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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第494号 2022.11.24.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】延期になった草刈りボランティア11月23日(祝・水)
NEW! 2.【活動案内】第21回草刈りボランティア 11月27日(日)
3.【活動案内】第20回乙女高原フォーラム 2023年 1月29日(日)
4.【活動案内】乙女高原観察交流会 12月3日(土)
■観察交流会年間計画
■「街の駅やまなし」乙女高原展
●教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察
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0.【ニュースニュース】
●1.2年間、規模縮小でやってきたので、今年こそは「通常通り」草刈りボランティアをしたかったのですが、天気には勝てません。27日に延期です。参加申し込みをされていた方に、草刈り前日の22日に中止連絡をしたのですが、「27日はあいにくダメです」という方が多くいました。乙女高原の草原がピンチです。ご都合がつく方は、ぜひご参加ください→1、2
●2.来年1月29日に予定されている第20回乙女高原フォーラムのちらしが欲しい方、配布に協力してくださる方、ご連絡ください。送料無料でお送りします。保全生態学の第一人者、名著『サクラソウの目』著者の鷲谷いづみさんのお話が聞けるんですよ!!→3
●3.フォーラムは開催後、期間限定でユーチューブ配信する予定です。(1)フォーラムに(当日)参加希望の方にはユーチューブ配信の連絡もします、(2)当日参加はできないけれど、ユーチューブ配信(後日)の期間やアドレスを教えて欲しい方にもメールでお知らせします。(1)(2)ともに、以下のフォームから申し込んでください→3
https://docs.google.com/forms/d/1iOiE1arrRSDXeTsVpcvR4xNrcHXDbtiKygBO7U3LzzA/viewform?edit_requested=true
●4. (再掲) 街の駅やまなしでの乙女高原展シーズン33「草刈りボランティア」開催中です。なぜ、乙女高原で草刈りをするのか、いつから草刈りされてきたのか、草刈りボランティアでどんなことをするのか等をパネル説明しています。山梨市駅近くに来た際には覗いてみてください
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
●5.2022年度第6回の乙女高原連絡会議兼乙女高原ファンクラブ世話人会は12月15日(木)19:00から、山梨市役所牧丘支所の1階相談室です。ご都合の付く方は覗いてみてください。
●6.「月に一度、定期的に乙女高原で自然観察をしよう。イベントとしてではなく、賛同した人が手弁当で」という乙女高原自然観察交流会。他のイベントと兼ねて行うことが多かったのですが、12月から3月までの、残り4回は「純粋に」観察交流会です。この期間は冬季林道閉鎖のため、じつは、なかなか乙女高原まで行ける機会がないんですよ。ぜひご参加をご検討ください→4
●7.乙女高原の話題ではありませんが、ウエハラと地域のケーブルテレビ局「山梨CATV」とがコラボして作った番組「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」の最新話「第9話 ジョロウグモ2、どんぐり1」がユーチューブに投稿されましたので、お知らせします。ぜひご覧になってみてください。
https://youtu.be/6ThmCLwZQDo
●8.これも乙女高原の話題ではありませんが、ウエハラが笛吹市春日居地区の絵本の読み聞かせをしているグループと一緒にやっている観察会の案内です。いつもは神社の境内で観察しているのですが、今回はそのスペシャル版。お弁当を持って、神社の裏山に登ります。途中に石積み古墳があったりして、見所満載なんですよ。12月4日(日)9:30-13:30、少雨決行。小中学生10名。主催・問い合わせは「おはやしのへや もも」馬場さん080-5046-9436まで。
●9.これも乙女高原の話題ではありませんが、「軽井沢サクラソウ会議」では、軽井沢の圃場整備事業に関して、「その一部に、軽井沢の原風景が残る湿原生態系を残すエリアを作ってほしい」と署名集めの活動をしています。興味のある方、協力したい方は、以下のサイトをお訪ねください。
http://www.sakuraso.org/about_activity/matorihozen.html
