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 乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第478号  2022.5.24.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】遊歩道づくり      5月15日(日)
NEW! 2.【活動報告】スミレ観察会2022その1 5月15日(日)
NEW! 3.【誌上討論】「乙女高原のスミレ観察会について」へのご意見
    4.【活動報告】第12期「スミレの観察会」シリーズ
    5.【活動案内】マルハナバチ調べ隊①  6月26日(日)
    6.【活動案内】谷地坊主の観察会    7月02日(土)
    ■観察交流会年間計画
    ■「街の駅やまなし」乙女高原展
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0.【ニュースニュース】

●1.もう10日も前のことになってしまいましたが、「遊歩道づくり」「スミレ観察会」ともに無事、終了しました。天候にも恵まれました。コロナも比較的落ち着いていて、両者とも参加者を「公募」して行うことができました。遊歩道づくりは山梨市・山梨県との共催・協働事業です。行政との絶大なパートナーシップのもと、74人もの参加者が一生懸命、乙女高原のために汗を流してくださいました。いろいろと反省点もあるかと思います。ご意見ご感想も含めて、ぜひお届けください。遊歩道づくり→1、スミレ観察会→2

●2.メルマ前号の「乙女高原のスミレ観察会についてのやりとり」にたくさんの反響がありました。高槻さんからの「スミレの(乙女高原での)新種や変種・交雑種を探すことにエネルギーを注ぐよりも、各種がどう生きているのかを観察することに注力した方がいいのではないか」という問題提起を発端に、自然を観察する上で大切なことについて議論したなあと思います。いくつかご意見を掲載しました。皆さんは、この件について、どう思われますか? →3

●3.「花と昆虫のリンク」調査の今年度第1回を5月28日(土) に行います。10:30頃に開始し、途中お昼を食べ、午後3時ころに終了する予定です。都合の悪い方は、途中で帰られても問題ありません。調査への参加を希望する方は、メールに返信をしてください。昨年度の調査の様子は以下のブログを。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/e/4abdd623b9a0bb2ee93c8ba27df06d0c

●4.今年度最後のスミレ観察会は、乙女高原を離れ、標高の高いところまでハイキングし、黄色いスミレを観察します。道中もいろいろな植物や鳥などが観察できると思います。歩くのは車一台が通れる程度の林道です(ゲートが閉じているので、めったなことでは車に会いません)。観察するのは道脇の草原であったり森であったりします。できるだけ踏み荒らしをしないよう気を付けましょう→4

●5.本日5/24、乙女高原に行ってきました。本当にたくさんのサクラスミレが咲いていて、うれしくなりました。うれしくなったので、「シカ柵内+富士ビューポイント」の全遊歩道を歩いて、遊歩道から左右2mの範囲に咲いている株の数(花の数ではありません)を数えてみました。いくつだったと思いますか?? ななんと、1681株でした! (これを基準に、乙女高原のサクラスミレが増えたか減ったかを考えればいいと思います)。ちなみに、乙女高原の遊歩道の総延長は1165m (この数字にはシカ柵から外の分もかなり含まれていると思われます) ですから、平均すると1mあたり1株以上の花が見られたことになります。
 …書き終わった後で読み直していて気が付きました。「1681」mって、おそらく乙女高原の草原ゲレンデのてっぺんの標高です。偶然の一致でしょうか。

●6.焼山林道(塩平➝焼山峠)経由で乙女高原に行こうと思っている方はご注意ください。大型ダンプ通行のため、時間によっては待たされることがあります。誘導員さんの指示に従ってください。

●7.2022年度第2回の乙女高原連絡会議兼乙女高原ファンクラブ世話人会は6月16日(木)午後7時から、山梨市役所牧丘支所の1階相談室です。ご都合の付く方は覗いてみてください。

●8.街の駅やまなしでの乙女高原展の展示替えをしました。シーズン30「乙女高原のスミレ・後編」です。イベントのちらしや入会パンフレットもあります。山梨市駅近くにおいでの際は、覗いてみてください。


※乙女高原ファンクラブ2022年度活動計画
➝ http://fruits.jp/~otomefc/2007schedule.html
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1.【活動報告】●遊歩道づくり● 5月15日(日)

