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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第360号
 2016.11.19.
 発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼ もくじ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】草刈りボランティア下見下準備 11月13日(日)
    2.【活動案内】草刈りボランティア 11月23日(水・祝)
    3.【参加募集】草刈りボラ送迎バス利用者募集
    4.【活動案内】乙女高原観察交流会     12月3日(土)
NEW! 5.【活動案内】乙女高原フォーラム  2017年1月29日(日)
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0.【ニュースニュース】
●1.「草刈りボランティア」(11/23祝・水)まであと少しになりました。予報によると天気もよさそうなので、ほっとしています。多くの皆さんの参加が見込まれます。できるだけ相乗りでおいでください。おわんとおはしをお忘れなく。自慢の豚汁をご賞味いただきます。一般参加者にはエンジン付きの道具使用はご遠慮いただいております。よろしくお願いします。
草刈りボランティアの意義が短くまとめられた動画(テレビ番組)があります。「風の言葉」という番組シリーズのひとつです。
http://www.youtube.com/watch?v=uJ2YOJSOMbI

●2.「今年が初めて」の送迎バス(無料)運行です。初めてのことで未知数の部分も多いため、たいした宣伝もしませんでしたが、多くの方に申し込んでいただきました。まだちょっぴりですが、空席があります。「草刈りボランティア送迎バス希望」と書いたメールを以下のファンクラブ事務局アドレスに早急にお送りください。申し込みはメールのみです→3
otomefc@fruits.jp
行きは午前8時に山梨市駅発。帰りは山梨市駅に午後3時半着(予定)。 

●3.11月17日の朝日新聞山梨板に「シカ防止柵 お花畑再び」「市が設置1年、効果てきめん」という記事が載りました。シカ柵による効果を論じた記事なのですが、ていねいに取材していただき、納得できる内容でした。機会があれば、ぜひお読みください。13年前・一昨年・今年の草原の様子を対比する写真も掲載されているのですが、残念ながら白黒なのでお花の多い・少ないが分かりにくく、それだけが残念でした。ですが、朗報です! 以下のサイトでカラー写真を見ることができます(朝日新聞のサイト)。
http://www.asahi.com/articles/ASJCH65PSJCHUZOB01J.html

●4.「街の駅やまなし」の一角を継続的にお借りし、乙女高原の情報発信をしている「乙女高原展」ですが、このたびシーズン4をスタートさせました。シーズン3までは(個人の)写真展でしたが、シーズン4は「乙女高原展」初のテーマ展。今回は「草刈りボランティア」を題材に選び、展示をしています。今までの草刈りちらし17枚が横一列に並んでいる様子は圧巻ですよ。ぜひ一度見に来てください。撤収時期は12月中旬の予定です。展示はこんな感じです(活動ブログ)。
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20161110


●5.11月15日(火)の乙女高原連絡会議・世話人会に先立って、あいおいニッセイ同和損保からの寄付贈呈式が行われました。山梨支店の屋田支店長さんと小西課長さんが実際に訪ねてくださり、寄付の趣旨の説明後、多額の寄付(の目録)を宮原代表世話人に渡してくださいました。11月18日の山梨日々新聞にその記事が載っていますので、機会がある方はぜひお読みください。

●6.来年1月29日(日)に、山梨市の「夢わーく山梨」で開催予定の「第16回 乙女高原フォーラム」のちらしが刷り上がりました。テーマは「湿地のゆるキャラ!? 谷地坊主の不思議」、ゲストは神奈川県立生命の星・地球博物館の学芸員・勝山輝男さんです。乙女高原の谷地坊主の本体はタニガワスゲという植物なのですが,勝山さんはスゲの専門家で、「日本のスゲ」という図鑑を出されているほどです。
ちらしがほしい方、ちらし配布にご協力いただける方は、ぜひご連絡ください。送料事務局負担で、何部でもお送りします→5


●7.次回世話人会は12月8日(木)です。ファンクラブ会員なら、どなたでも参加できます。ぜひおいでください。花かげホールのがけの下の総合会館ではなく、牧丘病院の少し南、山梨市役所牧丘支所の2階、第4会議室です。午後7時半から。お間違いのないよう・・・。

●8.乙女高原の活動に直接関係ありませんが、12月11日(日)午前10時~12時、笛吹市春日居町の山梨岡神社境内で「おおぞらの下のおはなし会 虫もふとんであったまる?」を行います。絵本の読み聞かせをしている方々のグループ「おはなしのへや もも」の主催で、前半、神社の境内で自然観察会を行い、後半、絵本の読み聞かせを行うという贅沢なプログラムです。子ども対象ですがち、大人の参観もオッケーです。自然観察会は植原が担当します。問い合わせは「もも」馬場さん080-5046-)436まで。
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1.【活動報告】 ●草刈りボランティア下見と下準備● 11月13日(日)

