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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン 第378号 2017.9.16.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼ もくじ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】草原のネズミ調査 9月03日(日)
NEW! 2.【活動報告】マルハナバチ調べ隊 9月09日(土)
NEW! 3.【活動案内】乙女高原自然観察交流会 10月07日(土)
NEW! 4.【活動案内】草刈りボランティアの準備と下見11月12日(日)
NEW! 4.【活動案内】草刈りボランティア 11月23日(木・祝)
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0.【ニュースニュース】
●1.先週金曜日(9月8日)、市観光課・乙女高原担当のお二人(藤原さん、山﨑さん)が乙女高原遊歩道の草刈りを終え、遊歩道沿いの植物を見ていると・・・アザミの花が「食われている」のを見たそうです。シカ柵が壊れていたら困るので、さっそくシカ柵の点検をしましたが、壊れていません。ですが、出入り口が1箇所開いていたそうです。
皆さん、1箇所でも、1回でも、シカ柵の出入り口が開いていて、その間に、シカが1頭でも入ってしまったら、シカ柵の効果は水の泡になってしまいます。乙女高原を訪れたら、乙女高原のシカ柵内に入ったら、入り口を絶対に絶対に閉め忘れないよう、お願いします。
●2.昨年の草刈りボランティアで,ススキの株の中に地上巣が見つかって以来、「乙女高原にカヤネズミ!!!」と、大盛り上がりだった我々ですが、徐々に!が?へと変わりつつあります。本当にカヤネズミがいるかどうかはっきりさせるために、草原内にわなをしかけることになりました(続きは→1)
●3.とにかく、今年は乙女高原のお花がすごいです(花の数というか量というか・・・)。広域シカ柵設置後2シーズン目を迎えていますが、ここ数年見ることのできなかったオケラやハバヤマボクチの花がいたるところで見つかります。また、セイタカトウヒレンやモリアザミの花も咲き始めました。シラヤマギクやゴマナも「こんなにたくさんあったっけ?」という感じ。マツムシソウもいっぱいです。そうそう、ファンの多いハナイカリやウメバチソウも咲き始めましたよ。秋の乙女高原にぜひおいでください。
●4.JR中央線・山梨市駅を降りてすぐのところにある「街の駅やまなし」
http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
ここで2016年4月から乙女高原の常設展示を行っています。9月10日に展示替えを行い、乙女高原展シーズン9「乙女高原の秋の花」を始めました。乙女高原に咲く秋の花のパネルを厳選して20枚展示しています。お近くに来た際に、ぜひお立ち寄りください。
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20170910
●5.乙女高原の草刈りボランティアは今年で18回(年)目。準備・運営するスタッフの平均年齢が毎年1歳ずつ上がっているのですから、たいへんです。メールマガジンをお読みの皆さんがスタッフの一員となって、一緒に「乙女高原の自然を守り・育てる」活動を支え、盛り上げていただけるといいなと思います。
たくさんの人が集まるイベントですから、準備をしっかりしておかなくてはなりません。準備の一環として、毎年、イベントの10日ほど前に「下見と準備の会」を行っています。今年は11月12日(日)午前10時から行うことになりました。内容は「のブナじいさんのふとんかけ」の準備として杭打ち、草刈りの区画を示すためのロープ張り、ロッジ内の掃除などです。これにも参加していただけると、非常にありがたいです(→4)。
●6.(再掲) 「乙女高原フェロー」がすでに始まっています。「遊歩道づくり」「草刈り」「フォーラム」を含め、乙女高原ファンクラブの活動に参加したらカードにスタンプを押してもらいます。スタンプが10個集まると、ステキな景品がもらえます。カードは乙女高原の活動で無料でお配りしています。詳しくはメールマガジン369号を。
http://fruits.jp/~otomefc/maga369.html
●7.次回世話人会は10月19日(木)、午後7時30分、山梨市役所牧丘支所2階の第4会議室です。会員であれば、どなたでも参加できます。ぜひご参加ください。
ちなみに、9月の世話人会の議事録は、ここで読めます↓
