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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第371号
 2017.4.26.
 発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼ もくじ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】スミレハイキング 4月15日(土)
NEW! 2.【活動案内】ヤマアカガエル産卵調査② 4月29日(土)
NEW! 3.【活動案内】第18回遊歩道づくり 5月14日(日)
   4.【活動案内】乙女高原観察交流会① 5月14日(日)
   5.【活動案内】スミレハイキング   5月14日(日)
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0.【ニュースニュース】
●1.花たちの開花は遅れているものの、いよいよ乙女にも春がやってきました。気温が低めの日が多いせいか、遅れているだけでなく、咲いている期間が長いような気がします。前の日曜日には、林道のマンサクがちょうど満開でした。1カ月も花が楽しめています。
乙女への林道は冬季閉鎖が解除されたようです。ぜひ春を探しに乙女高原においでください。

●2.今年最後のヤマアカガエル産卵調査は次の土曜日・29日です。午前9時に「はなかげのさと」道の駅集合です。2016年の産卵初認は3月21日、15年は3月31日でしたが、2017年は4月9日でした。やはり春が遅れています。

●3.毎年恒例の「遊歩道づくり」。今年は5月14日(日)です。空気の澄んだ乙女高原で、気持ちのいい汗をかきませんか? もちろん「参加者」としての参加、大歓迎です。ですが、受け入れる側のスタッフは、毎年1つずつ年を取り、そして1人欠け2人欠け・・・。そんな状況を打破したいと思っています。ぜひ、スタッフに立候補してください! 受付をしたり、作業現場まで道具を運んだりと、その場でできる作業ばかりです。立候補してくださる方は、このメールに返信をお願いします。

●4.「遊歩道づくり」の午後は、もちろん「スミレ観察会」です。例年だと遊歩道づくりのときには、もう乙女高原のヒナスミレは花を終えている頃なのですが、春が遅い今年はどうでしょうか? ek s hにしていてください。講師はもちろん、「スミレ・ウォッチング」編集長の依田さんです。わざわざ小田原から来てくださいます。

●5.「乙女高原フェロー」がすでに始まっています。「遊歩道づくり」「草刈り」「フォーラム」を含め、
スタンプを10個集めて、グッズをもらいましょう! 詳しくはメールマガジンの前〃号を。
→http://fruits.jp/~otomefc/maga369.html

●6.次回世話人会は6月1日(木)、午後7時30分、山梨市役所牧丘支所です。牧丘郵便局の三叉路と牧丘病院の中間くらいです。会員であれば、どなたでも参加できます。ぜひご参加ください。

●7.乙女高原での催しではありませんが、神社の境内で自然観察と絵本の読み聞かせを楽しんじゃおうという欲張りなイベントの紹介です。4月30日10時から12時。笛吹市春日居町の山梨岡神社です。主催は「おはなしのへや もも」子ども向きのイベントですが,見学はオッケーです。
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1.【活動報告】 ●スミレハイキング● 4月15日(土)

