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 乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第464号 2021.10.31.
 発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】10月24日の乙女高原  10月24日
   2.【活動案内】有志による草刈り    11月6日・23日
NEW! 3.【活動案内】乙女高原自然観察交流会 12月4日
NEW! 4.【活動案内】第20回乙女高原フォーラム 2022年1月30日
   ■乙女高原観察交流会
   ■「街の駅やまなし」乙女高原展
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0.【ニュースニュース】

●1.いよいよ今週末11月9日(土)9:00から今年の「有志による草刈り」がスタートです。「スタートです」と書いたのは、今年は9日と23日の2日間行われるからです。昨日、乙女高原に行ったら、すでに「島」の東側は草刈りが済んでいました。これは県の事業として刈り取られたもので、毎年、県には事前に草刈りしてもらっています。なぜかというと、事前に草刈りしておけば、当日、開始直後から刈り草をビニールシートに載せて、運んで、遊歩道等に敷き入れる作業が可能になるからです。「有志による草刈り」に都合がつく方は、ぜひ申し込んでください。このメールに返信で結構です。
 ちらし・・・のようなものを作ってみました→2
http://fruits.jp/~otomefc/2021kusakari.pdf

●2.会報『乙女高原が好き』の2103(2021年度の3号目)号が刊行されました。編集長は井上さん、印刷は三枝さんと芳賀さん、発送係は井上さん。なんと12ページにもなってしまいました。乙女高原には知らせたいこと、伝えたいことがいっぱいです。今回の会報は普通会員のみに発送しています。
 メルマ前号でもお知らせしましたが、会報は普通会員には年4回、サポーター会員には年1回お届けしています。どちらの会員種別も、入会金や年会費など経費負担はありません。お名前と住所(郵便番号も)、入会したい会員種別を教えていただければ入会手続きを行います。
 なお、会報は乙女高原ファンクラブのホームページからもダウンロードできます。
 最新号は・・・
http://fruits.jp/~otomefc/newsletter2103.pdf
 バックナンバーは
http://fruits.jp/~otomefc/gaiyou.html
http://fruits.jp/~otomefc/newsletter.html

●3.山梨市駅前の「街の駅やまなし」で乙女高原の常設展をしています・・・といっても、展示ボード1枚分ですけどね・・・。先週、コロナ禍でずっと控えていた展示替えを久しぶりに行いました。今回はシーズン27。テーマは「乙女高原のきのこ」。新作です。お近くに来た折には、ぜひお立ち寄りください。
 街の駅やまなしは・・・
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html

●4.コロナ禍で実施できなかった「第20回乙女高原フォーラム」ですが、先日の乙女高原連絡会議で開催の方向で準備を進めることになりました。「開催の方向で準備」なんて、奥歯にものがはさまったような言い方ですが、コロナ感染がどう転ぶか分からないので、このような言い方になってしまいます。
 講師は2年越しで鷲谷いづみさんにお願いしています。「20回目という節目のフォーラムは鷲谷さん!」とかなり前から決めていました。ご快諾いただきました。鷲谷さんの書かれた文章が小学校5年生の国語の教科書に掲載されていました。『サクラソウとトラマルハナバチ』というタイトルです。これだけでも、乙女高原と鷲谷さんのご縁を感じませんか? 霞ヶ浦ではアサザという黄色いかわいい花を咲かせる水草の保全活動に関わったりと、保全生態学の研究者でもあり、実践者でもあります。楽しみにしていてください。「リモート開催」ではなく、「ライブ」開催です。1月30日(日)の午後、夢わーくやまなし。ただいま、鋭意、ちらし作成中です→4

●5.「木地師」というのを聞いたことがありますか? このメルマでも20年前(!)の22号(2001.6.23)で取り上げています(『乙女高原大百科』でも487ページに掲載しています)。「森の中を渡り歩きながら、轆轤(ろくろ)という門外不出の高等技術(当時)を使ってお椀などを作っていた専門家集団」のことです。モンベルというアウトドアメーカーが出している月刊誌『岳人』の11 月号はこの木地師を特集していて、興味深く読んでいます。この中に、塩平から林道を少し入ったところにある、地元の人たちが「お公家さんのお墓」と呼んでいる菊の紋章の入った石碑のことも取りあげられていました。
 『岳人』11月号については・・・
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=0002111
 メールマガジン22号は・・・
http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/22.htm

