乙女高原ファンクラブトップ > メールマガジン > 第286号(2013.4.14)



□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第286号 
2013.4.14.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】4月13日の乙女高原
NEW! 2.【活動案内】5月12日()第13回遊歩道づくり
NEW! 3.【活動案内】5月12日()スミレ観察会
NEW! 4.【活動案内】6月30日()マルハナバチ調べ隊
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

0.【ニュースニュース】
●1.「今年度」から乙女高原が環境省の『モニタリングサイト1000里地調査』の調査地(モニタリングサイト)となりました。今後5年間,「アカガエル類の産卵」について調査していきます。「今年」の産卵はすでに終わってしまいましたが,来年の調査のために,一度,調査地を多くの方に見ていただいておく必要があります。なるべく早く訪れれば,ヤマアカガエルの卵塊が見られるかもしれません。そんなことから急な話で申し訳ありませんが,421(今度の日曜日),『乙女高原ツアー』を開催します。ヤマアカガエルの産卵スポットはもちろん,アサノハカエデの巨木,フサザクラの花,エイリアンみたいなヒメツチハンチョウの姿などが見られるのではないかと思います。あくまで(急な話なので),個人的なお誘いです。それを承知の上で,ご参加ください。

421() 小雨決行 (雨天の判断はご自身で)
・午前9時半。道の駅『はなかげの郷(さと)まきおか』(場所は↓)集合。
 http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/eki/station/yama_makioka/
・解散 午後3時ころの予定。
・持ち物  弁当,飲み物,雨具,防寒具,観察用具など。
・参加を希望される方は植原まで返信をお願いします。
・あくまで個人的なお誘いです。ですから保険等の加入はしません。
・個人の責任で判断し,個人の責任でご参加ください。

●2.乙女高原の昆虫調査でお世話になっている神奈川の槐さんが昆虫の図鑑を作っていて,その1巻目が発売となりました。ポケット図鑑なのに,写真は鮮明できれいだし(なんと死体・標本の写真ではなく,生きた昆虫の写真なんですが,バックが白なので,形や色がとても分かりやすい),書いてある情報は分かりやすいし,「似た昆虫の見分け方」「コラム記事」など読みごたえ・見ごたえも満載です。これで1,000円+税というのは,はっきり言って安い! これは買いだ!と思います。
 さて,一つクイズです。この2巻の本に載っている1400種の日本の昆虫は,どのように選ばれたと思いますか? データ・アナリストの槐さんらしい選定基準ですよ。

・槐 真史(編) 伊丹市昆虫館(監修)『ポケット図鑑 日本の昆虫1400 @チョウ・バッタ・セミ』
 文一総合出版 320ページ  1000円+税
  http://www.bun-ichi.co.jp//tabid/57/pdid/978-4-8299-8302-7/Default.aspx
・Aはトンボ・コウチュウ・ハチで,5月発売予定

●3.出版ブームです。2月の乙女高原フォーラムでお世話になった多田さんが監修された本が出版されました。山菜と木の実をどう食べるかという本なのですが,植物の生態もちゃんと載っています。「パンケーキにホイップクリームを載せて,その上に木いちごをトッピング」といった調理例の写真が,なかなかオシャレでした。

・多田多恵子(監修) 今井國勝(写真) NHK出版(編)『里山の山菜・木の実ハンドブック』
 NHK出版 256ページ 2100円+税
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?query=&whence=0&sort=score&reference=off&max=10&result=normal&searchCategoryName=01&targetWords=%97%A2%8ER%82%CC%8ER%8D%D8&trxID=C0020101

●4.その多田さんが東京・池袋のジュンク堂という本屋さんで植物の写真展を開催しているそうです。以下,多田さんのメールより。

41日〜30日まで、池袋ジュンク堂7Fで田中肇さんたちと一緒に植物の写真展を開きます。今年のテーマは「外国の植物」で、私は西オーストラリアの植物写真を10枚展示しています。
http://homepage3.nifty.com/kita0/s_ten/web_13/annai13/annai13b.html
お近くにおいでの際は、是非お立ち寄りください」

●5.本日,イオン石和店さんより,幸せの黄色いレシートキャンペーン」による寄付金4400円をギフトカードとしていただき,さっそくパソコンのプリンターインクを購入させていただきました。皆さん,イオンに行って,買い物をしたら,そのレシートを乙女高原ファンクラブのポストに「投票」してくださいね。投票額によってイオンからの寄付額が決まります。

●6.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は4月17日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。

●7.乙女高原とは直接関係ありませんが,ウエハラは笛吹市春日居町の山梨岡神社で5年以上観察会を続けています。2013年度の第1回目の観察会を行います。よろしければおいでください。

・おおぞらの下のおはなし会〜山梨岡神社を自然探索・春〜 4月28日(日)午前10時から12時。
 笛吹市春日居町の山梨岡神社(場所は↓)
 http://www.city.fuefuki.yamanashi.jp/kanko/shisetsu.php?id=24
 主催 おはなしのへや もも
--------------------------------------------------------------

