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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第413号 2019.4.28.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼ もくじ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】ヤマアカガエル産卵調査報告 04月21日(日)
2.【活動案内】第20回 遊歩道づくり 05月12日(日)
3.【活動案内】「スミレの観察会」シリーズ
※乙女高原自然観察交流会の予定表※
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0.【ニュースニュース】
●1.乙女高原に向かう林道の冬季閉鎖が解除されました。乙女高原まで車で行けます。
(柳平の北、大弛峠に通じる道は、未だ通行止めです。ご注意ください)
●2.4月30日(祝・火)に予定されていました「高木市長さんと乙女高原を歩く会」ですが、天候不順が予測されるため中止となりました。残念ですが、次の機会を期待しましょう!
●3.乙女高原ファンクラブの会員には「普通会員(年4回の会報送付。総会への参加) 」と「サポーター会員(年1回の会報送付)」の2種類があります。今回の会報「乙女高原が好き1901号」は普通会員にもサポーター会員にもお送りしました。編集・印刷は事務局で行いましたが、会報を折って、封筒に入れ、切手をはり、ポストに投函する・・・という「会報発送作業」は加藤信子さんに行っていただきました。印刷された会報等を宅配便で加藤さん宅に送り、作業していただいたのです。会員の皆さんが会報を読めるのは、加藤さんのおかげです。ありがとうございました。
●4.4月21日のヤマアカガエル産卵調査ですが、井上敬子さんがレポートを書いてくださいました→1
●5.(再掲)遊歩道づくり・スミレ観察会のちらしを作りました。pdfファイルで公開しておりますので、ぜひ広めてください。よろしくお願いします。
・遊歩道づくり
http://fruits.jp/~otomefc/2019.5.12yuuhodou.pdf
・スミレ観察会
http://fruits.jp/~otomefc/2019sumire.pdf
●6.次回乙女高原連絡会議・世話人会は6月20日(木)午後7時半から市役所牧丘支所の相談室にて行います。世話人でなくても参加できますので、ぜひおいでください。
●7.おかげさまで大勢の方々が5月12日の遊歩道づくりのスタッフに立候補してくださいました。ありがとうございました。まだまだ立候補してくださる方を募集しています。よろしくお願いします→2
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1.【活動報告】●ヤマアカガエル産卵調査報告● 04月21日(日)
※参加された井上敬子さんがレポートを書いてくださいました。
4月21日、乙女高原へヤマアカガエルの産卵調査に行って来ました。4月6日の観察交流会では、卵塊は途中のカエル池に5腹あったものの高原の湿地には1腹しか見つからず、どうなるのかと気になっていたので、参加しました。
参加者は2人。金桜神社上の道路にアズマヒキガエルがいるのを植原さんが見つけ、車を止めて観察しました。冬眠から覚めたばかりなのか、全く動かず、体も痩せています。道の真ん中にいては危険なので、植原さんが道端に移動してやりました。
そして金桜神社上の湿地に寄ってみました。でも卵はなく、水も少なめでしたが、ビロードツリアブが飛んでいました。ハシリドコロやアブラチャンが咲いていて、キブシの房が長く垂れています。オオルリやミソサザイの声が聞こえ、だいぶ春めいてきました。
次に山の神の所に立ち寄ってみました。林道わきの斜面にヒナスミレがたくさん咲いていました。スミレのプリンセスの名の通り、上品なピンク色のかわいい花がたくさんありました。カタクリも数輪ですが咲き始めていました。
そしてカエル池と呼んでいるポイントです。観察交流会のときはオタマジャクシと卵塊がありましたが、今回はみなオタマジャクシになって泳いでいました。2週間前には全くなかったスミレもありました。アカネスミレ、タチツボスミレです。タチツボスミレは花が上を向いているソラムキタチツボスミレのようなものもありました。
しばらく行ったカツラの大木の所にも立ち寄りました。芽吹きで赤い色が遠くから見えました。コガネネコノメ、ツルネコノメ、ハネネコノメ、ヒメニラ、ヤマエンゴサク、マルバスミレ、ハシリドコロなどが咲いていました。ニリンソウはまだ地面から出たばかりのように小さいけれど花をつけていました。途中の林道で、バッコヤナギがきれいに咲いていたので、車を止めて写真を撮りました。
木道のある湿地でヤマアカガエル産卵調査をしました。やはり水が少なく、流れ以外の所には水があまりありません。植原さんがやっと1腹見つけました。
谷内坊主のある湿地で産卵調査です。林道から湿地に降りていくと、光った卵塊が見えました。2腹ありました。そして前回の調査で見つけた1腹も近くにありました。そこから上流に向かって、卵塊を探しましたが、見つかりません。奥の湿地にも卵はありませんでした。ヤマアカガエルはどこに行ってしまったのでしょうか。もう少し暖かくなったら、卵を産みに出て来てくれるのでしょうか。心配です。
湿地ではヒガラが水浴びをしていたり、ホオジロのまだあまりうまくないさえずりやアカゲラのドラミングもよく聞こえていました。