●6.次回世話人会は乙女高原連絡会議と兼ねて、12月16日午後7時から山梨市役所牧丘支所で行います。乙女高原フォーラムについて、次年度のファンクラブの活動について、話し合う予定です。

●7.10月29日、山梨県立大学の「環境論」という授業の1コマをいただき、ウエハラがゲスト講師として乙女高原の活動について話をさせていただきました。リモート授業なので、授業を受けている70人の学生さんの顔を見ることなく、ビデオカメラに向けて話をするというのは、なんとも新鮮な感覚でした(去年もそうでしたが・・・)。この「環境論」の担当教授は乙女の草刈りにもご参加いただいたことのある箕浦さんです。
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1.【観察報告】●10月24日の乙女高原●  10月24日

 10月24日、朝早くから乙女高原へ行ってきました。林道途中の「カエル池」は底が湿っていましたが、湿っている程度で、水はありません。池復活のきざしはありません。来シーズンもヤマアカガエルは困るでしょう。
 運転中、何度かムラサキシキブの実の明るい紫色目に飛び込んできて、まぶしいほどでした。

 草原には9時前に着きましたが、全面枯草色。おなじカバノキの仲間ですが、シラカバとヤエヤマカンバの木は葉を付けていますが、ダケカンバはもう葉を落としていました。春はダケカンバはなかなか葉を付けませんから、ダケカンバだけ冬が長い感じです。
 今日は、草原内10か所に付けてある、ロープの植物解説板を回収しました。草原入口の一か所を除いて。あと、県の看板なども外しました。これでロープにつけた看板類はほぼないと思います。取った看板類はきれいに拭いて、整理し、ロッジにしまっておきました。

 枯草の原を歩くのですが、それぞれの「花の後」が面白くて、じっくり見たり、写真に撮ったり。
 風で飛ばされるタイプのたねが多いのですが、綿毛の構造が微妙に違っていたり、綿毛が集まっている姿がおもしろかったり。マルバダケブキの実は、まるで化粧で使うパフです。ノハラアザミやハバヤマボクチの綿毛は、たねからいきなり綿毛がたくさん生えていて、その綿毛の一本一本に枝がたくさんついています。秋の日に当たって、きれいに輝いていました。
 中にはそのまま乾いてドライフラワーになった感じの花もあります。ヤマハハコはその代表選手。オケラもそうなのですが、オケラはこれから葉が金属光沢を帯びてきます。秋がもう少し進んだら、きっと渋いオケラの姿が見られますよ。
 コオニユリやアヤメ、フシグロセンノウなど、細長いワイングラスのようになっている実は、強い風が吹いた時に、上からたねがこぼれるようになっています。コオニユリなんて、ワイングラスに縦にスリット(割れ目)が入っていて、そこにレースのカーテンを付けて風が入りやすくなっているという手の込みよう。
 ツルウメモドキの実はまだ黄色くて真ん丸でした。これがパカッと開いて、真っ赤な中身が出てくるのはいつごろでしょうか。おっとリンドウの花はまだ咲いていました。
 日陰の地面を見ると、霜が残っていました。相当冷えたんだと思います。

 森の中を歩くと、どうも明るいです。葉が落ちたから・・・でもなさそうです。むしろ、秋になって葉が薄くなって(?)、まるでステンドグラスを通して太陽の光が森の中に差し込んでくる感じです。ミズナラの葉を通すと明るい黄緑色に、ヒトツバカエデだと薄いレモン色に、ウリハダカエデだと木によって赤かったり、黄色かったり。森の中を歩くと、部屋によって印象が違っているみたいに、空気の色が変化してきて、その変化がとても楽しかったです。
 ミズナラのどんぐりも落ちていました。10 月上旬には、ロッジのミズナラの木の下を歩いて「今年は木の実は凶作かな」と思っていたのですが、たくさんのドングリを見ることができました。でも、一つ一つは小さいような気がします。

