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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第402号 2018.12.6.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼ もくじ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】草刈りボランティア 11月23日(金・祝)
NEW! 2.【活動案内】乙女高原自然観察交流会 2019年01月05日(土)
3.【活動案内】乙女高原草フォーラム 2019年02月17日(日)
4.【活動案内】乙女高原フェロー
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0.【ニュースニュース】
●1.草刈りボランティアが無事終了しました。個人的には仕事上でも大変な時期と草刈り準備の時期が重なってしまい、もうヘロヘロ状態でしたが、それでも当日を乗り切ることができ、ほっとしています。238人の参加者でした。(株)田丸の皆さんはゴミ収集車をなんと3台も持ってきてくださいました。その機動力のすごさ! バスの運行もスムーズでした。席がまだ10席ほど空いていて、もったいないくらい。子どもたちは「キッズボランティア」として、ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんをかける活動。一生懸命してくれました。お昼には、「乙女高原の写真屋さん」による本格的な集合写真、そして、おいしいおいしい豚汁。19回目の草刈りは天気に恵まれました。これで好天率は18/19です。いろいろと反省点もあります。来年もぜひ乙女高原でいい汗を流しましょう→1
●2.読売新聞山梨版にようやく(!)乙女高原自然観察交流会のルポが載りました。2018年12月2日の朝刊です。かなり大きな記事です。ぜひ読んでみてください。
●3.来年2月17日(日)の第18回乙女高原フォーラムのちらしが出来上がりました。テーマが「コケ」なので、全体の色調をモスグリーン※にし、コケの大きな写真を上半分に配置しました。ブナじいさんのすぐ近くで撮ったもので、コケの朔に水滴がついた瞬間を写した幻想的な写真です。欲しい方、また、フォーラムのPRに一肌脱いでいただける方、連絡ください。すぐに送ります(※モス=コケ)→3
●4.「コケ」フォーラムにちなんで、街の駅やまなしの乙女高原展の展示替えをしました。テーマは「乙女高原フォーラム」と「コケ」です。第1~18(今回)回の乙女高原フォーラムのちらしやポスターを一堂に集め、いままでのフォーラムを振り返るのがA面、乙女高原で見られるコケの写真を展示しているのがB面です。山梨市駅を出て、信号を渡ってすぐの建物です。お近くに来たおりには、お立ち寄りくださいね。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20181127
●5【再掲】「乙女高原フェロー」とは、簡単に言うと、乙女高原でのイベントに参加すると1つスタンプがもらえ、10こ集めると、ステキな景品(ステンレスのマグボトル)がもらえる・・・というポイントカードです。毎年、乙女高原フォーラムの席上で、ポイント10個たまった方に景品をお渡しします。10個集まった方は教えてくださいね。なお、参加したのにカードを忘れてしまったという方には、後からスタンプを押すこともできます。お気軽にお尋ねください。ちなみに、草刈りボランティアは、(高校生以上は)必ずゲットしなければならないポイントの一つです→5
●6.次回世話人会は12月20日(木)午後7:30から牧丘総合会館(=山梨市役所牧丘支所)で行います。世話人でなくても会員であれば、どなたでも参加できます。ぜひ、覗いてみてください。
●7.この「乙女高原メールマガジン」は、希望する方に無料で配信しています。ご希望の方がありましたら、お名前とメールアドレスを教えてください。なお、バックナンバーはすべて読むことができます。
http://fruits.jp/~otomefc/maga.html
でも、さすがにもう400号を超えているので、読みたい記事を探すのは大変だと思います。「検索する」というのも一つの手なのですが、メールマガジン0号(2000年10月)から268号(2012年3月)までを編集して一冊にした「乙女高原大百科」という本もあります。
http://fruits.jp/~otomefc/daihyakka.html
●8.乙女高原でのイベントではありませんが・・・笛吹市春日居町の山梨岡神社の境内とその裏山をフィールドに自然観察と絵本の読み聞かせを楽しむ「おおぞらの下のおはなし会」が開催され、ウエハラが自然観察の案内人を行います。12月9日(日)午前10時から12時半。集合は山梨岡神社です。主催・問い合わせは「おはなしのへや もも」馬場さん080-5046-9436。
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1.【活動報告】●草刈りボランティア● 11月23日(金・祝)
今年は晴天に恵まれました。それだけでも心の負担がぐっと軽くなった感じです。朝6時すぎには乙女高原に着いて、ゴミ収集車の駐車スペースにコーンを置くなど準備をしました。だんだん人が集まってきたので、ロッジの窓を開けたり、物置から使うものを運び出したりしてもらいました。そのうち、市や県のスタッフも来て、テントを設営したり、受付の準備をしたり。