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20170914
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1.【活動報告】●草原のネズミ調査● 9月03日(日)
9月3日夕方、元麻布大学教授の高槻先生を団長とした乙女高原ネズミ調査隊員7人がロッジ前に集結しました。簡単な打ち合わせの後、草原内に入り、ネズミのわなをしかけました。わなの名前は「シャーマントラップ」。高槻先生が40個を調達してくださり、それを草原の中に10個ずつ並べて置きました。
並べる間隔は2~5mほど。場所を決めたら、わなを組み立てます。組み立てるといっても、折り畳んであるわながバネ仕掛けでシャキーンと自動的に細長い箱型に変形してくれます。入り口を開けて、それが閉じないようにロックし、中に、ネズミをおびき寄せるためのえさ(トンガリコーン)を入れます。わなの中にネズミが入り、床がちょっとでも沈むと、ロックが外れてドアが瞬時に閉まり、ネズミが閉じ込められるしかけになっています。
わなを置いたら、置いた場所が暗闇の中でも分かるように、反射テープを付けたポールを刺したり、蛍光テープをつけた洗濯ばさみをわなの真上の草に付けたりしました。
調査隊はいったん解散し、深夜11時に再度、乙女高原に集結。わなの点検に向かいました。点検は明朝の1回だけでもいいのですが、それだとかかったネズミを長時間わなの中に閉じ込めてしまうことになるので、深夜に一回、点検することにしたのです。ちなみにネズミがわなにかかっていたら、体長や体重を計測し、写真を撮って逃がす計画です。
真っ暗な乙女の草原の中に分け入り、40個のわなを探して点検したのですが、入っているネズミはいませんでした。残念。
翌日は月曜日だったので植原は失礼してしまったのですが、高槻先生たちは翌朝、点検とわなの回収を行い、ヒメネズミ1頭とハタネズミ2頭がかかっているのを確認されたそうです。
9月17日(明日!)、2度目の調査をする予定だったのですが、台風の接近に伴い、林道が閉鎖されてしまうことが判明。残念ながら中止となりました。この調査のリベンジをします。今のところ、期日は未定ですが、興味のある方は返信をください。日程が決まりましたらお知らせします。
なお、調査の様子は以下のブログでも紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20170903
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2.【活動報告】 ●第15期マルハナバチ調べ隊~初秋編● 9月09日(土)
9月9日、今年3回目のマルハナバチ調べ隊を行いました。参加者は11人。この日はちょうど東山梨地区の中学校の学園祭の日だったこともあり、参加者がいるのか不安でしたが、10人を超える参加者があり、ほっとしました。
ぼくはというと、いつも乙女高原でのイベントがあるときはそうであるように、朝7時ころにはもう乙女高原にいました。だって、せっかく乙女高原に行くのだから、できるだけ長い時間いたいからです。
そして、ゆっくり観察したり、マルハナバチの下見をするばかりでなく、データロガーのデータ(1時間おきに計っている乙女高原の気温)を回収したり、遊歩道のロープにかけてあるお花のカードを交換したりしました。9時ころになったら、アウトドア用のテーブルを出し、受け付けの準備をしたり、車の側面を利用して、パウチしたマルハナバチのパネルを磁石で貼り付けたりしました。即席の展示コーナーです。
さて、調べ隊が始まりました。初参加の方もいらっしゃいましたので、いつものように紙芝居から始めました。
そして、いよいよ草原の中に入り、ラインセンサス調査。ちょうど1時間かけて、いつものルートを歩きながら、マルハナバチを見つけては、どんな花に来たのか? そこで何をしているのか? 花粉団子をもっているか?など、行動を記録しました。
結果、1時間で31頭のマルハナバチが確認できました。
マルハナバチたちに一番人気があったのはノハラアザミの13頭。でも、13頭の内訳は、ぜんぶミヤママルハナバチでした。2番人気はタムラソウの11頭ですが,トラが4、オオが2、ミヤマが5と、いろいろなマルハナバチに好かれているようでした。
見られたマルハナバチで一番多かったのはミヤマの計25頭。トラは4、オオは2でした。いつもの年よりオオマルハナバチが少ない感じがしました。
お昼をはさんで、午後からはマルハナバチの待ち伏せ調査。15分を1ターンとして、参加者一人ひとりが自分で決めた花の前で待ち伏せし、訪れたマルハナバチの種類と行動を記録します。それを2ターン行います。
