)
NEW! 3.【活動案内】草刈りボランティア11月23日(水・祝)
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0.【ニュースニュース】
●1.急な話で申し訳ありませんが・・・シカ柵内外の植生調査の第4回目は9月24日(土)午前10時30分からです。今回はシカの糞調査も行うそうです。
・集合場所 草原内の大きい方のシカ柵。
・調査内容 番号札のついている植物の草高を計測して記録する。
    (番号札のついている植物は全部で200本)
・持ち物  お弁当,飲み物,帽子,筆記用具
調査に参加できる方はウエハラまでご返信ください。

●2. 9月3日に予定していた乙女高原の刈り草を琴川ダム残土処分場に運び入れるプロジェクトの準備調査(東京農工大の星野先生らによる植生調査)ですが,台風12号のため,延期となりました。10月8日(土)午前)9時30分に焼山峠集合で行います。調査の様子を見てみたい,お手伝いできることがあれば調査のお手伝いをしてみたいという方がいましたら,ウエハラまでご返信ください。
(ここからは再掲)今年の草刈りで生じた刈り草を,草がなかなか生えてこない残土処分場に持ち込んで,残土処分場の植生を回復させよう(簡単に言うと,「第2乙女高原を創っちゃおう!」)というプロジェクトを進めています。刈り草を持ち込んだことで残土処分場の植生がどのように変化していくかを調べるためには,運び込まない今のうちに一度,植生調査をしておく必要があります。これについては一昨年のフォーラムでおいでくださった東京農工大の星野先生が全面的に協力していただけることになっています。なお,プロジェクトの趣旨を簡単に「第2乙女高原を創っちゃおう!」と書きましたが,乙女高原と違って,この場所は森への遷移を見守ります。ですから,草原の姿を見られるのは短時間だけです。とはいえ,「自然の移ろい」という文脈の中での「短時間」です。10年になるか,20年になるか・・・。

●3.今年の草刈りのちらしができあがりました。もちろん,去年の草刈りの記念写真が大きく載っているものです。「自分も一枚ほしい」とか「配るのに協力するよ」という方は, ぜひご連絡ください。何枚でも送料無料でお届けします。事務局のウエハラまでご連絡ください。

●4.10月23日(日)に,乙女高原ファンクラブとして初めてシカの観察会をします。シカ本人を見ることはできないと思いますが,シカのいる証拠・シカが自然に影響を与えている証拠を探してお見せするような観察会にしようと思っています。一緒に考えたり,準備したりしませんか? シカ観察会のスタッフ希望者はぜひご返信ください。1週間くらい前に下見と打ち合わせをしようと思っています。スタッフに立候補してくださった方に別途連絡します。もちろん観察会への参加者も募集中です(→2)

●5.山梨市より「焼山峠周辺・秋の観光地美化清掃」についての通知がきました。乙女高原に関わる多くの団体に呼びかけ,11月2日(水)午前9 時焼山峠集合で周辺のごみ拾い等を行います。昼食・軍手・ごみ袋は主催者である市が用意してくださるそうです。このイベントに参加してくださる方は事務局ウエハラまでご連絡ください。多くの方の参加をお待ちしています。

●6.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は10月19日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。

●7.乙女高原から遠く座間の地で「乙女高原のムシ」が見られます。
 乙女高原案内人の原さんが神奈川県座間市の市立図書館ロビーにて乙女高原の展示を企画しました。展示期間は9月4日〜11月3日の2ヵ月です。前半はアサギマダラ,後半はマルハナバチを考えておられるそうです。ガラスケース展示はガラス取り外しのため1ヵ月ごと、パネル展示は2週間ごとに変えて行く予定だそうです。機会がありましたら,ぜひお立ち寄りください。
 座間市立図書館のサイト(↓)
 http://mobile.library.zama.kanagawa.jp/auto/subhost/html/index.html

●8.八ヶ岳自然クラブで写真展と講演会を行うそうです。
YSC写真展「峡北の生き物たち」
会期 9月28日(水)〜10月10日(月) 午前9時から午後5時 
   (初日は正午から、最終日は午後3時まで)
会場 山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター
   北杜市大泉町西井出8240−1    0551−48−2990
今回は「いきもの」をメインテーマに八ヶ岳の自然を紹介し,「フクロウ」「山野草」「シカ」「ハイキング」のグループ活動も紹介するそうです。会期中に、八ヶ岳自然ふれあいセンターと共催で講演会も行うそうです。

 日時 10月1日(土)午後1時30分〜3時30分
 会場 八ヶ岳自然ふれあいセンター・ホール
 講師 高槻成紀さん(麻布大学教授)
 演題 シカを中心に野生生物とのかかわりを考える
 八ヶ岳自然クラブのサイト   http://www.shizenclub.net/
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1.【活動報告】マルハナバチ調べ隊 9月11日(日)