8時半からスタッフの打ち合わせ。そして受付開始。全体の打ち合わせをした後、係ごとの打ち合わせをすればよかったと反省しました。スタッフが共通理解をしたり、疑問点を解決しておかないと、後から困ってしまいます。
バスも無事到着しました。でも・・・大変だったんですよ。仕方のないことですが当日の朝になってキャンセルされた方がいたり、途中、焼山峠からはスタッフの加々美さん、小林さんの乗った車に先導してもらいながら来たり。じつはバスの空席が10ほどありました。せっかくバス1台チャーターできたのだから、ちょっともったいなかったです。
参加者は238人。歴代5位の多さでした。受付でその人数を(様々な係・班に)さばくのですから大変です。じつは参加者の皆さんにお配りしているシールがその鍵となるアイテムです。シールには「手刈り班A-1」「手刈り班A-2」という感じで印字されているので、手元に残ったシールを見れば、どの班に今現在何人配属されているかが判るので、新たに受付された方には少ない班に入っていただく・・・といったことができるようになっているのです。それでも、多くの方がいっぺんに来られるので、受付はやっぱり大変です。
9時半に開会式が始まりました。お忙しい中、高木市長さんも来て、ご挨拶をしてくださいました。雲が一つもないいい天気でした。そして、いよいよ作業が始まりました。レンゲツツジが多いエリアは手刈りで、草原部分は刈り払い機で草を刈ります。
刈った草を運ぶのは、(株)田丸さんが持ってきてくださったゴミ収集車。刈り草だから、軽トラに載せて運ぶとしたら、かさばってしまい、大変です。ゴミ収集車なら圧縮して運べるので、とても便利です。今年も刈り草は、琴川ダムの残土処分場に運び入れてもらいました。
ロープ収集係は遊歩道のロープをひたすら外して、ロッジの庭まで運びます。万歩計がすごくかせげる係です。そのロープをロープ係がきれいに巻きなおして、ロッジの倉庫にしまいます。雨宮さんがロープを巻くのに使う杭を作ってきてくださいました。ロッジの前では、豚汁班がゴボウや白菜を切ったりして、おいしい豚汁を作っています。市から給水車を持ってきてもらったり、大鍋を用意してもらったりして、本格的に作ります。毎年、ゴボウと肉は藤巻さんからのプレゼントです。その横では看護婦資格を持つ三枝さんと町田さんがAEDなどを用意し、救護係として控えています。
キッズ班は、乙女高原の裏山まで行って、「ブナじいさんに落ち葉のふとんをかける」というキッズ・ボランティアに取り組みました。ブナの巨木「ブナじいさん」はとても条件の悪いところに生えています。そんなブナじいさんが少しでも元気になるよう、林道に降った落ち葉を集めて袋に詰め、それをブナじいさんまで運んで根元に敷き入れるという活動です。子どもたちが落ち葉がいっぱいの袋を運んでいる姿は、まるでブナじいさんにクリスマスプレゼントを運ぶサンタクロースみたいです。
昨年は、草刈りイベント初めての「中止・延期」で、計画通りできませんでした。だから、いってみれば2年越しの開催。となると、忘れていることも多く、反省点も軒並み多いです! 事実、たくさんの方から「ここはこうやったほうがよかった」といったご意見をいただいています。
このメールマガジンをお読みの皆さんも、忌憚のないご意見やご感想をお寄せくださいね。
さて、「今年はどうも本部がヒマだなー」と思っていたら、それもそのはず。本部に置いてあったトランシーバーは、どうもキッズ班としかつながっていなかったようなのです! 大失敗でした。でも、おかげさまで、今までで最高に静かな草刈りボランティアでした(!)。
そろそろ作業終了時刻です。最後のゴミ収集車に出発していただきました。そして、彼らが帰ってきたのを確認して、草刈りボランティア恒例、プロのカメラマンによる集合写真撮影を行いました。撮影するのは「乙女高原の写真屋さん」古屋さんです。これが来年の草刈りボランティア・ちらしになります。
写真終了後、「おみやげ」の袋をお配りし、次に豚汁をお配りしました。具だくさんで、おいしいおいしい豚汁でした。
閉会式をし、スタッフで片づけ。ぼくはというと、バスに乗ってきた方と、バスの出発までミニミニ観察会。夏の終わりに葉を広げ、冬の間(雪の下でも!)青々としているフユノハナワラビを見たり、「今が一番かわいくない時期です」という谷地坊主を見たりしてからバスに乗っていただきました。
そして、ロッジのホールで恒例の茶話会。一人一言ずつ感想等を言っていただきました。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。乙女高原の自然・乙女高原の生物多様性が保全されているのは、皆さんの作業のおかげです。毎年、草の成長した分を刈り取り、持ち出しているということは、毎年毎年、草原をリセットしているということです。だから、同じ景観が毎年見られているのです。リセットしなければ、草原は「成長」・・・というか「森という次のステップに進んで」しまいます。
皆さんが守った草原です。別の季節にも行ってみてくださいね。春はスミレがいっぱい。初夏には鳥たちの歌声がにぎやかです。夏には様々な花が入れ代わり立ち代わり咲くので、1週間違うと草原の色が違って見えるほど。また「3歩歩けば10種類の花に出会える」というくらい、生物多様性のホットスポットです。秋、夕日に輝き、秋風にたなびくススキの穂は海原のよう。そして木々の紅葉・黄葉。夏の間は同じような緑色なのに、この時期、すごい個性を発揮します。色も違えば、葉を落とすタイミングも違います。とはいえ、確実に季節は寒い時期へと向かっています。
冬は冬で、雪が降るとそれはそれで、楽しいことがいっぱいあるのですが、林道は通行止めになるし、そうでなくても道路は凍結し危険が増しますので、積極的にはお勧めしません・・・が、冬には冬の自然を観る楽しみがあります。
