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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン 第269号 2012.5.3.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】4月30日の乙女高原
2.【活動案内】5月13日 遊歩道づくり
3.【活動案内】スミレ観察会(第1回は5月13日)
NEW! 4.【活動案内】マルハナバチ調べ隊(第1回は6月24日)
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0.【ニュースニュース】
●1.1カ月以上ぶりのメールマガジンです。春は季節の変わり目。変化が激しく,ニュースねたがどんどん生まれてきちゃうので,時間があれば乙女高原に行って,現場の空気を吸いながら「お,この芽が出てきたか」「やったー花が咲いた」とニコニコしていました。デスクワークより現場優先!
今日はゴールデンウィーク後半4連休初日。さっそく乙女へ・・・と行きたいところですが,天気予報は豪雨。なので,久しぶりに家にこもってメールマガジンを書いています。
さて,いよいよ乙女高原に向かう林道も冬季通行止めが解除されました。乙女高原自体はまだまだ冬景色ですが,向かう林道では,いたるところで「春」が発見できます。ぜひ乙女高原においでください。
http://blog.goo.ne.jp/otomefc
●2.乙女高原と,そこまでの道中で見つけた花と聞こえてきた鳥の声をホームページ(トップページ)上で紹介しています。「乙女高原の花情報」と「鳥情報」です。一番リアルタイムな乙女高原の自然情報です。ご活用ください。
http://fruits.jp/~otomefc/
●3.「乙女高原フィールドガイドV スミレ・ウォッチング」が完成したことを地元ケーブルテレビで取り上げてくれることになりました。先日,編集代表の依田さんに代わって取材を受けました。NG無し・一発でビデオ撮りが成功しましたが,撮られているうちにだんだん汗が出てきて,ついでに鼻水まで。テレビにどう映るか心配です。
・山梨CATV(11チャンネル) 5月4日(金)〜10日(木)
7時30分,13時30分,19時30分からの「まるごと山梨市」という番組の中で5分ほど。
●4.いよいよ来週末(13日・日曜日)は,乙女高原の遊歩道づくりと第1回スミレ観察会です。午前中は乙女高原の自然を守るために汗を流し,午後からは乙女高原で見られる多様なスミレたちを観察しませんか? 遊歩道づくり参加者には特製ポストカード,スミレ観察会参加者には「乙女高原フィールドガイドV スミレ・ウォッチング」をもれなくプレゼント!(・・・残念ながら豚汁はないけど・・・)。
参加希望の方,ぜひ,ご連絡ください。なお,スミレ観察会は1週間おきに5月27日(日),6月10日(日)にも計画しています。お楽しみに。(→2,3)
・遊歩道づくりのちらし → http://fruits.jp/~otomefc/yuuhodou2012.pdf
・スミレ観察会のちらし → http://fruits.jp/~otomefc/sumirekan2012.pdf
●5.イオンの系列会社である「イオン石和店」さんと「マックスバリュ東海」さんから,今年も「幸せの黄色いレシートキャンペーン」として寄付をいただけることになりました。イオンのお店で買い物をしたお客さんがレシートをさまざまな団体に「投票」し,その金額の1%をギフトカードとしていただくというものです。イオン石和店では698,508円分,マックスバリュでは270,666円分のレシートが「投票」されたそうです。それぞれその1%が乙女高原ファンクラブに寄付されます。それにしても,合計100万円近いレシートがお客さんから「投票」されたなんて,すごいことですね。
●6.乙女高原ファンクラブと連携して活動させていただきたいと考えている乙女高原星空観望会の直近の観望会予定です。5月18日(金)夜〜19日(土)夜の2泊です。詳しくは観望会のホームページでお確かめください。
http://otome.sblo.jp/
●7.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は5月30日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。
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1.【観察報告】4月30日の乙女高原
4月28,29日と山梨県の勝沼では最高気温が30℃を超えました。真夏日です。これで一気に春が進みました。といっても,標高1700mの乙女高原では,咲いている花といえばツノハシバミくらいです。ですから,ここでのお話は乙女高原に向かう林道途中でのことです。
びっくりしました。二日前の28日にはまだヤマブキは全然咲いていなかったんですよ。でも,30日には林道脇のいたるところでヤマブキの鮮やかやオレンジ色の花を見ることができました。初夏,最高に美味しいベリーを付けるモミジイチゴの下向きの白い花もたくさん咲いていました。夏が楽しみです。
時々,車を止めて1年ぶりの再会を果たした花たちの写真を撮っていると,耳には,これも1年ぶりのオオルリやキビタキ,センダイムシクイや遠くからツツドリの声が聞こえてきます。目にも耳にもそんな春の情報がどんどん入ってきて,目や耳が喜んでいるような気がします。
旧杣口林道途中の大きなフジザクラも28日には全然咲いていなかったのに,今日はもう満開。すごくきれいでした。しかも,マルハナバチたちが蜜を吸いに来ていました。花が極端に少ないこの時期,マルハナバチの命をつなぎ,夏の繁栄に導いてくれるのがこれら早春の花々なのですが,このフジザクラの花はその象徴です。コマルハナバチの女王4頭,オオマルハナバチ女王1頭を確認しました。
