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 乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第432号   2020.3.19.
 発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼ もくじ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動案内】2020年度活動計画
NEW! 2.【活動報告】乙女高原自然観察交流会  3月07日(土)
   3.【活動案内】乙女高原フェロー
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0.【ニュースニュース】

●1.新型コロナウイルスの感染拡大の影響が止まりません。東日本大震災の時はファンクラブの総会を短時間でしたが行うことはできました。でも、今回はそういうわけにはいきませんでした。第一、会場として予約した市の施設は貸出中止です。4月の世話人会が開催できるかも心配です。出欠ハガキに「出席します」のチェックをしてくださった方と世話人の皆さんに総会の資料を送付し、確認していただきました。了承されましたので、年間活動計画等を公表します。2020年度も乙女高原と乙女高原ファンクラブをよろしくお願いします。

●2. 2019年度決算の概要を報告します。2019年度の収入は約60万円。対して支出は約81万円。21万円の支出超過でした。それに伴い約39万円あった2018年度からの繰越金でしたが、2020年度への繰越金は約18万円になってしまいました。2018年度のフォーラムが2月にずれ込んだので、支払いが19年度になってしまったこと、草刈りボランティア20周年を記念してマグネットステッカーや感謝状を作ったことにより、支出が多くなったことが原因です。なお、会計監査は駒田勝彦様・奥山永雄様によって無事に終わっております。

●3.【総会への提案その1】議事の「その他」で提案が二つありました。一つ目は遊歩道のルート変更です。
 2019年11月に山梨ロータリークラブの皆様により、谷地坊主看板を設置していただきました。それを生かすように遊歩道のルートを変更しようと、2月の自然観察交流会で現地視察しました(その様子はメルマ前号で)。遊歩道の様子を観察しているうちに、ルートをうまく取れば、課題となっている「駐車場から下に降りていくルートの土壌流失」をも改善できることがわかりました。了承していただきましたので、山梨県・山梨市にも提案し、賛同が得られれば、5月の遊歩道づくりで取り組みたいと思います。

●4.【総会への提案その2】二つ目は、鈴木さんと井上さんからの「活動の役割分担について」という提案です。
 活動が長く続いてくると、どうしても一部メンバーに業務が集中してしまう傾向があります。それを是正するための提案です。これは会の持続可能性を高める取り組みでもあります。ご協力いただける方を募集し、できることから少しずつ役割分担に取り組んで参ります。ファンクラブの『仕事』に協力できる方は、ぜひご連絡ください。
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1.【活動案内】●2020年度活動計画●

※ほぼ、昨年度と同じ内容です。今のうちにスケジュール帳にメモっておいてください。

①4月 4日(土)9:00~ 5期乙女高原自然観察交流会①・7期ヤマアカガエル産卵調査①
 定期的に行う自然観察。ヤマアカガエル産卵調査。9:00に牧丘の道の駅に集合し,乙女高原へ。

②4月19日(日)9:00~ 7期ヤマアカガエル産卵調査②
乙女高原でのヤマアカガエル産卵調査。9:00に牧丘の道の駅に集合。

③5月10日(日)9:30~12:30 第21回 遊歩道づくり 県・市と共催
 草原内の遊歩道づくり。集合は乙女高原グリーンロッジ駐車場。

④ 同日13:00~16:00 5期乙女高原自然観察交流会②・10期 スミレ観察会その1
 乙女高原でのスミレ観察。講師は案内人の依田さん。集合は乙女高原グリーンロッジ駐車場。

⑤5月23日(土)9:30~15:30 10期 スミレ観察会その2
乙女高原でのスミレ観察。講師は案内人の依田さん。集合は乙女高原グリーンロッジ駐車場。

⑥6月 6日(土)8:30~15:30 5期乙女高原自然観察交流会③・黄色いスミレハイキング
 キバナノコマノツメの群落を観察するハイキング。集合は牧丘の道の駅。

⑦6月28日(日)10:00~14:30 18期マルハナバチ調べ隊1
午前中はラインセンサス調査。午後は待ち伏せ調査。集合は乙女高原グリーンロッジ駐車場。

⑧7月4日(土)10:00~15:00 5期乙女高原自然観察交流会④・5期谷地坊主の観察会
 谷地坊主を作るタニガワスゲの観察など。 集合は乙女高原グリーンロッジ駐車場。