※講師の依田 昇さんがレポートを書いてくださいました。

 4月15日(日)今年第一回目の乙女高原スミレ観察会を行いました。近年スミレもその他の山野草も顔を出すのが早くなる傾向の為、第一回観察会は早い時季に、それと過去に一度も行っていない早春に期待できる場所を選びました。そこはまだ車が通行止めになっている塩平から観察路登山口までを歩いて観察するコースです。
 午前9時,鼓川温泉駐車場に集合しました。今回の参加者は塚田さん、角田さん、渡辺さん、ファンクラブの井上さん、芳賀さん、植原さん、私と妻三枝子の8名です。
 車3台に分乗して塩平の通行止めゲートへ、そこから観察をスタート、この場所は春先山野草がたくさん出るところです、ところが今年はサクラがなかなか開花しなかったように自然界は遅れているようで山野草の姿が見当たりません。
 スタートしたもののスミレどころか道路の両端の雑草もほとんど芽を出していません、30分ぐらい歩き道路が大きくU字形に曲がって樹木が伐採されて太陽がふりそそいでいる広場に来ました、昨年ここでいくつかのスミレが見つかっていました、皆で探し始めると「スミレ見つけました」と声が上がりました、タチツボスミレ、アカネスミレが数株見つかりました。あと一週間ぐらい経てばたくさん見つかると思います。
 ここから観察路登山口までの間は、石垣の排水管から顔を出している「ど根性タチツボスミレ」が見つかったぐらいでした。例年、登山口付近で群生していたフモトスミレ等の姿はまだ出始めの葉とやっとわかる蕾だけでした、また昨年27番目として見つかったエゾアオイスミレも期待していたのですが、まだ芽も出していませんでした。5月に入るとここでもたくさん見ることが出来るでしょう。
 午前中の観察会を終了。スミレはタチツボスミレとアカネスミレしか観察できなかったのですが、植原さんが見つけてくれた、オツネントンボの観察と塚田さんがスミレ観察と合わせて最近始めたコケ研究のメモ帳と観察グッズはスミレ観察以上の盛り上がりがありました。
 昼食後、鼓川温泉駐車場まで戻り、午後用事がある植原さんと別れ、満開の乙ヶ妻枝垂れ桜を車窓に見ながら杣口林道に移動して、「山の神」の石碑がある所で観察を開始する。早咲きのヒナスミレも開花はまだ無理かと思い探し始める、山の神が助け舟を出してくれたのか「スミレのプリンセス」と言われる透明感のある淡紅紫色の楚々とした美しいヒナスミレの群落が見つかりました。乙女高原のスミレの代表格はサクラスミレですがヒナスミレも人気のある品種です、今日の観察会は午前中ちょっと心配しましたが、最後にヒナスミレに出会え少し肩の荷が下りました。
 自然観察会は何が起こるかわからないのが難しい反面楽しい事も待っていてくれます。 この後5月6月と3回のスミレ観察会を行いますので皆さんご参加ください。
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2.【活動案内】 ●ヤマアカガエル産卵調査● 4月29日(土)

 ヤマアカガエルの大人のメスは毎年1かたまりの卵を産みます。つまり、ヤマアカガエルの卵塊の数はその地域のヤマアカガエルの数を正直に反映しています。毎年の産卵塊数を調べれば、その地域のヤマアカガエルが増えているのか減っているのかがわかります。また、産卵の時期も調べています。それが毎年どのように変化しているかを調べ、たとえば毎年早くなっていたら温暖化の影響を疑う・・・といったこともできます。
 調査方法は、産卵時期に2週間おきに調査フィールドに出かけ、前回の調査日以降に産まれた卵塊の数を調べるというものです。そのときの気温や水温も調べています。

・今年で4年目となる調査です。
・午前9時 道の駅「花かげの郷 まきおか」に集合→相乗りで乙女高原へ向かいます。
・弁当・飲み物・観察用具等をお持ちください。
・乙女高原自然観察交流会も兼ねて行います。
・湿地を歩くので、できるだけ長靴を用意してください。
・この調査は環境省・(公益財団法人)日本自然保護協会共催の「モニタリング1000里地里山調査」の一環として行っているものです。調査マニュアルに沿って行い、調査結果を報告しています。

※今回が今年最後の調査となりますが、今年は春が遅いため、必要があれば後日も調査を行います。
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3.【活動案内】●第18回 遊歩道づくり●5月14日(日)

 古くなった杭を交換し,ロープを張り巡らし,遊歩道をはっきりさせます。ご家族で参加できる作業です。春の乙女高原で,いい汗をかきましょう。ただし,天気が悪いと寒いです。防寒具もお忘れなく。
 終了後,依田さんを講師にスミレ観察会をします。こちらも予定に入れておいてください。

■主催 山梨市 山梨県 乙女高原ファンクラブ
■日時 5月14日(日) 午前9時半から12時ごろまで ※スタッフは9時集合
 (少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします)
 (荒天の場合,21日・日曜に延期)
■集合 乙女高原グリーンロッジ前
■持ち物 べんとう,雨具,軍手。
 かけや(大きなトンカチ),なたなど道具がある方はご持参ください。
■服装 作業のできる服装(まだ寒いので,防寒の準備も)
■問い合わせ・申し込み先 山梨市役所観光課 電話0553-22-1111(代表)