 毎年3回行っているマルハナバチ調べ隊の最終回は,地域の中学校の学園祭とかち合ってしまうことが多く,そんな時はお客さんが極端に少なくなってしまいます。今年はまさに山梨市の中学校も甲州市の中学校も軒並み学園祭がこの日だったのですが,大和自然学校のスタッフの皆さんや遠く東京の三鷹市や世田谷区,神奈川の座間市(案内人の原さんですが・・・),そして,なんと千葉の勝浦市からもきてくださった方がいて,とてもにぎやかでした。
 いつもと同じく,ぼくは朝早く乙女に登り,まずは裏の倉庫の中にあるものを確認しました。秋の草刈りの準備です。そして,草原内を歩いて下見をしたのですが,マルハナバチが少ない! ちょっと心配になりました。それでも,タープを張り,テーブルを出して準備をするうちに,多くの参加者がきてくださったので,マルハナバチ調べ隊をスタートさせました。

 思わぬ来客がありました。キツネの子です。好奇心が強いのか,観光客からエサでももらった経験があるのか,ぼくらを恐れないどころか絶妙な距離感を持ちながら,つかず離れず。誰かが近づいて写真でも撮ろうとするとスルスルッと離れていくのですが,かといって遠くに行ってしまうわけではなく,そのへんに座り込んで様子をうかがっています。ぼくがマルハナバチの紙芝居を始めたら,だんだん近づいてくるではありませんか。しかも至近距離まで。もうびっくりしました。(写真は下)
http://blog.goo.ne.jp/otomefc/e/afa774a69be9867826f3d736be13aa1d

 今日も午後から天気が崩れそうだったので,急いで紙芝居を済ませ,ラインセンサス調査に出発しました。というのも,今年は6月も8月も雨に泣かされたのです。こんなに天気に不運な年はありません。早朝にはマルハナバチは少ししか見られませんでしたが,本番ではなんとか多くのマルハナバチを見ることができました。マルバダケブキに8頭のオオマルハナバチと7頭のミヤママルハナバチ,ノハラアザミには9頭のミヤママルハナバチ,そしてタムラソウに1頭のミヤママルハナバチです。以前のデータと比較分析していないのではっきりとは言えないのですが,マルハナバチが来ていた花はマルバダケブキとノハラアザミだけと言っていいくらいです(タムラソウには1頭だけですから)。しかも,この時期に見られるはずのトラマルハナバチがいませんでした。なんだかとてもお寂しい状況になっているなあと思いました。

 マルハナバチがこんな状況であり,しかも天気の心配もあったし,遠くからの参加者も多かったので,午後の待ち伏せ調査は今回もブナじいさんへの観察ハイクに変更しました。森の中で真っ赤なベニテングタケを見つけました。

 調べ隊終了後,原さんと一緒に自動温度記録計の温度データをパソコンに取り込みました。詳しい報告は原さんから後日あると思いますが,今年の7月4日から9月11日までの約2カ月間で,最高気温は7月16日の25.5℃,最低気温は9月7日の9℃でした。乙女高原には夏日どころか26℃を超える日がなかったんですね。
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2.【活動案内】
 ●シカの観察会〜シカってどんな動物だろう● 10月23日(日)


 シカの食害がひどいひどいと言っていますが,その実態を知ってもらったり,シカの生活の痕跡を見ていただいたりする観察会です。もちろん,本人(本シカ)に会っていただくのが一番ですが,相手は野生動物ですし,乙女高原は動物園ではないし,エサでおびき出して見ていただくというのもフェアではないので,シカ本人を見ることはできないと思います。
 乙女高原ファンクラブ初の企画です。一緒に企画を練ってみたいという方も募集しています。よろしくお願いします。

■日 時 10月23日(日) 小雨決行 午前10時から12時半まで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 水筒など水分補給のできるもの。雨具。防寒着。
    お昼に終わりますが,下るのに時間がかかるので,弁当持参をお勧めします。
■参加費 無料。
■内 容 シカの痕跡(足跡,糞,食べあと,角をこすりつけた跡など)の観察。
     シカの食害の様子を観察。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
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3.【活動案内】
 ●乙女高原の草原を守る!!草刈りボランティア● 11月23日(水・祝)


 今年で12回目となる乙女高原の草刈り作業。今年は新機軸として刈り取った草を焼山の琴川ダム残土処分場に持ち込んで,そこを「第2乙女高原」に誘導するというプロジェクトを開始します。
 また,今年もキッズボランティアとして「ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんをかけましょう」という活動を行うことが決定されました。(とはいえ,子どもたちの参加は任意です。これに参加してもよし,大人と一緒に草刈りをしてもよし)。親子でぜひ,おいでください。
 晩秋の高原でいい汗,かきましょう。

 「第2乙女高原」といいキッズボランティアといい,多くのスタッフを必要とします。ぜひぜひ多くの方の立候補をお願いします。

■日 時 11月23日(水・祝) 少雨決行 荒天の場合,27日(日)
     午前9時半から午後2時
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,飲み物,軍手,雨具,おわん・はし(豚汁用),
     お持ちの方は,かま,なた,刈り払い機などの道具。
■参加費 無料(主催者負担で保険に加入)
■内 容 草刈りと,刈った草の運び出し。ロープ回収,草原内のゴミ拾い
     キッズボランティア,豚汁作りなど

※1)当日の1週間くらい前に下見と準備(おもにキッズ)を行う予定です。
   追って連絡します。

※2)今年のちらしができています。欲しい方・配布にご協力いただける方は
   事務局までご連絡ください。
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