ちょうど草刈りボランティアまであと10日という11月13日に、スタッフ有志で草刈りボランティアの下見ならびに下準備に行ってきました。当日は朝からいい天気で、絶好の下見日和でした。宮原さん,三枝さん,芳賀さん,山本さん,植原の5人で午前中、作業をしました。作業内容は以下の通りです。

①キッズボランティアの準備として、ブナじいさん直下の林道に落ち葉が十分あるかを確認。十分ありましたが、今後、持ち去られないよう、急遽カレンダーの裏にマジックで「ここの落ち葉は持ち出さないでください」と書いて貼っておきました。林道からブナじいさんまで安全に落ち葉が運搬できるように、太いロープを設置してきました。

②草原内の草刈りの境目が分かりにくい箇所があるので,そこにビニールテープを張っておきました。

③遊歩道のロープに付けた看板を撤去し、整理しました。これでロープ回収がスムーズになるはずです。

④ついでといってはなんですが、ヨモギ頭手前の富士山眺望スポットの看板の表面が「放置した金魚鉢のガラス」のように暗緑色のコケ(?)におおわれ、きたなくなっていたので、水をかけてスポンジたわしでゴシゴシみがき、きれいにしておきました。

⑤なお、草原内の「刈り取り実験区」は草刈りされないようにテープを張っておくのですが、これは事前に植原がやっておきました。また、事前に草刈りする区域は、すでに県の事業によって草刈りが済んでいました。これで作業開始直後から草の運び出しができます。

⑥ロッジ内、とくにホールのそうじをしました。

⑦豚汁作りで使う調理道具の確認をしました。

⑧トイレのそうじをし、トイレットペーパーを補充しておきました。

200人ものボランティアを受け入れるイベントです。事前の準備も結構たいへんです。たとえばペットボトル茶やジュースを300本も用意します。おみやげのポストカードやちらし・パンフレットをビニール袋に入れる作業は250回もしなければなりません。
当日だけでも「縁の下の力持ち」、ボランティアを受け入れるためのボランティア=スタッフになっていただけると非常にありがたいです。今からでも立候補をお待ちしています。
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2.再掲【活動案内】 ●草刈りボランティア● 11月23日(水・祝)

・日 時 11月23日(水・祝) 少雨決行
    ※荒天の場合27日(日)午前9時半から午後2時
・集 合 乙女高原グリーンロッジ
・持ち物 弁当,飲み物,軍手,雨具,おわん・はし(豚汁用),お持ちの方はかまなどの道具。
・参加費 無 料(主催者負担で保険に加入)
・内 容 草刈り,草の運び出し,ロープ回収,ゴミ拾い,キッズボランティア,豚汁作りなど

■草刈りボランティア 下見と準備の会■
 11月13日(日)雨天決行 10時 ロッジ前集合。午前中で終了。
・内容 キッズのルート作り、草原の区割りのテープはり、ロッジやトイレの清掃等
・午後 せっかくですからお弁当を食べて、午後から乙女高原の自然観察というのはいかが?

■注意事項
・一般参加の皆さんは手刈りのみにしてください。
・林道への路上駐車は厳禁です。できるだけ相乗りで来てください。
・「午前中の作業終了→記念写真→昼食」という流れにします。

■乙女高原の草刈りで、スタッフ・デビューを!!
 今回で17回目となる乙女高原の草刈り作業は、乙女高原の女神様に守られているのか、この15年間、一度も雨に降られたことがありません。また、自画自賛・我田引水かもしれませんが、行政(市・県)・市民(ファンクラブなど)・企業(田丸、ジェイチームなど)による理想的なパートナーシップ(協働)が機能しているイベントです。晩秋の高原で一日いい汗をかいてください。
 多くの皆さんが「参加者」としてだけでなく、「参加者のお世話をする人(スタッフ)」として参加していただけたら、ありがたいです。
・スタッフの例(詳しくは事務局にお問い合わせください)
 1駐車場係   →朝、車の誘導など(林道は緊急車両とゴミ収集車以外は駐車禁止)
 2受 付    →朝、受付と班分け、資料と飲み物の配布など
 3班の世話役  →各班の段取り。草刈り場所の提示。作業の進み具合を本部に連絡など
 4キッズ班世話役→子どもたちをブナじいさんに誘導。作業の支援など
 5豚汁係    →豚汁の調理。炊事用ゴム手袋等は支給します。

■ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんをかけましょう
 今年も子ども向けのプログラム,やりますよ! ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんをかけます。毎年,保育園くらいの小さい子から小学校高学年くらいまでが参加しています。