では、また、乙女高原でお会いしましょう。
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2.【活動案内】 ●乙女高原自然観察交流会● 2019年01月05日(土)
・日 時 12月01日(土)午前9時~午後3時ころ (小雨決行)
・集 合 道の駅 花かげの郷まきおか 9時
・持 ち 物 弁当・飲み物・雨具 その他、あれば観察用具
■乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※今年度の予定
終了①04月07日(土)集合:09:00・道の駅 兼:ヤマアカガエル産卵調査
終了②05月13日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:スミレ観察会
終了③06月02日(土)集合:08:30・道の駅 兼:黄色いスミレ観察会
終了④07月07日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会
終了⑤08月04日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
終了⑥09月08日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
終了⑦10月06日(土)集合:09:00・道の駅
終了⑧11月03日(土)集合:09:00・道の駅
終了⑨12月01日(土)集合:09:00・道の駅
【2019年】
⑩01月05日(土)集合:09:00・道の駅
⑪02月02日(土)集合:09:00・道の駅
⑫03月02日(土)集合:09:00・道の駅
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3.【活動案内】●乙女高原フォーラム● 2019年02月17日(日)
日 時 2019年 2月17日(日) 午後1時~3時30分
※スタッフ集合は11時半です。
スタッフにはお弁当を用意しますので,立候補される方は事前にご連絡ください。
※終了後、会場で講師を囲んでの茶話会をします。参加自由です。
場 所 山梨市民会館4階 401号室 ※駐車場は市役所跡地
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
定 員 ありません。どなたでも参加できます。事前申込み不要。
参加費 無 料
■フォーラムのテーマ・・・「コケの世界にようこそ」
あなたはコケを知っていますか? 「苔寺」「苔むした岩」などのコケです。乙女高原ばかりでなく、家の庭、コンクリートのすきまなど身近なところにもいっぱいです。都会から高山・極地と地球上あらゆるところに生育し、ときどき「緑のじゅうたん」となって地面や岩・木の幹をおおう姿が見られます。コケたちは体が小さく目立たないし、きれいな花を咲かせることもありません。乙女高原に自然観察しに来る人はたくさんいますが、コケをじっくり見ようという人はあまりいません。わたしたちもそうでした。
ところが、ルーペを使ってコケを見てみると、そこはまるで小さな森。いろいろな色や形があり、日によって季節によって見える世界が違います。今回のフォーラムでは、目立たないけど、乙女高原の大事な仲間である「コケ」にスポットを当てます。ゲストに藤井さんをお迎えし、コケとはどんな生きものなのか? コケはどんな暮らしをし、どんな一生を送るのか? コケは自然の中でどんな役割をになっているのか?-など、コケ観察の入門ともいえるお話をしていただきます。藤井さんは「コケはともだち」と公言しているコケガールです。藤井さんのお話をお聞きし、コケに目を向けてみましょう。
■ゲスト・・・藤井 久子さん
ふじい ひさこさん。兵庫県出身・在住。幼少のころから自然が好きで、やがてコケに魅了されるようになる。編集ライターという仕事のかたわら、全国各地でコケ観察会やコケ講演会でその魅力を伝えている。著書に『コケはともだち』(リトルモア)や『知りたい 会いたい 特徴がよくわかるコケ図鑑』(家の光協会)などがある。岡山コケの会、日本蘚苔類学会会員。
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4.【活動案内】●乙女高原フェロー●
乙女高原ファンクラブの活動(※)に参加してスタンプ10個集めると「乙女高原フェロー」と認められ、乙女高原フォーラムで記念品が贈呈されます。
乙女高原ファンクラブ会員がこの奨励制度に応募するには「フェロー制度参加証」を発行してもらい、裏面に「乙女高原スタンプ」を押してもらうことが必要です。
フェロー制度参加証の有効期間は発行日から3年間です。
参加証発行日以前に参加した活動については、2017年4月1日以降の活動に限り、かつ、発行日から過去1年間に遡り有効です。
※乙女高原ファンクラブの活動
・乙女高原フォーラムに参加すること(必須 ただし中学生以下は必須としない)
・遊歩道作りに参加すること(必須 ただし中学生以下は必須としない)
・草刈りに参加すること(必須 ただし中学生以下は必須としない)
・世話人会に参加すること
・スミレ観察会に参加すること
・マルハナバチ調べ隊に参加すること
・ヤマアカガエル産卵調査に参加すること
・自然観察交流会に参加すること
○メールマガジンや会報、ブログでお知らせした活動で、重複して参加できます。
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