この日は暖かくて、草原でも15℃くらいありました。昼食後、森のコースを上がって草原を一周してみました。まだ日陰には雪が少し残っていました。草原にはキジムシロやヤマオダマキの小さな葉がでているだけでした。展望台では富士山が雲をかぶってぼんやり見えています。暖かい斜面にスミレがいないが探しましたが、まだ葉がでているだけです。キジムシロの黄色い花が2輪、顔を出していました。ツツジのコースのほうに回っていくと、ツノハシバミの雄花がたくさんぶら下がっていました赤い。雌花も咲き始めていました。草原をあるいていたら、植原さんがねずみの地上巣を見つけました。
少し早いですが、高原を後にして、塩平へ向かいました。自然観察路入口には、フモトスミレ、ヒナスミレが咲き始めていました。公家墓の所の木の下には、前回同様、杉の皮を細かく割いた塊りがたくさん落ちていました。誰のしわざなのか謎です。
大きなカーブの所にはシカの骨が落ちていました。まだ毛などが付いた部分もあります。開けた所なので、こんなところで、シカがどうして死んだのだろうかと思いました。
次に塩平のゲートの所で少し観察しました。ヒナスミレが咲いていましたが、少なかったです。イワネコノメがたくさん咲いていました。ハナネコノメは終盤でした。切り株にコケがたくさんついている上に、ドングリの殻がいくつかあります。これはリスの食痕でしょう。
塩平の集落では桜が咲いていました。色の濃いエドヒガンやオオヤマザクラかと思われるきれいな桜もありました。下っていくのにしたがって、新緑が美しくなり、いろいろな春を楽しめた一日でした。
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2.【活動案内】●第20回 遊歩道づくり● 05月12日(日)
古くなった杭を交換し,ロープを張り巡らし,遊歩道をはっきりさせます。ご家族で参加できる作業です。春の乙女高原で,いい汗をかきましょう。ただし,天気が悪いと寒いです。防寒具もお忘れなく。
終了後の午後からは,依田さんを講師にスミレ観察会をします。こちらも予定に入れておいてください。
※ちらしを作りました。Pdfはこちら
http://fruits.jp/~otomefc/2019.5.12yuuhodou.pdf
イベントがスムーズに進行できますよう、参加者のお世話等をするボランティア・スタッフに、ぜひ立候補してください。立候補いただける方はぜひ、ご連絡ください。
■主催 山梨市 山梨県 乙女高原ファンクラブ
■日時 5月12日(日) 午前9時半から12時ごろまで ※スタッフは9時集合
(少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします)
(荒天の場合,19日・日曜に延期予定)
■集合 乙女高原グリーンロッジ前
■持ち物 べんとう,雨具,軍手。
かけや(大きなトンカチ),なたなど道具がある方はご持参ください。
■服装 作業のできる服装(まだ寒いので,防寒の準備も)
■問い合わせ・申し込み先 山梨市役所観光課 電話0553-22-1111(代表)予定
※保険には主催者で加入します。
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3.【活動案内】 ●「スミレの観察会」シリーズ●
今年も「スミレの観察会」シリーズを開催します。スミレに特化した観察会を開催するのは9年目になります。乙女高原で見つかったスミレの種類は変種や交雑種を含めて、なんと30種類。とはいえ、一回の観察会で全部を観ることは不可能です。スミレの種類によって、開花の時期が違うし、好みの場所も違うからです。同じような姿かたちなのに、こんなにたくさん! まさに生物多様性そのものです。
ぜひ、1回だけでなく、複数回(できれば皆勤賞!)参加して、多様なスミレの世界を楽しんでください。
※ちらしを作りました。Pdfはこちら
http://fruits.jp/~otomefc/2019sumire.pdf
①5月12日(日)集合13:00乙女高原グリーンロッジ ~16:00 講師は案内人の依田さん。無料。
乙女高原自然観察交流会②を兼ねて。
※この日の午前中は「遊歩道作り」というボランティア作業。こちらにもぜひご参加ください。
②5月25日(土)集合10:00乙女高原グリーンロッジ ~15:00 講師は案内人の依田さん。無料。
乙女高原とその周辺でスミレを観察します。
③6月1日(土)集合8:30牧丘の道の駅 ~15:30 乙女高原自然観察交流会③を兼ねて。
1日かけて標高2000mほどのところに広がるキバナノコマノツメ群落を観察しに行きます。
キバナノコマノツメは黄色い花をつけるスミレです。
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■乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※今年度の予定
済①04月06日(土)集合:09:00・道の駅 兼:ヤマアカガエル産卵調査
②05月12日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:スミレ観察会
③06月01日(土)集合:08:30・道の駅 兼:黄色いスミレ観察会
(スミレの開花状況によっては前倒し実施するかもしれません。メールに要注意)
④07月06日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会
⑤08月03日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
⑥09月07日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
⑦10月05日(土)集合:09:00・道の駅
⑧11月02日(土)集合:09:00・道の駅
⑨12月07日(土)集合:09:00・道の駅
【2020年】
⑩01月04日(土)集合:09:00・道の駅
⑪02月01日(土)集合:09:00・道の駅
⑫03月01日(土)集合:09:00・道の駅
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