■(株)田丸のゴミ収集車をお借りして藁撒き工法
シカ柵設置によって、草原の草花たちは回復していくでしょうが、かといって、いいえ、だからこそ、草原の草刈りと草の運び出しはますます重要になります。刈った草を持ち出さないと草原の「富栄養化」が進み,そんな条件をうまく使ってしまうススキの一人勝ちになってしまいます。また,草原の中に生えてきた木の赤ちゃんを一緒に刈ってしまわないと遷移が進み,草原が森林になってしまいます。
 今年も刈った草は(株)田丸のゴミ収集車をお借りして,琴川ダム残土処分場に運びます。ここは琴川ダムを造るときに山を削った土で谷を埋め立てた場所です。土に栄養がないので,木を植えてもなかなか育ちませんでした。刈った草を運び込めば,それに付いている草の種が供給され,自然再生が促進されると考えられ、東京農工大・星野先生のご指導のもと、2011年の草刈りから、この「藁撒き工法」が始められ、今年で6回目となります。

※2012年の草刈りの様子を見ることができます(TBSテレビ『風の言葉』ユーチューブ2分の動画)
http://www.youtube.com/watch?v=uJ2YOJSOMbI または「風の言葉 乙女高原」で検索
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3.再掲【参加募集】草刈りボラ送迎バス利用者募集

 今年の乙女高原草刈りボランティアに合わせて、山梨市駅からの送迎バスが運行されます。無料です。事前申し込みが必要です。すでに申し込みを開始しています。先着順ですので、お急ぎください。

■運行するバスのダイヤ■
 行 き  山梨市駅8:00 → 焼山峠9:00
 帰 り  焼山峠14:30→山梨市駅15:30
※必ず往復ともご利用ください。
※草刈りボランティアの終了時刻によっては、帰りのバスのダイヤは早くなる可能性があります。

■申し込み条件■
〇お一人で4人分まで申し込めます。
〇メールのみの受付です(電話等不可)。
〇定員27人。先着順です。

■申込み方法■
①「草刈りボランティア無料バス希望」と書いたメールを以下のアドレスにお送りください。
  otomefc@fruits.jp
※ケイタイ・スマホからのお申し込みの場合、フィルタリングにご注意ください。
②折り返し、お名前・緊急連絡先等をお尋ねするメールを送りますので、ご返信ください。
③ご返信いただいたところで申込み完了です
④後日、バス乗車場所等をお知らせするメールをお送りします。
⑤当日、バスを利用して草刈りボランティアにご参加ください。
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4.【活動案内】●第9回 乙女高原観察交流会●

 11月3日(土)9時 道の駅「花かげの郷 まきおか」に集合→相乗りで乙女高原へ

  【乙女高原観察交流会の今後の予定】
2017年
1月7日(土)9:00~ 自然観察交流会⑩ 集合 牧丘道の駅
2月4日(土)9:00~ 自然観察交流会⑪ 集合 牧丘道の駅
3月4日(土)9:00~ 自然観察交流会⑫ 集合 牧丘道の駅

  【乙女高原観察交流会の注意事項】
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
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5.【活動案内】 ●乙女高原フォーラム● 1月29日(日)

日 時 2017年1月29日(日) 午後1時~3時30分

※スタッフ集合は11時半です。
 スタッフにはお弁当を用意しますので,立候補される方は事前にご連絡ください。
※終了後、会場で講師を囲んでの茶話会をします。参加自由です。
 また、その後、山梨駅前で懇親会(=食事会=飲み会)を行う予定です。

場 所 夢わーく山梨 3階 大集会室
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
定 員 ありません。どなたでも参加できます。事前申込み不要。
参加費 無 料

■フォーラムのテーマ
   「湿地のゆるキャラ?! 谷地坊主の不思議」

 乙女高原の湿地に行くと、草の株がこんもり盛り上がり、「露天風呂に多くの人が肩までつかっている」ように見える場所があります。しかも、ただの人ではなく、長い毛がふさふさと伸びたゲゲゲの鬼太郎のよう。これを谷地坊主といいます。口や目を描くと、ゆるキャラみたいです。

 たくさんのゲゲゲの鬼太郎が湿地の中に並んでいる光景は乙女高原では珍しくありませんが、こんなに多くの谷地坊主が見られる場所はそうありません。いくつもの条件が奇跡的に重ならなければ、草の株はこんな形に茂らないのです。

 今回の乙女高原フォーラムでは、谷地坊主を作っているスゲという植物の第一人者である勝山輝男さんをゲストにお迎えし、谷地坊主の不思議な生い立ちと、それが乙女高原に存在する意義を探っていきたいと思います。


■ゲスト 勝山 輝男さん

勝山さんのプロフィール

 1955年神奈川県横浜市生まれ。学生時代には山岳部に所属し年間100日以上山に入っていた。現在は神奈川県立生命の星・地球博物館学芸員。専門はカヤツリグサ科スゲ属植物の分類。
 神奈川県足柄下郡湯河原町在住。湯河原町は東海道線が走り、東京へ通える距離にありながら、海岸から1000mの山まであり、おまけに温泉まであって気に入っている。

おもな著書
 「日本のスゲ」(文一総合出版)
 「イネ科ハンドブック」(文一総合出版・共著)
 「カヤツリグサ科ハンドブック」(文一総合出版・共著)
 「改訂新版 日本の野生植物」(平凡社・分担執筆)など
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