⑨ 期日未定 市内小学校の自然教室等への支援
 乙女高原でのインタープリテーション。場合により,学校等へ出張。

⑩7 月 未定 夏休み前の遊歩道の草刈り

⑪7月25日(土) 5期夏のボランティアガイド①
乙女高原案内人の活動。乙女高原に待機し,訪れた人にインタープリテーション。

⑫7月26日(日) 5期夏のボランティアガイド②

⑬8月 1日(土)10:00~14:30 5期乙女高原自然観察交流会⑤・18期マルハナバチ調べ隊2
午前中はラインセンサス調査。午後は待ち伏せ調査。集合は乙女高原グリーンロッジ駐車場。

⑭ 同日 5期夏のボランティアガイド③

⑮8月 2日(日) 5期夏のボランティアガイド④

⑯8月 8日(土) 5期夏のボランティアガイド⑤

⑰8月 9日(日) 5期夏のボランティアガイド⑥

⑱8月10日(月/祝) 5期夏のボランティアガイド⑦

⑲9月 5日(土)10:00~14:30  18期マルハナバチ調べ隊2
午前中はラインセンサス調査。午後は待ち伏せ調査。集合は乙女高原グリーンロッジ駐車場。

⑳10月3日(土) 9:00~ 5期乙女高原自然観察交流会⑦
9:00に牧丘の道の駅に集合し,乙女高原へ。

㉑11月7日(土) 9:00~ 5期乙女高原自然観察交流会⑧
9:00に牧丘の道の駅に集合し,乙女高原へ。

㉒11月 ?日 草刈り準備

㉓11月 23日(月/祝)9:30~13:00 第21回 乙女高原の草原を守る! 県・市と共催
 草原の草刈りイベント。藁撒きを継続。送迎バスの運行。

㉔12月 5日(土)9:00~ 5期乙女高原自然観察交流会⑨
9:00に牧丘の道の駅に集合し,乙女高原へ。

㉕1月 9日(土) 9:00~ 5期乙女高原自然観察交流会⑩
9:00に牧丘の道の駅に集合し,乙女高原へ。

㉖1月31日(日) 13:00~15:30 第20回 乙女高原フォーラム 県・市と共催
講演等。会場は夢わーく。テーマ・ 講師未定。

㉗2月6日(土) 9:00~ 5期乙女高原自然観察交流会⑪
 9:00に牧丘の道の駅に集合し,乙女高原へ。

㉘3月6日(土) 9:00~ 5期乙女高原自然観察交流会⑫
 9:00に牧丘の道の駅に集合し,乙女高原へ。

㉙3月 14日(日)14:00~17:00 2020年度 定期総会と座談会
 事業・予算の承認など。懇親を兼ねた座談会。世話人の改選。

これ以外に、年に8~9回の世話人会。
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2.【活動報告】 ●乙女高原自然観察交流会● 2020年03月07日(土)

※乙女高原案内人の井上さんがレポートを書いてくださいました。

 3月7日、新型コロナウィルスが世間を騒がせている中ですが、観察交流会は少人数だし、自然の中だし、ということで道の駅に集まった3人で乙女高原に向かいました。今回はヤマアカガエルの産卵調査も兼ねての観察会です。
 まず杣口の林道入口の小さな流れがある地点に寄りました。ここではもう5年くらいヤマアカガエルの卵塊は見ていないということで、やはり今年も卵は見あたりませんでした。次にカエル池と呼ばれる小さな池がある地点です。3月1日に植原さんが9腹確認したという卵塊はだいぶ広がっていて、オタマジャクシになりつつあります。卵を観察していると、下の方から鳥の鳴き声がしてきました。じっと見ていると、黄緑色のマヒワの群れです。池の上の灌木にしばらく止まって、また道路の下の方の木に移動して、にぎやかに鳴いていました。20羽くらいいたでしょうか。また、コガラが1羽水辺に降りて、水を飲んでいました。他にもカケス、コゲラ、エナガを見ることができました。林道の途中ではハンノキの雄花が赤く垂れさがっていたり、シラカバやカエデの枝先も赤くなっていて、春の気配が感じられました。