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1.【活動報告】●延期になった草刈りボランティア● 11月23日(祝・水)
草刈り前日11月22日の午後、ズーム(パソコンでのテレビ会議システム)を活用して市・県・ファンクラブの担当者で話し合い、雨のため草刈りを中止・延期することを決定。延期予定の27日の段取りについても話し合いました。そして、それぞれ担当の中止連絡や中止事務・作業を行いました。自分はというと、ファンクラブ事務局に参加申し込みされた方に連絡したり、中止を知らせるメールマガジン号外を配信したり、ホームページに中止・延期を載せたり・・・。結構大変でしたが、当日の朝、現地で判断して対処するより、ずっと無理がなく、合理的、したがってミスも少なくなると思いました。
申し込まれた方全員に連絡できたとはいえ、心配だったので、朝、乙女高原へ行ってみました。ロッジの玄関にはすでに折り畳みテントなど準備の品々が運び込まれていました。市の担当の皆さんが運ばれたのだと思います。塩平の林道入口には「草刈り中止」の看板が立てられていました。県の担当の皆さんが立ててくれたのだと思います。車の中でただ待つのでは生産性がないと思い、雨具を着て、ロープを杭から外す作業などをしながら待つことにしました。結局、午前中いっぱい乙女高原に滞在しましたが、訪れる人は1人もいませんでした。安心しましたが、じつは、こんな日に来てくださった方のためにスペシャル・プレゼントを用意していたので、ちょっと残念でもありました。
ロープ外しをしてみて、きれいにとっくり結びされているところは、意外にスムーズに外せるんだなあと思いました。ちょっと怪しい結び方のところは、ロープの結び目が固まっていて、うまく外せなく、マイナス・ドライバーのやっかいになりました。
ロープの末端がきれいに処理されているところと、そうじゃないところがありました。もちろん、慣れていない人がやれば、うまくいかないのは当然で、それも含めてのボランティア作業ではあるのですが、うまく処理されているところなんて芸術的でさえありました。ロープの最後が見えないようになっていたり、次のロープと立体的につながっていたり。ロープとロープが芸術的につながれている箇所もありました。
そんな「ロープのお宝」を発見しながらのロープ外し、雨に濡れながらの作業でしたが、意外と楽しかったです。結構はかどりましたよ。草原のコースと森のコースはほぼ全部のロープを外すことができました。
そうそう。ロープの最後をシカ柵に結び付けている箇所がありましたが、これではシカ柵に余計な荷重がかかってしまい、よくないと思いました。遊歩道ロープはシカ柵の網目の間を通すようにするか、シカ柵の手前に杭を打って、そこを終点とするほうがいいと思います。
ファンクラブ備品の電動刈り払い機で草刈りもしておきました。充電式ですから、電池の活動限界までです。2つの電池で1時間でした。途中、ハッとしました。ネズミの巣らしきものを刈ってしまったのです。地上巣※なのか茎上巣※なのかわかりませんでした。草刈りは「はじから」「くまなく全部」刈っていくのですから、絶好の調査の機会と言えます。以降、注意しながら草を刈るようにしました。茎上巣は見つかりませんでしたが、地上巣を3つほど見つけました。そのうちの一つはススキ株の中央ではなく、ただの地面の上でした。
2020年の草刈りの折り、刈り払い機を使っていたどなたかが、茎上巣のあるススキを刈り残してくださいました。それを井上さんが「発見」されて、「これはどう見てもカヤネズミの巣!」と、いたく盛り上がりました。それが再来すると、楽しいのですが・・・。
お昼を過ぎたので、家に帰って、遅い昼ご飯を食べました。
※地上巣は地上に直径10cmほどの半球形に草が編み込まれている巣(球体の半分は地面の下)。「地面に草のおわんが置いてある」感じ。ススキ株の中に作られていることが多い。
※茎上巣は、同じく直径10cmほどの球形に草が編み込まれている巣。「ススキの茎の途中にソストボールがぶら下がっている」感じ。鳥の巣と間違えられることがある。山梨では河原のオギ、ツルヨシなどの群落で多く見つかる。茎上巣をつくるのは、カヤネズミのみとされている。カヤネズミは日本最小のネズミ
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2.【活動案内】●第21回草刈りボランティア● 11月27日(日)
●日時 11月
27日(日) 9:30~12:30
・23日が雨だったため。
・送迎車 なし
・キッズボランティア なし
・㈱田丸さんのパッカー車による草の搬出 なし
・草原での記念写真 あり 12:15ころの予定
