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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン 第359号 2016.10.31.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼ もくじ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】10月29日(土)の乙女高原
2.【参加募集】第17回草刈りボランティア 11月23日(水・祝)
3.【参加募集】草刈りボラ送迎バス利用者募集
4.【参加募集】乙女高原観察交流会 11月 5日(土)
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0.【ニュースニュース】
●1.今年もあと一カ月ほどで女高原のシーズンオフ、林道閉鎖になります。ぼくはほぼ毎週、乙女高原を訪れていますが、シカ柵のドアの閉め忘れには1回しか遭遇しませんでした。乙女高原を訪れる方の意識の高さを感じ、うれしく思います。
シカ柵のおかげで、お花たちが復活し始めています。「気の早いお花たちはすでにどんちゃんさわぎを始めている(!?)」という感じで、その筆頭はワレモコウ。「乙女高原にこんなにワレモコウってあったっけ?」と思うくらいです。でも、まだまだこれからというお花もあります。嬉しかったのは、草原の中でミズチドリ、ヤマトリカブト、ハバヤマボクチ、セイタカトウヒレンが咲いたこと。ここ2、3年、草原の中で花を見てませんでした。来年がとても楽しみです。
●2.「草刈りボランティア」(11/23祝・水)の送迎バス(無料)の受付を開始しました。行きは午前8時に山梨市駅発。帰りは山梨市駅に午後3時半着。席は半分くらい埋まりました。ご希望の方は早めにお申し込みください。
「草刈りボランティア送迎バス希望」と書いたメールを以下のファンクラブ事務局アドレスにお送りください。折り返し、必要事項をお尋ねするメールをお送りしますので、それに返信されたら申し込み完了です。申し込みはメールのみです→3
otomefc@fruits.jp
●3.乙女高原草刈りボランティアにもご参加いただいた山梨県立大学の箕浦先生の「環境論」という授業にゲスト講師として参加し、「乙女高原での自然保護と環境ボランティア」というテーマで講義をさせていただきました。この講義を聞いた学生さんが一人でも草刈りに参加してくれたらうれしいなと思います。
●4.次回世話人会は11月15日(火)です。ファンクラブ会員なら、どなたでも参加できます。ぜひおいでください。花かげホール近くの牧丘総合会館ではなく、リニューアルされた山梨市役所牧丘支所の2階、第4会議室です。午後7時半から。
●5.「高原の乙女」を作詞作曲してくださった沢登秀信さんのコンサートが甲州市で行われます。11月12日(土)午後5時開場、5時半開演。会場は塩山駅からほど近い「およっちょいぷらざ七里」です(山梨中央銀行塩山支店向かい)。チケットは予約2000円、当日2500円。予約は042-585-6955まで。
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1.【観察報告】10月29日(土)の乙女高原
いくつかやらなければならないこともあったので、土曜日の朝、洗濯と掃除を済ませ、乙女高原に向かいました。林道を走っていて、目につくのはマムシグサの真っ赤な実。「ふとっちょトウモロコシ」というあだ名がぴったりです。ヒトが少しでも食べると口の中がひりひりしてたいへんなことになるそうですが(毒草)、この時期に赤くなって、しかも粒がこの大きさとなると、やっぱり鳥に食べてもらうんだろうな、鳥は大丈夫なのかなと思ってしまいます。
紅葉がとても進んでいました。ミネカエデは本当に真っ赤。カジカエデは黄色。ウリハダカエデは赤いところもあり黄色いところもあり緑色のところもあり、それらがグラデーョンになっています。
ミズナラやブナといったブナ科の木々はすぐに茶色く枯れてしまいますが、緑から枯色に変わる間、とっても短い期間ですが、黄色になります。「鮮やかな黄色」とはいえませんが、木の下に立って、葉を通ってくる日光を見ると、ステンドグラスみたいで、それはそれはきれいな黄色です。
個人的には紅葉・黄葉の中で、一番好きなのはヒトツバカエデの黄色、その次がミズナラの黄色です。
さて、草原はというと、ススキの穂が日の光に輝いて、とてもきれいです。箱根の草原には、そのススキを見にたくさんの観光客が訪れます。休みの日には特設の駐車場を容易して、駐車場係を雇うほど。でも、正直、乙女高原のほうがずっときれいだと思います。
草はどんどん枯れて、モノトーンの世界に近づきました。そんな中、朝夕はかなり冷え込むと思うのですが、まだ咲いている花もありました。数は少ないですが、ニガナ、ノハラアザミ、ノアザミ。花をつけている個体の共通点は「背が低く」「遊歩道の中にいる」こと。他の草より背が低いので、寒い風から守られているようです。かといって、遊歩道にいるので、まわりに競争相手がなく、日の光を十分浴びていました。
やはり背は低いですが、(乙女高原にとって)外来種であるセイヨウタンポポやシロツメクサが花をつけていたのは気になりました。外来種とはいえ、訪花昆虫たちにとって、この時期の貴重な蜜源であることは確かです。駆除すべきかどうか?? 皆さんはどう思われますか?