 焼山峠を過ぎ、木道の湿地帯でもヤマアカガエル産卵調査です。車のドアを開けると、ミソサザイの甲高いさえずりが聞こえていました。水辺に氷はほとんど見られませんでしたが、地面はまだ凍っているようで、硬い感じです。ここでは水の溜まっている所が少なく、卵は見られませんでした。植原さん曰く、水量も少ないけれど、水の流れている所がえぐれて深くなってしまい、以前には水が溜まっていたところに水が行かなくなってしまったのではないかとのことです。湿地が少なくなって、シカの糞が目につきました。ヤマアカガエルはどうするのでしょうか。どこか別の場所に移動してしまったのでしょうか。
 乙女高原に到着して、谷地坊主の湿地で産卵調査しました。こちらも卵はありません。まだ産卵の時期ではないのでしょうか。谷地坊主がぼうぼうの頭を並べている様子が壮観。気のせいか谷地坊主の背が伸びたようにも思われました。草原内に雪はほとんどなく、日影にわずかに残っているだけでした。
 枯草色の草原の中に、ところどころ小さな黒い土の小山ができています。中には細長く十文字のような形になった土の小山もあります。モグラの仕業のようですが、枯草の上に出てきたというよりは、雪が積もった中でトンネルを掘って、その土が雪解け後に枯草の上に残ったのではないかということです。草原のエボジ(方言で絵文字のこと?)というのだそうです。

 いつものように草原を展望台に向かって歩いていると、植原さんがネズミの地上巣を見つけました。15cmくらいのきれいにボール状になっています。探してみると入口があり、中に指を入れてみると、結構広い空間があります。子育てに使ったのでしょうか。他にも巣を2つ見つけました。展望台では富士山が雲の中にぼんやりと浮かんでいるのが見えました。日当たりのよい斜面にスミレがないか探すと、タチツボスミレのまだ小さな葉を見つけました。ヨモギ頭まで登ると南アルプスが木の梢ごしに見えます。白根三山や仙丈岳など真っ白でした。
 ロッジが見える草原上部から、草原の途中にある上部が枯れてしまっているモミの木の頂上部にキツツキが開けたけたと思われる穴を見つけ、あんなところに・・・と盛り上がりました。 朝は曇っていたのですが、青空が見え始め、春の日差しが暖かく感じられます。ロッジに下って、昼食をとりながら、これからのファンクラブの活動について話し合いました。その中で、自分のやってみたい活動を楽しくやっていくのがいいねというのが、心に残りました。乙女高原にはいろいろな材料があるので、いろいろな人がそれぞれに料理したら、さらにおもしろいことになるのではないでしょうか。皆さんもそんな活動に参加してみてはいかがでしょうか。
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3.【活動案内】●乙女高原フェロー●

 乙女高原ファンクラブの活動(※)に参加してスタンプ10個集めると「乙女高原フェロー」と認められ、乙女高原フォーラムで記念品が贈呈されます。
乙女高原ファンクラブ会員がこの奨励制度に応募するには「フェロー制度参加証」を発行してもらい、裏面に「乙女高原スタンプ」を押してもらうことが必要です。言ってみれば、スタンプ・カードです。

フェロー制度参加証の有効期間は発行日から3年間です。

参加証発行日以前に参加した活動については、2017年4月1日以降の活動に限り、かつ、発行日から過去1年間に遡り有効です。

※乙女高原ファンクラブの活動
・乙女高原フォーラムに参加すること(必須 ただし中学生以下は必須としない)
・遊歩道作りに参加すること(必須 ただし中学生以下は必須としない)
・草刈りに参加すること(必須 ただし中学生以下は必須としない)
・世話人会に参加すること
・スミレ観察会に参加すること
・マルハナバチ調べ隊に参加すること
・ヤマアカガエル産卵調査に参加すること
・自然観察交流会に参加すること

○メールマガジンや会報、ブログでお知らせした活動で、重複して参加できます。
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