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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン 第367号 2017.2.11.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼ もくじ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】乙女高原フォーラム 1月29日(日)
NEW! 2.【活動報告】乙女高原観察交流会 2月4日(土)
3.【活動案内】乙女高原観察交流会 3月4日(土)
4.【活動案内】2016年度総会 3月12日(日)
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0.【ニュースニュース】
●1.そろそろニュースレター1604号が「普通会員」の皆さんのお宅に届くころだと思います。今回の封筒詰め作業は牧丘の古屋さんにお願いしました。古屋さん、ありがとうございました。中に総会の出欠ハガキが入っていたと思いますので、早めの投函をお願いします。
●2.ファンクラブの会員には「普通会員」「サポーター会員」の2つがあります。「普通」は年4回、「サポ」は年1回、会報を送っています。乙女高原のことをできるだけ多くの方に詳しくお伝えしたいので、できれば普通会員になってください。なお、どちらも入会金や年会費はありません。
●3.(再掲)乙女高原フォーラムの様子が山梨CATVで放映されます。2月17日(金)から19日(日)までの3日間。毎日午後9時からです。
また、フォーラムの内容をブログにアップしました。メールマガジン365・366号と同じ内容ですが、こちらは写真入りです。
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20170129
●4.(再掲)2017年は世話人「改選」の年です。世話人とは乙女高原ファンクラブの活動について検討したり準備したりする人です。実行委員といってもいいかもしれません。
「改選」といっても選挙をするわけではありません。ファンクラブは「ボランティア団体」ですので、基本的に役職は立候補制です。「2年間、乙女高原のために骨を折ってやろうじゃないの!」という方、ぜひ立候補をお願いします。立候補は本メールマガジンに返信で結構です。「立候補→3月に行われる総会で承認」という手順を踏むことになります。より多くの方が立候補してくだされば、一人分の負担はより少なくて済みます。多くの方の立候補をお願いします→3
●5.(再掲)次回世話人会は3月2日(木)です。ファンクラブ会員なら、どなたでも参加できます。ぜひおいでください。午後7時半から。会場は牧丘病院の少し南、山梨市役所牧丘支所の2階、第4会議室です。
●6.(再掲)乙女高原ファンクラブの活動ではありませんが、神社の境内で自然観察と絵本の読み聞かせという子ども向けのイベント案内です。「おおぞらの下のおはなし会~どこどこ? 春さがしの名人になろう」2月12日(日)午前10時~12時(明日です!!)。笛吹市春日居町鎮目の山梨岡神社。前半はウエハラの自然観察会、後半は「おはなしのへや もも」の皆さんによる絵本の読み聞かせです。春夏秋冬年に4回行うこのイベントはかれこれ10年続いています。問い合わせ・申し込みはおはなしのへやもも・馬場さん080-5046-9436。
なお、3月5日(日)には、このおはなし会を振り返る疑似体験会を行います。午前10:30から、春日居町あぐり情報ステーション。
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1.【活動報告】 ●乙女高原フォーラム● 1月29日(日)
◆服部さくやくんの作文「ぼくの乙女高原」◆
※さくやくんのお父さんを介してさくやくんの承諾をいただき、第16回乙女高原フォーラムで披露された井尻小学校6年、服部さくやくんの作文をここに掲載します。
みなさん こんにちは 甲州市立井尻小学校 6年生の服部朔也です。
今日、ぼくはとてもきんちょうしています。人の前で話すと心臓がバクバクいってしまうので、うまく話せるかわかりませんが、最後まで聞いてください。
ぼくは、よく覚えていないのですが、保育園の年長組から乙女高原に来ていたそうです。
毎年、11月23日の勤労感謝の日は、乙女高原の草刈りボランティアをする日です。ぼくは毎回、「ぶなじいさん」に会いに行くのが楽しみです。ぼくが覚えているのは、4年生ぐらいです。それまでは、今は中学3年生になった兄と一緒にぶなじいさんに会いに行きました。ぶなじいさんというのは、樹齢数百年のぶなの木です。草刈りの日には、風が強い山の上にあるので、木が風を引かないように、落ち葉を集めてみんなで運び、ぶなじいさんの根元にひきます。落ち葉を集めるのも、落ち葉を運び上げるのも、落ち葉のふとんの上でジャンプして遊ぶのもみんな楽しかったです。
ぶなじいさんに会いに行った後の楽しみは「豚汁」です。毎回、おいしくていつもおかわりをしています。中学生になったら忙しいとは思うけど、今年も出来たらぶなじいさんに会いに行きたいと思っています。