 5月15日(日)、ほぼほぼ天気の心配はなかったので、そんなに早く出かける必要はなかったのですが、やっぱり気になって、早く行ってしまいました。そして、裏の物置やロッジの玄関から、かけや、ロープ、杭、作業用手袋、ペットボトル茶、救急セット、ゴミ袋などを出して、庭のベンチに並べました。
 そのうち、スタッフの皆さんが続々集まってきました。今回は乙女高原ファンクラブ会員でスタッフ立候補者は14名。県の職員4名、市の職員4名も加わりました。9時からスタッフの打ち合わせをし、今日一日の流れや受け付けの仕方などを確認しました。
 参加者の皆さんも続々と集まり始めました。今回は3年ぶりの「参加者を一般公募」しての遊歩道づくり。いったい何人が参加してくださるだろうと不安でしたが、ふたを開けてみると、スタッフも含めて74名もの参加者があり、本当にありがたかったです。いつも大所帯で参加してくださる山梨ロータリークラブの皆さん、株式会社田丸・田丸グリーン基金の皆さん。田丸グリーン基金からは、今年も多額の協力参加費をいただきました。ありがたいことです。数人の高校生の参加者もありました。県のご配慮で、高校にちらしを配っていただいた効果です。高校生の中には、このような環境ボランティア活動に興味がある人がたくさんいるんだなということが分かりました。頼もしい気持ちになりました。
 遊歩道づくりについては、事前に山梨日々新聞で大きく取り上げてくださいました。環境保全活動にとって、マスコミは重要なパートナーです。ボランティア・ボードも告知に活用しました。県内の全高校以外では、山梨市と甲州市の全小中学校にちらし配布をお願いしました。このような事前の取り組みがあって、当日を迎えたわけです。このほかにも効果的なPR方法がありましたら、ぜひ教えてください。

 さて、9時半から「始めの会」が始まりました。進行は市観光課長の土屋さんです。ご挨拶は共催3者を代表して峡東林務環境事務所長の伴野さん。市長の高木さんのメッセージを土屋さんが代読し、ウエハラが今日一日の流れと留意事項をお話しました。
 班ごとに分かれ、班長さんからの諸注意を聞き、必要な資材と道具を持って、森のコース、草原のコース、ツツジのコースへと進み、作業が開始されました。
 ロープはコースごとに違う色のビニールテープが付けられていたので、各コースに必要な長さは揃えられていたはずなのですが、計算通りにいかないのが世の常。途中、足りなくなって、「ロープ、取りに行きます」と志願くださった方が本部のロッジ前まで予備のロープを取りに来て、また自分の班に戻っていきました。みんなが待っていると思うと、自然と足早になっていきます。きっと疲れただろうなと思います。また、待っている方たちは、ロープが来るまでは仕事が足止めされてしまうわけですから、イライラしたかもしれないなと思いました。どの班も少しでいいので予備ロープを持って行った方がいいかもしれません。

 結局11時ころには全部終わってしまいました。皆さん、ご苦労様でした。終わりの会では、ファンクラブ代表世話人の角田さんがお礼のあいさつをし、三枝さんが諸連絡をしました。
 皆さんが張って下さったロープは、乙女高原の展示スペースでもあります。「現在地はここです」が分かる遊歩道マップや「虫や花を採らないでください。なぜなら…」「ロープの中に入らないでください。なぜかというと…」といった注意看板、その時期に咲いているお花を紹介するカードなどを結束バンドを使って吊るしています。乙女高原に来られたときは、これらを自然観察のお供にしてくださいね。
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2.【活動報告】 ●スミレ観察会2022その1● 5月15日(日)

 今回は「豪勢に」お二人のレポートを載せちゃいます。一人目は井上さん、二人目は角田さんです。

 【井上さんレポート~サクラスミレがいっぱい】
 今年も乙女高原にスミレの季節がやってきました。5月15日、午前中の遊歩道づくりが終わった午後、今年の第1回目のスミレ観察会が行われました。曇り空でじっとしていると寒いくらいの天気なので、早めにスタートしました。小学生の男の子も含めて14名での観察会です。スミレのパンフレットや観察記録用紙も配られて、どんな所にどんなスミレがあるのかもチェックできるようになっています。また、スミレにきている虫などにも注目していくことなども確認し、出発です。

 草原に入り、森のコースへ。早速、サクラスミレが目につき始めました。サクラスミレはスミレの女王と言われるだけあって、花も大きく、枯れた草原の中で紫色が目立ちます。森の中に入るとエイザンスミレが咲き残っていました。エゾアオイスミレはもう咲き終わって葉のみ。さわると毛深くてビロードのようです。林を抜けた斜面にはエゾノタチツボスミレがもう咲き始めていました。
 展望台では、曇っていて富士山は見えませんでしたが、いろいろなスミレが見られました。タチツボスミレ、アケボノスミレ、アカネスミレ、スミレ(マンジュリカ)が咲いていました。特に今年はアカネスミレがたくさん見られました。ほぼ咲き終わりのヒゴスミレもありました。小学生の男の子が教えてもらったスミレの名前をすっかり覚えていたのには驚きました。
 展望台から草原のコースを下り、ツツジのコースへ。遊歩道沿いや草原の中に、サクラスミレが咲いています。今年は例年になく、たくさんのサクラスミレが咲いていました。ブーケのような大株もあり、雪が積もって地面が湿ったためではないかとか、草刈りをていねいに行ったからだとか、それぞれ言っていましたが、何にせよ、嬉しいことです。