 帰りがけ、アスファルト駐車場まわりのゴミ拾いをしました。タバコの吸い殻がまとめて捨ててあるところがありました。こういうことをする人は、乙女高原に来てほしくありません。また、ロッジの中や物置に置いてあるものを黙って持って行ってしまうような人も・・・です。
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2.【活動案内】●有志による草刈り● 11月6日・23日

①11月6日(土)。雨天決行。
 ロープ外し、ロッジのそうじ、草刈り、遊歩道への刈り草の敷き入れ等

②11月23日(火・祝)。9:00乙女高原グリーンロッジ集合。15:00まで。
 雨天の場合28日(日)に延期。ロープ整理、草刈り、遊歩道への刈草の敷き入れ等

 残念ながら「イベントとしての」草刈りボランティアは昨年に引き続いて中止です。ですが、乙女高原の保全のためには草刈りは行わなくてはなりませんので、市や県のご協力をいただきながら、「有志」での草刈りは行います。有志とはいえ、保険に加入します。そのため、参加人数の概略を事前に知りたいので、できるだけ事前にお申込みください。このメールマガジンに返信で結構です。

 有志による草刈りです。開始・終了時刻はありますが、いつ来られても、いつ帰られても結構です。ご自分のご都合に合わせておいでください。

 焼山林道は塩平-焼山峠間でダンプ通行のため一時的に通行止めになることがあります。できるだけ杣口→柳平経由でおいでください。

●新型コロナウイルス感染症対策
・当日の朝、検温してください。発熱や風邪症状のある方は参加を見合わせてください。
・受付時に検温し、お名前と連絡先をご記入いただきます。
・原則、マスクの着用をお願いします。人同士の距離が十分に取れる場合は、マスクを外しても結構です。
・感染状況によっては「有志による草刈り」を中止する可能性もあります。乙女高原ファンクラブのホームページ等でご確認ください。
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3.【活動案内】 ●乙女高原自然観察交流会● 12月4日(土)

・日  時 12月4日(土)午前9時~午後3時ころ (小雨決行)
・集  合 道の駅 花かげの郷まきおか 9時
・持 ち 物 弁当・飲み物・雨具 その他、あれば観察用具

※昨年12月の交流会の様子はこちらから・・・
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/e/815fc6d5221218d47eb002f2a2652566

※一昨年前の12月の様子はこちら。氷華がいっぱい見られました。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/e/bab85c5f79b38f0e4f3dcfce4bf7ec00
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4.【活動案内】●乙女高原フォーラム● 2022年 1月30日(日)

日 時 1月30日(日) 午後1時~3時

※スタッフ集合は11時半です。
スタッフにはお弁当を用意しますので,立候補される方は事前にご連絡ください。

場 所 夢わーく山梨(予定) ※駐車場は市役所跡地
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
定 員 未定(コロナ感染状況による) 要事前申込み。
参加費 無 料

■フォーラムのテーマ・・・「未定(キーワードは環境パートナーシップ)」

■ゲスト・・・鷲谷いづみさん
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  ■乙女高原観察交流会■

●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。

  ※今年度の予定
済①04月03日(土)集合:09:00・道の駅  兼:ヤマアカガエル産卵調査
済②05月16日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:スミレ観察会(中止)
済③06月05日(土)集合:08:30・道の駅  兼:黄色いスミレ観察会
済④07月03日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会 ※大雨のため中止
済⑤08月07日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑥09月04日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑦10月02日(土)集合:09:00・道の駅
次⑧11月06日(土)集合:09:00・道の駅  兼:草刈り
 ⑨12月04日(土)集合:09:00・道の駅
【2022年】
 ⑩01月08日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑪02月05日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑫03月05日(土)集合:09:00・道の駅
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  ■「街の駅やまなし」乙女高原展■

●中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html

●今はシーズン27「乙女高原のきのこ」の展示をしています。乙女高原で春から秋に見られる代表的なきのこの写真パネルを展示しています。
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