※保険には主催者で加入します。
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4.【活動案内】 ●乙女高原自然観察交流会● 5月14日(日)

・13:00~15:30です。
・午前中は遊歩道作りのボランティア作業日です。
・お弁当を持参し、ぜひ午前中からご参加ください。
・「第7期 スミレ観察会その2」と兼ねて行います。

●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。

●今後の予定
5/14日13:00~15:30乙女高原自然観察交流会②&第7期 スミレ観察会その2 =今回
6/ 3土 8:30~15:30乙女高原自然観察交流会③&黄色いスミレハイキング
7/ 1土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会④&谷地坊主の観察会
8/ 5土10:00~14:30乙女高原自然観察交流会⑤&第15期マルハナバチ調べ隊2
9/ 9土 10:00~14:30乙女高原自然観察交流会⑥&第15期マルハナバチ調べ隊3
10/ 7土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑦
11/ 4土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑧
12/ 2土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑨&カヤネズミの巣調査
1/ 6土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑩
2/ 3土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑪
3/ 3土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑫
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5.【活動案内】 ●スミレ観察会その2● 5月14日(日)

★これまでに乙女高原で見つかっているスミレたちの一覧です。
★名前の最後の・・・スミレは省略。
★※は変種・交雑種。( )内は変種・交雑種の場合の、元の種名です。
★ここでいう「乙女高原」とは乙女の草原だけでなく、県が指定した「乙女高原の森」のエリアです。
 塩平や杣口から北、柳平の当たりまでが含まれます。小楢山や焼山峠も入ります。
★最後のキバナノコマノツメは「乙女高原の森」のエリア外での発見なので、番号は付いていません。
 それでも、こんなに狭い地域で30種類ものスミレが見られるのはすごいことだと思います。
★時期や標高、まわりの環境によって見られるスミレは違ってきます。
 今年は4回、スミレ観察の機会を設けました。ぜひ皆勤賞を目指してください。

01アケボノ 02アカネ 03エイザン 04ヒゴ 05サクラ 06※チシオ(サクラ) 07※シロバナサクラ(サクラ) 08スミレ 09マルバ 10ヒナ 11※シロバナヒナ(ヒナ) 12ミヤマ 13シコク 14タチツボ 15※シロバナタチツボ(タチツボ) 16※アカフタチツボ(タチツボ) 17ツボ 18エゾノタチツボ 19※オカ(アカネ) 20※シロバナエゾ(エイザン) 21※オトメ(タチツボ) 22※シロバナエゾノ(エゾノタチツボ) 23※アルガ(スミレ+サクラ)  24※フイリヒナ(ヒナ) 25フモト 26※フイリフモト(フモト) 27エゾアオイスミレ 28※ソラムキタチツボ (タチツボ) 29※キョナシタチツボ (タチツボ)  ●キバナノコマノツメ


【その1】スミレハイキング 4/15(土)・・・終了

【その2】スミレ観察会 5/14(日) 13:00~15:30・・・今回 ※自然観察交流会と兼ねて実施
・「遊歩道づくり」の午後に行います。
・集合は乙女高原グリーンロッジ
・参加費無料。クラブの予算で行事保険に加入します。
・ファンクラブ発行の「フィールドガイド・スミレウォッチング」をプレゼントします。
・講師は案内人で「スミレウォッチング」編集長の依田 昇さん。

【その3】スミレ観察会 5/20(土) 9:30~14:30
・集合は乙女高原グリーンロッジ
・参加費無料。クラブの予算で行事保険に加入します。
・ファンクラブ発行の「フィールドガイド・スミレウォッチング」をプレゼントします。
・講師は案内人で「スミレウォッチング」編集長の依田 昇さん。

【その4】黄色いスミレ・ハイキング 6/ 3 (土) 8:30~15:30
・集合は牧丘の道の駅「花かげの里まきおか」←注意!!
・参加費無料。クラブの予算で行事保険に加入します。
・車を乗り合わせて柳平北まで行き、そこから往復3時間ほど林道を歩きます。
・乙女高原自然観察交流会を兼ねて行います。
・黄色いスミレ・キバナノコマノツメの大群落が見られると思います。
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