・ペットボトル茶・作業用手袋の支給あり。
・鎌の貸し出し 可
・主催者で保険に加入します。
【おもな作業】
・遊歩道のロープを外し、整理して倉庫にしまいます。
・できるだけ草刈りをし、刈った草を遊歩道に敷き入れます。
【持ち物】
・飲み物。念のため雨具。標高が高く寒いので防寒着も。お持ちの方は鎌
・終わってから帰ると遅くなってしまいます。心配な方はお弁当を持参してください。
※刈り払い機をお持ちの方は、持ってきていただけると助かります。
【予定している作業手順】
0・スタッフは9:00集合で打ち合わせ
1・受け付けを済ませ、お茶や手袋を受け取る
2・来た人から作業を始める。まず、ロープ回収に取り掛かる
足腰不調の方などは無理せずロープ整理
3・刈り払い機の方は刈り払いを始める
4・ロープ回収が終わった方は歩道への草の敷き詰め
5・決まった時刻で仕事は終了させる(12:10)
6・記念写真➝おしまい(全員集まって、シメの話)
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3.【活動案内】●第20回乙女高原フォーラム● 2023年 1月29日(日)
日 時 2023年1月29日(日) 午後1時~3時
※スタッフ集合は11時半です。
スタッフにはお弁当を用意しますので,立候補される方は事前にご連絡ください。
場 所 夢わーく山梨(予定) ※駐車場は市役所跡地
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
参加費 無料 要事前申込み。 ※ユーチューブ「時間差」配信あり
■フォーラムのテーマ・・・「生態系スチュワードシップで草原を守る!」
気候危機に加えて生物多様性危機ともいうべき環境危機が進行する現代、日本ではまだあまり聞き慣れない「生態系スチュワードシップ」という言葉が欧米ではよく使われるようになり、地域規模から広域、地球規模までの自然環境の保全・再生の活動を支えている。地域ではそれらの取組は、SDG'sに掲げられている人類が現在抱えているさまざまな問題と関連させながら取り組むことが重視される。講演では、1930年代の生態学から生まれ、その後、自然、社会、科学の変化に応じて発展してきた「生態系スチュワードシップ」にもとづく草原・湿原再生を取り上げ、それを支える科学と倫理について紹介する。また、炭素貯留、災害防止、生物多様性の保全など「自然にもとづく解決法」の統合的実践に寄与する「自然再生推進法」を活用した自然再生の可能性にも言及する。
■ゲスト・・・鷲谷いづみさん
わしたに いづみさん。東京大学名誉教授。東京大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。専門は生態学。東京大学大学院教授、中央大学理工学部教授などを歴任。主な著書として、『さとやま―生物多様性と生態系模様―』、『生物多様性入門』、『実践で学ぶ生物多様性』(以上岩波書店)、『生態学-基礎から保全へ』培風館、『なっとく大学一年生の生態学』、『絵でわかる生物多様性』、『新版 絵でわかる生態系』(以上講談社)、『たねはどこからきたか』(山と渓谷社)など、最新の翻訳書として『生態学大図鑑』(三省堂)がある。
■新型コロナ感染対策のお願い
・事前の申し込みをよろしくお願いします。
申し込みは山梨市観光課(0553-22-1111代)への電話か、QRコードの申し込みフォーラムから。
・感染状況によっては、中止や規模縮小をするかもしれません。ホームページ等でご確認ください。
・発熱等かぜ症状のある方はご遠慮ください。
・マスクを着けてご参加ください。
・会場内は換気のため、窓を開けます。暖かい服装でご参加ください。
・入口で検温・手指消毒をさせていただきます。アレルギー等のある方はお伝えください。
・受付でお名前・連絡先等をご記入いただきます。万が一の場合、お知らせするためです。
・会場内では大声での会話はお控えください。
■ユーチューブでの動画配信について
・フォーラムの様子は地元のケーブルテレビ局・山梨CATVにより収録され、後日、放映されます。
・放映後、期間限定でユーチューブにより無料配信される予定です。
・㈱山梨CATV様のご配慮によるものです。同時配信ではありません。
・ユーチューブのアドレスは、追って乙女高原メールマガジン等でお知らせします。
・動画配信のアドレスや時期を知らせてほしい方はQRコードでお申し込みください。
※申し込みフォームのアドレス
https://docs.google.com/forms/d/1iOiE1arrRSDXeTsVpcvR4xNrcHXDbtiKygBO7U3LzzA/viewform?edit_requested=true