 ロッジ前にもどって、とりあえず中締め。参加者に感想を書いてもらい、おみやげのスミレのポストカードを選んでもらいました。乙女高原に咲くいろいろなスミレのポストカードに、目移りしながらも気に入ったものを選びました。

 この後、四季の森へ移動。すでに終盤ではあるもののミヤマスミレが見られました。タチツボスミレは葉に赤い筋が入ったアカフタチツボスミレもありました。ヒメイチゲも咲いていました。森の入口近くでは小さなニョイスミレもたくさん咲いていました。かわいいスミレです。
 美しいスミレやかわいいスミレをじっくり見たり、写真を撮ったりで、記録はあまりできませんでしたが、どんな場所にどんなスミレが多いのかは何となくわかってきたように思います。この日は曇り空のためか、スミレに来ている虫を見ることはできませんでした。いろいろなスミレ、特に美しいサクラスミレがたくさん見られて、とても楽しい観察会となりました。

【角田さんレポート】
 遊歩道づくりが午前中早めに終わりました。早めに昼食をして、スミレ観察会を行いました。
 観察会のお知らせでは13時から開始ですが、急に寒くなって来たので植原さんに13時から来る人を受付で待って頂き、私達は13時前に観察会に出発しました。講師は井上さん。出発前に植原さんからスミレのレクチャーが有りました。今回は森のコースからツツジのコース回ることにしました。

 草原のあちこちに、サクラスミレが例年より多く見られました。キジムシロの黄色い花、シロバナエンレイソウ、エイザンスミレ、マイズルソウ等が森のコースには咲いていました。サクラスミレも遊歩道沿いからたくさん見る事ができました。。草原にこんなにたくさんのサクラスミレがあったのかと驚いています。
 皆さんの話によると昨年は丁寧に草刈りをやったからと言ってます。特に三枝さんが丁寧に草刈り......実施。エイザンスミレの花はもう終わりであまり咲いていませんでした。大きな夏葉がたくさん有りました。来年が楽しみです。
 森を抜けた所に、シロバナエゾノタチツボスミレが咲き始めていました。渡辺さんが皆さんに解説して下さいました。
 富士山がよく見える展望台でアケボノスミレ、アカネスミレ、ヒゴスミレ(1株)、スミレ(マンジュリカ)の観察をしましたが、今年はスミレの数も数える事になり草原内に皆さん立ち入っての観察となりました。立ち入ることは考慮すべきか、観察方法を変えるべきか検討を.....。今度はツツジのコースを下って、スミレの観察をしながらロッジまで戻りました。なんとレンゲツツジの中にサクラスミレの群落をたくさん見る事が出来ました。これも事前準備の時に白樺、ダテカンバの小枝を切って遊歩道から中が見やすくなったからかな。

 フデリンドウが可憐な花を付け最後に、また訪れてよと言っているようでした。
 ロッジに戻りスミレの絵はがきを頂き、観察会の締めをして解散しました。
 解散後、有志で四季の森に移動、森の入口近くの斜面にサクラスミレが咲いていました。ミヤマスミレも少し見られました。タチツボスミレ、ヒメイチゲも咲いていました。次回のスミレ観察会(22日)が楽しみな場所です。
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3.【誌上討論】●「スミレ観察会について」へのご意見●

 メールマガジン前号に掲載した、高槻さんとウエハラのやりとりについて、多くの方からご意見をいただきました。いくつかご紹介します。

【山本さんからのご意見】
 スミレについて高槻先生とのやりとりを興味深く読ませていただきました。
 私も交雑種や変種に名前をつけて、珍しいものとして○○スミレ探しをすることには賛同しかねます。一番の理由は踏み荒らしの懸念です。希少種探しに気をとられて普通のものに気を配ることがおろそかになり、特に幼葉を踏みつけていることや共生菌を含めて土壌微生物を損傷してしまうからです。
 しかし、交雑や変種を見つけることには意味があるとも思っています。観察眼が高まることもありますが、交雑や変種が起きるのはどのような環境なのかを考察していくことは植生の多様性を理解することにも通じると思います。ポリネータ―の影響は、土壌の影響は、天候などによる花期の変化は、といったことは、それこそ高槻先生の言われる「各種がどう生きてるか」にもつながる意義のあることではないでしょうか。