ぼくが覚えている乙女高原の記憶は4年生ぐらいからです。4年生の時には友達とあまりうまくいっていなくて、休みの日はひとりでゲームやカードで遊んでばかりいました。そんな時に、乙女高原でマルハナバチを観察するというので、親に誘われて、一緒に行きました。僕は虫が好きなので、すぐに楽しくなってまた行きたいと思いました。マルハナバチは丸くてかわいいし、さすことがないからです。両親と一緒にマルハナバチの観察会に行った時には、乙女高原のトイレにある募金箱の中にスズメバチが巣を作っていて、母親がさされたのはショックでした。それからスズメバチは怖くなりました。あとは、4年生の時には、女子がいっぱいいて、男子はぼくだけでした。女子はみんなで恋バナをしていて、マルハナバチが十数頭いたのを覚えているぐらいです。
今は、友達と遊ぶようになりましたが、友達と遊ばなかった時には、マルハナバチを見にいくのが本当に楽しみでした。マルハナバチに会いに行くのが当たり前のようになってきました。
5年生になると、親が行かない時には、芳賀さんと一緒に行くようになりました。芳賀さんと行くと退屈しません。野いちごをたくさんとって嬉しかったし、ヤチボウズを見に行ったらぼっさぼさでよくわからなかったけれど、楽しかったです。帰りに川で遊んで水晶探しをしたことも忘れられないし、別に楽しくはなかったけれど、川に行く道がドロドロでクツが汚れたことも覚えています。
芳賀さんに連れて行ってもらってよかったです。本当にありがとうございました。
5年生の時には、マルハナバチの紙芝居をやって、とにかく緊張しました。ぼくは人の前で話すのが苦手でいつもドキドキしてしまいます。
マルハナバチの観察会の時には、とてもレアなホンシュウハイイロマルハナバチを見つけたと思ったのですが、だれも信じてくれません。でも、ぼくは今でも見たと思っています。
6年生になっていちばん良かったなあと思うのは、しかよけのさくが出来たことです。5年生までは、鹿が花がさく草を食べてしまうので、花があまり咲かなくなって、雨が降りそうな時なんかはほとんどマルハナバチがいない時もありました。でも、しかさくが出来た今年の夏休みには、花がいっぱい咲いて、マルハナバチもたくさんいてうれしかったです。あまりにたくさんいたので、夏休みの自由研究ではマルハナバチの研究をしました。マルハナバチが、どの花に何頭いるかを調べる研究です。やり方は2つあって、決まったルートを1時間で回ってマルハナバチの種類やどんな花にきたかを調べるライン調査と、調べる花を決めて、その花に15分間に来たマルハナバチを数える待ちぶせ調査です。ぼくは、どちらかと言うとじっとしている待ち伏せ調査が苦手で、ライン調査の方が好きです。ぼくがいちばん好きなマルハナバチは、大きくて丸っこいオオマルハナバチです。次に好きなのは、トラマルハナバチです。前は、オオマルハナバチが多かったのに、今年はミヤママルハナバチがとても多かったです。同じ乙女高原でも年によって出てくる種類が違うのでしょうか。不思議に思いました。
乙女高原でなくても、ハチが飛んでいるとマルハナバチかなと思ってつい見てしまいます。マルハナバチを見るのが習慣みたいになっています。
今年の夏休みは家族で長野県の乗鞍岳に行ってきました。乗鞍岳に登ってライチョウを見ることが出来たのはラッキーでしたが、標高2,000メートルぐらいの乗鞍岳にもマルハナバチがいました。種類はミヤママルハナバチです。ハイマツの花だと思うところにとてもたくさん飛んでいました。
あとで植原先生に、ハイマツは風で花粉を飛ばして受粉するから、マルハナバチは花粉を集めないのではないか、と言われました。ミヤママルハナバチが花粉をつけていたかどうかまでは覚えていませんが、たくさん飛んでいたのは本当のことです。マルハナバチもまだわかっていないことがあるのかもしれません。
ぼくは将来、何かの研究者になりたいと思っています。マルハナバチの研究をするかどうかはわからないけれど、乙女高原のぶなじいさんやマルハナバチに会いに行くのはとても楽しいです。しかさくが出来て、乙女高原が守られるのはとても良かったと思います。
乙女高原のことは忘れないと思うし、これからも行きたいです。
これでぼくの話は終わります。
最後まで聞いてくれてありがとうございました。
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2.【活動報告】●第13回 乙女高原観察交流会● 2月4日(土)
※参加された山本さんがレポートを書いてくださいました。
※同じ文章をブログに載せました。ただ、ブログには写真も掲載しましたので、より具体的でわかりやすいと思います。
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20170204
今日の観察交流会は天気に恵まれ、空に雲一つなく、金峰山の五丈岩や富士山がよく見えました。
ダム湖となった乙女湖は全面凍結していましたが、乙女高原の気温は、着いた時の温度計は3度でしたが、昼過ぎには9度まで上がっていました。
草原も半分ほどは雪が融けてしまっていて、調査したカヤネズミの巣も一部見ることができました。
今日の一番のハイライトは、帰りがけに琴川ダムの近くで観察したヤドリギでした。
林道下の斜面のズミの木に実をつけているものがあり、間近で写真を撮ることができました。
メンバーの一人がこの実は食べられるよと言って食べるのを見て他の人たちも味見してました。
渋くて甘い!