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4.【活動案内】●乙女高原観察交流会● 12月3日(土)
・日 時 12月3日(土) 集合9時。解散は午後2~3時ごろ。
・集 合 午前9時 道の駅 はなかげの郷牧丘(国道140号沿い)
・持ち物 弁当、水筒、観察用具。雨具、防寒着も用意してください。
・参加費 無料。
※いつもだと乗り合わせて乙女高原に向かいますが、コロナ対策のため、各自の車で向かうかもしれません。
【参考】2021年12月の観察交流会の様子
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20211204
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■乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※今年度の予定
済①04月02日(土)集合:09:00・道の駅 兼:ヤマアカガエル産卵調査
済②05月15日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:スミレ観察会
済③06月04日(土)集合:08:30・道の駅 兼:黄色いスミレ観察会
済④07月02日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会
済⑤08月06日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑥09月03日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑦10月01日(土)集合:09:00・道の駅
済⑧11月12日(土)集合:09:00・乙女高原 兼:草刈り準備
次⑨12月03日(土)集合:09:00・道の駅
【2023年】
⑩01月07日(土)集合:09:00・道の駅
⑪02月04日(土)集合:09:00・道の駅
⑫03月04日(土)集合:09:00・道の駅
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■街の駅やまなしでの乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン33「乙女高原草刈りボランティア」の展示をしています。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20221002
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●教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察●
ウエハラと地域のケーブルテレビ局「山梨CATV」とがコラボして標記の番組を作っています。放映後、局がユーチューブに投稿してくれています。10/4に3回目(=3rd season)のロケを行い、11/25から第10話「どんぐり2」を放映予定です(12/1まで毎日7:30-,13:30-,19:30- 山梨CATV-10ch「まるごと山梨市」内)。
◆3rd season「秋の自然観察」2022年10月4日、万力公園にて収録
・第9話 ジョロウグモⅡ、ドングリⅠ
https://youtu.be/6ThmCLwZQDo・第8話 ジョロウグモはゴールデン・シルク。網に2匹のクモ?!
https://youtu.be/r1KxjyLTKfE
◆2nd season「夏の自然観察」2022年7月20日、万力公園にて収録
・第7話 蜜を盗むハチ!? 透明な虫?!~イチモンジカメノコハムシ
https://youtu.be/f0jUvRVf2Ig
・第6話 木の蒸散作用の実験、つる草実験~スズメウリ
https://youtu.be/tNHEHiINFK0
・第5話 スズメバチに出会ったら、樹液レストラン~カナブン
https://youtu.be/p9pMHZ_wXO4
◆1st season「春の自然観察」2022年5月13日、万力公園にて収録
・第4話 オニグルミ~頼りになる樹名板~まとめの話
https://youtu.be/8ua4r62y8zg
・第3話 葉っぱ一枚をじっくりスケッチ~ユリノキ・エノキ
https://youtu.be/k3-kDrFC9Ic
・第2話 アカマツに赤い実!?~マツグミ
https://youtu.be/m_o1j1kxQU8
・第1話 プロローグ~万力代表アカマツ
https://youtu.be/HVMMHTg6Sxw
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