【鈴木さんからのご意見】
 高槻先生と植原さんの誌上討論、とても興味深く拝読しました。以下思うままですが・・・
 「そういう変わり者を探すことに大いなるエネルギーを注ぐよりも、各種がどう生きているのかを観察することに注力した方がいいのではないか」
→僕自身もなんとなくですが、似たようなことを感じていました。確かに自分自身の知識力や好奇心が満たされることは楽しいのですが、観察会の目的としてはどうなのかと”?マーク”が頭の隅に浮かんでいる感じです。
 乙女高原の生物多様性や生態系を考えるという点で、各種の生き方に注目するというのはおもしろそうですね。ちなみに個人的には生物多様性を「森のにぎやかさ」、生態系を「いきもの同士のつながり」と呼んでます。(一般の観察会ではすんなり頭に入ってこない言葉ですよね)
 スミレに限ったことではありませんが、ファンクラブの裾野を広げられるような観察会が望ましいような気がします。そのような意味でも、「観察会が変わり者を探す『だけ』なのは良くないというか、もったいないと思った」という高槻先生の言葉には共感しました。

【井上さんからのご意見】
 高槻先生と植原さんのやりとりは私も興味深く読ませてもらいました。
 私は希少種さがしにエネルギーをそそいでいるつもりはなく、単純に乙女高原に咲くスミレを見たい思いで乙女高原に行っています。その中で、何となくどのスミレはどんな所に咲いているのかということがわかってきて、楽しいです。そして、めずらしいものが見つかったりすると、嬉しい気持ちになります。交雑種ができるのもいろいろなスミレがたくさんあるからなので、やはり乙女高原の多様性や豊かさを感じます。
 乙女高原にたくさんいる基本的なスミレについては、やはり何となくではなく、しっかり記録しておくことは、今後の変化を見ていくうえでも大切なことと思います。記録用紙もバージョンアップしましたね。ぜひ調査を続けていきましょう。いろいろやることが増えてきて忙しくなりそうですね。
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4.【活動案内】 ●第12期「スミレの観察会」シリーズ●

済①5月15日(日)乙女高原自然観察交流会②を兼ねて。参加者14名。

済②5月22日(日)乙女高原とその周辺でスミレを観察。参加者14名。

次③6月4日(土)集合8:30牧丘の道の駅 ~15:30 参加無料。
 乙女高原自然観察交流会③を兼ねて。1日かけて標高2000mほどのところに広がるキバナノコマノツメ群落を 観察しに行きます。キバナノコマノツメは黄色い花をつけるスミレです。
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5.【活動案内】●マルハナバチ調べ隊~初夏編● 06月26日(日)

 今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。

■日 時 6月26日(日) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)

※行事災害保険にはファンクラブで加入しています。

  【今後のマルハナバチ調べ隊】
盛夏編 08月06日(土) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで
初秋編 09月03日(土) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで

※時間やプログラムは6月の回と同じです。

※乙女高原ファンクラブでは年に3回ずつマルハナバチ調べ隊を行っています。
 初夏編 女王バチが見られる…かも
 盛夏編 たくさんの働きバチ
 初秋編 超レアなオスバチが見られる…かも
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6.【活動案内】●谷地坊主の観察会● 07月02日(土)

・日  時 7月3日(土) 午前10時~午後3時ころ (小雨決行)
・集  合 乙女高原グリーンロッジ前
・定  員 どなたでも30名
・参 加 費 無 料(保険料はクラブで負担)
・持 ち 物 弁当・飲み物・雨具 その他、あれば観察用具
・内  容 谷地坊主をじっくり観察し、それから谷地坊主の身体測定を行います。
      (昨年からどれくらい成長したかを調べます)

 【谷地坊主】
乙女高原の湿地に行くと、草の株がこんもり盛り上がり、「露天風呂に多くの人が肩までつかっている」ように見える場所があります。しかも、ただの人ではなく、長い毛がふさふさと伸びたゲゲゲの鬼太郎のよう。これを谷地坊主といいます。口や目を描くと、ゆるキャラみたいです。
たくさんのゲゲゲの鬼太郎が湿地の中に並んでいる光景は乙女高原では珍しくありませんが、こんなに多くの谷地坊主が見られる場所はそうありません。いくつもの条件が奇跡的に重ならなければ、草の株はこんな形に茂らないのです。
 2018年2月、山梨市の天然記念物に指定されました。
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 ■乙女高原観察交流会■

●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。


※今年度の予定

済①04月02日(土)集合:09:00・道の駅  兼:ヤマアカガエル産卵調査
済②05月15日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:スミレ観察会

次③06月04日(土)集合:08:30・道の駅  兼:黄色いスミレ観察会
 ④07月02日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会
 ⑤08月06日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
 ⑥09月03日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
 ⑦10月01日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑧11月12日(土)集合:09:00・道の駅  兼:草刈り準備
 ⑨12月03日(土)集合:09:00・道の駅

【2023年】
 ⑩01月07日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑪02月04日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑫03月04日(土)集合:09:00・道の駅
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  ■「街の駅やまなし」乙女高原展■

中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
→ https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html

現在、シーズン29「乙女高原のスミレ・前編」の展示をしています。乙女高原で見られる約30種類のスミレの半数を展示しています。
→ https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20220306
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