早春と晩秋にしか出会えないヒメツチハンミョウが3頭いました。雌雄のペアと単独雌です。この虫はとても興味深い一生を送るようです。この虫については、ぜひ舘野鴻(たての ひろし)「つちはんみょう」偕成社という絵本を読んでみてください。もちろん舘野さんの細密画もすごいですが、この虫の生活史もすごいです。
「乙女高原に行ったときには、とった写真の中から3枚だけ選んでブログにアップする」というのを自分のルーティンにしています。よろしかったらご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/otomefc/d/20161029
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2.再掲【活動案内】 ●草刈りボランティア● 11月23日(水・祝)
・日 時 11月23日(水・祝) 少雨決行
※荒天の場合27日(日)午前9時半から午後2時
・集 合 乙女高原グリーンロッジ
・持ち物 弁当,飲み物,軍手,雨具,おわん・はし(豚汁用),お持ちの方はかまなどの道具。
・参加費 無 料(主催者負担で保険に加入)
・内 容 草刈り,草の運び出し,ロープ回収,ゴミ拾い,キッズボランティア,豚汁作りなど
■草刈りボランティア 下見と準備の会■
11月13日(日)雨天決行 10時 ロッジ前集合。午前中で終了。
・内容 キッズのルート作り、草原の区割りのテープはり、ロッジやトイレの清掃等
・午後 せっかくですからお弁当を食べて、午後から乙女高原の自然観察というのはいかが?
■注意事項
・一般参加の皆さんは手刈りのみにしてください。
・林道への路上駐車は厳禁です。できるだけ相乗りで来てください。
・「午前中の作業終了→記念写真→昼食」という流れにします。
■乙女高原の草刈りで、スタッフ・デビューを!!
今回で17回目となる乙女高原の草刈り作業は、乙女高原の女神様に守られているのか、この15年間、一度も雨に降られたことがありません。また、自画自賛・我田引水かもしれませんが、行政(市・県)・市民(ファンクラブなど)・企業(田丸、ジェイチームなど)による理想的なパートナーシップ(協働)が機能しているイベントです。晩秋の高原で一日いい汗をかいてください。
多くの皆さんが「参加者」としてだけでなく、「参加者のお世話をする人(スタッフ)」として参加していただけたら、ありがたいです。
・スタッフの例(詳しくは事務局にお問い合わせください)
1駐車場係 →朝、車の誘導など(林道は緊急車両とゴミ収集車以外は駐車禁止)
2受 付 →朝、受付と班分け、資料と飲み物の配布など
3班の世話役 →各班の段取り。草刈り場所の提示。作業の進み具合を本部に連絡など
4キッズ班世話役→子どもたちをブナじいさんに誘導。作業の支援など
5豚汁係 →豚汁の調理。炊事用ゴム手袋等は支給します。
■ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんをかけましょう
今年も子ども向けのプログラム,やりますよ! ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんをかけます。毎年,保育園くらいの小さい子から小学校高学年くらいまでが参加しています。
■(株)田丸のゴミ収集車をお借りして藁撒き工法
シカ柵設置によって、草原の草花たちは回復していくでしょうが、かといって、いいえ、だからこそ、草原の草刈りと草の運び出しはますます重要になります。刈った草を持ち出さないと草原の「富栄養化」が進み,そんな条件をうまく使ってしまうススキの一人勝ちになってしまいます。また,草原の中に生えてきた木の赤ちゃんを一緒に刈ってしまわないと遷移が進み,草原が森林になってしまいます。
今年も刈った草は(株)田丸のゴミ収集車をお借りして,琴川ダム残土処分場に運びます。ここは琴川ダムを造るときに山を削った土で谷を埋め立てた場所です。土に栄養がないので,木を植えてもなかなか育ちませんでした。刈った草を運び込めば,それに付いている草の種が供給され,自然再生が促進されると考えられ、東京農工大・星野先生のご指導のもと、2011年の草刈りから、この「藁撒き工法」が始められ、今年で6回目となります。
※2012年の草刈りの様子を見ることができます(TBSテレビ『風の言葉』ユーチューブ2分の動画)
http://www.youtube.com/watch?v=uJ2YOJSOMbI または「風の言葉 乙女高原」で検索--------------------------------------------------------------
3.【参加募集】草刈りボラ送迎バス利用者募集
今年の乙女高原草刈りボランティアに合わせて、山梨市駅からの送迎バスが運行されます。無料です。事前申し込みが必要です。すでに申し込みを開始しています。先着順ですので、お急ぎください。
■運行するバスのダイヤ■
行 き 山梨市駅8:00 → 焼山峠9:00
帰 り 焼山峠14:30→山梨市駅15:30
※必ず往復ともご利用ください。
※草刈りボランティアの終了時刻によっては、帰りのバスのダイヤは早くなる可能性があります。
■申し込み条件■
〇お一人で4人分まで申し込めます。
〇メールのみの受付です(電話等不可)。
〇受付開始は10月10日午前10時です。(受付中!)
〇定員27人。先着順です。
■申込み方法■
①「草刈りボランティア無料バス希望」と書いたメールを以下のアドレスにお送りください。
otomefc@fruits.jp
※ケイタイ・スマホからのお申し込みの場合、フィルタリングにご注意ください。
②折り返し、お名前・緊急連絡先等をお尋ねするメールを送りますので、ご返信ください。
③ご返信いただいたところで申込み完了です
※3日間返信がなければキャンセルとみなしますので、ご注意ください。
④後日、バス乗車場所等をお知らせするメールをお送りします。
⑤当日、バスを利用して草刈りボランティアにご参加ください。
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4.【参加募集】●第8回 乙女高原観察交流会●
11月5日(土)9時 道の駅「花かげの郷 まきおか」に集合→相乗りで乙女高原へ
【乙女高原観察交流会の今後の予定】
12月3日(土)9:00~ 自然観察交流会⑨ 集合 牧丘道の駅
1月7日(土)9:00~ 自然観察交流会⑩ 集合 牧丘道の駅
2月4日(土)9:00~ 自然観察交流会⑪ 集合 牧丘道の駅
3月4日(土)9:00~ 自然観察交流会⑫ 集合 牧丘道の駅
【乙女高原観察交流会の注意事項】
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
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