http://blog.goo.ne.jp/otomefc/e/3a06fe6b87452282cd7ad368a0b23f37
桜の仲間はフジザクラの他にヤマザクラ,カスミザクラ,躑躅の仲間はミツバツツジ,ヒカゲツツジ,ヤマツツジが咲いていました。きっとこれらの花にもマルハナバチが訪れていることでしょう。
目立たない花が多いのですが,カエデの仲間の花も見かけました。アサノハカエデ,ウリハダカエデ,イタヤカエデの花を見ました。
帰りは焼山峠から塩平の方に降りました。去年はたくさんのマンサクの花に迎えられ,すごく幸せな気分になったのですが,今年は花の付きが悪いようです。ちょっとがっかりしていましたが,途中まで下ってきたところで,道路脇にスミレの花を見つけました。タチツボスミレという人里のスミレの代表みたいなスミレです。「ここにも,おっ,ここにも!」と写真を撮っていたら,エイザンスミレの花も見つけました。葉に切れ込みがある,変わったスミレです。一つ見つかると,次から次へと見つかるものです。「ここにも,あそこにも」と少しずつ歩きながら写真を撮っていたら,「おー,ヒナスミレも咲いてるじゃん!」小さくて,とっても上品な感じのスミレです。
そして,ついに,地面からニューッと鎌首が持ち上げ,そこに花を付けるアケボノスミレの花を発見。このスミレ,花の時期には葉を付けません。地面から花だけ飛び出ているような感じです。ふたごのように並んで咲いていました。
いよいよスミレの季節です。
今日は山菜取りもしました。こごみです。毎年採りに行っているポイントです。こごみが絶滅しないように(持続可能)大切に採っていますが,いよいよまわりの木が大きくなってきたので,こごみが減ってきたような気がします。反面,ハシリドコロは増えました。となると,シカの影響も考えられなくありません。シカ糞はほとんど見つかりませんが,ヒノキの皮が剥かれているのは見ました。こんなにアクのない山菜です。シダの仲間ですが,シカは食べているのでは??
そんなことを考えながら,今夜,天ぷらとおひたしにして家族で食べる分だけ採りました。
「それにしても,ハシリドコロが多いなあ」と思っていたら,遠くのハシリドコロから低い羽音が。だんだん近づいてきました。待っていると,なんとトラマルハナバチの女王。大きい! 写真に撮るぞ・・・と思いましたが,ハシリドコロの花は葉の陰に咲いていて,しかも下向き。これくらいシャッターチャンスに恵まれない被写体もないよなあとあきらめました。
沢ぞいの岩にはいろいろな種類のネコノメソウの花が咲いています。一番大きく,しかも,たくさんあるのがオオコガネネコノメ。その小さい感じなのがツルネコノメソウ。白い花が咲くのがハナネコノメ。葉が白っぽいのがニッコウネコノメ。名前は後から調べたんですけどね。
タゴガエルの声やアオバトの声が聞こえてきました。
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2.【活動案内】5月13日第13回遊歩道づくり
古くなった杭を交換し,ロープを張り巡らし,遊歩道をはっきりさせます。ご家族で参加できる作業です。春の乙女高原で,いい汗をかきましょう。ただし,天気が悪いと寒いです。防寒具もお忘れなく。
終了後,依田さんを講師にスミレ観察会をします。こちらも予定に入れておいてください。
■主催 山梨市 山梨県 乙女高原ファンクラブ
■日時 5月13日(日) 午前9時半から12時半まで
(少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします)
■集合 乙女高原グリーンロッジ前
■持ち物 べんとう,雨具,軍手。
かけや(大きなトンカチ),なたなど道具がある方はご持参ください。
■服装 作業のできる服装(まだ寒いので,防寒の準備も)
■問い合わせ・申し込み先 山梨市役所観光課 電話0553-22-1111(代表)
※保険には主催者で加入します。
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3.【活動案内】スミレ観察会
第1回 5月13日(日) 午後1時半から3時半
第2回 5月27日(日) 午前10時から午後2時半
第3回 6月10日(日) 午前10時から午後2時半
(少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします)
春,乙女高原には見つかっているだけで18種類のスミレがかわいい花を見せてくれます。といっても,いっぺんに・一ケ所で見られるわけではありません。少しずつ時期をずらし,生息場所をずらしています。そんな乙女高原のスミレをスミレ・フィールドガイドの編集代表・依田 昇さんの案内で観察します。
なお,参加者のみなさんにはできたてホヤホヤの『乙女高原フィールドガイドV 乙女高原のスミレ・ウォッチング』をもれなくプレゼント!!
■集 合 乙女高原グリーンロッジ前
■持ち物 べんとう,水筒,雨具,筆記用具,
観察用具(ルーペがあると便利です),図鑑など。
■参加費 無料。
■講 師 依田 昇さん(乙女高原案内人。スミレ・フィールドガイド編集代表)
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
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4.【活動案内】(再掲)
●マルハナバチ調べ● 6月24日(日)
今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。
■日 時 6月24日(日) 雨天中止 午前10時半から午後2時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
※年に3回調査をするマルハナバチ調べ隊は,今年で10年目。
第1回は6月24日(日)
第2回は8月 5日(日)
第3回は9月 9日(日)
時間やプログラムは今回と同じです。
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