全員の結果をまとめ、花ごとに1時間換算で何頭のマルハナバチが来ていたかを計算しました。その結果、1番人気はタムラソウで、1時間当たり18頭のマルハナバチが訪れました。2番人気はシオガマギク・マツムシソウが同点で16頭、次はマルバダケブキ、ノハラアザミ、モリアザミ、ヤマハギが同点で12頭でした。
今年も無事、3回のマルハナバチ調べ隊が終了しました。この様子はブログでも紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20170909
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3.【活動案内】 ●乙女高原自然観察交流会● 10月07日(土)
■月 日 10月7日(土)
■集 合 午前9時 道の駅 はなかげの郷牧丘(国道140号沿い)
乗り合わせて乙女高原に向かいます。
■持ち物 弁当,水筒,あとは観察用具。標高が高いので十分な防寒着を用意してください。
■参加費 無料。
■乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
●今後の予定
10/07土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑦
11/04土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑧
12/02土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑨ & カヤネズミの巣調査
01/06土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑩
02/03土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑪
03/03土 9:00~ 乙女高原自然観察交流会⑫
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4.【活動案内】 ●草刈りボランティア● 11月23日(木・祝)
・日 時 11月23日(木・祝) 少雨決行。荒天の場合26日(日)
午前9時半から午後2時
・集 合 乙女高原グリーンロッジ
・持ち物 弁当,飲み物,軍手,雨具,おわん・はし(豚汁用),お持ちの方はかまなどの道具。
・参加費 無 料(主催者負担で保険に加入)
・内 容 草刈り,草の運び出し,ロープ回収,ゴミ拾い,キッズボランティア,豚汁作りなど
■草刈りボランティア 下見と準備の会■
11月12日(日)雨天決行 10時 ロッジ前集合。午前中で終了。
・内容 キッズのルート作り、草原の区割りのテープはり、ロッジやトイレの清掃等
・午後 せっかくですからお弁当を食べて、午後から乙女高原の自然観察というのはいかが?
■乙女高原の草刈りで、スタッフ・デビューを!!
今回で18回目となる乙女高原の草刈り作業は、乙女高原の女神様に守られているのか、一度も雨に降られたことがありません。また、自画自賛・我田引水かもしれませんが、行政(市・県)・市民(ファンクラブなど)・企業(田丸、ジェイチームなど)による理想的なパートナーシップ(協働)が機能しているイベントです。晩秋の高原で一日いい汗をかいてください。
多くの皆さんが「参加者」としてだけでなく、「参加者のお世話をする人(スタッフ)」として参加していただけたら、ありがたいです。
・スタッフの例(詳しくは事務局にお問い合わせください)
1駐車場係 →朝、車の誘導など(林道は緊急車両とゴミ収集車以外は駐車禁止)
2受 付 →朝、受付と班分け、資料と飲み物の配布など
3班の世話役 →各班の段取り。草刈り場所の提示。作業の進み具合を本部に連絡など
4キッズ班世話役→子どもたちをブナじいさんに誘導。作業の支援など
5豚汁係 →豚汁の調理。炊事用ゴム手袋等は支給します。
■ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんをかけましょう
今年も子ども向けのプログラム,やりますよ! ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんをかけます。毎年,保育園くらいの小さい子から小学校高学年くらいまでが参加しています。
※2012年の草刈りの様子を見ることができます。TBS『風の言葉』というたった2分のテレビ番組のユーチューブ動画なのですが、たった2分で乙女高原の草刈りの様子やその目的を上手にまとめていると思います。西島秀俊さん(テレビドラマ「MOZU」や「流星ワゴン」の主役)のナレーションもなかなかいいです。
http://www.youtube.com/watch?v=uJ2YOJSOMbI
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