1.【観察報告】 ●4月13日の乙女高原●

 本当に雲一つない,いい天気でした。この時期のモニタリングは「木の花」と「カエルの卵」がメインのテーマになります。
 http://blog.goo.ne.jp/otomefc/d/20130413
 ぼくがカエルの卵を観察しているポイントは5カ所。
 一つめは,旧杣口林道入り口近くの湿地です。ここではすでにヤマアカガエルはおたまじゃくしになっていました。前回はヒキガエルが歩いているのを3頭,泥の中にいるのを1頭見ましたが卵はありませんでした。きっと冬眠から目覚めて湿地をめざしてやってくるメスを待ち伏せしているオスだろうと推測しました。今回はカエルの姿は見られませんでしたが,ながーいトコロテン状の卵がありました。ヒキガエルの卵です。
 二つ目は,林道脇の小さな池です。ここでもヤマアカガエルはオタマジャクシになっており,ヒキガエルの卵がありました。
 三つ目は,乙女高原近くの湿地です。ここでは,水面に8ミリほどの氷があるところがありましたが,氷がある場所をじっくり見てみると,ヤマアカガエルの卵が凍っているのでした。
 4つ目は,乙女高原の木橋下流の湿地です。ここでもヤマアカガエルの卵が凍っていました。卵は発生が進み,刀状になっていました。中にはウネウネと動いているものもいます。
 最後は木橋上流の湿地です。1腹分の卵がありました。卵は発生が進み,ダルマ状になっていました。球形→ダルマ状→刀状と発生は進みます(これはぼく独自の表現ですから,あまり気にしないでくださいね)

 木の花では,バッコヤナギの花が道路に落ちていました。フサザクラの花ももう咲き終わりのようです。ダンコウバイの黄色も色あせてきました。キブシの花は満開。木からたくさんの花穂がぶら下がっている様子は,まるでのれんのように見えます。モミジイチゴの花が咲き始めていました。この木いちごをヨーグルトにトッピングして食べると,おいしいんだよね。
 草原は,まだまだ枯れ草一色。鳥たちのさえずりも鈍いようでした。心の底から春の訪れを喜んでいるようなゴジュウカラやコガラのさえずりが早く聞きたいな。ヒメツチハンミョウのメスを見ました。今年初です。
 午後から予定があったので,カエルの産卵の様子をメインに観察し,残った時間で急いで草原を歩いたので,観察記録はこんなものです。
 いつも忙しい忙しい言ってますが,今年度は半端なく忙しさが続きそうです。ぼくの代わりに乙女高原の観察記,どなたか書いていただけないでしょうか?
--------------------------------------------------------------

2.【活動案内】5月12日(日) 第13回遊歩道づくり

 古くなった杭を交換し,ロープを張り巡らし,遊歩道をはっきりさせます。ご家族で参加できる作業です。春の乙女高原で,いい汗をかきましょう。ただし,天気が悪いと寒いです。防寒具もお忘れなく。
 終了後,依田さんを講師にスミレ観察会をします。こちらも予定に入れておいてください。

■主催 山梨市 山梨県 乙女高原ファンクラブ
■日時 5月12日() 午前9時半から12時半まで(少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします)
■集合 乙女高原グリーンロッジ前
■持ち物 べんとう,雨具,軍手。かけや(大きなトンカチ),なたなど道具がある方はご持参ください。
■服装 作業のできる服装(まだ寒いので,防寒の準備も)
■問い合わせ・申し込み先 山梨市役所観光課 電話0553-22-1111(代表)
※保険には主催者で加入します。
--------------------------------------------------------------

3.【活動案内】スミレ観察会

第1回 5月12日() 午後1時半から3時半
第2回 5月25日() 午前10時から午後2時半
第3回 6月 8日() 午前10時から午後2時半
  (少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします)

 春,乙女高原には見つかっているだけで22種類のスミレがかわいい花を見せてくれます。といっても,いっぺんに・一ケ所で見られるわけではありません。少しずつ時期をずらし,生息場所をずらしています。そんな乙女高原のスミレを『乙女高原フィールドガイドV 乙女高原のスミレ・ウォッチング』の編集代表・依田 昇さんの案内で観察します。
 なお,参加者のみなさんには『乙女高原のスミレ・ウォッチング』をもれなくプレゼント!!

■集 合 乙女高原グリーンロッジ前
■持ち物 べんとう,水筒,雨具,筆記用具,観察用具(ルーペがあると便利です),図鑑など。
■参加費 無料。
■講 師 依田 昇さん(乙女高原案内人。スミレ・フィールドガイド編集代表)
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
--------------------------------------------------------------

4.【活動案内】 ●マルハナバチ調べ● 6月30日(日)

 今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。

■日 時 6月30日() 雨天中止 午前10時半から午後2時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)

※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
※年に3回調査をするマルハナバチ調べ隊は,今年で11年目。

 第1回は6月30日()
 第2回は8月 4日()
 第3回は9月 8日()
 時間やプログラムは今回と同じです。
--------------------------------------------------------------



乙女高原ファンクラブトップ > メールマガジン >  第286号(2013.4.14)        →ページトップ