また遠くの鳥居峠広場の先の稜線の木に大きく杉玉のようなヤドリギが見つかり、近くまで行ってみようということになりました。
稜線を歩いて真下まで行くことができ、ブナの木にりっぱな大株が二つ、果実をつけているのを見上げて感動しました。
道の駅にもどってからも、何人かは万力公園に立ち寄って、笛吹川で水鳥を観察してから帰られました。
ヤドリギの果実を1つ持ち帰っていたので、内部を観察してみました。
果実は、黄色いフィルム状の薄皮で包まれていてそれをはがして中の白いゼリー状の実の部分をとりだしました。
このゼリー状のものが皆さんで味見された渋くて甘いもので、粘着性があります。
さらにゼリー状のものの中からタネを取り出してみました。
タネ自体もまた白い粘着物で覆われていて、この粘着力は非常に強く、引っ張るときわめて細い糸状に長~~~く伸びました。
この粘着力で鳥が排泄したタネが木に付着することが確認できました。
タネは一見黒いまだら模様に見えましたが、カッターで割ってみると内部まで濃い緑色をしており、白い粘着物がまとわりついてまだら模様に見えたのだとわかりました。
以下は参加された岡崎さんからメールでコメントをいただきました。
ヤドリギは凄かったですね。
諦めかけていた実が残っているのを見つけて・・・。
透明感のある実が宝石の様に目に飛び込んで来た時は嬉しくなりました。
その上、遥か彼方に丸い塊を見つけた時はやったー、絶対にヤドリギだと思いました。
そしてみんなでヤドリギの真下まで辿り着いた時は感動しました。
実を目の前で観察できたこと、試食までできたこと、まるで惑星の様な立派なヤドリギに出会えたことに感謝いたします。
また、ヤドリギのタネが混じった糞が木に付着していたものを写真に撮ることもできました。
たら〜りと粘る様子が観察できますが、量的にレンジャクなどの野鳥ではないのではと思います。
笛吹川では、フォーラムの後で見かけたカワアイサには会えませんでしたが、その時には出会えなかったカシラダカとアオジが今回見れて、短時間でも立ち寄れて良かったです。
他のメンバーからもメールをもらいましたが、その他にもジョウビタキ、エナガ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツグミ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、アオサギなども観察できたようです。
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3.【活動案内】●第12回 乙女高原観察交流会● 3月4日(土)
3月4日(土)9時
道の駅「花かげの郷 まきおか」に集合→相乗りで乙女高原へ
今年度最後の交流会です。
【乙女高原観察交流会の注意事項】
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
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4.【活動案内】 ●2016年度総会● 3月12日(日)
皆さん、ぜひご出席ください。
また、ここで世話人の任期が切れるので、新しい世話人を決めることになります。
世話人は立候補です。2年間、乙女高原のために骨を折るよ・・・という方、ぜひ立候補をお願いします。
【総 会】
日 時 3月12日(日)午後2時~(準備は1時半から)
場 所 山梨市役所牧丘支所2階
次 第
1.開会のことば
2.代表世話人あいさつ
3.議 事
①2016年度活動報告
②2016年度収支決算報告
③会計監査報告
④2017年度活動計画案
⑤2017年度収支予算案
⑥新世話人の承認
⑦新旧世話人のあいさつ
4.その他
5.閉会のことば
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